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ハンターハンターの伏線を考察!ゴンの母親は誰?

ハンターハンターの伏線を考察!ゴンの母親は誰?

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

週刊連載の終了が大きな話題になるなど、休載が多く数年に一度の掲載でも読者から忘れられない魅力がある『ハンターハンター』。本作は、緻密なストーリー作りが評判の漫画です。

そこで本記事では、過去エピソードのストーリーをおさらいしながら、伏線と思われるシーンや謎があるシーンについて考察していきます。

会長選挙編までのネタバレを含みますので、まだ触れていない人は注意してください。

『ハンターハンター』のあらすじ

ハンターハンターのあらすじ

くじら島に住む少年・ゴン=フリークスは、命の危機をプロハンターであるカイトに救われます。そこで死んだと思っていた父が生きていること、父は偉大なハンターであることを知ったゴンは、プロのハンターに憧れを持ちました。

そしてゴンは父の背中を追いかけ、狭き門であるハンター試験合格を目指し故郷を旅立ったのでした。

『ハンターハンター』ハンター試験編の考察

「ハンターハンター ハンター試験編」の考察

まずはハンター試験合格までを描く、ハンター試験編で気になる点を考察していきます。

ハンター試験編のあらすじ

ハンター試験の内容は、以下の通りです。

  • 二次試験の会場まで試験官についていく(一次試験)
  • お題の料理を作る(二次試験)
  • トリックタワーを72時間以内に突破する(三次試験)
  • 他の受験生とプレートを奪いあう戦闘試験(四次試験)
  • トーナメント戦で1勝する(最終試験)

ゴンはハンター試験の最中に、レオリオ、クラピカ、キルアの3人と出会います。そしてときには協力をしながら、全員で四次試験までを合格してきました。

キルアが最終試験でルール違反をしてしまい不合格になったものの、ゴンを含む他3人は初受験で合格を掴みとります。

ドキドキ2択クイズの「いつか来る分かれ道」

ハンター試験の本番すら始まっていない序盤、船から降りたゴン、クラピカ、レオリオの3人は、道中で正解がない2択クイズをだすおばあさんに道を阻まれます。

正解した3人を見送りながら、おばあさんは正解がないのに選ばなければいけない2択を、「いつか来る分かれ道」と呼んだのです。

この描写は、後々3人をそのような状況が襲う伏線に見えます。

クラピカはゴンとキルアが人質に取られたシーンなど、すでに回収されている気もしました。しかしここから他2人の究極の選択を、別々でしっかり描くとは思えないです。

そう考えると、3人の背中を見ながらおばあさんが語るこの伏線を回収できる方法は、1つしかありません。もしかしたらゴンに、クラピカとレオリオのどちらかしか助けられない状況が訪れるのかもしれないです。

『ハンターハンター』ゾルディック家編の考察

「ハンターハンター ゾルディック家編」の考察

次にキルアを奪還するまでを描く、ゾルディック家編の考察をしていきます。

ゾルディック家編のあらすじ

ハンター試験で不合格となり家に連れ戻されたキルアを奪還するべく、ゴンたちはゾルディック家へと向かいます。正門から入れるようになった3人は、執事との勝負を経て無事キルアを奪還したのでした。

「いつか必ず戻ってくる」(シルバの発言)

キルアが出ていく際、シルバは父親の顔を見せ友達を裏切るなと告げて見送ります。しかしその直後に、あいつは俺の子だからいつか必ず戻ってくると予想していたのです。

たしかにキルアは、アルカを連れだすため一度戻ってきました。

しかしシルバとアイの間に何かがあったとは考えづらいですし、シルバの言い方からは「今は友達がなんだと言っているが、結局は殺し屋であるこの家に戻ってくる」という意味合いを感じます。

今はアルカと旅をしているキルアですが、次に描かれる彼の所在地に注目です。

『ハンターハンター』天空闘技場編の考察

「ハンターハンター 天空闘技場編」の考察

次にくじら島を出るまでを描く、天空闘技場編の考察をしていきます。

天空闘技場編のあらすじ

再会を約束しクラピカ、レオリオと別れた2人は、修行と金銭目的で天空闘技場にやって来ます。

そこで彼らはズシ、ウィングと出会い、念の存在とその基礎を教わりました。そしてさらに強くなりヒソカとの再戦も果たしたゴンは、一度キルアとともにくじら島へと帰還します。

ゴンの母親

くじら島でジンのテープを聞いていたゴンは、母親について話す直前でテープを止めます。これだけ意味深な描写で、母親がまったく驚きがない人物なのは考えづらいです。

ゴンの母親として1番有力視されているのは、サンビカ=ノートンです。彼女は会長選挙編に少し出てきたハンターで、目元がゴンに似ています。

また「サンビカノートン」をアナグラムとして入れ替えると、「トンビノカーサン」になりました。つまり優秀なタカを生んだ母親であると示唆しているのではないでしょうか。

サンビカ=ノートンは暗黒大陸への旅にも同行しているので、今後の動きに注目です。

ブックライブ

『ハンターハンター』ヨークシンシティ編の考察

「ハンターハンター ヨークシンシティ編」の考察

次にG.Iを開始するまでの、ヨークシンシティ編について考察していきます。

ヨークシンシティ編のあらすじ

ジンの形跡を追ってゲーム「G.I(グリードアイランド)」を始めたいゴンとキルアですが、オークション価格が高すぎて購入はできません。そこで彼らは金策を練る中で、クラピカと再会を果たします。

