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サッカーのリフティングの練習方法|うまくなるコツとポイントを解説

この記事では、サッカーの基本技術とも言えるリフティングについて、その概要から具体的な種類、さらには練習時のコツなどについて解説しています。リフティング上達を目指している人、サッカーを始めたばかりの人はぜひ参考にしてみてください。
サッカーのリフティングの練習方法|うまくなるコツとポイントを解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

サッカーにおいては、体の様々な部位でボールを扱えることが重要です。そのようなスキルを養うには、リフティングがぴったりです。

この記事では、リフティングに関して、その概要からインステップや太もも、インサイドなどの種類、さらには練習時のコツなどについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

リフティングとは

リフティングとは、足や頭、太ももなど手以外の部分を使ってボールを地面に落とさずに蹴り続ける技術のことです。サッカーの基本とも言える技術であり、サッカーを始めたばかりの人の中にも練習している人が多いのではないでしょうか。

リフティングは一見すると簡単そうに見えるかもしれませんが、ボールを蹴る箇所が少しでもずれると、思いもよらない方向にボールが飛んで行ってしまいます。そのため、初心者にとっては10回連続して行うのも難しく感じるかもしれません。

リフティングが上手い=サッカーが上手い?

リフティングが上手い人からといって、必ずしもサッカーが上手いわけではありません。確かにリフティングが上手い人の多くはサッカーも上手いです。

これは、リフティングによってボールを扱う感覚が養われているため、ボールコントロールが上手くできているためだと考えられます。

しかし、サッカーの試合においては、相手ディフェンダーがボールを奪いに来るため、相手の動きに応じたプレーが必要になります。リフティングだけでは、相手の動きに応じたプレーを判断するスキルは磨けません。

そのため、リフティングが上手いからといっても実際にサッカーが上手いわけではない、と言えるのです。

リフティングの特徴

ここでは、リフティングがどういった特徴を持つ技術であるのか解説します。

ボールタッチの感覚が養える

サッカーの上達を目指す上で、ボールに触れる時の感覚を養うことは非常に重要です。これは、少しの力加減でボールの動きや勢いも大きく変わるためです。

リフティングはこの感覚を養うのに適しています。足のどこの部分に当たるとまっすぐ飛ぶのか、どのくらいの感覚で触れると跳ねすぎないのかなどリフティングを通して様々なことを学べるでしょう。

1人で練習できる

サッカーは11人で行うスポーツであり、練習メニューも複数人で行うものが少なくありません。しかし、リフティングはボール1つあれば、1人でできるものなので、自主練習をしたい時などにも適しています。

また、スペースもそれほど必要ないため、ちょっとした広場や自宅の庭などでも行えます。

リフティングを行う部位

リフティングといっても、その種類は様々です。ここでは、リフティングを行う際の基本的な部位について解説します。

インステップリフティング

インステップとは、足の甲のことだと考えてください。サッカーでは、主にシュートを打つときやロングパスを出す時などに使用されますが、リフティングの際にもよく使用される部位です。

インステップリフティングは足の甲でボールを蹴り上げ、連続して行います。行う際には、足首をしっかりと伸ばすこと、そして足首を固定することを意識してボールを蹴り上げるようにしましょう。

また、力を入れすぎるとボールが高く飛んでしまい連続して行いにくくなるため、力加減にも注意が必要です。足の甲の中心部分から少しでもずれるとボールが真上に上がらないため、適切な場所がどこなのか感覚をつかむことも重要です。

太ももリフティング

試合の場合、太ももは腰付近に来る浮き玉をトラップする際などに使用します。リフティングに関して言うと、太ももはインステップやインサイドヘディングなどと比べて、ボールに触れる面が大きいため、比較的初心者でも行いやすいと言えるでしょう。

太ももでリフティングをするときは、太ももが地面と平行になるようにしっかりと上げることがポイントです。太ももの角度が斜めだとボールが真上ではなく前方に飛んでしまうため続けるのが難しくなってしまいます。

インサイドリフティング

インサイドは足の内側のことであり、主にパスの際に使用されます。サッカーでは最も使用する部位といっても過言ではありません。

リフティングをする場合、足の内側が真上に向くような姿勢を取らなければいけないため、インステップや太ももと比べると難易度は高くなります。行う際のポイントは足を高く上げすぎないようにすることです。

初心者の場合、インサイドを真上に向けるために足を高く上げてしまいがちですが、足の位置が高くなるとリフティングを安定して行うのが難しくなります。足はできるだけ低くし、インサイドが真上になるように足首を曲げることを意識してみてください。

