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ロックミシンとは?選び方やおすすめ商品紹介!一般的なミシンとの違いも解説

ロックミシンとは?選び方やおすすめ商品紹介!一般的なミシンとの違いも解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ロックミシンは、ミシンでのソーイングを趣味にする方には憧れの道具ですが、一般的なミシンにくらべ、扱いが難しそう…というイメージがあります。

ロックミシンの魅力は、Tシャツなど伸縮性のある服が縫えることにあります。価格やスペックによっては、糸通しや糸調子が全て自動のロックミシンもあるので、縫ってみたい布地に合わせてロックミシンにチャレンジしてみましょう。

ロックミシンとは?

ロックミシンは、縁かがりをしながら縫い合わせができるミシンです。付属のカッターと組み合わせて使うことが多く、布端をカットしながら、縁かがり・縫い合わせができる一石三鳥のミシンといえます。

一般的なミシンと形状が大きく違い、ロックミシンには3~4本の上糸をセットするタイプが多くあります。また、スイッチ類は最小限で、主にフットコントローラでスタート/ストップ/スピードをコントロールします。

ロックミシンは、一般的なミシンでは縫うのが難しい、ニットなど伸縮性のある生地を縫うのに、最適な道具です。

また、ニットのほか、オーガンジーやガーゼなどほつれやすい生地の布端処理としてもロックミシンは欠かせない道具といえます。

ロックミシンと一般的なミシンの違い

一般的なミシンとロックミシンでは、構造と縫える布の種類が大きく違いがあります。ロックミシンが得意な縫い方や布の種類などについて見てみましょう。

針と糸の本数

ロックミシンと一般的なミシンの大きな違いは、ロックミシンは複数の針と糸を使用するという点です。

一般的なミシンは上下の糸を1本の針で縫い進めますが、ロックミシンにはこの下糸がありません。上糸3~4本をミシン針の上にあるフックで絡めながら縫い進めます。

そのため、糸の本数によってできることが変わるという点がロックミシンでは特徴的です。

縫える布の種類

ロックミシンは、縁かがりをしながら縫い進めるので、伸縮性のある生地やほつれやすい生地が縫えます。

Tシャツなど普段縫えないような伸縮性のある服も、自在に作れたり、サイズ変更できるようになります。基本的な縫い方さえマスターすれば、自分で着る服のほとんどが縫えるように。

一般的なミシンとロックミシンでは、縫える布の種類にも大きく違いがあります。一般的なミシンは、コットンなど伸び縮しにくい布地を縫うのに適しています。

一方、ロックミシンは、伸縮性のある特殊な布を縫えるのが大きなメリットです。

手首に使うリブ、柔らかいガーゼ、伸縮性のあるニット素材など、縫うのが難しいとされている布地こそ、ロックミシンが最も得意とする布地なのです。

ミシン初心者でも、作りたい服や縫ってみたい布地が決まっていれば、積極的にロックミシンに触れてみましょう。布地に適したミシンを選ぶことで失敗が少なく済み、ソーイング上達にもつながります。

