Amazonマーケットプレイスって何？利用方法や注意点を解説

Amazonで商品を購入する際、商品ページ上で「マーケットプレイス」という言葉を見た記憶のある方も多いでしょう。「マーケットプレイス」とは、Amazonでの商品販売形態のひとつです。

今回はマーケットプレイスとは何なのかという基本的なことから、マーケットプレイスでの商品購入方法と注意点についてみていきます。

※この記事の情報は2020年10月11日時点の情報です。最新の状況は各サービスサイトにてご確認ください。

Amazonマーケットプレイスとは？

Amazonマーケットプレイスとは、Amazonでの商品販売形態のひとつ。Amazonでの商品の販売方法は大きく分けて2つあり、「Amazonが販売している」「その他が販売している」に分けられます。

マーケットプレイスは後者の「その他が販売している」になります。Amazon以外の他者が商品の販売を行っているケースです。

Amazonマーケットプレイスにはどんな人が出品しているの？

Amazonマーケットプレイスは基本的には誰でも出品が可能です。法人、個人に関わりなく出品することができます。出品者の種類は2種類に分けられ、大口出品者と小口出品者があります。

大口出品者は出品数が多く事業としてAmazonマーケットプレイスを利用している会社がメインです。一方、小口出品者は一品から気軽に出品ができるということもあり、個人での利用が多くなっています。

Amazonマーケットプレイスとそうでない商品はどうやって見分けるの？

マーケットプレイスで販売されている商品かどうかは、商品説明ページの右側で見分けられます。

商品の説明ページをWebブラウザ上で開くと、ページ右側に「カートに入れる」ボタンが表示されます。その下に出荷元と販売元の記載があるときはAmazonマーケットプレイスでの販売になります。

出荷元がAmazonで販売元がAmazon以外の場合は、商品自体はAmazonの倉庫にありAmazonから発送されます。出品者から事前にAmazonの倉庫に商品が送られており、その商品をAmazonが梱包・配送してくれる仕組みです。

一方、どちらもAmazon以外の場合は、商品の梱包も発送もAmazon以外のマーケットプレイス出品者によって行われることになります。

マーケットプレイスの商品かどうか確認するときには「出荷元と販売元」の記載を確認しましょう。

Amazonマーケットプレイスではどんな商品が売られているの？

商品のカテゴライズはこのようになっています。幅広いジャンルの商品が取扱いされていますね。

マーケットプレイスの利用方法

マーケットプレイスの利用方法についてみていきましょう。購入者の場合はとても簡単です。いつも通りAmazonで商品を購入するときとほとんど変わりがありません。

しかし、出品者となるには初期登録が必要です。

利用方法：購入者

Amazonで商品を探しカートに追加、支払いに進みます。その後支払方法と送付先を選択し購入を決定。これだけでマーケットプレイスの商品を購入することができます。通常のAmazonでの購入とほとんど違いはありません。

利用方法：出品者

出品者となるにはマーケットプレイスの利用者登録が必要になります。登録するときには、大口出品者として登録するか、小口出品者として登録するか決めておく必要があります。

大口出品者と小口出品者

大口出品者になるには、月額4,900円の手数料を支払う必要があります。それにプラスして、販売手数料も必要になります。小口出品者には月額料金はありません。しかし、1商品が売れるごとに100円を支払う必要があります。

1か月間で売れる商品が50個を超えている場合は大口出品者に、それ以下の場合は小口出品者となることをおすすめします。

初期登録～販売まで

大口と小口、どちらになるのか決まったら初期登録をすませます。初期登録後は商品を出品し、商品が売れるまで待ちます。商品が購入されるとAmazonからメールが届く仕組みです。後は梱包をして発送をします。販売代金は後日Amazonを通じて入金されます。

マーケットプレイスで商品購入時の注意点

マーケットプレイスを介して商品を購入するときにはいくつか注意すべき点があります。知らずに購入するとほしい日までに商品が届かなかったり、思ったより高い料金を支払うことになってしまう場合も。

