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おすすめのクッカーは使い手次第?素材の特徴と選び方を解説します

クッカーは形・素材・セット内容で決めるのが定石。昨今では焦げ付き防止やハンドル取り外しなどの機能が付いた便利なクッカーが増え、最初の1つを選ぶことが悩ましくなりました。 選び方を解説し、おすすめのクッカーをご紹介します。
おすすめのクッカーは使い手次第?素材の特徴と選び方を解説します

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クッカーはキャンプだけでなくアウトドア全般に使える料理の要。近年では災害時用の防災グッズとしても需要が増えてきたおかげもあって、多様なクッカーが増えました。

選択肢が多いことは有難いですが、初心者が最初の1つを選ぶには少し難しい状況だと思います。

今回は、未経験の方でも分かりやすいようにクッカーの選び方についてまとめました。

クッカーの選び方

多様にあるクッカーを選ぶことは一見手間のようにも感じますが、そこまでややこしい知識は必要なく、3つのポイントを抑えるだけで自分にあったクッカーを簡単に見つけることができます。

「どこに目を向けてクッカーを選べば良いのか?」3つのポイントに絞り一緒にチェックして行きましょう。

型を選ぶ

クッカーには深型と浅型、四角や円形といった形のものがあります。特に難しく考える必要もなく、作りたい頻度の高い料理に合わせて選ぶのが賢い選び方です。

例えば、野菜炒めのような野菜たっぷりの嵩張る料理を作りたいのならば浅型よりも深型の方がおすすめですが、肉を焼くのみなら浅型にしてコンパクトさを取るのも良い考え方です。

セット内容で選ぶ

クッカーは基本的にセットになっており、フライパンや鍋など何種類かの型がスタッキングされた状態で販売されています。

種類が豊富にあれば場面によって使い別けることができるというメリットもありますが反面、管理が面倒でスタッキングに手間がかかるデメリットにもつながります。

フライパン・鍋・飯盒・ケトルなど、自分に必要なものとセット内容を照らし合わせながら選ぶようにしましょう。

素材で選ぶ

型とセット内容がきまればクッカーの素材選び。ここがクッカー選びの重要なポイントで、素材によって得意な使い方と不得意な使い方が存在します。

例えば、カレーや鍋などの煮込み料理が得意で使いやすいと思われる素材でも、炒め物になると焦げ付きがひどく手入れが大変なことになることも。勢いだけで選ばず素材については必ずチェックするようにしましょう。

クッカーに使われている素材で選ぶ

クッカーで使われている素材は今のところ、チタン・アルミ・ステンレスの3種類。クッカーのジャンル外ではありますがキャンプ用の調理器具には鋳鉄製のものもあります。

素材によって一長一短、一概にこれが1番という素材はなく、場面によって使い分けるのが上級者の手法です。

具体的にどの素材がどんな場面に最大のパフォーマンスを発揮するのか、素材の特徴とおすすめの使い方についてご紹介します。

強度が高いチタン

チタンは熱伝導率が悪く局部的にしか熱がいかないため、焦げ付きやすいことで有名な素材です。

コストが高いことでも知られていますが、その理由は丈夫さと軽さにありクッカー素材の中ではピカイチです。

軽くて丈夫、メンテナンスも最小限に抑えられるため登山者が愛用する素材です。多少の保温力もあるためお湯を沸かしたりコップとして使うことに優れています。

コスパ重視ならアルミ

数あるクッカーの中で最も多く出回っているアルミ素材。熱伝導率が良く、炒め物から鍋料理まで様々な料理に対応することができます。また価格も安く手に入りやすいため、初心者が最初に選ぶ素材としても人気の高い素材でもあります。

デメリットは強度が弱く変形しやすいことと錆に弱いことがあげられ、高火力で熱し続けると溶けることもしばしば。汚れやキズ、へこみも可愛らしさと捉えることができればある程度長くは使えるクッカーです。

手入れがしやすいステンレス

ステンレスは家庭用のフライパンに使われていることの多い素材。熱伝導率が悪く焦げ付きやすい特徴がありますがフライパンのように焦げ防止の加工がされてあるものが多く、クッカーによって使いやすさがまるで違います。

ステンレスは鉄にクロムを含ませて作られたもので錆に強く手入れをあまり必要としないため、ずぼらな方でも安心の素材です。

重いものが多いのがデメリットですが、保温力が高いため鍋や煮物料理をすると長時間温かいままで楽しめるメリットがあります。

おすすめのクッカー10選

クッカーは形と素材で選ぶと解説しましたが、その中でも焦げ付き防止や収納がコンパクトになる機能性クッカーなど、細かく分類すると無数に広がります。最初の1つが選びやすいよう、人気で定評のあるクッカーを厳選し、おすすめをまとめました。

Coleman アルミクッカーコンボ

アルミなのにタフさが売りのColeman「アルミコンボクッカー」。鍋・飯盒・フライパンに続きザルや計量カップもついたお得なセットで、注目のポイントはハンドルが着脱式なところです。

