更新

初心者でも大丈夫!バレーボールの4つの基本プレーのコツを解説

初心者でも大丈夫!バレーボールの4つの基本プレーのコツを解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

バレーボールといえば、サーブ・レシーブ・トス・スパイクなどのプレーが特徴的です。他の競技にはない動きが多く、初心者は難しいと感じてしまうかもしれません。

確かにバレーボールは高度な技術を必要とする動きも数多くあります。しかし、それは他のスポーツにもいえることで、バレーボールだけが特別難しいというわけではありません。

基本のプレーはコツさえつかめば、すぐにある程度の形まで上達するでしょう。試合に出て活躍するには、それなりの時間を要しますが、楽しめるようになるのはあっという間です。

この記事では、バレーボールの基本となる「オーバーパス」「アンダーパス」「サーブ」「スパイク」のコツを紹介します。これから始めてみようという人は、ぜひ参考にしてください。

FODプレミアム 目次上

FODプレミアムで視聴する

上達するには練習あるのみ!

バレーボールは1チーム6人、もしくは9人でプレーするチームスポーツです。それぞれが自分の役割を果たすことで、チームの勝利に貢献します。「なるべく早く上達して、チームで勝利したい」と考える人も多いでしょう。

バレーボールのプレーは一見すると難しそうなものも多いですが、練習を続けることで上達していくはずです。チーム練習に参加するのはもちろん、自宅でも自主練するなどしてプレーのコツをつかみましょう。

オーバーパス

まずは、もっとも使う機会が多いオーバーパスから紹介します。「オーバーハンドパス」ともいわれ、頭上のボールを両手の指で弾くプレーです。単に「トス」という言葉で認識している人も多いかもしれません。

トスとは攻撃につなげるためのプレーです。基本的にオーバーパスで行われるため、オーバーパス=トスと解釈することもありますが、実は少々異なります。

自陣内に飛んできた緩やかなボールを、1人目がオーバーパスで味方に渡し、2人目もオーバーパスでネット付近に上げる、そして3人目がスパイクを打つとします。この場合、2人目のプレーがトスで、1人目のプレーをトスとは呼びません。

とはいえ、意味は伝わります。遊びで行うときなどはトスでもまったく問題ないでしょう。数人で輪を作ってパス交換するという遊びもよく行われていますが、こうしたときにトスとオーバーパスの違いについて言及する必要はありません。

オーバーパスのコツ

では、オーバーパスのコツについて解説していきます。冒頭、指で弾くと書きましたが、「弾く」という表現を正確とはいえません。

実際には、「両手で受け止め押し出す」という動きを、ほぼ同時に行っています。指だけで弾いてしまうと、突き指の原因となるので気をつけてください。

オーバーパスをするときは、まず額の上あたりで両手を構えます。両方の親指と人差し指で、台形を作るようなイメージです。両手の間隔は、ボールをすっぽりと包めるくらいがベストでしょう。両手の間にボールが収まるよう受け止め、指の腹で押し出します。

ボールを受けるときに、指先を突き立ててしまうと突き指の原因になります。手全体で、一度ボールを持つようなイメージで受けるのがコツです。そして、手だけでなく全身を使って受け止めます。

本当にボールを持ってしまうと「ホールディング」という反則になるので気をつけてくださいね。しかし、この「持つ」という感覚はとても大切です。最初のうちはボールを押し返さず、持つ動作だけ繰り返す練習も効果的です。

ボールを受ける前は、腰を落とし、肘もある程度曲げておくようにしましょう。そして、ボールがきたら手首・肘・腰を使い受け止めます。バネが縮むイメージです。ボールを飛ばすときは、バネが跳ねるようなイメージで全身を使います。

文字にすると難しいかもしれませんが、繰り返すうちに自然と感覚をつかめてきます。全身を使う、指先で弾かないということに気をつけ練習してみてください。

アンダーパス

アンダーパスは、「アンダーハンドパス」とも呼ばれます。両手を伸ばし下に構え、ボールを受けるプレーです。アンダーパスは、相手の攻撃を受けるレシーブのときに多く使われるため、そのままレシーブと呼んだ方が伝わりやすいかもしれません。

アンダーパスのコツ【手の組み方】

まず大切なのは、腕を伸ばすこと。そして手を正しく組むことです。手の組み方には、いくつかの種類があります。ここでは基本的なものをご紹介しましょう。

まず、両手の人差し指から小指までをしっかり伸ばし、手のひらを上にして重ねます。指の角度は内側に向かって斜め45度程度です。どちらの手を上にした方がよいかは、利き腕などによって変わってきますので、自分がやりやすい方を選んでください。

4本の指同士を重ねたら、残った親指を中心へ持ってきて、まっすぐに伸ばしたまま並べます。この状態で、軽く握れば完成です。

アンダーパスをするときはこの形で手を組みます。腕全体を絞るようにしてください。このとき、手を下に向けると腕が伸び、パスをコントロールしやすくなります。

アンダーパスのコツ【ボールの受け方】

アンダーパスを続けていると、腕が痛くなってしまうこともありますが、多くの場合は正しい受け方ができていないことに原因があります。まずボールを受ける位置ですが、手首より先だと痛いうえに、コントロールも定まりません。

