更新

初心者ソロキャンプ~4つのスタイルと道具の選び方

ソロキャンプと一重に言っても楽しみ方は様々。焚き火を楽しむ野営スタイルや登山スタイルなどスタイル別の特徴と必要な道具をご紹介。多様にあるスタイルの中から自分にあったスタイルでソロキャンプを始めましょう。
初心者ソロキャンプ~4つのスタイルと道具の選び方

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

自然の中で過ごす魅力に引き付けられ、1人キャンプ、通称ソロキャンプを始める人が急激に増えていますが、一口にソロキャンプといってもスタイルは様々。スタイルによって必要な道具も楽しみ方も全く違います。

今回は多様にあるスタイルを紹介し、必要な道具と楽しみ方についてまとめました。初心者のかたに知っておいてほしいキャンプのマナーについても紹介しますので、ぜひご覧になってください。

ソロキャンプ初心者に知ってほしい3つのマナー

ソロキャンプの魅力は気楽さと自由さ。都会から外れた自然の中で1人過ごす時間は体の力が抜け最高にリラックスした時間を過ごせます。キャンプ場に来られている人がみんな楽しめるよう、ソロキャンプを始める前に最低限のマナーを押さえておきましょう。

1人の時間を尊重する

ソロキャンプは1人の時間を楽しむもの。他のキャンパーとの交流も1つの楽しみ方でもありますが、相手によっては深く関わられることを不快に感じる方もいます。

炊事場・トイレ・すれ違いざまの挨拶は良いですが、相手のテントサイトへ入る場合には許可を取るようにしましょう。

当たり前のように感じますが、相手のテントを無断で開け話しかけるキャンパーさんも実際にいます。他のキャンパーさんとの交流を楽しむなら、自分のサイトへご招待するなど方法を用い相手を尊重することが大切です。

直火は原則禁止

直火とは地面の上で直接する焚き火のこと。あまり知られてはいませんが、直火での焚き火は自然に対するダメージが甚大で、芝生の上でした場合、その土地だけハゲてしまい二度と生えてくることはありません。

土地の生態系を崩すだけでなくキャンプ場が荒れてしまうため、キャンプ場では直火は原則禁止。

心地よくみんなが焚き火を楽しめるように、焚き火台を必ず使用するようにしましょう。

テントは決まった場所で張る

テントを張ってはいけない場所は「一本木の真下」「川のそば」「崖の近く」の3か所。それぞれに落雷・増水・突風の危険があるため、テントを張る場所はキャンプ場が指定しているサイト内で張るようにしましょう。

山の中でひっそりしている野営キャンプの写真をSNSで見かけることが多いですが、こちらも決して真似はしないように。

山のほとんどは国もしくは個人の所有地なため無断でキャンプを行うと最悪、警察沙汰になりかねません。決められた場所で安全にキャンプを楽しむためにもキャンプ場の指定場所でソロキャンプを行いましょう。

ソロキャンプの道具は移動手段で考える

ソロキャンプの道具を揃える前に、キャンプへ行く移動手段について考えてみましょう。というのも、移動手段が変わるだけで必要な道具と求める機能が変わります。

例えば、バイクや自転車でソロキャンプに行かれる方は、愛車が夜露に濡れないようタープを用意するか、タープ要らずのツーリング用テントにするととっても便利。歩きの方は大きめのバックパックにコンパクトな装備がうってつけです。

アイテムにもよりますがソロキャンプ道具はコンパクトになるほどコストが高くなります。移動手段に合わせて必要な機能を備えたキャンプ道具を選びましょう。

AmazonAmazonブラックフライデーバナー

ソロキャンプで使う道具の種類

ソロキャンプ道具で最低限必要な道具は5種類。寝床・寝具・調理・ダイニング・明かり類を揃えれば不自由のないソロキャンプができます。

予算は大体3万円~で、これ以上コストを抑えようとすると道具の耐久性が低く長持ちしない、もしくは使いづらいデザインが気に入らないなどの理由ですぐに買い替えたくなるはずです。

