「カーシェアに興味があるけれど、どの会社が一番安いの?」「毎月かかる費用や料金体系が複雑でわかりにくい…」そうお悩みではありませんか?
カーシェアは車の維持費がかからず、気軽に車を使える便利な手段として人気を集めています。しかし、料金体系が複雑で、どれがお得なのか判断しづらいのが実情です。
この記事では、おすすめのカーシェア8社をピックアップし、利用する際にかかる料金を徹底比較します。安いカーシェアを利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容は、2025年10月30日時点での情報です。
※記事内の金額は全て税込表記です。
カーシェアリングおすすめサービス徹底比較
それでは実際にどのようなカーシェアのサービスがあるのか見てみましょう。国内の主なサービスをご紹介します。
| サービス名 | 利用料金(税込) | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) | ステーション数 | 解錠方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| dカーシェア | ショート料金220円~/15分 パック料金4,740円~/6時間 |
無料 | 基本無料 | 8,000か所以上 | サービスごとに異なる |
| アースカー | 1,000円~/6時間 | 無料 | 無料 | 約250か所 | アプリで解錠 |
| タイムズカー | 220円~/15分 | 1,650円 ICカード発行手数料(1枚あたり) |
880円 | 約24,000か所 | 会員カード/ アプリで解施 |
| TOYOTA SHARE | ショート料金220円~/15分 パック料金5,610円~/6時間 |
無料 | 無料 | 約1700か所 | アプリで解錠 |
| Honda EveryGo | 基本4,780円/8時間 平日200円~/15分 夜間2,500円 |
無料 | 無料 | 約140か所 | アプリで解錠 |
| オリックスカーシェア | 220円~/15分 | 1,650円 ICカード発行手数料(1枚あたり) |
880円 | 約1,700か所 | 【Android】アプリから電子鍵登録/ 【iPhone・交通系ICカード】電話にてオペレーターの指示に従い電子鍵登録 |
| カリテコ | 198円~/15分 | 990円 ICカード発行手数料(1枚あたり) |
デラ乗りプラン/1,045円 チョコ乗りプラン/無料 |
約370か所 | アプリで解錠 |
| 三井のカーシェアーズ | 150円~/10分 | 無料 | ベーシックプラン/880円 月会費無料プラン/無料 |
約3,800か所 | 会員ページ・アプリから「利用開始」ボタンをクリック/ 乗車カードをカードリーダーにかざす |
dカーシェア
- 5社のカーシェア会社から選べる
- 初期費用・月額使用料0円で乗った分だけの支払い
- dポイントがたまる&使える(110円=1P)
dカーシェアは、初期費用・月額料金が無料で利用できるサービスです。
dカーシェアでは「カーシェア」と「レンタカー」の2つのサービスを利用できます。そのうちのカーシェアでは、専用のステーションから24時間、使いたい時間に利用可能です。
また、以下の5つのカーシェアリングサービスを利用できます。
- オリックスカーシェア
- 三井のカーシェアーズ
- カリテコ
- TOYOTA SHARE
- aoi dカーシェア
幅広い選択の中から自分に合った車を見つけられるので、どこのカーシェアリングサービスがよいか悩むという方にはおすすめです。
また、専用のアプリから使いたい車を予約すれば、Felica搭載のスマホか、交通系ICカードを使って車のカギを開けられます。
各カーシェアリングサービスによって料金体系や保証などが変わってくるので、予約前に確認しましょう。
なお、dカーシェアのお得なクーポン・キャンペーン情報をまとめている記事もありますので、あわせてチェックしてみてください。
アースカー
- 入会金・月会費無料
- カード発行不要!スマホが鍵に
アースカーは入会金・月会費が無料です。料金体系は、時間料金+距離料金+免責補償料金となります。時間料金は利用した時間と車によって変わります。
なお、距離料金は10kmまでなら無料です。10km以降は150円/10kmですが、9kmまでは切り捨てとなります。
予約から利用、決済までがスマートフォンひとつで完了するため、非常に簡単に利用できるのがうれしいですね。ドアロックの解錠と施錠も専用のキーアプリでおこないます。
