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ドラム初心者が知っておくべき基礎知識と上手くなる練習方法
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ドラムセットの特長についてと初心者のためのおすすめの練習方法について、最後にドラムの種類と選び方についてご紹介していきます。
ギター、ベース、ボーカル、ドラムの構成でよくバンドが結成されますが実際、ドラムってあまり魅力的に感じられない風潮があるように感じます。
しかし、ドラムが無ければそもそも曲のリズムを取ることができずテンポが統一されていない曲に仕上がってしまいます。
ドラムは縁の下の力持ちとして音楽には欠かせない楽器のひとつなのです。
それではまず、ドラムセットの各名称について見ていきましょう。
目次
ドラムにはそれぞれ役割がある!ドラムセット各名称について
バスドラム
ドラムセットの中で一番大きなドラムで床から垂直に設置するのが特徴でキックペダルを用いて音を出します。低音の領域の音を出すことができ、リズムを取るのに一番重要なドラムです。
スネアドラム
左手の手元にあるドラムで様々なリズムをバスドラムと合わせて奏でることができます。使用頻度も高く、重要な役割を担っています。中音域の音を出すことができます。
タムタムとフロアタム
スタンドがついたドラムでバスドラムの次に低音域の音を出すことができます。真ん中に設置されているタムタムと合わせる事で多彩なメロディを生み出す際に使用します。
ハイハットシンバル
ビートを刻む際にはスネアとバスドラムに加え、ハイハットシンバルが重要でドラムをする上で必ず必要なものの1つです。スタンドのペダルを使うことでオープン/クローズなど音を変えることができます。基本的に左足のそばに設置します。
ライドシンバル
ライドシンバルはクラッシュシンバルと違い厚さが厚く、大きな音は出なく、盛り上がりの展開などでハイハットと同じようにビートを刻む際によく利用されます。
クラッシュシンバル
クラッシュシンバルは派手な音を出したいタイミングで叩く事で曲を盛り上げる役割を担います。2種類のクラッシュシンバルを用意することで音を使い分けることができます。
このようにドラムセットにはそれぞれの役割があり、そのリズムを組み合わせることで複雑なリズムを生み出すことができます。
それでは実際に練習はどうやるのか。そもそも練習するためには何が必要なのかを簡単にご紹介していきます。
初心者がするべき準備と基本練習とは?
ドラムを独学で練習しようと思っている人は1つ注意が必要です。
初めのうちに独自の練習で身に付けたフォームは直そうと思ってもなかなか直せない場合が多いのです。
初めのうちに正しいフォームを身に着けておくことでぐーんと練習効率を上げることができるでしょう。これが無くてはそもそも練習ができない。初心者がドラムをやる上で必要な道具についてまずは紹介します。
練習をする上で最低限必要な道具を揃えよう!
初めからドラムセットを購入して練習することもできますが実際に家でドラムをする場合、予想以上に大きな音で近所迷惑になってしまうことがあります。
金額的にも高くなってしまう場合が多いので最初はドラムスティックとパッドを購入して練習することもひとつの手段です。値段もドラムセットと比べて格段に安く購入することができます。
最初にドラムセットを購入して使わなくなったら処分が意外と大変ですよ。今すぐにでも本格的に始めたいという方はドラムセットから買ってしまってももちろんOKです。
次にドラムスティックはどのようなものを選ぶべきか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
初心者が選ぶべきドラムスティックとは?
ドラムスティックの素材
ドラムスティックは木の材質による違いもあります。
ヒッコリードラマーのスタンダードともいうべき材質で適度な硬さ、重量でコントロールしやすいドラムスティックです。
オークオークは硬くて重いので耐久性も高くパワフルな音が出せる。ジャンルとしてはハードな音楽を演奏したい場合におすすめです。
メイプルメイプルはジャズなどの繊細な音を出すのにおすすめなドラムスティックで軽量で持ちやすい作りになっています。
チップの形状
次に先端のチップの形状について紹介します。形状が違うと打面との角度によって音に変化が出ますのでここを見ることも非常に重要です。
ボール型丸い形状が特徴でどの角度で叩いても丸いので安定したサウンドを出すことができる初心者におすすめです。
涙型打面の角度によって音に変化が出るので細かい変化を必要とする音楽におすすめの形状になっています。
コーンコーンは打面の角度によって音の変化が激しいので涙型よりもより繊細な音を出すのにおすすめです。ジャズなどで使用される場合が多いです。
チップレス名前のとおりチップが無いのでパワフルな音を出すことができますが打ち続けるには多少重いというデメリットもあります。
おすすめのドラムステック
ドラムスティックにはサイズがあり、規格にによって長さと太さに違いがあります。サイズの規格が5Aと呼ばれるもので標準的なサイズのドラムスティックになります。
このほか5Bや7Aと呼ばれるサイズもありますがまずは5Aサイズから練習してみることをおすすめします。
初心者に定番のドラムスティックは以下のようなものが人気があり、一定の安定感もあるので買ってし間違いはありません。 初心者におすすめのドラムスティックで感覚をつかむことが大事です。
ドラムスティックは初心者には高いものをわざわざ購入する必要はあまり無いかもしれません。スティックにお金をかけるよりもドラムセットにしっかり予算を当てるほうがドラムのサウンドにも違いがはっきりと出てきます。
まずは、紹介したドラムスティックで基本練習から初めてみましょう!