ソロキャンプは雄大な自然の中で1人の時間を楽しむもの。お気に入りの道具に囲まれ充実した時間を送るには道具選びに妥協は禁物です。

ソロキャンプ道具~テント&タープ

キャンプ道具で最初に必要なのはテント類です。キャンプ場によっては風が強い場所や天候が変わりやすい場所があります。テントは持ち運ぶ自分の家のような存在。快適で安心な空間を保つためにもテントは重要なポイントです。

タープは無くてもキャンプはできますが、急に雨が降っても自分のサイトを広く使え、日差しの強い日には快適に過ごせる日陰の空間が確保できます。

林間サイトだと頭上から落ちてくる虫や落ち葉から守ってくれる役割があり必要に応じて使えるよう用意しておくと便利です。

ソロキャンプ道具~寝袋&マット

キャンプの夜は予想以上に冷え込み、暖かい寝袋を準備していないと寝付けない夜を過ごすことになります。初心者の方が陥りやすいポイントでもあるので少し大げさなくらいに暖かい寝袋を用意するのがおすすめです。

テント泊で体が冷える大きな理由は地面からの冷気による床冷え。マットには床冷えを防ぐ効果があるので必ず準備するようにしてくださいね。

ソロキャンプ道具~クッカー&バーナー

ソロキャンプ道具の調理器具といえばクッカーとシングルバーナー。1人アウトドア飯はソロキャンプの醍醐味で、テント泊はしないけどアウトドア飯だけ楽しみたいがために日帰りキャンプをする方がいるほどです。

クッカーにはアルミ・ステンレス・チタンの素材があり、後者になるにつれ値段が高くなり強度が増します。それぞれに一長一短があり値段もそこまで大きく変わらないので色々なアイテムにチャレンジしてみても良いかもしれませんね。

ソロキャンプ道具~チェア&テーブル

ソロキャンプは椅子に座っている時間が最も長い。ここで妥協を許してしまうと居心地が悪いだけか腰を痛めることにもなるので、なるべく自分の体にフィットしたチェアを選ぶようにしましょう。

チェアの種類には低めのローチェア、BBQなどで一般的に使われているノーマルチェアがあるのでチェア選びの参考にしてみてください。

テーブル

チェアとテーブルは高さのバランスが合わないとかなり使い勝手が悪いので、合わせて考えることが大切です。

最近では地面との距離が近く、自然をより感じられるロースタイルが主流となりつつあります。チェア&テーブル選びでの際の参考にしてみてくださいね。

ソロキャンプ道具~ランタン&焚き火台

ランタンにはガス式・オイル式・電気式の3種類があります。ガス式とオイル式は光量がすさまじく夜でも昼間のように明るく過ごせますが、燃料の用意とメンテナンスが必要になるのがデメリット。

電気式はそこまでの明るさはありませんが、扱いやすくある程度明るいので初心者ソロキャンプにはうってつけです。

焚き火台

明かり・料理・癒しになる焚き火をするなら焚き火台は必須アイテム。ソロキャンプ用の焚き火台も新しいアイテムが続々と登場しており、それぞれに違った特徴があります。

実際に使ってみて感触を確かめながら色んな焚き火台を楽しむのも、ソロキャンプの楽しみ方ですね。

ソロキャンプ~4つのスタイルと必要な道具

ソロキャンプの楽しみ方は千差万別。キャンプの流行と共に楽しみ方が増え、新たなスタイルが生まれていっています。それぞれに楽しみ方がありどれも魅力的ではありますが、スタイルによって必要な道具も求める機能も違います。

スタイルに合わせた必要な道具、求める機能をそれぞれ見ていきましょう。興味のスタイルがあればぜひ挑戦してみてくださいね。

ツーリングスタイル

移動手段がバイクや自転車を用いるツーリングスタイルは、テント選びが重要なポイント。愛車が隠れるタープ付きのテントがあれば、夜も安心して共に寝ることができます。

キャンプのみを目的としないツーリングスタイルはさながら旅のよう。道中にあるグルメをつまみながら風をかきわけ、たどり着いたキャンプ場で夕日を見ながら焚き火で心と体を休める。道中を含めてキャンプを楽しむスタイル、それがツーリングスタイルです。

