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トロンボーンケースはこだわって選ぼう!個性派ケース&お手入れグッズ
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大型の金管楽器であるトロンボーンは、持ち運びのケース選びも重要です。特に繊細なスライドやベルは、衝撃から守りたいものです。
今回は、トロンボーンを守るケースと、一緒に入れておきたいお手入れグッズのご紹介です。
目次
トロンボーンを安全に輸送するなら『ハードケース』がおすすめ
トロンボーンはシンプルな構造ゆえ、スライド部分など丁寧に扱いたい部分も多くあります。
手持ちではなく、車で輸送する際には、揺れによる衝撃からトロンボーンをしっかり守れる『ハードケース』がおすすめです。
立てて置けて便利!メタル調が冴えるトロンボーンケース
メタル調のカラーが冴えるトロンボーンケースです。
ハードケースには、タイプは立てて置けるタイプが多くあります。ちょっとした待ち時間にも、立てて置けると少し楽ですよね。
トロンボーンをホールドする機能に特化したケースなので、他に必要な小物などは別のバッグに入れて持ち運ぶようになります。
広めの小物入れが何かと便利なトロンボーンケース
トロンボーン本体を収納するハードケースの外側に、小物入れのポケットが付属しているタイプです。
広めのポケットは、練習用の楽譜なども入るサイズで、薄型の電子メトロノームくらいなら難なく入りそうですね。
バストロンボーン用ハードケースは派手めでもOK
バストロンボーンともなると、ケースもかなりの大きさになります。
楽器としてはおとなしめな印象のバストロンボーンですが、カラフルなケースで注目を集めてみてはいかがでしょうか。
バストロンボーンも、他のトロンボーンと同じく、スライドやベルは慎重に扱いたいものです。
大型でかつ重くなるので、しっかりホールドしてくれるハードケースの方が安心です。
シンプルで軽量なトロンボーン用『ソフトケース』(ギグバッグ)
個人レッスンや独学でトロンボーンを練習する場合は、トロンボーンを自分で運ぶ必要があります。
リュックのように背負えるタイプのトロンボーンケースは、体に密着させることで、持ち運びの負担が軽く感じられます。
シンプルタイプのトロンボーンケース
シンプルな軽量タイプのトロンボーンケースです。外側はナイロン製で軽量化され、ケース本体には耐衝撃のフレームが採用されています。
シングルショルダ―ベルトを斜めがけしてトロンボーンを運ぶのも、カッコイイですね。
小ぶりのトロンボーンケースは女性にもおすすめ
耐水性の布を使用したトロンボーンギグバッグケースです。少し小ぶりなので、アルト・トロンボーンの収納も可能です。
調節可能なショルダーストラップには綿パッドが付いており、小さな体格の女性にも運びやすいケースといえます。
背負えるタイプのトロンボーンケース
イギリスのアウトドアブランド『リッター』のトロンボーンケースです。
アウトドアブランドらしく、撥水性の高いポリエステル素材を使用しています。
ショルダーベルトは掛け替え可能なタイプで、リュック型にして背負うと楽に運べそうです。
これも大事!トロンボーン用マウスピースケース
大型のマウスピースを使うトロンボーンには、マウスピース用のケースも必要です。口に当てるマウスピースは、常に清潔な状態で持ち歩きましょう。
シンプルイズベストなマウスピースケース
トロンボーンのマウスピースが1本だけ入る、シンプルなケースです。
ナイロン製の小銭入れのような感覚で、手軽に持てるタイプです。
面テープの開閉バリバリ音が気にならなければ、複数持ちたいお手頃価格も嬉しい点ですね。
マウスピースの形にぴったり合う専用ケース
マウスピースの形に合わせた専用ケースは、クッション性も高い素材が使われています。
金属で太めと言っても、マウスピースは音を作る要ですので、できるだけ傷を付けずに持ち歩きたいものです。
ヤマハのマウスピースポーチはカラビナ付きで、トロンボーンケースの内部に入り切らない場合には、周囲に引っ掛けておけるので便利です。
こだわり派は持ちたくなる『本革製』マウスピースケース
大事なマウスピースもこだわり派であれば、本革製のケースは憧れのアイテムです。
『ユポン』は金管楽器のミュートを数多く製造している、日本のメーカーです。
マウスピースケースの他にも、ホルン用プロテクターなど、金管楽器を守る革製品も数多く手がけています。
プロトロンボーン奏者のケースの中身を公開!
トロンボーン奏者のdRoiD(ドロイド)さんが、トロンボーンケースの中身を公開しています。やはり、プロならではのこだわりのツールが入っていますね。
ケース本体はスペインのメーカー『bags』のものです。『bags』は1989年創業の、楽器用ケース・アクセサリーメーカーです。
オーケストラの楽団が多いバレンシアを拠点とし、主に管楽器のケースを製造しています。
『bags』のこだわりは、設計から生産まで全て自社で行っており、すべての製品はハンドメイドで生産されています。
トロンボーンの保護と輸送に、任せて安心と言えるケースメーカーです。
トロンボーンケースと一緒に選びたいグッズ4選
トロンボーンケースには、内ポケットや外ポケットが付いているタイプが多いものです。ポケットに入れおくと便利なグッズを集めてみました。
スライドオイル|トロンボーンの動きを滑らかに
トロンボーンの演奏前には、スライドを滑らかにする必要があります。スライド中管の汚れを取ったら、専用のスライドオイルを塗ります。
『スライドクリーム』を使用した場合はウォータースプレーで水分を吹き付けてから、スライドの外管と中管をセットします。
スライドを何回か動かして、スムーズに動くのを確認してからトロンボーンの練習を始めましょう。
ガーゼ&ロッド|トロンボーンのお手入れの基本
トロンボーンを買うと必ず付いてくるのが、『クリーニングロッド』です。
トロンボーンの演奏後には、ロッドにガーゼを巻きつけてスライドの外管と内管を掃除します。
またベルの先から、管の内側を掃除する場合にも使用します。
トロンボーンケースには、クリーニングロッドを差し込む部分があるので、楽器とロッドは常にセットで持ち歩くことになります。
トロンボーンの大きさを考慮し大きめのガーゼ布をケースの中に入れておくようにしましょう。
ポリッシングクロス|トロンボーンの外側の拭き取りに
トロンボーンの表面に付いた、汚れや指紋などは『ポリッシングクロス』で丁寧に拭き取りましょう。
ネル素材のポリッシングクロスは、洗濯するとヨレが出てしまい、楽器を傷つける恐れもあります。
Lサイズでも数百円なので、ポリッシングクロスはトロンボーンを守るための使い捨てグッズと割り切ったほうがよいでしょう。
スライド・グリス|主管抜差管(チューニング・スライド)もケアを
トロンボーンのチューニングに大事な『主管抜差管』も、週に1度はお手入れが必要です。
グリスは『抜差管』に使うものですので、スライドには塗らないよう気をつけましょう。
スティックタイプの他、指で塗るタイプのスライドグリスもあります。どちらも小さなものなので、ケースの中に常備しておくと便利です。
抜差管のお手入れは、こちらの動画も参考にしてみてください。
まとめ
トロンボーンのケースは自分で運ぶ場合と、運搬してもらう場合とで、使い分けが必要となる場合があります。
また、ハードケースとソフトケースでは価格にも大きな差があります。
トロンボーンの運搬方法を基本として、お手入れグッズを入れることも考慮しながら、運びやすいタイプのケースを探してみてくださいね。
藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター
仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。