ブラッド・ピットは何で有名になった？出世作から辿るキャリアと主要映画、最新来日情報も

【最新情報】ブラピ来日とスターの原点

2025年6月27日公開の映画『F1®/エフワン』を引っ提げ、主演ブラッド・ピットが緊急来日することがわかりました。

6月25日(水)と26日(木)に都内劇場で実施される特別上映で、舞台挨拶に登壇します。

イベント前日に来日が緊急告知され、映画公式SNSではブラッドに答えてほしい質問を募集中です。

世界が熱狂するスターの原点、「彼が有名になった理由」をこの記事で紐解いていきましょう。

【結論】ブラピの出世作は『テルマ＆ルイーズ』

ブラッド・ピットが世界的に有名になった出世作は、1991年に公開されたリドリー・スコット監督の映画『テルマ＆ルイーズ』です。

この作品で演じた、J.D.という名のセクシーでチャーミングなヒッチハイカー役が、世界に「ブラッド・ピット」という存在を発見させる衝撃的なきっかけとなりました。

世界が恋に落ちた瞬間

『テルマ＆ルイーズ』は、なぜ彼のキャリアにおいて特別な一作となったのでしょうか。

当時のブラッド・ピットは、まだキャリアの浅い無名の俳優の一人でした。

この映画中のブラッド・ピットの出演時間は、合計わずか15分程度。

しかし、その短い時間の中で彼は世界に忘れられない爪痕を残します。

カウボーイハットにジーンズという出で立ちで、ジーナ・デイヴィス演じるテルマを誘惑するシーンは、彼の野生的な魅力と天性のスター性を見せつけるには十分すぎる時間でした。

J.Dは物語において重要な役割を担ってはいましたが、出演時間を鑑みると彼の存在感は役の比重をはるかに超えていたのです。

「セクシーシンボル」誕生の衝撃

このJ.D.役によって、ブラッド・ピットは一夜にして世界中から認知されました。

雑誌の表紙を飾り、彼の名前はゴシップ誌から映画専門誌まで、あらゆるメディアで取り上げられるようになります。

甘いマスクと鍛え上げられた肉体、そして少し危険な香りを漂わせるその姿は、まさに90年代が求める新しいスターの誕生を告げるものでした。

ブラピの軌跡を辿る主要映画10選

「セクシーシンボル」として有名になったブラッド・ピットですが、彼の真のすごさは、そのイメージに安住せず常に新しい役柄に挑戦し続けた点にあります。

ここからは、ブラピの出世作からアカデミー賞受賞作まで、彼の主要な映画のレビューを交えながら年代順に見ていきましょう。

公開年	タイトル	主な共演者	主な配信状況 (2025年6月時点)
1991年	『テルマ＆ルイーズ』	スーザン・サランドン, ジーナ・デイヴィス	U-NEXT
1992年	『リバー・ランズ・スルー・イット』	クレイグ・シェファー, トム・スケリット	U-NEXT
1995年	『セブン』	モーガン・フリーマン, グウィネス・パルトロー	U-NEXT, Prime Video, Hulu
1999年	『ファイト・クラブ』	エドワード・ノートン, ヘレナ・ボナム＝カーター	U-NEXT, Prime Video, Hulu
2001年	『オーシャンズ11』	ジョージ・クルーニー, マット・デイモン	U-NEXT, Prime Video, Hulu
2004年	『トロイ』	エリック・バナ, オーランド・ブルーム	U-NEXT
2008年	『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』	ケイト・ブランシェット, タラジ・P・ヘンソン	U-NEXT, Prime Video, Hulu
2011年	『マネーボール』	ジョナ・ヒル, フィリップ・シーモア・ホフマン	U-NEXT, Prime Video, Hulu
2019年	『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』	レオナルド・ディカプリオ, マーゴット・ロビー	配信情報なし
2022年	『ブレット・トレイン』	アーロン・テイラー＝ジョンソン, 真田広之	配信情報なし

表を見てわかる通り、ブラッド・ピットの代表作はU-NEXTで見放題の作品が豊富です。

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【1990年代】セクシーシンボルから演技派へ

『テルマ＆ルイーズ』(1991年)

わずか15分。しかしこの15分で、世界はブラッド・ピットという才能を見つけました。

カウボーイハットから覗く挑発的な笑顔、鍛え上げられた肉体美は、90年代のセックスシンボル誕生を告げる号砲でした。

彼の登場シーンは、何度見ても当時の衝撃を思い出させる伝説のワンシーンです。

『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992年)