また、アースカーの共通会員ID駐車場検索・予約サービスを利用できるので、外出をより快適に楽しめるでしょう。
タイムズカー
- ステーション数・車両台数ともに業界最大級
- プランが豊富
- 貯まったポイントは電子優待券に交換可能
タイムズカーの魅力は、業界最大級のステーション数と車両台数です。全国各各地にステーションがあるため、いつでもどこでも必要な時に車を借りられます。
タイムズカーは、サービス開始時にカード発行手数料として1,650円が請求されます。料金プランは「個人プラン」「家族プラン」「学生プラン」の3つです。
個人プランと家族プランは月額料金880円で変わりませんが、家族プランは一人分の登録で家族みんなで使えます。
また、初期費用は月額料金と同じ金額880円が利用料金から引かれるので、実質月額料金は無料で利用できる点がうれしいですね。
そんなタイムズカーでは、利用金額に応じてポイントを貯められ、貯まったポイントはカーシェアeチケット(電子優待券)に交換できます。
さらにタイムズカー会員になると、お得におでかけできるeクーポンや、駐車場を予約できるサービスなどの特典がつきます。買い物や外出が楽しくなること間違いなしです。
TOYOTA SHARE
- トヨタ車がメインで安心&清潔
- カード発行不要!スマホが鍵に
- キャンペーンで今なら初期費用0円
TOYOTA SHAREは入会金0円、月額料金無料で利用可能です。
他のサービスと同じく、利用料金+距離料金で料金が決まります。利用料金にはショート料金とパック料金があり、15分220円(税込)から可能で、現行モデルでなければ、一部のステーションではさらに安く利用できます。
距離料金は6時間以上利用の場合のみかかり、16円/kmからです。オプションにNOC無料プラン(330円/回)があるので、故障など不安な方は加入しておきましょう。
また、使い方も簡単で、専用のアプリをダウンロードして車を予約するだけです。スマホが鍵の代わりになり、ICカードの発行にかかる手間や発行代は不要です。
TOYOTA SHAREでは、「アクア」や「ヴィッツ」などトヨタの車を主に取り扱っています。トヨタ車がメインなので安心して利用できますね。車のメンテナンスもしっかり行われており、安全で清潔な車を利用できるのも魅力のひとつです。
TOYOTA SHARE独自のポイント制度などはありませんが、「dカーシェア」でも取り扱いがあるので、そちらから予約をすればdポイントを貯めることができます。
Honda EveryGo
- 「Honda SENSING」搭載車で安心・安全
- 保険料は無料で24時間365日サポート
- カード発行不要!スマホアプリが鍵に
Honda EveryGoも初期費用・月会費は無料で、利用料金+距離料金で料金が決まります。利用料金は、8時間と16時間のパックと21時~翌朝7時までのナイトパックが用意されています。また、平日限定で15分200円(税込)から利用可能です。
距離料金は、17円/kmで、保険料は利用料金に含まれているので、オプション費用などが追加でかかることはありません。
Honda EveryGoでは、電気自動車「Honda e」も利用できます。利用料金は別で用意されており、全日一律15分200円で距離料金は無料です。
また、Honda EveryGoの車両には安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準搭載されており、衝突を予測してブレーキをかけたり、誤った急発進を抑制するなど様々なサポート機能が充実しています。
普段から車を運転していなくて、自分の運転に少々不安がある人におすすめです。
オリックスカーシェア
- 長時間の利用料金が業界最安級
- ICカード発行手数料のみで運転者の追加が可能
オリックスカーシェアには、月額料金がかかる「個人Aプラン」があります。ただし、使った料金から月額料金と同額が差し引かれるため、車を利用する人にとっては実質月額無料で利用できるのです。
「学生プラン」もあり、月額料金なしで個人Aプランの一般会員と同額で車を借りられます。
基本的にどのプランも距離料金は20円/kmです。
また、運転免許証の住所が同じであれば、ICカード発行手数料の負担のみで、運転者の追加が可能です。ご家族で車をよく使う人にとってはうれしいサービスといえるでしょう。
なお、「dカーシェア」でも無料あんしん補償付きで利用できます。他社を利用する可能性がある場合は、dカーシェアからオリックスカーシェアを利用するのもおすすめです。
カリテコ
- 名鉄協商パーキング無料
- 常に最安料金が自動設定で適用される