事前にしっかりと理解した上でマーケットプレイスを利用するようにしましょう。

1.配送料がかかる

Amazonマーケットプレイスを利用して販売されている商品は配送料が必要になるものがあります。配送料が必要になる商品かどうかは事前に見分けることができます。

商品説明ページの右側に出荷元と販売元の記載があります。この出荷元がAmazon以外になっている場合は配送料が必要です。配送料は商品代金の下に記載されています。

マーケットプレイスを利用して販売されている商品でも、出荷元がAmazonになっている場合は通常のAmazon利用時と同じ配送料になります。プライム会員登録者は基本的に配送料は無料となります。

そのため、注意すべきは出荷元がAmazon以外の場合のみ。配送料も考えた上で支払金額を計算しないと「思ったより高い値段になってしまった・・・」ということになりかねません。商品をカートに追加する前にチェックするようにしてくださいね。

2.商品到着までに時間がかかる

Amazonから出荷されないマーケットプレイス商品の場合、Amazonからの出荷に比べて配送に時間がかかる傾向にあります。

Amazonが販売している商品、そしてマーケットプレイス商品の中でもAmazonの倉庫に商品が預けられそこから出荷がされる商品は、Amazonが提携している配送業者を通じて迅速に配送が行われます。

梱包作業もAmazonによって行われるため、配送までのタイムラグが少なくスムーズに自宅まで商品が届けられます。

一方、マーケットプレイスの出品者が出荷元となっている商品はあまりスムーズにいかない場合もあります。出品者によってはある程度まとめて配送作業を行っている場合や発送する曜日を決めている場合もあります。

そのような場合は、Amazonからの配送に比べて若干商品の到着までに時間がかかってしまう結果に。すぐに商品が必要な場合は注意が必要です。

3.評価が悪い出品者もいる

Amazonマーケットプレイスでは出品者ごとに購入者から評価が付けられます。評価は以前の購入者たちによってつけられているものです。この評価、マーケットプレイスの利用時には必ず確認するようにしてください。

評価は星1～星5の5段階評価で表されます。Amazonの商品の評価と同じ仕組みですね。評価には星と一緒にコメントも添えられるようになっています。

マーケットプレイスで商品を購入するときは、事前に出品者の評価を確認するようにしてください。星の評価が良い出品者でしたらそこまで気にする必要はありませんが、星の評価が低い出品者の場合コメントにその理由が書かれている場合があります。

信頼できる出品者かどうか自分で判断をしたうえで商品を購入するようにしましょう。

マーケットプレイスでの詐欺に対する対策

マーケットプレイスではしばしば詐欺とみられる商品が出品されていることがあります。ブランド品のレプリカや本物そっくりの粗悪品、人気ゲーム機の高額転売などなど、購入者側は気をつけて商品を購入する必要があります。

1.商品情報を確認する

マーケットプレイスで商品を購入するときは、商品情報をしっかりと確認するようにしましょう。

例えば元値100万円のブランド品のバックが新品にも関わらず1,000円で売られている。このようなあり得ない値段の付け方をされている商品は詐欺の可能性が高いです。ブランド品に見せかけたレプリカやコピーが売られていることがあります。

また、逆に人気ゲーム機が通常の10倍の値段で出品されていることも。このような場合も公式な販売ルートではない偽物であると判断できます。

2.出品者情報を確認する

出品者情報の中にも詐欺かどうかを見破る重大なヒントが隠されています。

まずは以前の購入者たちによる評価です。評価があまりにも低い出品者には問題があることがあります。その出品者が信頼に足る人物なのかどうかコメント欄を読んで確認しましょう。

また、出品者の他の出品状況を確認することも大切です。個人とみられる出品者が同じ商品を大量に出品しているなど通常ではありえない商品状況になっている場合、その商品には疑いを持った方が安全です。忘れずにチェックするようにしましょう。

まとめ

Amazonマーケットプレイスは誰でも出品者になることができます。個人でも出品者になれるため、不用品を売却してお小遣いを得たいときに便利です。購入者側からみれば、なかなか手に入らない中古品やほぼ新品扱いの商品が安く購入できることもあり、メリットのある販売方法になっています。

しかし、マーケットプレイスの利用には注意しなければならない点も。配送料が必要となったり、配送まで時間がかかったりと通常より不便な面もあります。その点をしっかりと理解した上で利用するようにしましょう。

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