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ピアノの録音方法解説!レコーダー・マイクのおすすめ8選

ピアノの録音方法解説!レコーダー・マイクのおすすめ8選

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

録音するために練習をしたり、本番と同じように弾いてみて自分の演奏を客観的に聞いてみるときに、ピアノ本来の音色に近いものを録音したいと思いませんか?

携帯などのムービー機能でいいテイクが録れたと思っていても、雑音が入ってしまったり音が変だなと感じたりすることがあると思います。

そこで今回はそのようなことがないように、正しい録音の方法と、よりよい音を録音するために必要なマイクやレコーダーなどをご紹介し、解説していきます。

ピアノの録音方法

電子ピアノの場合と、アップライトやグランドピアノの場合とでやり方が少し変わってきますが、基本はICレコーダーを購入して録音する形になります。

電子ピアノの場合

電子ピアノの場合は、録音するにあたって、3つの道具が必要になります。

必要な道具
  • ICレコーダー
  • オーディオケーブル
  • イヤホンやヘッドホン

電子ピアノのイヤホンを刺すところと、ICレコーダーのマイクを刺すところをオーディオケーブルでつなぐと、電子ピアノの音を録音できます。

そして、録音中の音を聞くためにICレコーダーにイヤホンをつなげると、電子ピアノの音がICレコーダーから流れるようになります。

もちろん、電子ピアノのスピーカーから音を流してそのままICレコーダーで録音してもいいですが、圧倒的に綺麗な音で録音できるので、こちらの方法がおすすめです。

アップライトピアノやグランドピアノの場合

次にアップライトピアノや、グランドピアノで録音する方法です。ピアノの場合は電子機器ではないのでジャックなどがない分とてもシンプルで、演奏した音をICレコーダーで直接録音する形になります。

綺麗に音が録音できるレコーダーの設置場所

アップライトとグランドピアノで共通して言えることですが録音するときに、レコーダーやマイクを置くべき場所は蓋を開けた状態でのピアノの真上がベストと言われています。

家庭内での設置方法にもよりますが基本的に真上はなかなか難しいので、鍵盤より高い位置にレコーダーを設置して録音すると、比較的綺麗な音で録音ができます。

鍵盤より低い位置で録音するとこもったような音で録音されるので、できれば蓋を開けたピアノの真上で、真上が難しければ鍵盤よりも上にレコーダーを設置して録音しましょう。

しかし実際は、近くに設置すると直接音の割合が多くなり響きが少なくなってしまったり、遠くに設置すると直接音の割合が少なくなり、響きが多くなってしまったりと、とても調節が難しいです。

なので、まずはどのように録りたいのか、ポイントを押さえて、目的に合った録音方法を見つけましょう。

設置場所を決めるポイントと調整方法

  • ピアノの種類
  • 録音する場所
  • 求める音質

こちらの3つがポイントです。

まずは目安としてピアノから1~2m程離れ位置に設置し、録音→チェックという流れで、音が近すぎる場合はもう少し離してみるなど、調整していきます。

また、ピアノに限りませんが、楽器の音は基本的に上に向かうので、先ほどお話ししたように、なるべく高い位置に設置するほうが音質的にもいいです。

マイクスタンドを活用してよりよい音質の録音をする

ハンディレコーダー単体では、高い位置に設置することが難しいので、何かしらの台に置くというのでもいいですが、おすすめはマイクスタンドです。

マイクスタンドの先端(マイクホルダーを接続する部分)にレコーダーを接続します。高さは150cm以上にするのがいいと思います。

なお、変換コネクタが必要になるレコーダーもありますので、注意してください。間違わないためにも、あわせて購入することをおすすめします。

おすすめICレコーダー・マイク・オーディオケーブル

おすすめICレコーダー・マイク・オーディオケーブル

ここからは、ピアノを録音するICレコーダーでおすすめのものをご紹介していきます。

SONY PCM-A10

比較的安価で購入できる、SONYのICレコーダーです。

もっと安価なICレコーダーもたくさんありますが、これ以上安価なものは、あくまでも声の録音用で、ピアノなどの楽器を録音するには少し不向きです。

ピアノの音がちゃんと綺麗に録音できて比較的安価となると、このあたりのクラスになります。

パソコンにそのままデータを移せる

このICレコーダーの一番の特徴は、ICレコーダーそのものにUSB端子がついていて、そのままパソコンに接続ができるところです。

ICレコーダー兼USBメモリーのような作りになっているので簡単にデータをパソコンに取り込めます。

音程を変えずに再生スピードを変更できる

今回紹介するレコーダーでは出来る機能ですが、練習用の機能で、音程を変えずに再生スピードを自由に変更できます。

早送りにすると音が高音になったりしますが、それを制御して音の高さはそのままで、早送りやゆっくり再生が可能になります。

特に左手の伴奏だけを録音して、右手の練習をするときにはかなり重宝します。

ゲオあれこれレンタルでレコーダーをレンタルする

持ち運びを重視した「PCM-A10」よりさらに高性能な「PCM-D10」が、レンタルサービスでレンタ可能です。「PCM-A10」を購入検討している方も、お試し感覚でぜひ「PCM-D10」をレンタルしてみてください。