カリテコでは、月額料金がかかる「デラ乗りプラン」と月額料金のかからない「チョコ乗りプラン」が用意されています。
デラ乗りプランは月額1,045円かかりますが、その分乗った料金から差し引かれるため、月に1回は車に乗る機会がある人や長時間利用を希望している方におすすめです。
逆に毎月乗るか分からないけど、たまに乗らなくてはいけないという人はチョコ乗りプランがおすすめです。ただし、利用料はデラ乗りプランに比べて割高になります。距離料金は18円/kmからです。
カリテコは名鉄協商パーキングを拠点として東海エリアに広くステーションを展開しています。今では、東京にステーションもあり、東海エリア以外にも展開し続けています。
車を利用している際には、街中で名鉄協商パーキングを無料で利用できるのも魅力の一つです。
なお、カリテコ以外のカーシェアも利用する可能性がある場合は「dカーシェア」の利用がおすすめです。
三井のカーシェアーズ
- 初期費用0円
- カード発行不要!スマホが鍵に
- 支払い時は割安パックが適用される
三井のカーシェアーズは初期費用が無料で、月会費が必要なベーシックプランと月会費無料プランがあります。2つとも料金の仕組みは月会費+利用料金です。
ベーシックプランは月額880円ですが、利用時に880円分無料で使えるので、毎月車に乗っていれば実質月会費無料で利用できます。
また、月会費が無料のプランもありますが、その場合は時間料金やパック料金が割高になってしまいます。しっかりシミュレーションしてからどのコースを使うか検討しましょう。
利用料金は時間料金+距離料金で、10分150円から利用できます。距離料金は6時間以上利用の場合のみかかり、18円/kmです。また、三井のカーシェアーズはSuicaやスマホなどを鍵の代わりに使えるため、専用のカードを発行する必要がありません。
利用時間に合わせて支払いが最も安くなるようパックを適用させてくれるのもうれしいポイントです。使う前にどのパックを利用するか悩む必要がありません。
また、30分から利用でき、予約もネットから24時間いつでも簡単にできます。当日、車に空きがあればすぐ借りられるので、急に利用したくなっても安心です。
なお、「dカーシェア」でも取り扱いがあるので、そちらから予約をすればdポイントを貯めることができます。
【徹底比較】カーシェアリング8社の料金比較
ここではカーシェアリング各社の料金を、基本料金・パック料金・日数別の料金に分けて比較していきます。
ぜひ、実際に利用する際の参考にしてください。
基本料金比較
まず、カーシェアリング各社の基本料金を比較していきます。
| サービス名 | 基本料金 | 距離料金 | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|---|---|
| dカーシェア | ショート料金200円~/15分
パック料金4,950円~/6時間 |
16円/km (6時間以上利用の場合) |
無料 | 無料 |
| アースカー | ショート料金165円~/15分
パック料金3,390円~/6時間 |
150円~/10km (10kmまで無料) |
無料 | 無料 |
| タイムズカー | 220円~/15分 | 20円/km (6時間以上利用の場合) |
1,650円 | 880円 |
| TOYOTA SHARE | ショート料金150円~/15分
パック料金3,080円~/6時間 |
16円/km (6時間以上利用の場合) |
無料 | 無料 |
| Honda EveryGo | 基本3,780円/8時間
平日200円~/15分 夜間1,500円 |
17円/km | 無料 | 無料 |
| オリックスカーシェア | 220円~/15分 | 20円/km (6時間以上利用の場合) |
1,650円 | 880円 (無料プランもあり) |
| カリテコ | 198円~/15分 | 18~24円/km | 990円 | 1,045円 (無料プランもあり) |
| 三井のカーシェアーズ | 150円~/10分 | 21~25円/km (6時間以上利用の場合) |
無料 | 880円 (無料プランもあり) |
月額料金がかかるサービスもありますが、ほとんどのサービスで利用時に同額が差し引かれるため、実質無料となります。
比較的短い距離で利用したい場合は、10kmまで無料のアースカーがお得です。6時間以上の利用を考えている場合は、三井のカーシェアーズやdカーシェアがおすすめといえます。
パック料金比較
次に、パック料金を比較していきます。
| サービス名 | 6時間パック (最大時間料金) |
