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ブラックフライデーとサイバーマンデーの違いとは?日程や由来、開催店舗を解説!

菅野辰則 / ビギナーズ編集部 ライター

近年広がりを見せているブラックフライデーとサイバーマンデーですが、突然登場したワードであり「セールが行われる日」以外の情報はあまり話題になりませんよね。ここでは、この2つのセールの由来から、日本で実施されているショップについても紹介します。
ブラックフライデーとサイバーマンデーの違いとは?日程や由来、開催店舗を解説!

近年、CMなどで「ブラックフライデー」や「サイバーマンデー」という言葉を見聞きする機会が増えてきました。元々はアメリカの安売りセールの文化ですが、日本でも大手小売業の施策をきっかけに、浸透し始めているようです。

しかし、多くの人にとっては「セールの日が増えた」というだけの認識で、一体何なのかについては、あまり知られていません。改めてこの2つがどんなものか確認してみましょう。

記事の後半では、それぞれのセールを大々的に行っているショップも紹介します。お得なお買いものをするために、チェックしてみてくださいね。

  

ブラックフライデーについて

まずは、ブラックフライデーについて見ていきましょう。「ブラック」がついていると「好ましくないもの」という印象がありますよね。そのイメージとセールの取り合わせが、どうもしっくりこない人も多いかと思います。しかし、その名が付いた由来には納得できるエピソードが隠されていました。

ブラックフライデーの日にち

由来の前に、ブラックフライデーの日にちから説明します。ブラックフライデーは、11月の第4木曜日の翌日の金曜日です。たまに第4金曜日と言われますが、これは間違いなので注意しましょう。2018年と2019年で比較するとわかりやすくなります。

  2018年 2019年
第4木曜日 11月22日 11月28日
第4金曜日 11月23日 11月22日
ブラックフライデー 11月23日 11月29日

このように、11月1日が金曜日だと「第4金曜日」という認識では、合わなくなってしまいますよね。

なぜ第4木曜日がポイントになるかというと、アメリカでは11月の第4木曜日がサンクスギビング・デイで祝日になるからです。翌金曜日に休暇をとって土日と合わせた4連休とするのが一般的で、初日は家族で食事会、翌日から買い物に出かけます。クリスマスの約1カ月前ということもあり、ブラックフライデーを皮切りにクリスマス商戦が始まるわけです。

なお、日本では11月23日が勤労感謝の日で祝日になるため、ブラックフライデーに関連付けたセールを催す小売業者が増えてきています。

ブラックフライデーの由来

さて、なぜ「ブラック」なのかという話をします。「ブラック○○デー」といえば、1929年のウォール街大暴落の「ブラックサーズデー」や、1987年の世界的株価暴落の「ブラックマンデー」など、経済的には良いイメージが全くありません。そんな中、ブラックフライデーというのは異質な感じがしますよね。

なぜこんな名前がついたのかというと、アメリカの警察官にとって「ブラック」だったからです。元々、サンクスギビングデイの翌日はセールが行われていたため、多くの人々が街に繰り出します。人が多くなれば交通整理やトラブルも増えるわけで、警察官は大忙しです。そういった事情で、警察官の間で皮肉を込めて「ブラックフライデー」と呼んでいました。

それがいつしか警察官以外の人々にも広まり、呼び名として定着し始めたのですが、迷惑な日という感じが否めません。小売業側からすれば気持ちの良いものではないので、別の名前をつけようという動きもありました。そんなとき、新聞で「黒字の金曜日」という解釈が掲載されたことで、好意的な意味として浸透した、というのが「ブラックフライデー」の由来です。

このように、ブラックフライデーの「ブラック」は、黒字の「黒」の意味があり、むしろ良い意味でとらえられているのです。

サイバーマンデーについて

さて、近年はブラックフライデーと同じように「サイバーマンデー」も催されるようになってきました。「サイバー」は「コンピュータ、ネットワークの」という意味で、楽天やAmazonなどのようなECサイトに関連した言葉です。こちらについても、日にちと由来を見てみましょう。

サイバーマンデーの日にち

サイバーマンデーは、ブラックフライデー明けの月曜日です。この月曜日はアメリカでも祝日ではありませんが、連休中は家族で買い物、平日に突入したらネットショッピング、という傾向にありました。そこで、ECサイトではあえてブラックフライデーの翌月曜をセールにしたのが始まりです。

