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[2018]ロッキンジャパン出演バンドの使用楽器・ギター・機材まとめ

[2018]ロッキンジャパン出演バンドの使用楽器・ギター・機材まとめ

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

夏は様々なイベントが開催される季節の1つです。

音楽フェスもそんな夏を彩るイベントとして、ここ数年で一気に定着しました。今や都市部のみならず、全国各地で開催されるようになっています。

その中でも人気なのがロッキンジャパンフェス。

関東エリアで開催されるロックフェスとしては最大級の規模であり、比較的都内からのアクセスもいいことから、参加された方も多いのではないでしょうか。

2018年の8月4日~12日にかけて開催されたロッキンジャパンフェスの出演バンド・アーティストに着目し、彼等の使用機材をいくつかご紹介します。

ギターを中心にお届けしますので、興味ある方はぜひ参考にしてみてください。

ロッキンジャパン常連バンドの使用楽器・機材

まずピックアップするのは、夏フェスの常連バンドです。

基本的に屋外で行われる夏フェスは様々なトラブルが起こりやすく、ライブハウスとは異なる演奏環境となっています。

つまり、通常のクオリティを維持したままライブを行うのが難しいのです。

そんな夏フェスの常連バンドともなれば、やはり百戦錬磨の実力派が中心となります。

彼等の楽曲を彩るギタリストたちは、一体どのようなギターを使っているのかチェックしていきましょう。

【エレファントカシマシ】石森敏之のギター

毎年あらゆる夏フェスに出演しているベテランバンドといえば、やはりエレファントカシマシ。

エモーショナルなボーカルが印象的なバンドですが、石森敏之のギターを中心としたアンサンブルの美しさも特筆すべきポイントです。

▲参考:Gibson Les Paul Standard

石森敏之が長年にわたって愛用しているのは、ギブソン・レスポールスタンダードです。おそらく1969年製のものと思われます。

力強くも音抜けのよいサウンドで、リードはもちろんのこと、バッキングでもバランスよく鳴っている印象です。

PVなどでも登場する頻度が多く、彼の代名詞的なギターとなっています。

一方で、近年登場頻度が高くなっている別のギターもあります。メインに近いポジションとなりつつあるのが、ムーンのテレキャスタータイプです。

国産コンポーネントギターの先駆けとなったブランドであり、エレファントカシマシがデビューする以前から愛用してきたギターとのこと。

テレキャスターらしいトレブリーなサウンドが特徴的です。

この他、70年代のフェンダー・テレキャスターやストラトキャスターも楽曲によって使い分けています。

アンプは昔から一貫してハイワットのものがメイン。比較的素直な音質ですが、フェンダー系アンプに比べると温かみのあるサウンドとなっています。

【東京スカパラダイスオーケストラ】加藤隆志のギター

日本を代表するスカバンドであり、同時に夏フェスの常連バンドでもある東京スカパラダイスオーケストラ。

管楽器によるアンサンブルに目を奪われてしまいがちですが、加藤隆志の多彩で正確なバッキングや、シンプルながらも印象的なリードプレイにも注目したいところです。

その演奏は音楽ファンのみでなく、ミュージシャンの間でもとても高く評価されています。

▲参考:Fender Custom Shop/Limited Closet Classic 1965 Stratocaster

そんな彼のメインギターはフェンダー・ストラトキャスターです。

1965年製のヴィンテージであり、相当使い込まれている印象を受けます。塗装はかなり剥がれていますが、元々のカラーはレイク・プラシッド・ブルーです。

この年代はフェンダーギターの過渡期にあたり、スモールヘッドのものとラージヘッドのものが混在しています。

彼が愛用しているのはスモールヘッド仕様です。ヴィンテージストラトキャスターの中でも、とりわけ人気の高い60年代前半モデルの雰囲気を残しています。

ヴィンテージギターというと、繊細な枯れたサウンドをイメージする方が多いかもしれません。

しかし、彼のサウンドはとても太く、そしてパワフルなものです。音域のバランスも絶妙で、バッキングでもほとんど音が潰れることはありません。

質のいいヴィンテージギターと、素晴らしいテクニックの組み合わせから得られるサウンドといえるでしょう。

このメインギターのほか、ライブにおいては現行モデルのストラトキャスターを使用することもあるようです。

アンプは基本的にフェンダーのツインリバーブとなります。

【ハスキングビー】磯部正文のギター

1994年に結成され2010年には一度活動を休止するも、2012年から活動を再開したのがハスキングビーです。

日本のロックシーンを牽引し続けてきたバンドの1つです。ロックファンの支持も高く、今や夏フェスの常連バンドとなっています。

▲参考:Gibson Les Paul Standard

そんなハスキングビーのフロントマンが磯部正文です。

ギブソンのレスポール・スタンダードをメインギターに使用しています。

太くもしっかり抜けてくるサウンドは、ハスキングビーのスピーディでポップなサウンドにベストマッチです。

具体的な製造年代は不明ですが、厳選して選び抜いた1本であるのは間違いありません。

【サンボマスター】山口隆のギター

ポップな楽曲と印象的な歌詞、そして確かな演奏技術で多くのロックファンを魅了し続けているサンボマスター。

ライブバンドとしても知られており、夏フェスには欠かせないバンドの1つでもあります。

▲参考:Gibson Custom/Historic Collection 1960 Les Paul Special

