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【2023年最新】マンガ大賞の歴代受賞作は?読んでおきたい作品はコレ!
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
マンガ大賞とは「人にすすめたくなる面白いマンガ」を選出するための賞です。第1回は2008年に開催され、2023年で16回目を迎えました。その存在感は年々増しており、マンガ好きからの注目が最も高いマンガ賞の1つです。
この記事ではマンガ大賞で1位に輝いた歴代の受賞作を一覧でご紹介。マンガ好きなら読んでおきたいおすすめ作品もピックアップしました。次に読むべき作品を探している方は要チェックです。
目次
2023年マンガ大賞が決定!
2023年3月27日(月)に開催されたマンガ大賞2023授賞式にて、マンガ大賞2023の作品が決定しました!
2023年の大賞作品は、とよ田みのる先生が手掛ける『これ描いて死ね』が受賞しました。
次の項目で大賞を受賞した『これ描いて死ね』をはじめ、過去の受賞作品について詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
今年のマンガ大賞と歴代3作品を解説
マンガ大賞の選考対象となるのは、前年の1月1日から12月31日に出版された、最大巻数8巻までの作品です。
大賞受賞作品は毎年3月ごろに発表されており、2023年のものまで大賞が発表されています。そこで、まずは最新の2023年と過去3年間の大賞受賞作品を紹介します。
2023年マンガ大賞:これ描いて死ね
2023年の大賞作品は『これ描いて死ね』です。『これ描いて死ね』は、とよ田みのる先生が手がけ、2021年11月より『ゲッサン』(小学館)にて連載がスタートしている作品です。
東京から120km南にある伊豆王島に住む、漫画が大好きな高校1年生・安海相が主人公で、長年活動休止状態の憧れの漫画家が同人誌即売会に出展することを知り、向かった会場での思わぬ出会いが相の人生を変えるストーリー展開です。
漫画を”つくる”ことを意識し始め、高校の漫画研究会を舞台に、作品を生み出す苦しみや歓びを描いた創作青春劇になっています。
漫画家にはどうやったらなれるのか?漫画創作の世界へ踏み出していく少女の物語をぜひ味わってみてください。
本年度の受賞作品『これ描いて死ね』を早速チェックしてみてくださいね。
2022年マンガ大賞:ダーウィン事変
2022年の大賞作品は『ダーウィン事変』でした。『ダーウィン事変』は、うめざわしゅん先生が手がけ、2020年6月より『月刊アフタヌーン』にて連載がスタートしている作品です。
『ダーウィン事変』は、「テロ」「差別」などヒトが抱える問題に、ヒト以外の生き物が問題に向き合う“ヒューマン”ドラマです。
テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護されます。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーでした。
チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することになります。そこでチャーリーは、頭脳明晰で「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会います。
「人間とそれ以外による世界大革命」が魅力の、読み応えのある作品です。
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2021年マンガ大賞:葬送のフリーレン
2021年の大賞作品は『葬送のフリーレン』でした。原作を山田鐘人先生、作画をアベツカサ先生が手がける『週刊少年サンデー』で連載中の作品です。
『葬送のフリーレン』では、魔王を倒した勇者パーティーの後日譚が描かれます。人間よりずっと長寿であるエルフのフリーレンが、冒険仲間だった勇者の寿命による死をきっかけに、人間のことを知るために旅に出るというストーリーです。
近年では異世界ファンタジーものの人気が高まっていますが、この作品は「物語が終わった後」という新しい切り口で描かれています。
選考員たちは、ハイレベルで丁寧に書き込まれた絵と、切なく温かいストーリーがマッチしていてバランスがとてもいいと評価しました。
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2020年マンガ大賞:ブルーピリオド
2020年大賞作品は、山口つばさ先生の『ブルーピリオド』です。2017年から『月刊アフタヌーン』で連載されています。
高校生の主人公が絵を描くことに目覚め、美大受験を目指すという物語です。創作に対する喜びや息苦しさを真正面から描くスタイルで、マンガ好きの心を掴みました。2019年に引き続き、2年連続でマンガ大賞にノミネートされた作品です。
大賞受賞時の2020年に発売された6巻では、このマンガのテーマの1つでもある美大受験の結果までが描かれました。選考員からは、精神面の描写やリアルな葛藤が伝わるストーリー展開が称賛されています。
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マンガ大賞歴代1位受賞作品を一挙紹介!
マンガ大賞第1回の2008年から第16回を迎えた2023年までの歴代1位受賞作品をご紹介します。
マンガ大賞受賞作品を読んだことはなくても、タイトルは知っているという方も多いのではないでしょうか。
- 2008年…『岳』石塚真一(著)、小学館
- 2009年…『ちはやふる』末次由紀(著)、講談社
- 2010年…『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ(著)、エンターブレイン
- 2011年…『3月のライオン』羽海野チカ(著)、白泉社
- 2012年…『銀の匙 Silver Spoon 』荒川弘(著)、小学館
- 2013年…『海街diary』吉田秋生(著)、小学館
- 2014年…『乙嫁語り』森薫(著)、エンターブレイン
- 2015年…『かくかくしかじか』東村アキコ(著)、集英社
- 2016年…『ゴールデンカムイ』野田サトル(著)、集英社
- 2017年…『響~小説家になる方法~』柳本光晴(著)、小学館
- 2018年…『BEASTARS』板垣巴留(著)、秋田書店
- 2019年…『彼方のアストラ』篠原健太(著)、集英社
- 2020年…『ブルーピリオド』山口つばさ(著)、講談社
- 2021年…『葬送のフリーレン』山田鐘人(原作)アベツカサ(作画)、小学館
- 2022年…『ダーウィン事変』うめざわしゅん(著)、講談社
- 2023年…『これ描いて死ね』とよ田みのる(著)、小学館
大賞だけじゃない!2位以下のおすすめ作品
マンガ大賞では、各選考員が最大5作品に投票し、一次選考を行います。二次選考では10作品にまで絞られ、これらがノミネート作品となります。そしてその中から大賞となる1作が選ばれるという方式です。
最も注目されるのは大賞ですが、他のノミネート作品も大賞と遜色なく面白いということが審査員のコメントからも伺えます。
特に複数年ノミネートされた作品や、マンガ大賞以外の賞を受賞した作品など、「もう1つのマンガ大賞受賞作」と呼ぶべき作品も数多く存在します。ここからは、そんな大賞と並び称されるノミネート作品を紹介していきましょう。
2位:あかね噺(原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将)
『あかね噺』は、馬上鷹将先生、末永裕樹先生による作品で、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2022年11号から連載されています。
幼い頃、父の魔法の様な落語に魅せられた朱音は、父のある一席を機に自身も噺家としての道を歩み始めます。17歳になった朱音が目指すのは落語界の最高位「真打」になることでした。
一流の技量を習得するため、様々な試練が朱音を待ち受ける展開で目が離せません。新生落語ヒロイン、ここに誕生です!