TASCAM DR-40X IC レコーダー

日本の音響機器メーカーTASCAMのICレコーダーです。先程のICレコーダーに比べると値段が上がりますが、その分非常に高音質な録音が可能で、録音したピアノ演奏をじっくり楽しめます。

簡単操作でプロのような録音を実現

このICレコーダーのコンセプトでもありますが、簡単な操作方法で、プロのような綺麗な録音ができるようになっています。

操作自体は比較的簡単ながら、より綺麗な録音ができるように作られているので、簡単に高音質な録音を楽しめます。

音割れを自動で防いでくれる、ピークリダクションが便利

演奏会などのピアノ演奏を録音したいときにかなり便利な機能で、録音の音割れを防いでくれる機能になります。

ピアノの演奏は、ピアニッシモからフォルテまで、音量に大きな差があるので、序盤の静かな部分に録音レベルを合わせると、盛り上がる部分で音割れが発生することがあります。

このICレコーダーは、ピアノ演奏が大きくなって、音割れが発生しそうになると、自動的に録音レベルを下げて音割れしないようにしてくれるので、大事な演奏会での録音で失敗する心配が減ります。

SONY PCM-D100

ハイレゾ録音で、臨場感ある超高音質の録音ができるSONYのICレコーダーです。

値段は大きく上がりますが、その分録音の音質は最高クラスで、演奏会など、ピアノの演奏を高音質で録音したい人にはおすすめのICレコーダーです。

最初に紹介したICレコーダーと同じく、直接パソコンにUSBメモリーとして接続できたり、音程を変えずに再生スピードを変更する機能もそなえています。

ZOOM H5 ハンディレコーダー

リアルでふっくらとしたいい音色で録れるのが特徴です。

マイクの形状は集音しやすいXYタイプで、90度~120度と角度を変えて録音でき、ステレオ録音に適しています。マイクの取り外し、つけ替えができるところも便利です。

ZOOM XYH-6 レコーダーマイク

ZOOMハンディレコーダーを使用する際に特におすすめしたい商品が、レコーダーマイクです。

付属のマイクがありますが、さらに性能の良い別売りのマイクが「XYH-6」です。

H6のレコーダーには標準で付属していますが、別売りもありますので、もともとレコーダーを持っている方、H5のレコーダーを購入したけど、性能のいいマイクを使いたい方におすすめです。

電子ピアノで録音する人向けに、オーディオケーブル

最後に、電子ピアノで録音する人は、ここまで紹介したICレコーダーにプラスして、オーディオケーブルも購入しましょう。

この記事の最初の方で説明したように、電子ピアノとICレコーダーをオーディオケーブルで直接つなぐことで、ノイズ無しの綺麗な録音が可能になります 。

iPhoneに接続出来るレコーダー

iPhoneなどのスマホに接続して録音するタイプのマイクも複数発売されています。

これらのマイクは上記で紹介した、単体のハンディレコーダーに比べると、音質が少し劣るうえに、扱いが若干難しいです。

もちろん何の問題もない場合もありますが、接続するスマホ自体や使用するアプリとの組み合わせにより、不具合が出る可能性がまれにあります。

その際、マイクの問題なのか、スマホの問題なのか、アプリなのか、不具合の原因を特定することが単体のハンディレコーダーに比べて難しくなります。

しかし小さくて便利なスマホ用マイクは持ち運びにとても便利です。より手軽な録音ツールを求めている方にとって、選択技の一つとしておすすめしています。

選ぶ際、注意しなければならないのが、必ず「ステレオマイク」のものを購入しましょう。会議などで使う用の「モノラルマイク」のタイプもありますので注意してください。

録音が特に難しいグランドピアノの録音方法“即レコピアノ”

