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TOEICで高得点を取るための賢い勉強方法とは?

TOEICで高得点を取るための賢い勉強方法とは?

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

就職活動においてもTOEICの点数が考慮されるほど、現在の日本ではTOEICのスコアが個人に与える影響は大きいといわれています。しかし、実際にTOEICを受けたことがある人からは「難しすぎて意味がわからない」「時間が全然足りない」といった声がよく挙がっています。

そこで今回はTOEICで高得点を取るための勉強方法についてまとめました。TOEICの攻略方法をしっかりと熟知して対策を行えば、英語がしゃべれなくても800点以上の得点を叩き出すことも不可能ではありません!

TOEICとは

そもそもTOEICとは、どのような試験なのでしょうか?

TOEICには「TOEIC Listening & Reading Test」「TOEIC Speaking & Writing Test」「TOEIC Speaking Test」「TOEIC Bridge Listening & Reading Test」「TOEIC Bridge Speaking & Writing Test」という5つの種類が存在しています。 参考:TOEIC Program 受けられるテスト

一般的に「TOEIC」として話題に上るのは「TOEIC Listening & Reading Test」のことで、試験内容はリスニングとリーディングです。TOEIC公式サイトではサンプル問題も用意されていますので、TOEICに挑戦したことがない人は、ぜひ挑戦してみてください。

【公式】サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test

TOEICはリスニング100問・リーディング100問の計200問から構成されており、マークシート方式で、満点は990点です。1年に10回しか試験が行われていませんが、全国80都市において試験会場が指定されて、実施されています。

受験料は税込5,725円(2019年8月末現在)で、インターネットから気軽に申し込みをすることができます。年間受験者は200万人以上におよび、学生から社会人まで幅広く試験を受けています。

そんなTOEICは、ビジネス英会話で使用される表現が多く出題される傾向が高く、大手企業の約7割が「採用時にTOEICのスコアを参考にしている」という調査結果も。

参考:就活におけるTOEICの重要性と必要スコア!一部上場企業勤務の現役サラリーマンが解説 – こびと株.com

TOEICの点数が高ければ高いほど、基礎英語力が高いというだけではなく、「目標に向けた取り組みができる」と判断されることになります。頭の良さをアピールすることにもつながり、就職や転職にも有利になることは言うまでもありません。

TOEICで高得点を取るために欠かせない戦略的勉強方法

英語がある程度しゃべれるからといって、TOEICで高得点が取れるわけではありません。実際に、約3年間の海外生活を経て子ども英会話講師になった私のTOEIC最高得点は600点弱ですが、「英語はしゃべれない!」と断言する義弟のスコアは700点中盤。

英語が苦手でも、しゃべれなくても、TOEICの正しい攻略方法を学んで勉強を続ければ、それなりの点数が取れるのです!そこでここでは、英語がしゃべれないのに700点以上のスコアを取得した義弟から、TOEICの勉強方法を詳しく聞いたことを書き出します。

とにかく「スピード」が命!

TOEICの攻略方法を知らない受験者(私のような!)がよく言うことは、「時間が全然足りない!」ということ。私が過去に受けたTOEICの試験でも、最後の方の問題になると時間が足りず、適当にマークシートを埋めてしまう始末…。

TOEICで高得点を取得している人のほとんどは、問題に応じた時間配分を決め、その時間内に問題を解けるように訓練しているものです。

特に最終問題のパート7・長文読解では、時間が足りない人が続出!得点配分の多いパート7をしっかりと解くためには、パート5・6でいかに時間をかけずに問題を解くかが重要なポイントになってきます。

また、リスニング問題においてもスピードは重視したいところ。リスニング問題が流される前の時間を活用して「質問文の先読み」を行えば、スピーディーに問題を解けるでしょう。

パートごとの時間配分を決める

先ほども「スピード命!」とお伝えしたTOEICの試験ですが、最終問題のパート7で時間を残しておけるように、逆算して各パートに使える時間配分を決めることがおすすめです。だいたい1問あたり30?50秒のペースで解いていくと、パート7にしっかりと時間を残すことができます。

この時間配分を意識しながら、過去問などのトレーニングに取り組むことで、よりスピーディーに問題を解く力が養われます。どのパートに何分時間をかけるのかは人によってさまざまですが、以下に時間配分の目安を記載しておくので、参考にしてみてください。

【リスニング】
  • パート1:6問 3分
  • パート2:25問 9分
  • パート3:39問 17分
  • パート4:30問 16分
【リーディング】
  • パート5:30問 10分
  • パート6:16問 10分
  • パート7:54問 55分

特に意識してもらいたいポイントは最後のパート7!問題数は54問と圧倒的に多く、ここのセクションでいかに回答率をアップさせるのかが、TOEIC攻略方法の最大のポイントと言えます。

時間配分を意識しないまま問題を解いていると、パート5や6で止まってしてしまうことにもなりかねません。パート7にしっかりと時間を残すことができるように、「問題文は最後まで読まない」「わからない問題は思い切って捨てる」などといった対処方法を実践することが大切です。

基本の英文法をしっかりと頭に叩き込む

TOEICに出題されるのは主にビジネス英語ですが、日常的によく使われる表現も出てきます。したがって基本の英文法をしっかりと習得しておく必要があるでしょう。

最低でも中学レベルの文法を理解していなければ、ビジネスシーンを想定したリスニングやリーディングはかなり難しくなってきてしまうはず…。中学・高校レベルの英文法を確実に定着させつつ、ビジネスでよく使用される言い回しや熟語なども覚えられるような勉強方法がおすすめです。

TOEIC頻出単語を重点的に覚える

TOEICに出題される単語や熟語を網羅している参考書や単語帳。これらが飛ぶように売れているのはなぜでしょうか?

