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サックスの種類と特徴を徹底解説!初心者向けはどれ?

サックスの種類と特徴を徹底解説!初心者向けはどれ?

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ヴァイオリンにもチェロやコントラバスといった種類があるように、サックスやトランペットにも低音域から高音域まで対応できるようにいくつか種類があります。

なかには世界に数十本しか存在しない種類のサックスもあり、それぞれ音色の特徴なども異なります。

特徴の違いを知っていればこれからサックスを始める方には楽器選びの参考になるはずです。

ジャズ・ファンクなどの音楽鑑賞がお好きな方は今までと違った視点で音楽に触れることができるかもしれません。

そこで今回はサックスの種類とそれぞれの特徴をご紹介させていただきます。まずはサックスがどういった経緯で誕生したかチェックしていきましょう。

また、こちらの記事では種類の他にもサックスの基礎知識を解説しています。各サックスの特徴から音の鳴らし方までわかります。

初心者の方はこちらも参考にしてくださいね。

そもそもサックスとは?

では、そもそもサックスとはどのような楽器なのでしょうか?まずは、サックスの歴史や特徴などについてみていきましょう。

サックスについてご説明した後に種類などについて解説していきます。

サックスの歴史

サックスは1840年代にアドルフ・サックスというベルギーの技術者のもとで誕生した楽器でサクソフォンというのが正式な名称です。

もともとはキィ(ボタン)が多数ある木管楽器の高い操作性と、金管楽器のサウンドの躍動感を融合することを目的として製造されました。

軍楽隊、吹奏楽など次第に重宝されていき、オーケストラでも編成されている曲は少ないながらも起用されるようになりました。

サックスと言えばジャズのイメージですが、1920年代より徐々にその存在を確固たるものにしていったのです。

木管楽器の中では、誕生から歴史の浅い楽器ではありますが、現代でポップス・ジャズ・クラシック・ロックと非常に幅広い音楽ジャンルに対応可能です。

ソロ・アンサンブル・ビッグバンド・サックスオーケストラなど起用編成も多く、完成度の高い楽器であると言えます。

サックスの特徴

サックスは、高音から低音まで音域が広いため、様々な演奏に対応できます。先ほども述べましたが、幅広い音楽ジャンルで使われており、ジャズ・クラシックから、ポップス、ロックバンドでも使用されています。

他の木管楽器と比較すると大きな音量がでるため、ダイナミックな演奏ができます。

そして、運指機構が優れていて、演奏は比較的簡単です。

サックスの種類

多くの音楽ジャンルで順応することができるスタンダード性からサックスは他の管楽器に比べると種類が多く、音階別に9種類に分けられます。

深掘りすれば更に多く存在しますが、まずそれらの名称を見ていきましょう!

    高音から低音の順番に紹介
  • ソプラニッシモサックス(ピッコロサックス)
  • ソプラニーノサックス
  • ソプラノサックス
  • アルトサックス
  • テナーサックス
  • バリトンサックス
  • バスサックス
  • コントラバスサックス
  • サブコントラバスサックス

サックスオーケストラや一部の吹奏楽曲でしかお目にかかれないレアなサックスもあり、実際に演奏する機会は中々ないでしょう。

でもこれだけ多くの種類を製造して研究を重ねていったことで、楽器としての可能性を広げていくことができたはずです。

次の章では、サックスの各種類について、さらに詳しくご紹介していきます。

一般的なサックス4種類を紹介

多くのサックスが存在することをご紹介しましたが、実際にこの中で吹奏楽やジャズなどで一般的に使用されているのは4種類です。

それぞれ特徴と使用されるジャンル・編成について見ていきましょう!

ソプラノサックス

4種類の中では一番高音であり、甘く柔らかな音色が特徴のサックスです。

吹奏楽曲では基本編成に入っていないためあまり見かけませんが、バンドでのソロ・アンサンブルではリーダーなどを任される非常に重要な楽器です。

アルトサックス

生産台数やモデルも最も多く、一般的にイメージされるのはこのサックスです。

高いスタンダード性から多くの音楽ジャンルに適合することができ、クラシックにおいてのサックス協奏曲でもアルトサックス用の楽曲がほとんどです。

テナーサックス

アルトサックスに次いで多く使用されている楽器で、肉厚で男性的な音色を持つことからジャズシーンにおいてはアルトサックスよりも強い存在感を放ちます。

ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズなどジャズの名匠達もテナーサックスを愛用してました。

バリトンサックス

4種類の中で一番大きく低音を担当するサックスです。吹奏楽・アンサンブル・ビックバンドなどで主に使用され、豊満な低音でバンド支える役割を担っています。

伴奏楽器での使用が多いですが、ジャズシーンではジェリー・マリガンなどバリトンサックス奏者によるソロ曲も多く存在します。

希少なサックス5種類を紹介

これからご紹介する5種類のサックスは非常にマイナーで、サックスを吹いていても巡り合うことはあまりないかもしれません。

そんな稀少なサックス達を音色と共に見ていきましょう!