録音が特に難しいグランドピアノの録音方法“即レコピアノ

グランドピアノの録音は楽器の中でも特に難しいとされています。

家庭用機器を使って自己流で録音できますが、ペダルや音色の微妙なニュアンスまではつかみにくく、かといってプロのエンジニアに依頼すると高いお金がかかってしまいます。

そんな奏者の悩みを解消してくれるのが、グランドピアノの演奏を高音質でセルフレコーディングができる“即レコピアノ”です 。

“即レコPiano”は、響板の下に置かれた2本のマイク(バウンダリーマイク)と、室内に置かれたステレオマイク(エアマイク)の計4チャンネルで録音をおこないます。

さらに特長のひとつとして、マイクのバランスやリバーブ(残響)を自由に変えられるため、グランドピアノの音や響きを生演奏のように録音が可能となります。

マイクやリバーブ調整で本番のような練習も可能

バウンダリーマイクのほうに寄せるほど音が明瞭になり、エアマイクの方に寄せるほど音が柔らかくなるので、楽曲の持ち味によって設定を変えるといい練習になるといったメリットもあります。

また環境によってピアノの響きは大きく変わるので、リバーブの調整で様々な場を想定できるのは、演奏者にとって、とてもいい練習ができます。

発表会や演奏会が近づいてきたら、当日の音環境に近い状態で本番の雰囲気をつかんでおくと、演奏の仕上がりの精度が上げるための練習にもなります。

クラウドに保存して共有が可能

さらに“即レコPiano”は、音源をクラウドに保存して先生と生徒で共有できたり、感想をボイスメッセージに残してコメントをやり取りできたりと、レッスンにも幅広く活用できます。

“即レコPiano”は録音後すぐに再生できるのでとても便利です。例えば苦手なフレーズごとに細かく切って録音・再生し、その部分を中心に指導できます。

またレッスンで緊張して本領が発揮できないこともあるため、スタジオで自分の納得のいく演奏を録音して送ってもらい、それにコメントするという新たなレッスン法も生まれそうです。

録音しながらデータがサーバーへアップロードされるため、演奏が終わってすぐに再生でき、待ち時間のストレスがありません。

演奏の振り返りはもちろん、コンクール用の音源を作成したり、納得のいく演奏を先生や家族に送って聴いてもらったりと様々に活用できる“即レコPiano”は今の時代にぴったりな存在だと思います。

“即レコピアノ”導入スタジオ

まずは“即レコPiano”を導入しているスタジオを検索し体験してみましょう。マイクの種類・設置場所はスタジオの環境によって異なることがありますので、事前に調べてから行くようにしましょう。

また、ピアノの種類も場所によって異なりますので、そちらも確認することをおすすめします。いろいろなスタジオで弾くという経験も本番練習にもなりますし、珍しいメーカーのピアノを弾けるのも魅力の一つです。

ぜひ参考にしてみて下さい。

ピアノ用レコーダーはレンタルがおすすめ

レコーダー・マイクはレンタルがおすすめ

レコーダーを使ってみたいけど、いきなり購入したりスタジオを利用したりするのは難しいという方は、レンタルサービスを活用するのがおすすめです。

レンタルサービスなら、新品を購入するよりも安い価格でレコーダーを利用できます。また、購入前に使い心地を試すという目的でも、レンタルサービスは有用です。

以下はレコーダーをレンタルした際の料金比較です。ぜひ検討してください。

サービス名 料金(税込) 期間 支払い方法 送料 対応地域 受取方法 申込方法
kikito 3,480円~
(8日間)
8日間~ 電話料金合算払い
dカード
クレジットカード
往復無料 全国
※一部離島を除く
宅配 サイト内のオーダーフォームから注文
ゲオあれこれレンタル 3,280円~
(7泊8日)
7泊8日~ クレジットカード 往復無料
※北海道と沖縄を除く
全国
※一部離島を除く
宅配
※自宅以外指定可(要相談)
サイト内のオーダーフォームから注文
モノカリ 2,300円~
(3日間)
3日間~ クレジットカード 往復無料 全国 宅配or店舗
※自宅以外指定可
サイト内のオーダーフォームから注文
DMMいろいろレンタル 2,840円~
(2日間)
2日間~ クレジットカード 往復無料 全国
※一部離島除く
宅配 サイト内のオーダーフォームから注文

kikitoでレコーダーをレンタルする

まとめ

私は今までiPhoneで動画を撮り、そのまま動画をアップしていましたが、最近初めてしっかりレコーダーとマイクを使って曲撮りをしました。

明らかに音が違うのと、聞いている方も疲れないでリラックスして聞けることがよかったと感じました。

また、弾き手としても動画をチェックした際に、納得いかないと思うことが少なくなり、レコーダーを使って撮ることのよさに気づきました。

以上のようにレコーダー購入の際や、実際にレコーディングする際の各ポイントがありますので、よかったら参考にしてみてください。

また、こちらの記事では弾いてみた動画の作り方を解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!

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