これも縫えちゃう!ロックミシンでできる作品例

実際にロックミシンでは、どのような服が縫えるのでしょうか?ちょっとしたリメイクから本格的な服作りまで、ロックミシンでできる作品を見てみましょう。

既成品のTシャツのサイズ変更

お気に入りのデザインのTシャツを買ったのは良いけれど、サイズが大きすぎて…という場合、ロックミシンがあれば、体にフィットした形にリメイクができます。

特に脇の線は、体型をきれいに見せるポイントになります。

ただし、やり直しがきかないので、似たような素材で試し縫いし、送り目や縫い幅など調整を済ませてから取り掛かるようにしましょう。

伸びる素材もOK!スパッツ作り

なんと、ロックミシンだけでスパッツがつくれます。動画では、わかりやすいよう全体のサイズを小さくしていますが、履けるサイズでも手順は同じです。

スパッツに使われるニット素材は、伸縮性があり、布橋もほつれやすいため、ロックミシンで一気に仕上げるのがおすすめです。

市販のスパッツが体型に合わない、子供のスパッツなら小さいので我が子に作ってみたいという方は、動画を参考にロックミシンにチャレンジしてはいかがでしょう。

バッグのマチが簡単に作れる

一般的なミシンで縫うことが多いバッグですが、ロックミシンを使うと、ほつれやすい布でもしっかりとした脇縫いとマチが作れます。

バッグ作りに人気の素材である帆布も、ほつれやすい布の1種です。縁かがりと本縫いが同時にでき、また厚手の生地でも縫える2本針のロックミシンがおすすめです。

初心者でも使いやすいロックミシンの選び方

ロックミシンには、構造で分けると以下の3種類があります。最も大事な点は操作性です。

他に、価格や糸調子、糸通しが楽か?など「ここだけは譲れない」というポイントを抑えて選んでみてください。

針の本数と糸の本数で選ぶ

針を何本使うか、糸を何種類使うかの組み合わせでできることや価格帯が変わります。

  • 1本針×2本糸:シンプル構造で安い価格帯が多い
  • 1本針×3本糸:安くて丈夫だけど糸調子など経験が必要
  • 2本針×4本糸:あらゆる布が縫えるが、高価格帯が多い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1本針×2本糸:シンプル構造で安い価格帯が多い

布地1枚の縁かがりができます。布の表は縁かがり縫い+本縫いとなりますが、裏面は縁かがりのみです。

ちりめんなどの和布でも、ダメージを与えることなく、シンプルな縁かがり処理に最適です。

1本針×3本糸:安くて丈夫だけど糸調子など経験が必要

一般的には布地1枚の縁かがり縫いを行う際に使用します。巻き縫いも可能です。2枚の布を重ねて縫う場合には、縁かがり縫いは強度がないため、直線縫いでの補強が必要になります。

糸調子は手動の機種が多いので、3本の糸を緩める・締めるの調整には、ある程度の経験が必要になります。

1本針×3本糸のロックミシンは、モーターの力だけで縫い進められ、故障が少ないのが特徴です。

2本針×4本糸:あらゆる布が縫えるが、高価格帯が多い

ロックミシンの中で、あらゆる布が縫えるタイプです。特に伸縮性のあるニット素材を縫うのに最適です。

2枚の布を重ねて縁かがりと本縫いが同時にできるので、カットソーやTシャツ、スパッツなども作れます。

構造は、左右の針2本と、左右のルーパー(かがり縫いの際に横に渡る糸を送るレバー)に合計4本の糸を掛けて縫うという仕組みです。

糸通しもエアスルーなど空気の力で通せる機種が多く、自動糸調子で素材の違う布を一度に縫えるメリットもあります。

ただし、高機能である分、価格が高い機種が多いのが難点ともいえます。

糸通し・糸掛けが簡単な機種を選ぶ

ロックミシンの糸調子は、ミシン針+上ルーパー(上ジグザグ)+下ルーパー(下ジグザグ)を組み合わせる必要があります。

まずは、糸通しが簡単なものを選ぶことをおすすめします。ベビーロックのエアスルーがついている機種が操作しやすいです。

次に、糸調整が簡単なものに絞りましょう。糸調整が複雑だと、複数の糸の調子がうまく揃わずにきれいに縫い進められなくなってしまいます。

糸掛けを行う際は、自動タイプと手動タイプの2種類があります。自動タイプなら、パイプの入り口穴に糸を1cmほど入れて空気レバーまたはボタンを押すだけで自動で糸が通ります。そのため、ルーパー側の糸掛けミスが起こりません。

さらに運転時糸が撚れても糸切れなどのトラブルが起こりにく、初心者でも安心です。この機能は、糸取物語、衣縫人シリーズ全機種に備わっています。

用途・目的で選ぶ

先述したように、ロックミシンには針本数と糸本数でできることが変わります。1本針2本糸、1本針3本糸、2本針4本糸の3仕様がありますが、縫う目的や素材によって適した機種を選びましょう。

  • 1本針×2本糸:布地1枚の縁かがり縫い仕様。和布素材などにシンプルな縁かがり処理向き
  • 1本針×3本糸:布地1枚の縁かがり縫い仕様。ジグザグ縫い+本縫いなど面によって変える処理向き
  • 2本針×4本糸:布地2枚を重ねて縫い上げる縫い仕様。ニットなど伸縮性のある素材の縁かがり処理向き