アウトサイド

アウトサイドは、足の外側のことです。サッカーではパスやシュートを行う際などに使用されますが、インサイドのように頻繁に利用される部位ではありません。

リフティングをする場合は、インサイドの時とは逆に足の外側が真上を向き、地面と平行になるようにする必要があります。蹴り足の膝を外側に曲げる必要がありますが、蹴り足の動作だけでリフティングを行うのは難しいでしょう。

アウトサイドリフティングのポイントは、蹴り足とは逆の軸足をクッションにして、蹴り足でボールをつくようにすることです。ボールを蹴るというよりは、軸足のクッションを使ってボールをつくというイメージを持つようにしましょう。

ヘディングリフティング

ヘディングとは、頭のことです。サッカーにおいては、シュートの時やディフェンダーが浮き玉をクリアする時などに使用されます。

初心者の場合、ヘディング=頭と考え頭頂部でボールをつこうとするかもしれませんが、それは間違いです。ヘディングでボールを扱う場合は頭頂部ではなく、額にボールを当てるのが正解です。リフティングも同じで、額にボールを当てて行います。

ただし、額に当てるだけでは、ボールが十分に真上に上がらないため、膝のクッションを使ってボールをつくようにしましょう。また、ボールの落下地点を予測し、真下からボールを叩くことも重要です。

もし真下以外の部分からボールに触れてしまうと、前後左右に飛んで行ってしまうため、リフティングを連続して行うのが難しくなってしまいます。

リフティングを練習する際のポイント

リフティングの練習方法は、いたってシンプルでひたすらリフティングを行うことです。しかし、この時ポイントを押さえておくことでより効率よく練習に取り組むことができます。ここでは、リフティングを練習する際のポイントについて解説します。

利き足から始める

リフティングをする場合、利き足・非利き足に関係なく自分の思い通りにボールをコントロールできるのが理想的だと言えます。しかし、初心者がいきなりそのレベルを目指すのは不可能でしょう。

そのためまずは利き足での練習から始めてみてください。初心者とはいっても、利き足の方が非利き足よりも扱いやすいはずなので、利き足でボールタッチの感覚を掴みましょう。慣れてきたら非利き足での練習も始めてみてください。

ワンバンドリフティング

リフティングは、ボールを地面に落とすことなく蹴り続ける技術ですが、初心者がいきなり何十回、何百回も連続して行うのは難しいと言えます。そのため、最初のうちはワンバウンドリフティングで取り組んでみてください。

ボールを蹴り上げ、ワンバウンドして跳ね上がってきたところを再び蹴ると言うもので、主にインステップリフティングをするときにおすすめの方法です。

ワンバウンドしてから蹴れるため、余裕を持ってボールを蹴ることができます。余裕が生まれれば、ボールのどこを蹴るかといったことも意識しやすくなるでしょう。

毎日続ける

リフティングに限った話ではありませんが、何かを上達させたい場合は毎日コツコツと取り組み続けることが重要です。最初は10回もできないかもしれませんが、毎日練習していればすぐに10回以上できるようになるでしょう。

これは、毎日の練習で体がボールの感覚を覚えていくためです。1回の練習時間は短くても構いません。隙間時間を見つけてできるだけ毎日ボールに触れるようにしましょう。

リフティングボールを活用する

リフティングは通常のサッカーボールでもできますが、リフティングボールの使用もおすすめです。リフティングボールとはリフティング練習用のボールであり、通常のサッカーボールよりも小さくなっています。

ボールが小さいと、ボールの芯も範囲が小さくなってしまうため、ボールのコントロールがより難しくなります。そのため、ボールの芯を正しく捉えるにはもってこいのボールだといえるでしょう。

最初のうちは回数が続かないかもしれませんが、慣れてくるとボールの芯を捉える技術が磨かれるはずです。

リフティングの練習におすすめの商品

ここでは、リフティング練習をする際におすすめの商品を紹介します。

リフティングボール

先ほど紹介したリフティングボールです。こちらはゴム製のボールとなっているため、初心者でも扱いやすいでしょう。一方で、ボールのサイズは小さいため、ゴム製とはいってもしっかりと芯を捉えなければ回数は続きません。

価格も決して高くはなく、サッカーボールのメーカーとしてはおなじみのmolten製である点も大きな特徴です。

まとめ

今回は、サッカーのリフティングに関してその概要から特徴、リフティングの部位、練習時のポイントなどについて解説しました。

リフティングはサッカーの試合で直接活用できる技術ではありませんが、ボール感覚を養うことができるため、サッカー上達を目指す人にとっては重要な技術だといえます。

練習の際は今回取り上げたポイントを踏まえ、リフティングボールを活用するなどして取り組んでみてください。

また、こちらの記事ではサッカーのフェイントの役割について解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

Kzy Shibata /
ビギナーズ編集部 ライター

岡山県出身 フリーライター兼サッカー監督です。 「人間万事塞翁が馬」をモットーとしています。

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