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フットサルの基本的なルールを確認しよう!サッカーとの違いは?

今回は、フットサルのルールについて解説します。サッカーとの違いが分からない人は多いのではないでしょうか。初心者や女性でも楽しめるスポーツなので、運動不足で体を動かしたい方や新しい趣味を探している方は是非参考にして、フットサルに挑戦してみてください。
フットサルの基本的なルールを確認しよう!サッカーとの違いは?

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運動不足で体を動かしたいと考えている人、新しい趣味を見つけたいと考えている人は、意外と多いのではないでしょうか。そのような人にはフットサルがおすすめです。

この記事では、サッカー経験者は、もちろん初心者や女性でも楽しめるフットサルのルールについて解説しています。

サッカーと似たような競技ですが、必ずしもサッカーと全てが同じわけではありません。ぜひ参考にしてみてください。

フットサルの基本ルールとは?

早速フットサルの基本的なルールを確認していきましょう。基本と言えるものを解説しています。

プレーヤーの数

フットサルは、フィールドプレーヤが4人、ゴールキーパー(フットサルではゴレイロという)が1人の計5人で行います。サッカー同様、キーパーはペナルティエリアの中なら手を使用することができます。

コートの大きさ

フットサルコートは、サッカーに比べてかなり小さく、縦が25〜42m、横が16〜25mとなっています。

また、体育館のような屋内で行うのが一般的です。ただし、日本には屋外に人工芝のフットサルピッチもたくさんあるため、屋外でもプレーは可能できます。

プロリーグなどは屋内で行いますが、エンジョイ志向のプレーであれば、屋外のコートでも全く問題ないでしょう。

試合の時間

サッカーは前後半45分ずつの計90分で行いますが、フットサルの場合は前後半20分ずつの計40分で行います。

サッカーよりも時間がかなり短いため、「簡単じゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、プレーする人数が少なく攻守の入れ替わりも激しい分運動量がかなり増えるため、40分プレーするのはかなり大変です。

また、フットサルの場合、時間はプレーイングタイムとなります。これは簡単にいうと、実際にプレーしている時間のみが時間計測の対象になるというものです。

サッカーだとボールがタッチラインからアウトしている時間も試合時間に含まれていますが、フットサルの場合、ボールがアウトすると時計が止まります。

ちなみに、趣味でプレーする程度であれば、時間はチーム間で自由に決めることもできます。また、公式戦などでなければプレーイングタイムで時間を計測しなくても構いません。

タイムアウト

フットサルでは、タイムアウトをすることができます。タイムアウトは1分間で、各チームに前後半1回ずつ与えられています。タイムアウトを行うには以下の条件を満たしていなければいけません。

  • ボールがアウトオブプレー(ボールがピッチの外に出た状態)である
  • タイムアウトを行うチームがボールを持っている時

ちなみに、前半にタイムアウトを利用していないからといって、後半に2回タイムアウトができるわけではありません。また、延長戦となった場合は、タイムアウトはありません。タイムアウトは試合の流れを変えるきっかけにもなり得るので、どのタイミングで取るのかが、重要です。

選手交代

フットサルは試合中に自由に選手交代が行えます。一度ベンチに下がった選手が再びピッチに戻ることも可能です。また、サッカーのように交代時にプレーが止まることはなく、指定された交代ゾーンからいつでも交代できます。

審判の許可も必要ありません。交代要員の数も多く交代自体は何回でもできるため、体力を回復させるための交代なども可能です。

なお、交代時は交代してベンチに戻る選手が、タッチラインを完全に超えてから交代選手がピッチ内に入るようにしなければいけません。もしこれができていないと違反となり、相手チームにフリーキックが与えられます。

試合が成立する人数

フットサルでは、一方のチームのプレーヤーが3人未満となると試合をすることができません。

また、試合開始時は3人以上いたとしても、退場などによって3人未満になると試合を放棄することになり、敗戦となります。

コートの決め方

サッカー同様、試合の前にコートのエンドを決めることになります。エンドは審判のコイントスで決め、トスに勝ったチームがエンドを選び、トスに負けたチームのキックオフで前半が始まります。

なお、サッカー同様、後半にはエンドが入れ替わります。

ちなみに、前後半や得点後の開始時にはキックオフを行います。キックオフの際は、ボールを前方に移動させなければいけません。また、キックオフかから直接得点を奪うことはできません。