操作性など付加機能もチェック

操作を楽にしてくれる付加機能もチェックしましょう。

レバーを下げたりスイッチを押したりするだけで糸を通してくれる自動糸通し機能なら、針に糸が通らないストレス軽減や時間短縮になります。糸の張り具合を自動で調整してくれる機種もあります。

また、差動送り機能なら、縮みやすい生地を伸ばしながら(伸びやすい生地は縮めながら)縫うことができます。伸縮性のある生地をかがる際に便利な機能です。

さらに、片面かがり縫いとも呼ばれるカバーステッチ機能。これは、表面から見ると直線縫いに、裏から見るとかがり縫いに見える縫い方で、袖口などの処理に用いられます。

最近は一部のロックミシンでも使用できるようになってきた機能ですが、カバーステッチ専用のモデルもあります。

どんな機能が欲しいか、あとから追加できる機能はなにかを知って、必要な機能付きのものを選ぶようにしましょう。

人気!ベビーロック社のロックミシン『糸取物語』と『衣縫人』の特徴

ベビーロック社はロックミシンの代名詞ともいわれるメーカーですが、ベビーロック社のロックミシンでも『糸取物語』と『衣縫人』で、どちらを選べばよいか?と迷う方も多いかと思います。2機種の違いを見てみましょう。

※2016年7月1日に株式会社ジューキから株式会社ベビーロックへ社名変更しました。

糸取物語の特徴

『エアスルーシステム』を採用しています。空気の力で自動糸通しが一瞬できるため、面倒な糸通しの手間がなく、通す順番も間違わずに済みます。

また、『オートテンション』自動糸調子で、生地の厚さや種類が途中で変わっても、続けて縫えます。縫い目が揃ってきれいに仕上がり、快適に洋裁が楽しめます。

『糸取物語』は、高機能である分、価格が高い機種でもあります。新品で7万~16万する機種もあります。

高額なロックミシンは購入するまえに、レンタルで試してみて、機能の全てが必要かどうか判断してからでも遅くはないでしょう。

衣縫人の特徴

衣縫人は、ベビーロック社のロックミシンでは糸取物語よりも、安価な機種が多くあります。ロックミシン初心者にも購入しやすい価格帯です。

ただし、オートテンション(自動糸調子)がないため、布の種類ごとに自分で設定する必要があります。

異素材や伸縮性の異なる布を合わせて縫うのは難しく、生地は1種類連続で縫う場合に適したロックミシンです。

長年の技術が活かされたロックミシン

どちらの機種も、㈱ジューキ時代からの、長年のロックミシン作りの技術が活かされています。

世界的なブランドのベビーロックですが、日本での生産にこだわり、徹底した品質管理が行されています。アフターフォローも万全です。

ロックミシン選びの決め手となるのは、「価格」と「自動糸調子」のどちらを優先させるかという部分が重要になるでしょう。

おすすめのロックミシン5選

ここでは、おすすめのロックミシンをご紹介します。

ベビーロック|糸取物語

自動糸通し、自動糸調整、差動送りなど便利機能搭載!ダイヤル操作で、4種類の基本縫いの切り替えもできる、操作性に優れたモデルです。

初めて使う方でもすぐに簡単に縫えるので、初心者にもおすすめの1台です。

ベビーロック|衣縫人

自動糸通し、自動糸調整、差動送りなど便利機能搭載しつつ、レバーひとつで伸ばし縫いをラクに美しく仕上げてくれます。またギャザー寄せやリブ付け、袖山のいせ込みなど使い方も多彩です。

さらに安全面も考慮されています。フロントカバーが開いていたり、押え金が下りていないときは、自動的に作動をストップ。押えが下りていない時に誤って縫い進むことで生地をまき込んだり、針が折れたりするなどのトラブルを防いでくれます。