サンボマスターのフロントマンである山口隆は、そのキャリアのほとんどにおいてギブソンのレスポール・スペシャルを愛用しています。

一見ヴィンテージのような風格のある1本ですが、こちらは1960年頃の仕様を再現したレプリカモデルです。

彼のレスポール・スペシャルに対するこだわりはかなり強いようで、色違いモデルなども複数所有しています。

また、楽曲によって太いサウンドが求められるため、レコーディングやPVなどではレスポール・スタンダードを使用することもあるようです。

ロッキンジャパンや世界で活躍するバンドの使用楽器・機材

近年では、ワールドワイドで活動する国内バンドが増えており、ロッキンジャパンにもそんなバンドが数多く出演しています。

世界へ羽ばたく日本のロックバンドの使用機材をチェックしていきましょう。

【MAN WITH A MISSION】ジャンケン・ジョニーのギター

メンバー全員がオオカミの覆面をつけ覆面バンドとして登場したMAN WITH A MISSION。

そのルックスとは裏腹に、非常にクオリティの高い楽曲と高い演奏能力から、日本を代表するモンスターバンドにまで成長しました。

▲ヤマハ エレキギター RGXA2 WAG

同バンドのギタリストであるジャンケン・ジョニーが愛用しているのは、ヤマハのRGXA2 WAGというモデル。

スリムで近未来的なシルエットが、バンドの雰囲気にぴったりとマッチしています。

プロギタリストが愛用する使用するギターといえば、どうしても高価な1本が連想されるもの。

一方で、こちらは実売価格5万円前後と非常にリーズナブルです。ギターは値段じゃないということを体現しているかのようですね。

そもそもこのギターは、「サウンドを犠牲にせず、ライトウェイトと高いプレイアビリティを」というコンセプトで設計されています。

非常に軽量であり、ローポジションからハイポジションまで楽にプレイできるのが魅力です。

この他にも、フェンダーのジャガーを使うこともあります。いずれにせよスタンダードなモデルではなく、一癖あるスタイルのギターがお好みのようです。

【ORANGE RANGE】NAOTOのギター

日本のみでなく、アジア諸国にも活動の場を広げているORANGE RANGE。

同時に沖縄を拠点としたライブイベントを開催するなど、その活動はよりアクティブなものとなっています。

夏のバンドというイメージが強い彼らだけあって、当然夏フェスにも欠かせない存在です。

▲参考:Fender Jazz Master

ORANGE RANGEのリーダーであり、ギタリストでもあるNAOTOは、楽曲によって様々なギターを使い分けています。

中でも登場頻度が高いのが、フェンダーのストラトキャスターとジャズマスターです。

音抜けがよくバランスの取れたそのサウンドは、ORANGE RANGEの明るい楽曲にぴったりとマッチしています。

【UVERworld】彰のギター

ハードな演奏とキャッチーな楽曲から、国内外で高い評価を受けているバンドがUVERworldです。

近年ではアニメとのタイアップ曲も多く、ファン層の幅をますます広げています。

あまり夏フェスのイメージがないバンドかもしれませんが、ロッキンジャパンフェス2018に出演し、豪華なキャストの中でライブ巧者ぶりを披露してくれました。

▲参考:Paul Reed Smith/SE Custom 24 Blue Matteo

UVERworldのギタリストである彰は、比較的近代的なスペックのギターを楽曲によって使い分けています。

中でもよく目にするのがポール・リード・スミスのカスタム24。虎目が強く出た淡いブルーのモデルをメインにしています。

この他にも、フリーダムのオリジナルモデルや、ディーンのハードテイルなどを使用。いずれもダブルカッタウェイのモデルが中心です。

ハイポジションでのプレイも多いため、プレイアビリティの面からこのシェイプのものをセレクトしていると推測されます。

ピックアップレイアウトはほとんどが2ハムバッカー仕様です。これは、ヘヴィなサウンドが要求されるバンドのカラーに合わせたチョイスでしょう。

気になるアンプはディーゼルがメイン。ペダルも使用していますが、歪みは主にアンプで作っているようです。

深く歪ませることが多いですが、バッキングにおいてはしっかりとコード感も残っており、バランスのよいサウンドメイクが印象的といえます。

ロッキンジャパンを機に楽器をはじめてみよう

2018年のロッキンジャパンに出演した、様々なバンドやアーティストの使用機材をご紹介しました。

どのバンドの演奏も素晴らしいので、フェスで実際の演奏を聴いて、楽器をはじめてみたいと思った方もいるのではないでしょうか。

どの楽器を始めようか迷っている方や、試しに弾いてみたいという方には、楽器のレンタルがおすすめです。

楽器のレンタルを行っているReReレンタルでは、ギターやベース、電子ドラムやシンセサイザー等の幅広い楽器を取り扱っています。

ギターを始めたい方であれば、1ヶ月13,780円でレンタルできるギターの入門セットがあるので、全くの初心者でもギターのマスターができますよ。

また、ReReレンタルでは最短3泊4日から1ヶ月以上の長期レンタルまで、自分の借りたい期間楽器を借りることも可能です。

楽器を始めれば、フェスの楽しみ方もこれまでとは違ったものになり、より一層楽しむことができるでしょう。

ロッキンジャパンを機に、ぜひ楽器を始めてみてはいかがでしょうか。

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ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター

ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター

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