名優ロバート・レッドフォードが監督を務め、「第二のレッドフォード」と彼を絶賛。

モンタナの美しい川でフライフィッシングをする彼の姿は、まさに「絵画のように美しい」。

ただの美青年ではない、奔放さの中に潜む繊細な葛藤を見事に表現し、俳優としてのポテンシャルの高さも証明しました。

『セブン』(1995年)

雨に濡れる陰鬱な街で、若さと正義感ゆえに憔悴していくデビッド・ミルズ刑事。

モーガン・フリーマンの静かな存在感と対をなす彼の焦燥感は、観る者の胸を締め付けます。

そして、あのあまりにも有名なラストシーンで見せる絶望の叫びは、ブラッド・ピットがただの美青年ではないことを、世界に叩きつけた瞬間でした。

『ファイト・クラブ』(1999年)

赤い革ジャンを纏い、煙草をふかす姿はまさにカリスマ。

彼が演じたタイラー・ダーデンは、多くの若者の心に眠る破壊衝動を具現化したような存在です。

「ブラピと言えばこの役」と挙げるファンが後を絶たないのも納得。

この映画は、彼のキャリアにおける最もクールな到達点の一つです。

【2000年代】トップスターとしての円熟期

『オーシャンズ11』(2001年)

常に何かを食べながら、的確な指示を出すチームの右腕、ラスティ。

ジョージ・クルーニー演じるダニーとの息の合ったやり取りは、まさに至高。

オールスターキャストの中でも埋もれない、リラックスした大人の色気と抜群の存在感は、彼がトップスターたる所以を見せつけてくれます。

『トロイ』(2004年)

この役のために創り上げられた肉体は、まさにギリシャ彫刻。

しかし見どころはそれだけではありません。

最強の戦士としての傲慢さと、その裏に隠された人間的な苦悩や愛。

特に、宿敵ヘクトルに見せる敬意のシーンには、彼の演じるアキレスの魂が宿っています。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)

80歳から0歳へと、人生を逆行する男の旅路。

特殊メイクの下で、純粋な瞳から老獪な眼差しまで、一人の人間の内面を年齢を超えて表現するその演技力は圧巻の一言。

観る者は、彼の表情一つひとつに人生の喜びと哀しみを感じ取り、心揺さぶられることでしょう。

【2010年代以降】プロデューサー、そして念願のオスカーへ

『マネーボール』(2011年)

派手なアクションも衝撃的な展開もありません。

しかし、データを信じ、信念を貫こうとする男の静かな情熱と葛藤を、ブラッド・ピットは完璧に演じきりました。

ひまわりの種を噛みながら試合を見つめる姿には、ビリー・ビーンその人が乗り移っているかのようでした。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)

親友を静かに支え、愛犬と暮らすその姿には、男の余裕と哀愁が漂います。

タランティーノが描く世界の中で、彼が見せた圧倒的な「格好良さ」には演技を超越したものを感じます。

アカデミー賞受賞は、ハリウッドが彼の真の価値に追いついた証と言えるでしょう。

『ブレット・トレイン』(2022年)

ブラピが演じるのは、不運続きの殺し屋「レディバグ」。

シリアスな役柄が続いた後の、この肩の力が抜けたコミカルな演技こそ彼の真骨頂です。

豪華な日本人キャストとの共演や、日本のカルチャーへの愛あるイジリも満載で、彼自身が心から楽しんで演じているのが伝わってきます。

【ブレイク前夜】リムジン運転手からスターへ

『テルマ＆ルイーズ』で鮮烈なデビューを飾る前、ブラッド・ピットにももちろん下積み時代がありました。

ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻していましたが、卒業を目前に夢を諦めきれず、俳優になるため全てを捨ててロサンゼルスへと向かいます。

当時の所持金はわずか325ドル。

運転手や、レストランのマスコットキャラクターの着ぐるみといったアルバイトで生計を立てながら、演技レッスンに通う日々を送っていました。

この不遇の時代があったからこそ、彼はチャンスを掴み、世界的スターへと駆け上がることができたのです。

【まとめ】ブラピがスターであり続ける理由

『テルマ＆ルイーズ』で世界に見つかった彼は、その後も挑戦を続けることでトップスターの地位を確立しました。

最後に、この記事の要点をまとめます。

無名時代からたった一つの役でチャンスを掴み、常に自分自身を更新し続ける探究心と情熱。

それこそが、彼が世界を飛び回る現代最高の映画スターであり続ける理由なのです。

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