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失敗しないピアノの選び方とは?種類・特徴を比較表で紹介

失敗しないピアノの選び方とは?種類・特徴を比較表で紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ピアノを購入しようと思っても様々な価格や特徴別のタイプが販売されていて、初心者の方は何を基準に選べばいいか迷いますよね。 できる限り部屋においてもかさばらず、価格も安いピアノを選びたいところです。
そんな方におすすめなのが電子ピアノ電子キーボードです。

この記事ではピアノの種類や電子ピアノと電子キーボードの特徴比較、おすすめの理由までをご紹介します。 どんなピアノを選ぼうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

表でわかる!ピアノの種類と特徴を比較

ピアノにはどんな種類があるのかをご存知でしょうか。すでにご存知の方も多いかもしれませんが、まずはピアノの種類とその特徴をご紹介します。

4種類の特徴比較

大きさや気になる価格をピアノの種類別に表にまとめました。
機種によっては多少誤差もありますので、あくまで目安としてご参照ください。

種類 グランドピアノ アップライトピアノ
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大きさ 約3畳くらい必要 約1.5畳くらい必要
重さ 約300~350Kg 約200~300Kg
価格帯*1 約100万~200万円くらい 約40万円前後
種類 電子ピアノ 電子キーボード
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大きさ 約1畳くらい必要 約0.5畳くらい必要
重さ 約10~80Kg 約5Kg前後
価格帯 約3万~10万円くらい 約1万~3万円くらい

*1:2017年の種類別の人気機種のピアノの価格帯を元に表を作成しました。

グランドピアノ

学校の音楽室でもなじみのある、あの大きなピアノがグランドピアノです。
グランドピアノが置いてある家庭は少ないと思いますが、音が最大限にきれいに響くような構造になっており、ピアノのあるべき姿と言えます。

構造としては、鍵盤を押すたびにハンマーが跳ね上がり音が鳴ります。1秒間に14回以上の連打することができるので、トリル(2音をすばやく演奏する方法)もきれいに弾くことができます。

アップライトピアノ

日本でピアノを習っている人がよく使っているのが、このアップライトピアノです。四角い形をしているので、壁に沿って置くことができ、家での練習にぴったりの形状です。

構造としては、グランドピアノと同じですが、コンパクトに収まるように設計されているので、1秒間に7回程度の連打しかできません。スマートになった分グランドピアノに比べて少し性能は劣りますが、ピアノを練習する分にはこちらでも十分です。

電子ピアノ

電子ピアノとは、言葉通りコンセントに電源を差して電子回路を用いたピアノの型の楽器です。デジタルピアノやエレクトロニックピアノと呼ばれることもあります。

電子ピアノではハンマーは使われておらず、ピアノの音色を再現する電子回路に電子音が組み込まれています。鍵盤を押すとデジタル回路が作動し、本体に内蔵するスピーカーから電子音が鳴らされる仕組みです。

電子キーボード

電子ピアノと同じく電子回路で構成されており、仕組みとしては同じです。見た目は電子ピアノと似ていますが、鍵盤数も様々で自分の用途にあった鍵盤数の一台を選ぶことができます。

また、コンパクトなものも多いので持ち運ぶこともでき、バンドのコンサートなどでもよく使用されています。

初心者に電子ピアノ・電子キーボードがおすすめの理由

先ほどの表を見ていただくと電子ピアノと電子キーボードは軽量で、コンパクト、そして価格が安いのがポイントだとお分かりいただけると思います。価格や大きさを考慮しても、初心者の方には電子ピアノまたは電子キーボードを選ぶことをおすすめします。

実際に電子ピアノと電子キーボードの特徴の説明と初心者におすすめの理由をご説明します。

  

音量の調節ができる|夜間の練習にも最適

なんと言っても一番の特徴は、音量を調節でき、ヘッドホンの使用が可能なことです。
夜中に練習するときは音量を小さくして練習したり、ヘッドホンを使って自分の演奏音を外部に漏らさずに練習をすることができます。

マンションに住んでいる方や夜遅くに練習をすることを前提に購入を検討している方にも人気です。

ピアノに比べて安い|気軽に始めることができる

「ピアノを弾きたいけど長く続けられるかはわからない」という方にとって、高価なピアノを購入する一歩を踏み出すことは難しいですよね。
アップライトピアノだとしても、ご紹介したように数十万はかかります。それに比べて電子ピアノ、電子キーボードは、機種の性能にもよりますが、比較的安価な商品が多いことも魅力です。

また、価格がネックになって始めることに躊躇している方でも、これなら気軽に始めることができると思います。

置き場所を選ばない|コンパクトに収納可能なものも

家で使うとなると、場所をとらずに置くことができるのも大切なポイントになりますよね。
アップライトピアノでも200Kg強と重量があるため、1人では移動させることもできません。それに比べて1人で持ち運びが可能なものも多いので、掃除などの際にも便利です。

