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写真保存はどれがおすすめ?クラウドサービスを徹底比較!

写真保存はどれがおすすめ?クラウドサービスを徹底比較!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

スマホで写真・動画撮影をしていて、本体の容量が一杯になってしまった経験はありませんか?

あるいは、写真を削除してストレージを整理したり、SDカードを追加で購入したりと、スマホの本体容量について考えたことがある人もいるでしょう。

スマホのOS次第では、自動的に写真をバックアップしたり、共有してくれたりするものもあります。

これらはあらかじめ決められたクラウドストレージサービスを利用していることが一般的です。

そのため、他のサービスと比較せずに、そのまま使用している人も多いかもしれませんね。

このクラウドストレージサービスは、多数の会社が展開しており、様々な特色ある内容を提供しています。

この記事では、クラウドストレージについて詳しく説明し、サービスの内容やメリット・デメリット、サービスの選び方を解説します。

クラウドストレージのメリット

クラウドストレージとは、インターネット上に存在するデータの保管スペースです。

パソコン本体ではなく「オンライン上にあるハードディスク」といえば分かりやすいでしょう。

まずはクラウドストレージのメリットを確認しましょう。

インターネットに接続していれば世界中からアクセス可能

最大のメリットは、インターネットに接続さえできれば、世界中のどこからでもデータの保存・編集ができるということです。

ただし、ネット接続ができなければ、オンライン上のデータには当然アクセスできません。

データのやりとりが簡単

クラウドストレージを使えば、他の人とのデータをやりとりも簡単に行えます。

一昔前であれば、データを渡すのにDVDなどに書き込んだり、USBメモリに入れたりして、やりとりをしていました。

クラウドストレージを使えば、リンクを送るだけで物理的な手段を使わずにデータを渡せます。

そのため、業務の効率化に大きく貢献するでしょう。

デバイス間のデータ共有・同期ができる

もう1つは、自分が保有するデバイス間のデータ共有・同期です。

例えば、スマホで撮影した写真を、タブレットやパソコンで閲覧・編集できます。

好きな音楽をクラウドストレージに保存しておけば、オンライン環境下であればどこでも聴けるのです。

バックアップに便利

便利さだけでなく、データを保全する目的でも使えます。

スマホのバックアップデータをクラウドストレージ上に保存していれば、スマホを紛失しても保存したデータを使って復元可能です。

紛失の可能性が少ないデスクトップパソコンでも、記憶装置であるハードディスクが壊れると、データを完全に喪失してしまうおそれがあります。

データを復元するにしても、壊れたハードディスクからのデータ復旧は通常、高額です。

クラウドストレージにバックアップしておくことで、不意の事故や故障でデータが消失することを避けられます。

重要なデータだけでもクラウド管理するとよいでしょう。

クラウドストレージのデメリット

とても便利なクラウドストレージサービスですが、写真やデータを保管することで発生するデメリットがないわけではありません。

滅多にないことなので心配する必要はほとんどありませんが、確認はしておきましょう。

セキュリティ上のリスク

パスワードの漏洩や、サービス提供会社のミスなどで、データや写真がインターネットを経由して流出する可能性もゼロではありません。

極めてプライベートな写真や仕事上の重要データなどは、オフラインで保存したほうがよいでしょう。

サービス終了のリスク

サービスを提供している会社が倒産するなどして、サービスそのものがなくなってしまう可能性もあります。

その場合は、保存しているデータも失われるでしょう。

とはいえ、現在主流のクラウドストレージサービス提供会社は大手企業がほとんどなので、それほど意識する必要はありません。

小規模企業のサービスが終了する場合でも、他社が買収してサービス継続となるケースもあります。

写真の保存に向いているおすすめクラウドストレージ

クラウドストレージは、サービスによって強みが異なります。

ここでは、特に写真の保存に向いているクラウドストレージサービスをご紹介します。

Google フォト

Googleアカウントを開設すると、誰でも無料で利用できる写真用のクラウドストレージサービスです。

最大の特徴は、条件つきではありますが、容量無制限で使えることです(2021年6月1日以降は15GBまでが無料の対象)。

また、Googleのサービスらしく検索機能が優秀で、「車」「花」などのキーワードを入れて検索すると、該当する写真が表示されます。

写真に説明やタグをつける必要はなく、システムが画像を自動認識して候補を検索結果として表示するのですが、その精度が高いのです。

容量無制限ですが、保存できる写真や動画の画質に制限があります。写真は1600万画素まで、動画は1080Pまでです。

それ以上の解像度の写真をアップロードしても、自動的にこれらの解像度へ落とした状態で保存されます。

高解像度で撮影したものを高品質なまま残しておきたい場合には不向きです。

Google フォトの詳細をみる

Amazon Photos

Amazonが提供しているクラウドストレージサービスで、無料の場合5GBまで利用できます。

特筆すべきは、Amazonプライムの会員であれば、写真や動画の保存容量が無制限となることです。

会員費の月額600円(税込)または年額5,900円(税込)で、Amazonの買い物でかかる送料が無料になったり、プライム会員限定のセールを利用できたりします。

Amazonでよく買い物をする方には、かなりお得なサービスです。気になる方は一度試してみるとよいでしょう。

Amazon Photosの詳細を確認する

iCloud

iPhoneを開発しているApple社が提供するクラウドストレージです。

同社製品との親和性が高く、iPhoneで撮影した写真は初期設定でiCloudに保存されるため、機械に詳しくない方でも簡単に使えます。

Apple IDを取得すれば無料で使えますが、その容量は5GBと少なめです。

写真だけでなく、iPhoneのバックアップやアプリのデータなども保存できるので、無料のまま使う場合には設定を色々と変えたり、時々iCloud上のデータを整理したりするなどの手間が発生します。