JUKI|1本針×2本糸

3万円以下のコスパの良いロックミシンです。

簡単な糸掛けと糸調子機能あり!糸掛け色表示と縫い目表示で糸掛けがラクにできます。

送り量調節やワンタッチ押え交換で、動作途中でつまみを回して布の送り量が調節できたり、押さ交換がスピーディーにできます。

JUKI|1本針×3本糸

MO-113DNは、糸かけが上から下へスッとするだけの簡単さが魅力。さらに、縫った時に糸の流れがまっすぐなので、糸調子が取りやすい利点も。差動送り付きで、薄いジョーゼット生地や伸びるニット生地もきれいに仕上げます。

生地を切りたくない時はメスロックも出来て安心!販売店も太鼓判を押す一台です。

JUKI|2本針×4本糸

価格は約20万円と高額ですが、プロの仕上がりにしてくれます。

電動モーターと風の力でルーパーの糸通しが簡単&一気に!また、15種類の縫い目や送り設定が、デジタル画面表示で確認できて見やすいです。

縫い方の切り替えも、画面通りにするだけでラクにできる操作性優れたモデルです。

ロックミシンの使い方

ロックミシンはパット見複雑な構造に見えます。使う上糸の本数が多いことから、最初は戸惑うかもしれませんが、最初の糸掛けさえ済ませてしまえば、他の操作はとてもシンプルです。

手順1.糸かけ(ジェットエアスルー・ラクスルー機能の場合)

ベビーロックの糸取物語には、エアスルー(自動糸通し)機能があります。

以前は、ピンセットを使いながら糸かけをしていましたが、これは空気の力で糸を通すので、めんどうな糸かけからは解放されます。

手順2.布をカットしながら縁かがりをする

ロックミシンの特徴として、布端をカットしながら縫う方法があります。

縫い始めには、5cmほど処理用の糸を送り出しておきましょう。布が切れる位置を確認して、メス(カッター)を下ろした状態で縫い始めます。

縫い終わりも糸始末分に5cm脇に糸を送ってから糸を切ります。

手順3.縁かがりと本縫いを一度にする

ロックミシンで伸縮性のある生地を縫い合わせる場合、伸び止めテープを使うときれいに仕上がります。

テープと一緒に縫うことで、Tシャツやカットソー、パンツ類を作る場合、肩や股下などの伸びを防ぎながらしっかり縫うことができます。

手順4.布端を巻きかがりする

糸取物語のような2本針×4本糸では、左針を抜いて巻かがりをします。(1本針のロックミシンはそのまま)

送り目ダイヤルを巻ロックの数値に設定します。ロックミシンの機種によっては、巻ロックようの押さえを使う場合もあります。

ガーゼなどのほつれやすい生地に適した縫い方です。

ロックミシンを使うならレンタルがおすすめ

ロックミシンを使いたいと思っている方は、kikitoゲオあれこれレンタルなどのレンタルサービスを利用してみてはいかがでしょうか?

高機能な機種や最新の機種など様々なものが揃っているので、ミシン初心者の方はもちろん、気になる商品を一度試してから購入したい方にとっても役立つサービスです。短期間から気軽に試せるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

kikitoでミシンをレンタルする

こちらの記事では、ミシンのレンタルサービスを比較しています。自分に合ったサービスを使ってミシンをレンタルしましょう!

まとめ

ロックミシンは、伸縮性のあるニット素材を縫うミシンとして、幅広い作品作りのできるミシンです。

布を切りながら縁かがりができるので、ほつれやすい生地の布端処理としても活用度の高いミシンといえます。

ロックミシンの糸と針の本数によって、縁かがりだけ、縁かがりと本縫いとできる作業が変わってきます。

また、自動糸通しや自動糸調子などオート化したロックミシンは、価格が高くなります

ソーイングは作業が楽しくなければ続きません。糸通しや糸調子が楽なロックミシンの方が、作品づくりに専念できるといえます。とはいえ、高価格なロックミシンを買うのは勇気が要ります。

高機能なロックミシンはレンタルを利用して、実際に縫ってみることで、本当に必要な機能かどうか見極めることができます。

最近ではさまざまなレンタルサービスが登場し、なかでも洋服レンタルサービスは人気です。いろいろな服を着てみたい人、物を増やしたくない人におすすめです。

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藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

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