ソプラニッシモサックス(ピッコロサックス)

ソプリロという名称で認知されている最高音部のサックスです。このような特別編成でもないと演奏機会は無いですが、高音はまるでバイオリンのように美しく魅力的です。

ソプラニーノサックス

こちらも演奏機会は少ないもののサックスオーケストラやアンサンブルで登場する機会があります。

上級者向けの楽器であり、音程のコントロールが非常に難しいサックスです。

バスサックス

愛する魚類の研究に没頭しているイメージのあるさかなクンが、バスサックスを勇ましく演奏している姿、とてもかっこいいですね!

吹奏楽やアンサンブルなどで使用されるケースは少ない楽器ですので、生産台数も少なく通常の楽器店には置いてありません。

大きさに応じてかなりの肺活量を必要とするのでこちらも上級者向け楽器です。

コントラバスサックス

かなり大きなこのコントラバスサックス。大きなもので2メートル以上あるものもあります。

日本に3本程しかないかなり希少性の高いサックスで、サックスオーケストラのごく一部の楽曲で用いられる以外は演奏の機会はありません。値段は300~500万と高額です。

サブコントラバスサックス

デ、デカイ… 実在するのか疑わしいレベルの大きさです。

ソプリロを開発したドイツのエッペルスハイム社によって製造された世界に数本しか存在しないと言われている非常に稀少サックスです。

初心者向きのサックスはどれ?

どれも格好良くて選べまないという方もいらっしゃるかと思いますので、次は吹奏楽・ラテンバンドの所属経験のある私から初心者におすすめの種類がどのサックスなのかをご紹介します。

最も一般的とされているのはアルトサックスです。楽器の構造など総合面から初心者に勧められます。

初心者向きといえる理由

なぜアルトサックスが初心者向けなのかという点にはいくつか理由があります。

アルトサックスが人気なワケ

  • 最も一般的とされているので音楽教室や教則本もアルト用に構成されているものがほとんど
  • 大きな音を出すために必要な肺活量も比較的少なく、初心者でもしっかり鳴らすことができる
  • 初めて製造されてからの歴史も一番長く、最も完成された楽器である
  • 値段も4種類の中で一番リーズナブルなので購入に踏み切りやすい

このような理由がありアルトサックスが初心者向けのサックスと言われています。

サックスの始め方

ここまでサックスの歴史や種類・特徴などをご説明してきました。趣味としても、バンドで演奏するにしても、サックスはとても魅力的な楽器になります。

しかし、サックスは、楽器が高価なこともあり、なかなか始めづらく感じてしまう方もいるのではないでしょうか?

そこでここでは、高価な楽器を買ってから後悔しないような始め方をご紹介していきます。ぜひ参考にして始めてから後悔をすることのないようにしましょう。

始めるときはまずレンタルがおすすめ

サックスを始めるときはいきなり買ってしまうのではなく、まずレンタルをして試すことがおすすめです。

いきなり買って始めると、「やってみたけどすぐに飽きてしまった」といったときに大変です。レンタルでは、数日から1ヶ月、更に長期のレンタルも可能なので、始めたときにどう感じるかを体験できます。

特に高価な楽器になればなるほど、実際に楽器を購入するのは、レンタルで試してからでも決して遅くはありません。

始める際はレンタルで試してみてはいかがでしょうか?

経験者に教えてもらう

楽器の上達は経験者から教えてもらうことがおすすめです。

初めて触る楽器では、音の出し方や指の使い方など、分からないことも多いでしょう。その時は、周りの経験者に教えてもらうことで、上達が近くなります。

部活やサークルで始める方は指導者の方や先輩にいろいろ聞いてみると良いでしょう。

しかし、部活やサックスではなく、一人で趣味として始める方には、周りに経験者がいないということも多いかとおもいます。周りに経験者がいない方は、音楽教室を活用してみるとよいでしょう。

プロの講師に教えてもらえることで上達も早まり、より演奏を楽しめるでしょう。

おすすめの音楽教室

椿音楽教室は、東京都内200か所でマンツーマンレッスンを受講可能な音楽教室です。各地のスタジオでレッスンが受講できるため、自分の都合の良い場所でレッスンを受けられます。

講師陣は経験のある方ばかりなので、安心して受講できます。

無料の体験レッスンもあるので、ぜひ一度無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?

    おすすめポイント
  • 200か所以上のスタジオで受講可能
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入会費レッスン費用(月2回60分レッスン)
10,000円10,636円(税抜)
                                                                   
レッスン予約制度教室所在地
相談の上決定東京(約200か所)
神奈川
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まとめ

サックスは意外とたくさんの種類がありましたね。

一般的なサックスはジャズのライブに行けば簡単に見ることが出来ますが、「現物を見てみたい!」という人はサックスオーケストラのコンサートに足を運んでみましょう!

またどのサックスにしようかと迷っている方はまず吹き比べてみてはいかがでしょうか。レンタルサービスを利用すれば、実際に触れてみたり、数日間演奏してみたり、楽器屋さんやコンサート劇場ではなかなかできないことができます。

その上で自分が好きな音色のサックス、吹きやすい形をじっくり選んでみるのもおすすめです。サックスは比較的高価な楽器なので、購入する前にレンタルサービスを利用して失敗しないサックス選びをしてほしいと思います。

ビギナーズ編集部 /
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