今回のマンガ大賞2023では、『これ描いて死ね』102ポイントに次ぐ、100ポイントを獲得し高い評価を受けています。
3位:女の園の星(和山やま)
『女の園の星』は、漫画賞総ナメ『夢中さ、きみに。』の和山やま先生が手掛ける初の連載作品です。
とある女子校2年4組を担任する星先生。生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、あるときには教室で犬のお世話をし、漫画家志望の生徒にはアドバイスを行うなど日々翻弄。
時には同僚と飲みに行くことも。なんてことない日常が、なぜこんなにも笑えて愛おしいんでしょう?
「声を出して笑った」の声続出中!どんな時も『女の園の星』はあなたを笑わせます。漫画を読んで楽しい気持ちを味わいたいときにおすすめの作品です。
3位:正反対な君と僕(阿賀沢紅茶)
『正反対な君と僕』は、阿賀沢紅茶先生が手掛ける作品で、2022年5月2日より『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載中の漫画です。
元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう鈴木は、自分の意見を言える物静か男子・谷くんに絶賛片思い中。しかし、周りの目が気になって普通に接せず、いつも谷くんにダル絡みばかりしてしまいます…。
ある日勇気を出して、一緒に帰ろうと誘ってみたところ、さらなる展開が…!?共感マックスの等身大ラブコメで人気急上昇中の作品です。
5位:天幕のジャードゥーガル(トマトスープ)
『天幕のジャードゥーガル』は、著者トマトスープが手掛ける、WEBコミックサイト『Souffle』(秋田書店)にて、2021年9月25日から連載中の作品です。
後宮では賢さこそが美しさ。13世紀、地上最強の大帝国「モンゴル帝国」の捕虜となり、後宮に仕えることになった女・ファーティマは、当時世界最高レベルの医療技術や科学知識を誇るイランの出身でした。
その知識と知恵を持ち、自分の才能を発揮できる世界を求めていたファーティマは、第2代皇帝・オゴタイの第6夫人でモンゴル帝国に複雑な思いを抱く女・ドレゲネと出会います。 大帝国を揺るがす女ふたりのモンゴル後宮譚です!
5位:日本三國(松木いっか)
『日本三國』は、松木いっか先生が手掛け、2021年11月24日より『マンガワン』(小学館)、同年12月1日から『裏サンデー』で連載されている作品です。
「この国を、再統一する」文明崩壊後の近未来、再び戦国時代と化した日本を再統一すべく一人の青年三角青輝が立ち上がります。後に奇才軍師と称される彼の伝説が繰り広げられる作品です。
魅力的な作品が揃うマンガ大賞
マンガ大賞は「人にすすめたくなる面白いマンガを選ぶ」というコンセプトのもとに作られた賞です。その言葉の通り、選ばれた作品のおすすめコメントは全て公式ホームページに掲載されています。
主催者は、この賞のためだけに集まったマンガ大賞選考委員会です。書店店員の他、マンガ紹介や書評ブログの運営を行っている会社員など、「マンガが好き」という共通点を持つメンバーで構成されています。
マンガ家やマンガ雑誌の編集者といった、マンガが売れることに直接の利害関係がある人は選考員には選出されません。
選考作品も、掲載雑誌やジャンルの垣根を越えて集められていることが特徴です。たとえば少年マンガとレディースコミックが同列で順位を争っているなど、ノミネート作品を見るだけでも面白さが感じられます。
毎年の大賞やノミネート作品はもちろん、一次選考の対象となった全ての作品に選考員コメントが掲載されているため、読みたい作品を見つけるきっかけとなるでしょう。
公式HP:マンガ大賞2023
まとめ
「マンガ大賞2023」最新の情報をお届けしました。2023年度の大賞作品はとよ田みのる先生手掛ける『これ描いて死ね』が受賞しました。
マンガ大賞を獲得した作品は、ニュースになったり書店で特集が組まれたりと、またたく間に有名になります。その一方で、ノミネート作品にはあまりスポットライトが当たらない傾向があります。
しかし、国内のマンガ好きが集うマンガ大賞という場に選出された作品は、どれもクオリティーが高く面白いと評判です。大賞受賞作品だけでなく、ノミネート作品や一次選考対象作品にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
話題のマンガや面白いマンガを探している人は、ぜひ一度マンガ大賞の公式ホームページを訪れてみてください。
また、おすすめの漫画100選を紹介した記事もありますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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