2~3人で使えるほどの大きさながらも、ハンドルが外せることでコンパクトな収納が可能になっています。

アルミ素材で丈夫さを出すために重量が重くなっていますが持ってみると安心の重量感。知らない人はいないColemanだからこその安心が感じられます。

パックアウェイ クッカーセット

ソロキャンプに使いたい方はこちらのセットがおすすめです。鍋や飯盒などの嵩張るアイテムを除き、フライパンと1人用鍋のみがついているクッカーセットです。

焦げ付き防止のノンスティック加工が施されているため炒め物にも安心して使えます。

CAPTAINSTAG フィールドシェフクッカーセット

「金物の町」新潟県燕三条で作られている、「フィールドシェフクッカー」。ステンレス鋼を使用した20cmと16cmの鍋、バスケットとフライパンがセットになった収納バック付きクッカーです。

黒皮鉄板使用のこちらのクッカーは、丈夫で高温調理にも対応が可能。高火力にあげた焚き火での調理でも難なくこなすことができます。フライパンの持ち手が取り外し式の木製ハンドルなのも魅力のポイントですね。

スタンレー ベースキャンプクックセット

機能性の高い水筒やコップで一躍注目を集めた「スタンレー」のクッカーセット。

クッカーだけでなく料理に必要なまな板・フライ返し、食事に必要なスプーンやフォークといったカトラリー類まで揃っているのでこれさえ持っていれば調理~食事までを楽しむことができます。

洗浄後の水切りや食器乾燥棚、シリコン製トライペッドなど使い勝手の良い家族向けクッカーセットです。

MSR 4人用クックセット

登山ブランドとして人気の高いMSRから販売されているファミリー向けのクッカーセット。登山好きからの人気の高いブランドなだけに、コンパクトな収納サイズでありながらマグカップやお皿までスタッキングされている高品質アイテムです。

熱伝導率の高いアルミ素材でありながら、焦げ付き防止のノンスティックとデュラライト加工という特典付き。多少コストが高くはありますが長く使えるバランスの良いクッカーですね。

trangia ラージメスティン

「ゆるキャン△」をきっかけに一時、爆発的な人気を誇ったメスティンは今では定番のソロキャンプクッカーとして知られることに。シンプルなデザインのアルミクッカーで、熱伝導率が良く「粒だった米が炊ける」と定評があります。

デザインがシンプルなだけに、スタッキング能力も高め。人によっては中に調味料とバーナー、お米を入れておきキャンプ場についたら収納してある食料と道具で料理をするといった使い方をします。

大人気キャンプアニメ「ゆるキャン△」のデザインが施されたオリジナルのメスティン。ファンの間から絶大な人気を誇っており、メスティンの機能性をそのままに可愛らしい見た目を楽しみながらご飯を堪能することができます。

エバニュー チタンクッカー

軽くて丈夫なチタン素材で作られた耐久性抜群のソロ用クッカーセット。シンプルなデザインとセット内容なので難しいスタッキング技術も必要なく、頑丈さゆえに安心した使い心地のあるクッカーです。

軽量さとコンパクトさを重視したい方、登山での使用も考えられている方におすすめしたいモデルです。

スノーピーク チタントレック900

キャンプ界の最高峰「スノーピーク」が手掛けるこちらのクッカーは名前の通り、チタン素材で作られています。

カップラーメンや煮込み料理がしやすい深型が2つ付いており、1つは鍋料理、1つはご飯といった同時に2つの料理が楽しめるセット内容となっております。

堅牢でコンパクト、耐久性が保証されている長く使いたい方におすすめのクッカーです。

よこやま ツーリングクッカーセット

コスパが良く豊富なセット内容のクッカーを求めている方におすすめしたいのがこちらのクッカーセットです。コストが非常に安いのにもかかわらず、鍋とフライパンが2つずつ付いてきます。

他にも、折りたたみ式のお玉やフライ返しがついているので、炒め物や鍋料理も問題なく行えます。

クッカーは使ってみないと分からない

長く説明しましたが、クッカーは使ってみない事には自分に合っているかどうか分かりにくいものです。

最初の1つに長く悩むよりまずは手の出しやすいアルミ製あたりから選び、そこから色んなクッカーに挑戦してみるのがおすすめの方法です。

調理器具に悩まれているのであれば、クッカーだけでなく鉄製のスキレットなどもおすすめですので気になる方はぜひ調べてみてくださいね。

こちらの記事では、簡単に作れるおすすめのキャンプ料理について紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。

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こーき /
ビギナーズ編集部 ライター

自然と焚き火を愛する男、旅火人ライターこーきです!日本半周ツーリングキャンプ経験者。ブッシュクラフトアドバイザーの資格を持っています。キャンプとナイフと焚き火の事ならお任せください。

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