その後幻影旅団との戦いを経て、ゴンとキルアは大富豪が複数所持するG.Iにプレイヤーとして参加しました。

闇のソナタ

「闇のソナタ」とは魔王が作曲したとされる、人間が演奏したり聞いたりすると災いが降りかかる楽譜です。センリツは闇のソナタを聞いたことで今の姿に変わってしまい、腕はさらに変形してしまいました。

「魔王が作曲した」「聞くだけで体が変形してしまう」とされているため、闇のソナタは暗黒大陸で生まれた楽譜なのでしょう。

センリツの目的は、自分のような犠牲者をださないために楽譜を消すことです。そして彼女は暗黒大陸行きの船に乗っています。

暗黒大陸では闇のソナタをめぐる戦いが描かれ、センリツの本当の姿が見られるのかもしれません。

『ハンターハンター』G.I(グリードアイランド)編の考察

「ハンターハンター G.I(グリードアイランド)編」の考察

次にカイトと再会するまでを描く、G.I編について考察をしていきます。

G.I(グリードアイランド)編のあらすじ

G.Iを開始したゴンとキルアはビスケと出会い、ゲームを進めながら念の修行に励みます。

そして見事にゲームをクリアし、優勝商品であるカードでジンに会いに行きました。しかしそこにいたのはジンではなくカイト。ゴンとカイトは、久々の再会を果たしたのです。

明かされていないグリードアイランドの制作者

「GREED ISLAND」のゲーム名は、制作者である11人の名前の頭文字を取っています。現状判明しているのは、ジン、レイザー、エレナ、イータ、ドゥーン、リストの6人で、残りの5人はまだ明らかになっていません。

「I・S・A・N・D」が空いているので、会長選挙編に登場したイックションぺやゴンの母親説で挙げたサンビカ=ノートンが仲間である可能性が高いでしょう。

また「D」の担当としてドン=フリークスを挙げる声もありますが、ジンの口ぶりから可能性は低そうです。

『ハンターハンター』キメラアント編の考察

「ハンターハンター キメラアント編」の考察

次にハンター協会会長選挙が始まるまでを描く、キメラアント編を考察していきます。

キメラアント編のあらすじ

カイトと再会を果たしたゴンとキルアは、緊急事態でキメラアントの調査に向かいます。キメラアントとは、捕食した他の種の特徴を混ぜながら繁殖する、暗黒大陸産の蟻です。

カイトを奪われ、自分の弱さを知る2人。修行をして強くなり、キメラアントとの戦いに大きく貢献します。

カルトが救いたい兄とは?

キメラアント編で幻影旅団が戦っている際、カルトは自分が入団した理由について、兄を取り戻すためだと語っています。彼が取り戻したい兄は、やはりキルアでしょう。

原作で描かれたゾルディック家の相関図にて、カルトがキルアを大好きなのは判明しています。またキルアが気にかけるアルカに嫉妬しているのです。

キメラアント編のキルアはまだアルカを忘れていますが、カルトからすればキルアとアルカが2人になるのは時間の問題。

幻影旅団で実力をつけながら、暗黒大陸でアルカからナニカを消す方法を探そうとしているのかもしれません。

ジャイロの動向

『ハンターハンター』で伏線と言えば、1番有名なのがジャイロです。ジャイロはNGLの裏の顔と言われる人物で、キメラアント化した後も女王蟻に操られない、強い自我と悪意を持っています。

過去が詳しく掘り下げられたにも関わらず、彼は一切本編に関わっていません。今後の重要人物になる可能性を示唆して、姿を消しました。

流星街に行ったと言われるジャイロですが、暗黒大陸から帰ってきた後に、流星街編があるのかは疑問です。もしかしたら暗黒大陸編で再登場するのかもしれません。

『ハンターハンター』会長選挙編の考察

「ハンターハンター 会長選挙編」の考察

最後に王位継承に関して明かされるまでを描く、会長選挙編について考察します。

会長選挙編のあらすじ

ハンター協会の会長であったネテロが亡くなり、十二支んは会長選挙をおこないます。

結果はゴンの復活までも見越した、パリストンの勝利。しかし彼はすぐさま辞任してしまいます。

一方のヒソカは念願であったクロロとの勝負に敗北し、旅団のメンバーを全員殺そうと画策していました。

シャルナークに電話をかけてきた人物

クロロとの電話を終えたシャルナークが、コルトピの頭を持つヒソカに向かうシーン。

この場面で投げ捨てられたシャルナークの携帯電話には、着信がきていました。電話は鳴っていなくても不自然ではない描写なので、意味があるのでしょう。

この電話をかけてきたのは、おそらくマチだと思われます。マチはヒソカの行動を、本人から聞いて知っていました。それを伝えようとしていた電話が鳴っている中で、まさにヒソカと対峙しているという演出なのかもしれません。

まとめ

『ハンターハンター』にはまだまだ未回収の伏線が多いです。

不定期連載になり、アニメの続編制作も先なのは、それだけこれまでのストーリーをおさらいする時間があるということでもあります。

ぜひ今後に向けて、過去の物語をさかのぼってみてください。

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青木 圭介 /
ビギナーズ編集部 Aoki Keisuke

エンタメ系ライターとして活動している、青木圭介と申します。好きなマンガ不動の一位は『金色のガッシュ!!』です。

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