タッチラインからボールが出た時

サッカーの場合、タッチラインからボールが出るとスローインで再開しますが、フットサルはキックインで再開します。

キックインとはその名の通り、ボールをキックしてピッチの中にインさせることです。

キックインの際は、相手プレーヤーは5メートル以上離れなければいけないほか、キックインする側も4秒以内に行わなければいけません。この4秒に関しては後ほど解説します。

ゴールラインからボールが出た時

相手プレーヤーが最後に触ったボールがゴールラインをわった時は、ゴールクリアランス(キーパーからのスローイン)で再開します。サッカーにおけるゴールキックだと考えてください。

ちなみに、ゴールクリアランスから直接得点することができません。

また、味方プレーヤーが最後に触ったボールがゴールラインをわった時はコーナーキックが行われます。

フットサルのファール

サッカー同様フットサルにも様々なファールが存在しますが、ここでは中でも特徴的なものを紹介します。

4秒ルール

先ほども少し触れましたが、フットサルでは、以下のプレーを行う場合4秒以内にボールを蹴らなければ(投げなければ)いけません。

  • キックイン
  • コーナーキック
  • フリーキック
  • ゴールクリアランス
  • ゴールキーパーが自陣でボールを持った時

この4秒ルールはフットサルの試合をスピーディーに進めるためのルールです。

もし、上記のプレーに4秒以上時間がかかると相手ボールになってしまうので注意しなければいけません。ちなみに、ペナルティキックとキックオフには4秒ルールは適応されません。

5ファール

フットサルでは、チーム全体で5つのファールを犯すと、6回目以降のファールは全て、第2ペナルティーマークからの相手のペナルティキックになります。

ペナルティーキックでは壁などは設置できないため、失点のリスクは必然的に高くなります。フェアプレーの観点からはもちろん、失点を減らすためにも不用意なファールは避けなければいけません。

なお、ファールの数はハーフタイムにリセットされるので、前半だけで5ファールになっていても、後半は0からカウントされます。

ゴールキーパーのプレー

フットサルの場合、キーパーは一度ボールに触れたら、相手がボールに触れない限りボールに再び触れることはできません。

例えば、ゴールクリアランスによってキーパーから味方のフィールドプレーヤーにボールが渡った場合、相手が一度ボールに触れない限りキーパーにパスを出すことはできません。

もし、相手が触っていないのにキーパーが再びボールを触ってしまうと相手チームにフリーキックが与えられることになります。

なお、これはあくまでも自陣での場合で、キーパーが相手陣内に入れば、何回でも自由にボールが受けられます。

フリーキックの種類

ファールをした場合、試合はフリーキックによって再開されます。このフリーキックには「直接フリーキック」と「間接フリーキック」の2種類があります。

直接フリーキックは、簡単に言うとゴールを狙うことができるフリーキックです。フリーキックで蹴ったボールがゴールにそのまま入ると得点になります。直接フリーキックは以下のようなファールの時に与えられます。

  • 相手選手を蹴ったもしくは蹴ろうとした時
  • 相手にとびかかった時
  • 相手をつまずかせたもしくはつまずかせようとした時
  • 不用意もしくは過剰なボディコンタクトをした時
  • 相手を押したもしくは抑えた時
  • 相手に唾を吐いた時
  • ハンドした時

一方の間接フリーキックは、フリーキックで蹴ったボールがゴールにそのまま入っても、得点にはなりません。

味方・相手を問わずキッカー以外の選手に触れた状態でゴールに入れば得点になります。

間接フリーキックは以下のようなファールの時に与えられます。

  • 意図的に相手の前進を妨害した時
  • キーパーがボールを投げるのを妨害した時
  • キーパーが自陣で4秒以上ボールを保持した時
  • キーパーが味方のパスやキックインのボールを手で触った時

フットサルは難しくない!

今回は、フットサルの基本的なルールを解説しました。

4秒ルールやゴールキーパーへのバックパスなどサッカーにはないルールもいくつか存在しますが、決して難しいものではありません。

また、競技志向のチームであればルールをしっかりと覚える必要がありますが、趣味としてこれから始めたいという人なら全てを細かく覚えられなくても問題はありません。

初心者の場合、まずはこの記事で紹介したルールを押さえておけば十分でしょう。ぜひ、基本ルールを覚えてフットサルを楽しんでください。

Kzy Shibata /
ビギナーズ編集部 ライター

岡山県出身 フリーライター兼サッカー監督です。 「人間万事塞翁が馬」をモットーとしています。

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