有料プランにすることで容量は増やせます。50GBが130円/月、200GBが400円/月、2TBが1,300円/月(いずれも税込)です。

iCloudの詳細をみる

Flickr

Flickrとは、米YAHOO!が運営するオンラインの写真共有サービスで、基本的に無料で利用できます。

ユーザー自身がデジカメ等で撮影した写真をflickrへアップロードし、保管・管理・共有することができます。

アップロードした写真は、公開することができ、コメントの許可やタグ付け機能を利用しながら、写真を通して他のユーザーと交流することができます。

写真をアップロードできる容量は1TBと非常に大容量で、大きいサイズの写真ファイルも充分な枚数をアップロードしておくことができます。

ただ、サービス自体が日本語には対応していないため、多少機能面で悩むことがある方もいるかもしれません。

Flickrの詳細をみる

Adobe Lightroom

Adobe Lightroomは、あらゆるデバイスで写真を作成、編集、整理、保存、共有するために必要なツールをすべて備えたクラウドベースのサービスです。

スライダーやプリセットなどの使いやすい写真編集ツールで、写真を思い通りに仕上げることができます。作業はモバイル、web、デスクトップのいずれでも開始可能。

デバイスが変わっても編集内容は自動的に反映されます。20GB、1TB、それ以上のクラウドストレージを利用でき、どこからでもライブラリにアクセスできます。

写真の読み込みから編集、共有まで一元管理できます。枚数に制限なく写真を管理できるため、常に整理された状態で余裕をもって作業できます。

Adobe Lightroomは利便性が高く、随時新機能も増えているのでチェックしてみてくださいね。

Adobe Lightroomの詳細をみる

OneDrive

Microsoft社が提供するクラウドストレージサービスです。

Microsoftアカウントを作れば、無料で5GBまで使用でき、写真や動画も保存可能です。

最大の特徴は、Microsoft社が提供するビジネスアプリケーションである「Microsoft365」との連携が充実していることにあります。

有料で容量を増加でき、100GBは224円/月、1TBは12,984円/年(月額にすると1,284円)です。

特筆すべきは、1TBの場合、「Microsoft365Personal」が利用できることです。

このサービスには「Word」「Excel」などの、ビジネスで欠かせないアプリケーションソフトが含まれます。

プライベートで利用するなら、他のクラウドストレージのほうが優れている部分が目立ちます。

しかし、ビジネス中心、もしくはビジネスとプライベートで併用する場合には、リーズナブルかつ利便性の高いサービスです。

OneDriveの詳細をみる

Dropbox

Dropboxがサービスを開始したのは2008年で、クラウドストレージサービスでは老舗ともいえる存在です。全世界での利用者は5億人を超えています。

無料で利用できるのは2GBまでと少なめですが、他にはない利便性があります。それは、ファイル共有機能です。

Dropbox上に保存しているファイルやフォルダを誰かに送るとき、ダウンロードリンクを発行すれば、相手がDropboxを利用していなくても共有できるのです。

有料プランなら、2TBまで容量を増やせます。個人プラン「Dropbox Plus」は、1,200円/月(年間払いの場合)です。

Dropboxの詳細をみる

クラウドストレージの選び方

クラウドストレージサービスは複数あります。

自分に最適なサービスを選びたいなら、いくつかの点に注意するとよいでしょう。

機能に注目する

クラウドストレージサービスには、それぞれ独自の機能があります。

Apple社の製品を愛用しているならiCloudが最適です。

ビジネスでの活用を視野に入れるならOneDrive、普段からAmazonを多用しているならAmazon Photos、ファイル共有をする機会が多い方はDropboxが向いているでしょう。

費用に注目する

いくつかのクラウドストレージサービスは無料で利用できますが、容量が少なく使っているとすぐ上限になってしまいます。

容量を増やしたいなら、有料プランを契約しなければなりません。その際の費用にも注目しましょう。

費用に重きを置く方におすすめなのは、Google フォトです。

解像度の制限はありますが、容量無制限かつ無料なのはうれしいですね。

ただし、2021年6月以降は容量に制限がつくため、保存容量が多い人は注意しましょう。

Amazonを普段から使っていて、すでにプライム会員になっている方にはAmazon Photosをおすすめします。追加で発生する料金はありません。

それ以外のサービスは、料金に多少の差はありますが、それだけをもって決めるのは避けましょう。

求める機能が同じといった場合に限り、希望する容量でかかる費用で決めるのが賢明です。

最大容量に注目する

有料プランを利用する場合は、どれくらいまで容量を拡大できるかにも注目しましょう。

一度有料プランを利用し始めると、将来的に保管するデータは数百GB~数TBに及ぶと考えられます。

それらを頻繁に別のサービスに移転するのは時間も手間もかかります。

そういった事態を避けるためにも、有料プランを前提とする場合、「自分が最大でどれくらいの容量を使いそうなのか」「検討しているサービスがその容量をカバーしているのか」に注目しましょう。

まとめ

写真をオンラインで保存するのに最適なのが、クラウドストレージサービスです。

クラウドストレージサービスは多数の企業がサービスを提供しており、それぞれに特徴があります。

無料かつ無制限で使えるものや、有料で特別な付加価値があるものなど様々です。

クラウドストレージサービスのうちどれを利用するか迷ったら、機能や費用、容量などに注目し、自身に合ったものを選んでください。

優れたクラウドストレージサービスですが、素晴らしいメリットがある反面、セキュリティ上のリスクなどのデメリットも存在します。

双方をしっかりと把握し、便利に活用しましょう。

また、こちらの記事では写真の保存方法ごとのメリットとデメリットを解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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