ただ、日本では連休の反動がない分、ブラックフライデーの翌月曜日にセールを行っても、目立った効果はありません。そこで、ボーナス収入や年末の買い物客を見込んだ、11月末~12月第2週目までの間に行われることが多く見られます。また、期間は1日限りではなく、1週間ほど続く傾向です。これはアメリカでも同じで、サイバーマンデーからサイバーウィークへと変化し始めています。

サイバーマンデーの由来

2005年にNRF(全米小売業協会)のデジタル部門にあたる、Shop.orgがブラックフライデーの翌月曜日を「サイバーマンデー」と呼び始めました。NRFはオンライン小売業者のためのアナリティクスやデジタルマーケティングなどによってアドバイスも行う協会です。

以降、オンラインショップ各社が「サイバーマンデー」を掲げてセールを催すようになり、広く知られるようになりました。なお、サイバーマンデーだけが特筆して高い売上を出すわけではなく、この日を境にクリスマスセール期間中まで、売上は高い状態をキープします。

ブラックフライデー、サイバーマンデーを実施するショップ

日本ではブラックフライデー、サイバーマンデーともにまだそこまでの知名度を確立してはいません。とはいえ、アメリカ発のショップや大手小売業を中心に躍進中です。ここでは、ブラックフライデーやサイバーマンデーを積極的に実施しているショップについて紹介します。

ブラックフライデーを実施するお店

ブラックフライデーを実施するのは、主に実店舗を持つ小売業者です。代表的な4つのショップのうち、3つはアメリカ発ですが、セール時期はアメリカとは異なるため、ここで確認しておきましょう。

イオングループ

ブラックフライデーの文化を日本に広めた第一人者はイオングループです。2016年から導入を開始しました。開催期間はブラックフライデー当日から3日間です。

「スーパーイオン」に限らず、イオン系列の多数のショップで実施されています。2018年に実績のあるショップは全国の400店舗で、ショップ名一覧は下記の通りです。

  • スーパー イオン
  • イオン スタイル
  • イオンモール
  • イオンスポーツクラブ
  • イオンネットスーパー

ブラックフライデーだけのパンダのキャラクターが登場し、それにちなんでクロ(96)とシロ(46)に関する価格の商品が揃います。また、ブラックフライデーが勤労感謝の日と重なった2018年は、11月23日限定で「ブラックカレー」が先着無料配布されました。

大型店舗やモールでは、イオン内にファッションブランドなどの他の店舗が入っていることもありますが、その場合は同時開催されることが多いようです。その場合、セールではなくポイント2倍のキャンペーンだったりします。

コストコ

コストコはアメリカ発の会員制倉庫型店舗です。コストコジャパンの本社は神奈川県川崎市で、2019年7月1日現在で26店舗あります。2018年の開催期間はブラックフライデーの11月23日から3日間でした。

コストコは食品が大容量で安いイメージが強いかと思いますが、ブラックフライデーの目玉は家電です。2018年のセールを見ると、約35万円の70型テレビが10万円引き、約20万円のテレビが90,000円引きになるなど、大幅値引き家電が盛りだくさんでした。これは2017年にも実施されており、2019年も期待できます。

コストコのブラックフライデーに興味がある人は、あらかじめ会員登録をしておくのをおすすめします。当日は大混雑が予測されるため、会員登録で手間取っている間に、目当ての商品が売り切れてしまう恐れがあるからです。

GAP

GAP Japanでは2015年からブラックフライデーを実施しており、対象商品50%OFFやなど、お得に洋服を購入できます。また、GAPのブラックフライデーは会員限定ミッドナイトセールが特徴です。これまでに開催されたミッドナイトセールの内容を紹介します。

実施年月日 時間 実施店舗 内容
2015年11月27日(金) 0:00~2:00 原宿店 デニム100円(先着100名)
2016年11月24日(木) 23:00~25:00 フラッグシップ原宿、渋谷店、名古屋栄店、心斎橋店、京都河原町店 セーター100円(各店先着100名)
2017年11月22日(水) 22:00~25:00 フラッグシップ原宿、名古屋栄店、心斎橋店、京都河原町店、キャナルシティ博多 セーター100円(各店先着100名)
2018年11月22日(木) 22:00~25:00 フラッグシップ原宿、名古屋栄店、心斎橋店、三宮店、京都河原町店、キャナルシティ博多店 セーター100円(各店先着100名)