それはTOEICに出題される単語や熟語などは「ある程度決まっている」と言われているからです。TOEICに出題される傾向が高い文法・単語・熟語を重点的に暗記していけば、より効率よく学習を進めることができます。

リスニングパートにおいても「TOEIC頻出単語」があるので、参考書や過去問を何度も繰り返し勉強して、よく出てくる単語やシチュエーション・出題傾向を頭に入れておくのもおすすめです。

アナウンスが流れている間の事前準備がカギ

これはリスニングパートにおいてのポイントですが、約1分前後ある説明アナウンスが流れている間に「どれだけ事前準備ができるのか」が大切です。

写真を見て答えるパート1では、アナウンスが流れている間に6個全ての写真に目を通します。そして「この写真は何をしているところか?」「場所はどこか?」「どのような物が写っているか?」などを予想しておきましょう。

事前に写真の内容について考えておくことで、質問文が流れ始めても焦らずに回答できます。

また会話問題であるパート3や4では、約2分近くある説明アナウンスが流れている間に「問題の設問を先読みする」ことが重要です。会話問題が流れる前に「どのような質問があるのか」を知っていれば、その答えを探すようにリスニングすることができます。

本当は4つある問題の選択肢も先読みをした方がいいのですが、全てを読むとなるとなかなか厳しい場合もありますよね。そんな場合は、まずは「設問を先読みする」ことに意識を向けてみましょう!

繰り返しになりますが、約1?2分ある説明アナウンスは全て「聞く必要はない!」ということを覚えておいてくださいね。どんどん先読みして、少しでも余裕を持って問題文のリスニングに挑みましょう。

実際の試験形式でリハーサルを数回行う

TOEIC頻出単語や熟語・基本的な文法や時間配分を決めての取り組みなどをひと通り行った後、最終段階としておすすめするのは「実際の試験形式でリハーサルを行う」ことです。本番と同じ約2時間の制限時間を設け、時間配分などに緊張感を持って臨みましょう。

1回だけで終えるのではなく、同じ問題集を2?3度繰り返すことで自分の苦手ポイントが明確になります。自分の苦手ポイントが分かったら、今度はそこに的を絞って再度学習しましょう。

同じ問題集を使って何度も模擬テストを行うと、1回目では分からなかったところが2回目、3回目では分かるようになることが多いです。また同じ問題集を数回繰り返してから異なる問題集にチャレンジしてみると、前回の問題集で間違えたところを理解できるようになることも。

TOEICの過去問は販売されていないため、実際の試験に近い形式で作られている問題集を購入するなどして、トレーニングをしましょう。

TOEICで高得点を取るためのおすすめ参考書3選

ここではTOEICでハイスコアを出すためにおすすめの参考書をご紹介します。「どの参考書を選べばいいのかわからない…」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

こちらの公式TOEIC問題集は公式スピーカーによるリスニング音声が収録されているだけではなく、本番の試験と同じプロセスで作られています。

限りなく実際の試験に近い形で練習をすることができるので、繰り返し行うことでTOEICの出題傾向や解き方のコツを理解したり、時間配分の練習をしたりすることにも役立つでしょう。

また音声はスマホやPCにダウンロードすることができるので、理解できるようになるまでじっくりと学習に利用することができます。TOEIC関連の参考書はたくさんありますが、この公式問題集を1冊徹底的にやり込めば、かなり実力が付くはずですよ。

DUO 3.0

Amazonのレビューは驚異の500件超え!DUO3.0はTOEIC対策用の本ではありませんが、この本を使い始めてから「TOEICの点数が飛躍的に伸びた」「リスニングが得意になった」「リーディングのスピードが上がった」という人が数多くいます。

ただ中学レベルの基礎英語力が身に付いていないと難しく、TOEIC600点以上を目指す中級者用といえそうです。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

TOEICの試験で毎回990点満点を取得し続けている「TEX加藤」氏が手がけるこちらの攻略本は、特に文法が苦手な人におすすめです。パート5で出題される「短文穴埋め問題」によく出される文法のみを収録し、最短で回答を導くテクニックやコツを論理的に解説!

毎回ほとんど同じタイプの問題が出題されるパート5では、出題傾向を熟知して「狭く深く」学習していく方法が最適です。この本では1049問にもおよぶ文法問題が収録されているので、パート5の回答率を上げて確実に点数の底上げを行えるでしょう。

英語初心者さんはTOEIC600点を目標に!

いかがでしたか?時間配分や本番形式でのトレーニング・TOEIC対策の参考書などを効率よく活用すれば、実力以上の点数取得も決して夢ではありません。

TOEICのスコアが600点以上なら、就職・転職活動の際などにアピールできるレベルに達します。したがって、初めてTOEICを受ける人や初心者さんの場合、まずは600点突破を目標にして学習を進めてみましょう。

スタディサプリでTOEICの勉強をするメリットと申し込み方法はこちらの記事でご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

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