12時間パック (最大時間料金) |
24時間パック (最大時間料金) |
夜間パック (最大時間料金) |
|---|---|---|---|---|
| dカーシェア | 4,780円~ | 6,980円~ | 8,880円~ | 3,480円~ |
| アースカー | なし | なし | なし | なし |
| タイムズカー | 4,290円~ | 5,500円~ | 6,600円~ | 2,640円~ |
| TOYOTA SHARE | 5,610円~ | 5,940円~ | 7,810円~ | – |
| Honda EveryGo | なし | なし | なし | 2,500円 |
| オリックスカーシェア | 4,200円~ | 5,600円~ | 7,200円~ | 2,980円~ |
| カリテコ | 3,960円~ | 5,500円~ | 7,590円~ | 2,200円~ |
| 三井のカーシェアーズ | 4,280円~ | 5,700円~ | 7,300円~ | 3,200円~ |
カーシェアリングを利用するときは、少し遠くへ出かけるときなど長時間利用するときだと思います。
長時間利用の場合はTOYOTA SHAREがお得で、12時間までの利用であれば、三井のカーシェアーズやタイムズカーもおすすめです。TOYOTA SHAREと三井のカーシェアーズはdカーシェアでも利用できます。
24時間レンタルの料金比較
次に24時間レンタルの利用料金を比較してみましょう。
| サービス名 | 時間料金(税込) | 距離料金(税込) |
|---|---|---|
| dカーシェア | 8,800円 | 20円/km |
| アースカー | 8,000円〜 | 150円/10km 10kmまで無料 |
| タイムズカー | 6,600円 | 20円/km |
| TOYOTA SHARE | 7,810円 | 16円/km |
| Honda EveryGo | 8,180円 | 17円/km |
| オリックスカーシェア | 7,200円 | 20円/km |
| カリテコ | 7,590円 | 18円/km |
| 三井のカーシェアーズ | 7,300円 | 21円/km |
※上記料金は各種サービスサイトの概要を記載したものであり、詳細はご利用サービス元にお問い合わせください。
カーシェアのレンタル料金は、借りる車種やどれくらいの距離を走るかによって料金は変わります。
走行距離が短い場合はタイムズカーが安いですが、長距離を移動する場合は10kmまでは無料のアースカーがおすすめです。
カーシェアリングとは
- レンタカー:必要な時に応じて車に乗りたい
- カーシェア:近場で手軽に利用したい
- レンタカー:車に維持費をかけたくない
- レンタカー:車にこだわりがない
カーシェアリングとは、特定の自動車を会員間で共有し、好きなタイミングで車を借りられるシステムのことです。
車を借りるならレンタカーと同じでは?と思うでしょうが、カーシェアリングは15分といった短時間から車を利用でき、費用もレンタカーより安いです。
また、車を借りるステップも簡略化されています。レンタカーの場合は、事前に予約して営業所まで行き、書類の手続きや注意事項の確認が必要です。
一方、カーシェアは事前にスマホやパソコンから予約をし、車が置いてある場所まで行って機械に会員カードをかざすことで、気軽に車を借りられます。
カーシェアリングの特徴
カーシェアサービスとは、その名の通り車をシェアして使うサービスです。
車が必要なときに必要な分だけ使えるカーシェアのサービスですが、レンタカーと違って数分の軽い利用にも格安で使えるのが魅力です。
まずはカーシェアサービスの大まかな特徴をレンタカーと比較しながら見ていきましょう。
短時間から利用できる
カーシェアのメリットは、短時間で手軽に使える点です。カーシェアなら短ければ15分や30分からの利用も可能なので、ちょっと車が使いたいときに便利でしょう。
レンタカーの場合は最短数時間からの利用になりますし、申し込みも数日前には必要です。
使うときは毎回営業所で書類などを書かなければなりません。これだとちょっとした買い物に車を使うには不便ですよね。
子供の送り迎えやショッピングなど、一時的に手軽に車を利用したい人に向いているサービスです。
ガソリンを補充しなくてよい
レンタカーでは返却する際にガソリンを満タンにして返さなければなりませんが、カーシェアならガソリンを補充する必要もありません。
ガソリンだけでなく、レンタカーなら毎回取られる保険料もカーシェアなら払わなくても大丈夫です。つまり車の利用料金以外のお金がかからないことになります。