商品にもよりますが、スタイリッシュで、コンパクトなものも多いので置き場所を選ぶこともありません。特に、スタンドのない卓上タイプだと、練習していない間は収納することもでき、スペースを選ぶこともありません。

様々な音で弾ける|臨場感あふれる演奏ができる

電子ピアノの特徴として、ボタンを一つ押すだけで、コンサート会場で弾いている音色や、オルガン風の音色を選んで、様々な表現方法で弾くことができるので、飽きることなく楽しく練習することができます

特に初心者の方にとっては、続けることがネックになる場合もあると思うので、楽しみながら練習できる機能があることはとても便利です。

メンテナンスが不要|調律の必要がない

ピアノだと半年~1年ごとに調律をしてもらう必要がありますが、電子回路で音を奏でる電子ピアノだと、調律をする必要がありません。毎回2万円弱かかる調律代を支払う必要もないので、総合的に考えるとお得だと思います。

必ずしも1年という期間でないといけないことはないのですが、練習する際に感じる音のずれをなくすためにも、長くとも1年を目安として調律をしていることが多いです。

録音機能などの便利な機能が付いている|初心者にとって役立つ

簡単に録音ができるので、自分の弾いた音を確認することができます。
初心者の方にとっては、録音して、音をすぐに聴いて、間違えを発見することで上達につながるので、大変便利な機能です。

機種にもよりますが、その他にも拍子をとるメトロノームが内蔵されていたり、アプリと連携して作曲ができたり内臓曲の楽譜を表示してくれるものもあります。

目的別で選べば大丈夫!電子ピアノか電子キーボード

先ほどは特徴をご紹介しましたが、では実際に電子ピアノと電子キーボードのどちらが自分に合っているのか気になりますよね。 結論としては、自分の用途別に選ぶことが大切なポイントです。

電子ピアノと電子キーボード別の特徴と、こんな方におすすめというポイントをまとめてご紹介します。

電子ピアノ

【特徴】

  • ピアノのタッチに似ていて、鍵盤を弾く強さによって音の強弱を表現できる
  • 電子キーボードに比べて、ピアノに似ている部分が多い
  • 電子キーボードより少し高い
  • 基本的にピアノと同じ88鍵盤

【こんな方におすすめ】

  • 音の質にもこだわりたい方
  • ピアノのような鍵盤のタッチにもこだわりたい方
  • 持ち運びはしないけど、コンパクトさを求めている方
  • ペダルも使って練習したい方

こちらの記事でもおすすめの電子ピアノをご紹介しているので、あわせて読んでみてください。

電子キーボード

【特徴】

  • コンパクトなものが多く、持ち運びに便利
  • 電子ピアノに比べて、鍵盤のタッチが軽い
  • 電子ピアノよりも安い
  • スタンドが別売りも多く、置く場所をそこまで選ばない
  • 機種によっては音楽制作に役立つ機能が付いているものがある
  • 88鍵盤ない機種もあり、曲によっては鍵盤が足りない

【こんな方におすすめ】

  • 音へのこだわりよりも、いろんな音で楽しんで弾きたい
  • 置く場所がないので、普段は収納しておきたい方
  • 趣味仲間やバンドの演奏で持ち運ぶ機会が多い方
  • できるだけ安く入手したい方
  • 趣味として使用するので、鍵盤数は気にしない

初心者にはレンタルがおすすめ!

「ピアノにチャレンジしてみたいけど続けられるかわからない…」、「買う前にまず試してみたい」という初心者の方もいらっしゃると思います。

そこでおすすめしたいのが電子ピアノやキーボードのレンタルです。

Rレンタルサービスでは、YAMAHAやCASIO等の電子ピアノや電子キーボードをレンタルできます。

例えば、YAMAHAのPSR-S650という電子キーボードでは16トラックの録音機能や多様なエフェクト、自動伴奏の機能もついており、表現力豊かな演奏をすることが可能です。

さらに、KORGのSP-280 BKという電子ピアノでは、「ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション(NH)鍵盤」を搭載していて、本物のピアノのように低音は重いタッチ、高音は軽いタッチが再現されており、弾きごたえを感じられますよ。

このように音だけでなく弾きごたえにもこだわったものや、様々な機能がついているものなど多様なので、まずはレンタルで試してから購入するのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ピアノの種類から、各特徴、おすすめのポイントまでをご紹介いたしました。

高機能の機種でも、その機能を使用しないのであれば、もっと安価なものを手に入れることもできます。将来的には音域の広いクラシック音楽を弾きたいと思っているのであれば、鍵盤数にゆとりのある機種を選ぶことをおすすめします。

こちらの記事では、おすすめの練習曲をご紹介しています。

ピアノを手に入れた方は、ぜひお気に入りの曲を練習してみましょう!

ビギナーズ編集部 /
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