野営スタイル

人気お笑い芸人ヒロシさんの「ヒロシちゃんねる」をきっかけに大ブームを呼んだ野営スタイル。軍の野営のような無骨さがかっこよく、若者~大人の男性から注目を集めているスタイルです。

必要な道具は人によって違いますが、人気アイテムといえばパップテントとハンモック。道具を最小限に抑え焚き火を楽しむことに注力した野営スタイルは、焚き火好きにはたまりません。落ち着いたキャンプがしたい方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

登山スタイル

登山の途中で宿泊するスタイルを登山泊とも言います。道具を全てバックパックに詰め込み登山をしつつ途中でテントを張る登山スタイルはアウトドアレベルが高めの遊び。

バックパックに上手に詰め込むパッキング技術や服装を考えたレイヤリングなど、必要な知識が多いぶん遊びながら学べるスタイルです。

アウトドアをとことん楽しみたい方にぜひ挑戦してみてください。

徒歩スタイル

女子キャンプでおなじみの「ゆるキャン△」をきっかけにブームになった徒歩スタイル。別段必要な道具は必要ありませんが、道具のコンパクトさが重要になってきます。

登山泊に比べてレイヤリングの意識は低めでも大丈夫ですが、徒歩での移動となるため道具はコンパクトで軽いものを選ぶようにしましょう。

山を登るわけではないため、荷物入れにバックパックを使わずキャリーバッグを使う方もいます。まるで旅行に行くかのような準備でキャンプに出掛ける姿はスマートさを感じますが、スタッキング技術を試される実はハイレベルなキャンプです。

関東であればバスや電車で行けるキャンプ場も多いので、車もバイクも持たない方におすすめです。

キャンプ用品はレンタルがおすすめ!

キャンプでは様々な道具が必要ですが、全てを買い揃えるのは大変ですよね。そこでおすすめしたいのが、hinataレンタルゲオあれこれレンタルといったレンタルサービスの利用です。

使ってみたいアイテムを試せて、保管やメンテナンスもいらないので、初心者の方や気軽にキャンプを楽しみたい方には大変便利なサービスですよ。

  料金(テントを借りた場合) レンタル期間 取扱のあるキャンプ用品
hinataレンタル 4,200円~(1泊2日) 1泊2日~ テント、タープ、シュラフ、テーブル、キャンプチェア、ランタン、焚き火台、調理道具、電源など
ゲオあれこれレンタル 取り扱いなし 3泊4日~ タープ、テーブルセット、バーベキューコンロ、ランタンなど
モノカリ 5,500円~(2日) 1日~ テント、タープ、シュラフなど
DMMいろいろレンタル 取り扱いなし 2日~ クーラーボックス、ポータブル電源など
kikito 取り扱いなし 3日~

hinataレンタルの詳細をみる

さらに詳しく知りたい方は、おすすめのキャンプ用品レンタルサービスを比較して紹介した記事を参考にしてください。

初心者でもソロキャンプは簡単に始められる

初心者だからソロキャンプはハードルが高いと感じられる方もいますが、1人だからこそ気楽に始められるという見方もできます。

たとえテントの張り方が分からず困ったとしても、キャンプ場にいるスタッフに声をかければ親切に教えてくれるので心配はいりません。

まずは試しに初めてみて、色んなスタイルのソロキャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか?

さらにソロキャンプについて詳しく紹介した記事もあるので、ぜひチェックしてみてください。

こーき /
ビギナーズ編集部 ライター

自然と焚き火を愛する男、旅火人ライターこーきです!日本半周ツーリングキャンプ経験者。ブッシュクラフトアドバイザーの資格を持っています。キャンプとナイフと焚き火の事ならお任せください。

ビギナーズTOPページ