利用料金が安い
カーシェアが手軽なのは、短い時間から使えるだけでなく、時間単位の料金も安いからです。15分あたり約200円程度のカーシェアリングサービスも多いため、数百円でも車が使えます。
レンタカーは数時間利用で数千円かかり、さらには保険代やガソリン代も発生します。
カーシェアなら、毎日の通勤通学の送り迎えなど、ちょっとずつ車が使いたい人でもお金の心配をせずに使い続けられるでしょう。
分かりやすい場所にステーションがある
レンタカーでいう営業所のことを、カーシェアサービスではステーションといいます。カーシェアのステーションでは、特に駐在員がいるわけではなく、シェアできる車が複数台置いてあるだけです。
ステーションは駅前や住宅街などに設置されているため、そこまで歩いて車を借りることになります。スマホで予約しておけば、ICカードなどを使って解錠して、すぐに使えます。
24時間車を利用できる
レンタカーの場合は営業所の営業時間があり、24時間いつでも利用するのは難しいです。それに比べてカーシェアならいつでも気軽に使えるため、時間を気にせず利用できます。
レンタカーとの違い
- レンタカー:営業所でレンタル、ガソリン代・保険料がかかる
- カーシェア:ステーションでレンタル、初期費用・月額料金がかかる
レンタカーとの大きな違いは、店頭(有人の営業所)に行くか、ステーション(無人)に行くか、という点です。
カーシェアは店頭での手続きが不要で、スマホひとつで利用できます。レンタカー会社の営業時間を気にしなくてよいメリットもあります。
料金に関しても、カーシェアはガソリン代や保険料が不要です。レンタカーは都度借りる際に手続きや保険料支払いが必要ですが、カーシェアは会員登録すればあとはスムーズに借りられます。
会員制なので、初期費用や月額料金がかかる場合がありますが、入会キャンペーンなどを積極的に活用しましょう。
また、利用シーンの想定も異なります。レンタカーは数時間からの利用に便利で、カーシェアは10分・15分など短時間でも利用できます。
レンタカーとカーシェアのメリットデメリットはこちらの記事でもご紹介しています。
車のサブスクとの違い
- サブスク :営業所でレンタル、ガソリン代以外の各種費用は月額料金に含まれる
- カーシェア:ステーションでレンタル、初期費用・月額料金がかかる
サブスクとの大きな違いは、車を手元に置いておく必要がないという点です。
サブスク最大のメリットとして、クルマを一定期間自分の手元に置いておけるということが挙げられますが、問題は駐車場所です。
サブスクを利用する方の多くは、自宅の駐車場や有料の駐車場を利用していますが、そのような駐車スペースを持たない方はステーションに返却できるカーシェアのサービスが良いでしょう。
利用シーンやライフスタイルによって車の使い方は変化するものです。まずは自身の車の利用シーンやライフスタイルを見直し、最適なサービスを選択することが失敗しないための近道と言えそうです。
カーシェアリング会社の選び方
カーシェアリングの会社はたくさんあって選ぶことが難しいですよね。
今回は、「安い」ということと「便利さ」に焦点をあててみましょう。
家の近くにステーションがあるかで選ぶ
どんなによいカーシェアリングサービスであっても、ステーションが自宅から離れていては不便ですよね。ステーションの数よりも、家の近くにも設置されているか確認してみましょう。
まずは自宅付近にステーションがあるサービスの中から、料金などで選ぶのがよいでしょう。
料金で選ぶ
カーシェアサービスは、会員登録が必須です。会員として入会する際の初期費用(入会金)がかかり、利用にあたっては月額利用料・利用料などが発生します。
入会金に関しては無料キャンペーンを実施しているところを選ぶほか、月額利用料の有無や利用料(距離料金など)がいくらかかるかを事前に確認しましょう。
詳しい料金の比較は、【徹底比較】カーシェアリングの料金比較の項目を参考にしてください。
初期費用
初めてカーシェアサービスを使う場合、どんなサービスか不安があるので、初期費用が無駄にならないか不安な方も多いでしょう。
入会金や登録費が初期費用として発生しますが、今では初期費用無料のサービスが多いので、まずは無料で始められるサービスを選ぶと安心でしょう。
チャイルドシートなどオプションも確認
取り扱っている車に、チャイルドシートが取りつけられていたり、ペット乗車可能かどうかなどのオプションも確認しましょう。
レンタカーであれば、チャイルドシートやジュニアシートつき車両のレンタルなど、その場である程度ニーズに応えてくれるでしょうが、カーシェアは事前に取り扱い車両のラインナップを確認する必要があります。