ドラムスティックの握り方について
まず、ドラムスティックの握り方についてですがスティックの末端部分から3分の1くらいの部分を人差し指と親指で持つようにしましょう。この部分はスティックの支点となるところなのでドラムを軽い力でストロークを打つことができます。
こうすることで変に力を入れなくてもキレイ音を出すことができます。
それでは実際にどのような練習方法があるのかを見てみましょう。リズム感を意識して、いざ練習!
練習はドラムを始めるにあたって基本中の基本であるシングルストロークとダブルストロークについて詳しく見ていきます。
シングルストローク
- 1.両腕交互にゆっくりなテンポで叩く
- 2.徐々にテンポを速くして自分が出せる最大のスピードで叩く
- 3.最初のテンポに戻すことを意識してテンポを緩める
シングルストロークは左右交互にドラムを叩くシンプルな練習方法です。 これを繰り返すことで手首やひじなどの効率的な使い方や脱力感を習得していくことができます。力みすぎず、肩・ひじ・手首を使ってストロークすることを意識してみましょう。 参考⇒シングルストロークの練習方法
ダブルストローク
ダブルストロークは片手で二打ずつ交互に打ちます。
- 1.一打目が当たったら上方面へバウンドさせるイメージでスティックを返す
- 2.手首を使い下方面へ返す
- 3.二打目が当たったらホームポジションに戻る
- 4.これを両腕交互に繰り返しスピードを上げていく
- 5.スピードを緩め最初のテンポに戻る
ダブルストロークは一打と二打をすばやく打つ事で連続的に速いストロークが打てます。BPM(曲テンポ)の速い曲でも叩けるようになります。
ポイントは一打目と二打目の音量が変わらないように意識することでこれができれば程よい力加減で叩けていることになります。根気強く続けてみましょう。 参考⇒ダブルストロークの練習方法
その他、チェンジアップやロールといった練習方法などもありますがシングルストロークとダブルストロークが基本中の基本なのでぜひ、挑戦してみてください。
初心者におすすめな練習曲の一部を紹介!
winnie – starlike stereo
曲のテンポもゆっくりめなので初心者が取り組むにはおすすめな曲です。スネアやハイハット以外にもタムタムなども使用するので幅広く練習することができます。
orange range – 上海ハニー
懐かしい曲ですね!orange rangeの上海ハニーです。アゲアゲな曲ですが意外とテンポはゆっくりで初心者にはちょうど良い練習曲にもなります。まずはドラムの音を良く聞いて練習してみるのも良いでしょう。
スピッツ – 春の歌
こちらも懐かしい曲でスピッツの春の歌です。実際の動画の中では難しいように見えますが簡単なバンドスコアもあるのでぜひ、挑戦してみてください!
1曲弾けるようになると感覚をつかめますのでそこからの成長はきっと早いものになるでしょう。最低1曲までは頑張ってみてください。
自分にあったスタイルで!ドラムの種類と選び方
人によって音楽のやりたいジャンルが変わってきて、その人にあったドラムセットを選ぶことが大切です。 そんな中でどんなドラムセットがあるのかを実際に紹介していきましょう。
ドラムセットの選び方について
ドラムセットは実際にスネア・ハイハット・バスドラム・シンバルなどを一式揃えて購入するものを言いますが演奏したいジャンルによってもドラムをしっかりと選ぶ必要があります。
ドラムによって音も違うので安いもので良いと妥協せずにしっかりと選ぶことをおすすめします。 また、予算が足りないという方も「スネア」やライブ会場へ持参しやすい「ペダル」などに関してはしっかりと予算を当てることも考えたほうが良いです。
電子ドラムを購入するという選択肢
電子ドラムは生ドラムとは違いパッドを叩くことで電気信号を機械が受け取り、音を出すことができます。生ドラムと比べて音量も小さく、一軒家であれば騒音などもそれほど気にせず練習することができます。
しかし、デメリットとしては値段が高いということや音が一律で表現されてしまうため実際のドラムセットを叩いてみると感覚が違って上手く音が出せないといったこともあるので注意が必要です。
一軒家だと保管場所に困る場合もあります。予算や騒音、保管場所など制限を考えずとにかくドラムをたたいて見たい場合はレンタルサービスを使ってみるのはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ここまでドラムの基本的な構成と練習方法、ドラムを選ぶ上で重要なことについて書いてきました。 ドラムについて興味や関心を持ち、少しでも「買ってみたいな」「練習してみたいな」と感じてもらえたら幸いです。
好きなアーティストのライブに出て、ドラムセット見たり、いろいろな知識を取り入れて自分に合ったドラムを見つけてください!
また、こちらの記事ではドラム初心者から始める基礎練習法を解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
タイチ /
ビギナーズ編集部 ライター
食べること、旅行に行くことが大好きで週末には良くお出かけしています。ビギナーズでも趣味を通して伝えたいことをたくさん記事にしていければと思います。