このミッドナイトセールは会員しか入店できませんから、コストコ同様、事前に会員登録をしておきましょう。

トイザらス

本家となるアメリカのトイザらスは2018年に破産手続きに入りましたが、日本のトイザらスは問題なく運営されています。店舗密度や主力商品の違いがあるため、とされています。

さて、日本のトイザらスではブラックフライデーを2015年から導入しており、2016年から本格化しました。2016年は150点以上の玩具やベビー用品が大幅値下げとなり、2018年には84%OFFのお楽しみ袋が登場するなど、大変お買い得です。

全国に170店舗ありますが、近場にトイザらスがないという人も安心してください。オンラインストアでもブラックフライデーが開催されます。2018年の場合、オンラインでは11月15日(木)の21:00、実店舗では16日(金)~11月25日(日)の10日間開催されました。

ただ、オンラインの場合は開催と同時にアクセスが集中するため、アクセスできない人も続出しています。さらに、22時には大幅値下げ商品が売り切れるそうなので、早めに待機するのがおすすめです。

サイバーマンデーを実施するECショップ

サイバーマンデーは大手ECサイトでの導入が進んでいます。Amazonを筆頭に4つのサイトを見てみましょう。

Amazon

amazonのサイバーマンデーは、ブラックフライデーよりも1週間以上後のタイミングで開催されます。マーケティングの結果、そのような施策になったようです。2017年は12月8日(金)18:00~12月11日(月)23:59、2018年は12月7日(金)18:00~12月11日(火)01:59でした。もはや月曜日が関係なくなっていますね。

Amazonのサイバーマンデーは、ユーザー評価の高い商品を年間最安値で販売する特選セールや、数量限定タイムセールが特徴です。また、プライム会員は30分早く参加できるという特典もあります。

BUYMA

BUYMAは海外在住のパーソナルショッパーが、現地で買い付け・出品・発送を行う通販サイトです。海外在住のパーソナルショッパーではありますが、日本語で対応してもらえます。また、運営している東京都赤坂の会社、エニグモの補償制度も充実していて安心です。

さて、気になるサイバーマンデーの内容ですが、2018年は10万円以上の商品に使える15,000円OFFクーポンと、20,000円以上の商品に使える2,000円OFFクーポンが配布されました。24時間限定ですが、何度でも使えるため、欲しい商品を予めチェックしておくと良いかもしれません。

楽天市場

楽天では「サイバーマンデー」と銘打っているわけではありませんが、同時期に「楽天スーパーセール」が開催されます。年に何度か実施されており、都度キャンペーン内容や値下げ商品も変わるため、何が起こるかわからない楽しさがあります。

とはいえ、12月後半では「楽天大感謝祭」という年に1度のセールもあるため、目当ての商品がとくになければ、サイバーマンデー期間を意識して急ぐ必要はありません。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングもサイバーマンデーを掲げているわけではありませんが、年末にセールが開催されます。2016年は年末ウルトラセールと称して12月16日~12月20日にTポイントが通常獲得ポイントの最大+15倍になるキャンペーンが行われました。

また、2018年に開催された年末プレミアム会員セールでは、対象ストアの20%OFFセールや、最大ポイント倍率54倍などのキャンペーンを実施しています。開催期間も11月30日~12月17日と、長期間でした。


2つのセールで年末はお得にお買い物

日本にも広まり始めた「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」は、アメリカ発の、お得にお買いものができるセール期間であることがわかりました。現在では「デー」というより「ウィーク」と呼べるほど、期間が延長されている傾向にあるため、各社セール日程を毎年確認しましょう。タイムセール情報までチェックすれば、最大限お得にお買いものができますよ。

ひと足はやくクリスマスプレゼントバレンタインギフトを用意してみてはいかがでしょうか。

菅野辰則 /
ビギナーズ編集部 ライター

ネットショッピング歴は約20年!お得なものを見つけることが好きで日々のECサイトで掘り出し物の探しは欠かしません。コスパの良い初心者が趣味を始めるのに最適なアイテムをご紹介します。趣味はダンスと映画鑑賞