なお、カーシェア各社のチャイルドシート設置状況を紹介している記事がありますので、あわせてチェックしてみてください。
ペットの同乗に関しては、ペット同乗可のレンタカー・カーシェアの記事で会社別ルールも詳しく紹介しています。
学生プラン・キャンペーン情報もチェック
カーシェアサービスには、学生の方向けのプランもあります。たとえば、月額基本料が学生期間の数年間無料になるなど、大きな節約につながるお得な内容です。
また、新規入会キャンペーンや、行楽シーズンには割安で利用できるなど、カーシェア会社ごとのキャンペーン情報やお得なプランもチェックしましょう。
カーシェアの使い方
ここでは、カーシェアの使い方を解説します。
手順1.会員登録する
会員登録の方法は各サイトごとに異なりますが、おおむねWeb申し込みか店頭申し込みに分かれます。
登録には、運転免許証が必須です。会員登録の際は手元に用意しておきましょう。
Web申し込みの場合、即日入会が完了する場合と、審査に数日要する場合があります。急いで利用したい場合は、即日入会可能なサイトを選びましょう。
手順2.検索して予約
近くのステーションを検索して、予約します。住所や駅を入力するとステーションを検索でき、車種を選んで予約します。
手順3.ステーションへ行き、開錠して乗車
ステーションまで行き、予約した車を確認して開錠します。開錠は、スマホの専用アプリや乗車カードでおこないます。
サービスによっては、利用中にスマホで施錠すると利用終了と見なされるものもあるので、利用方法をよく確認してください。車にキーが設置されている場合、利用中はそのキーを使いましょう。
手順4.ステーションに返却
利用し終わったら、ステーションへ返却します。忘れものがないか確認して施錠しましょう。
利用終了時の手続きは各サイトごとに異なります。ステーションは基本的に無人のため、終了連絡などはスマホでやり取りします。
利用開始から利用後まで、スマホの充電は切らさないように注意しましょう。
カーシェアリングを利用する際の注意点
ここでは、カーシェアリングのデメリットについてご紹介します。
車が空いてない・ステーションが近くにない
車が必要なときにすぐに利用できるのがカーシェアリングの便利なところですが、ステーション内に空いている車がなければ利用できません。
週末や連休などは混みあう場合もあり、思い立ったときに予約が取れないことがあります。また、サービス会社によってはステーションが少ない地域があり、ステーションが近くにないため借りにくいデメリットもあります。
破損や返却遅延は罰金が発生することがある
カーシェアは、特定の車を会員がレンタルするシステムです。ですので、次の人へスムーズに貸し出しできない状態にしてしまった場合に、ペナルティ料金が発生することがあります。
具体的には、事故や破損・汚れや備品の紛失、返却場所の間違いや連絡なしで延長などがあった場合です。
引っ越しや大きな買い物など、荷物運搬のためにカーシェアを利用したい人もいるかと思います。揺れやカーブで荷物が崩れて車を破損してしまったり、汚してしまったりしてしまわないように注意が必要です。
長時間利用の料金が高めなことも
カーシェアは、元々は車を短時間利用したいというニーズに応えて生まれたサービスです。そのため、長時間利用だとかえって割高になったり、レンタカーの方がお得になるケースもあります。
なお、レンタカーはどこが安いかや安く借りる方法をまとめている記事もありますので、あわせてチェックしてみてください。
汚れやにおいが気になることがある
カーシェアは、店頭で車両点検があるレンタカーと違って、利用後に都度クリーニングなどをおこないません。別の方が利用したあとだと、匂いや汚れが残っていて気になってしまうこともあります。
キレイ好きの方からすれば大きなデメリットになる可能性があるので、そういう方はレンタカーを借りましょう。
カーシェアを賢く利用してお得にカーライフを楽しもう
カーシェアを利用すれば維持費がかからず、必要な時だけ利用できます。初期費用や月額料金が無料のサービスを選べば、使った分の料金を支払うだけなので経済的です。
今回紹介したdカーシェアに登録すれば、人気のカーシェア5社が利用できるだけではなく、レンタカー8社も利用できます。カーシェアを利用する方はもちろん、レンタカーもたまに利用するという方にもおすすめです。
ビギナーズでは、急に車が必要になったときに便利な即日・当日利用可能なカーシェアサービスも紹介しています。こちらもチェックしてみてください。
また、こちらの記事では短時間で利用できるおすすめのレンタカーも紹介しています。