手首のやや上、構えた状態で両腕のスペースが空き始めるくらいの位置がベストです。また、ボールを受ける位置が肘に近くなっても上手くいきません。

構えたときに腕の面が大きいほど、ボールを扱いやすくなります。肘を伸ばし、ボールが受けやすい体勢をつくっておきましょう。そして、なるべく腕の内側に当たるよう面をつくってください。そのためにも、腕を絞るということが必要なのです。

腕以外の構えも重要です。オーバーパスと同様、腰を低く落とします。ボールが腕に当たる瞬間、全身をバネのように使い、受け止めて押し返しましょう。

基本的にアンダーパスは、腕を振るという動作はしません。力任せにボールを打ち上げるのも、腕が痛くなる原因となります。全身をバネのように使ってボールをコントロールするのが、正しい方法です。

アンダーパスは相手の攻撃を受けるときに使うことが多いプレーです。勢いをつけるよりも、勢いを止めるイメージが近いでしょう。

サーブ

バレーボールにはいくつかサーブの形があります。今回は基本的な「アンダーサーブ」と「フローターサーブ」について解説します。

アンダーサーブ

「アンダーハンドサーブ」ともいいます。まず、利き腕とは逆の手でボールを持ち、小さくサーブトスします。利き腕が届く位置に上げることを心がけましょう。

利き腕を下から振り上げ、ボールを飛ばします。手を軽く握り、手首で打つようなイメージです。あまり強い力で打つとコントロールが利かなくなるので、適度に力を抜きましょう。

手の形はじゃんけんのグーをイメージします。親指を握りこんでしまうと、突き指の原因となるので、外に出しておきましょう。

アンダーサーブは、威力が出にくい一方、もっとも安定しています。サーブは何より相手コートに入れることが大切です。他のサーブが難しい場合は、アンダーサーブから始めるとよいでしょう。

フローターサーブ

もっとも使われることが多いサーブです。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば威力のあるボールを打てるようになるでしょう。

利き腕とは逆の手でボールを持つのは、アンダーサーブと同じです。このとき、利き腕側の足を少し前に出しておきます。

ボールを放り上げる際、利き腕と逆の足を大きく前に出します。同時に利き腕の後ろに引き、腰を軽くひねります。利き腕とは逆の足に体重を移動させるようにしながら、押し出すイメージで打ちましょう。

アンダーサーブにもいえることですが、まずボールを上げる位置が正確になるよう心がけてください。適切な位置で打てないと威力が出ません。

腕を後ろに引くときは、肘が下がらないように気をつけましょう。手首には力を入れず、ボールを打つ瞬間にだけ力を入れるよう意識します。正しい動作ができていれば力まずとも、ボールに力が伝わるはずです。

スパイク

スパイクはバレーボールの花形です。打てるようになれば、楽しさも倍増するでしょう。最初は強いボールを打てなくても構いません。積極的にチャレンジしてみましょう。

スパイクのコツ

スパイクのコツは色々ありますが、まずジャンプする前の助走が重要です。

助走で大切なのはラスト3歩。右腕が利き腕の場合は、1歩目で右足を出し、2歩目は大きめに左足でステップします。このとき、両手を後ろに振りましょう。3歩目で右足を踏み込み、それを追いかけるように左足も揃え、両足で真上に跳びます。

スパイクを打つときは、腕を伸ばしすぎても、曲げすぎても力が入りにくくなります。よりよい腕の角度を見つける方法は、何度も繰り返すことです。自分のよいと感じたポイントが最適な角度といえます。

ボールは指のつけ根あたりで捉えます。もっとも力が入りやすくコントールもしやすい場所です。ちょうど盛り上がっている部分なので、意識もしやすいでしょう。

スパイクのコツをつかむのに効果的な練習は「壁打ち」です。正確にポイントを捉えていれば、まっすぐ自分のもとに返ってきて、連続で打てるようになります。1人でもできるので、ちょっとした練習に最適です。

利き腕とは逆の腕も意識しましょう。逆の腕は、ボールとの距離感をつかむなど、大切な役割があります。ジャンプする際は、両腕をしっかり上げましょう。

スパイクは、初心者にとって難しいプレーです。相手コートへ一直線に突き刺さるようなスパイクは、誰もが憧れる一方、そう簡単に打てるものではありません。最初は、しっかりとミートすることを意識し、相手コート内に返せれば成功というくらいの楽な気持ちで打っていきましょう。

クイックやコンビネーションなど、スパイクには戦術的なバリエーションが色々あります。慣れてきたら、そうしたパターンをチームメイトと練習してみると面白いかもしれませんね。

まとめ

オーバーパス・アンダーパス・サーブ・スパイクと、バレーボールの基本となるプレーのコツを解説しました。どのプレーでも、全身を使うことが大切です。初心者は、指や腕など、体の一部のみに力が入りやすい傾向です。それではボールが安定しません。

また、チームスポーツとしてのコツは、とにかくボールをつなげることです。相手コートにボールを返せれば、バレーボールは初心者同士でも試合が成り立ちます。プロのようなプレーがなくとも、きっと楽しめるでしょう。

初心者だからといって恐れる必要はありません。ぜひ、積極的にチャレンジしてください。

初心者向けの練習メニューをこちらの記事で解説していますので、しっかりチェックしてみてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

ビギナーズ編集部 /
ビギナーズ編集部 beginners

趣味を探すメディアサイト「ビギナーズ」編集部です。様々な趣味をご紹介していきます。

ビギナーズTOPページ