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ゴルフ初心者向け|ドライバーショット上達のポイント
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ドライバーといえば、ゴルフ経験者でも、苦手意識をいだいている人は少なくありません。
ましてや初心者ならなおさらのこと。ですから、始めから上手くショットが決まらなくても落ち込む必要はありません。
ドライバーには他のクラブにはない特徴がいくつかあります。
それを踏まえた上達に欠かせない重要なポイントもいくらかあり、ステップを踏みながらそれらをマスターすることが、ドライバー向上のカギとなります。
効率的に練習を進めるための手順を見ていきましょう。
目次
ドライバーのクラブの特徴
ボールをティーアップして打つドライバーは、飛距離を出すために作られたクラブです。
男子のアマチュアでもおよそ200ヤード、プロゴルファーになると300ヤード前後飛ばす事も可能になります。
1ラウンド18ホール(ショートホールを除く)平均すると14回ほど出番があるドライバーは、ほかのクラブにはない特徴がいくつかあります。
他のゴルフクラブと比較すると、ドライバーはヘッドが大きくシャフトが長尺です。そして最も軽量なクラブでもあります。
シャフトが長いため振りにくく、扱いが難しいと感じる初心者も多いようです。
短い方が操作性はアップしますが、その分遠心力がおちて飛距離は上がりません。逆に長ければ遠心力が増すため、飛距離が生まれやすくなります。
このようにドライバーにはいくつかの個性的な特徴があり、それに合わせた練習法を行う事で効率よくトレーニングの成果を上げる事ができます。
まずはアドレスを覚えよう
ボールを打つための「アドレス」(構え)は、ゴルフのスイングを習得するうえで大変重要です。
ミスショットが多くスコアの伸びが悪いと感じている人の約8割が、このアドレスに問題を抱えていると言われています。
アドレスの習得は、ドライバーの上達に欠かせない重要なプロセスといっても過言ではありません。
方向性や安定性、弾道にも影響を及ぼすアドレス。「当たらない」「ボールが思うような方向に飛ばない」という初心者は、まずこのアドレスの基本を押さえる事から始めましょう。
ティーの高さを合わせる
ティーの高さはミスを防ぐ為にも重要です。
高さぐらいで何が違うのと思われるかもしれませんが、ボール半個分、高さが異なるだけで結果に差がついてきます。
ボールの位置が変わることで、おのずとアドレスも変わる上、スイングの体制も変化します。それぐらいティーの高さは重要なのです。
基本的に適切とされる位置は、ドライバーのフェイス部分と上部のクラウン部分の境目がボールの中心、つまりドライバーのヘッドよりも半分程上に出た状態で構えるのがベストとされています。
ボールの位置が低すぎるとスピンの量が増えたり、逆に高すぎると天ぷらの原因にもなるため、ティーの高さに注意を払う事が大切です。
ボールのセットとスタンス幅
ボールの位置は打つ方向の、かかと線上にセットしましょう。
スタンス幅は人により差はありますが、ちょうど肩幅が両足の内側に収まるぐらいに開くが理想です。
そしてアドレスの際、両足に体重を均等に乗せ重心の位置は拇指球に置く事を意識してください。
経験者の場合、飛距離アップを狙ってワイドスタンスにする場合もありますが、開きすぎると身体が回りにくくなり、逆に狭すぎるとぐらついてしまう要因になるため注意が必要です。
ターゲットに対してスクエアに構えよう
ゴルフをプレーする上でスクエア(ターゲットとボールを結んだ直線に対して、クラブフェイスが直角になる)に構える事は、とても大切なポイントです。
両足均等に体重を乗せ、スタンスの中心に重心を置くイメージをしながらアドレスします。
スクエアに構える事が難しいと感じた場合、1mほど先に目印になるようなものを見つけましょう。
ボール・目印・目標の方向を一直線にむすんで、真っ直ぐに構える事を意識します。
その時、違う方向を向いているとドライバーミスの原因になってしまうので注意してください。
グリップ位置は体からコブシ2つ半離す
グリップの位置も、アドレスを習得するうえで外せない要素の一つです。
体とグリップエンドの間に、ちょうど握りこぶし2個半分が入るぐらいの隙間をあけるのが目安です。
それよりも空間が狭いと、クラブを引きづらくなってしまい上体が起き上がってしまいます。
また逆に空間が広すぎると、体が突っ込むため肩を十分に回す事ができなくなってしまい、ミスショットにつながるため注意が必要です。
上体の前傾はシャフトに対して直角に
上体の前傾角度は背中のラインと、構えたドライバーのシャフトの延長線が90度、つまり直角で交わるのが理想とされています。
前傾しすぎるとフックの原因となり、また棒立ちのように前傾が足りないとスライスしやすくなるので要注意です。
一般的に効き手が多いのが右打ちのため、ターゲットに対して左側に飛ぶのがフック、それとは逆に右側に飛んでしまうことをスライスと呼んでいます。
初心者の内に正しい前傾角度を習得することで、スライスやフックのミスを防ぐことができます。
ドライバーを打つ時のポイント
初心者にとってドライバーは最初の難関といわれています。
しかし、正しいアドレスを習得していれば、真っ直ぐ思い通りの軌道にボールを乗せ飛距離を伸ばす事も夢ではありません。
長尺で軽量というドライバーの特徴を踏まえた、打ち方のポイントを確認していきましょう。
利き目を知ってスクエアにインパクト
ドライバーに苦手意識を抱いている人に役立つ方法に、自身の「利き目」を知るという事があります。
ゴルフ上達のため非常に有効なので、まずは自分の利き目を知ることができる簡単な方法で確認しましょう。
簡単な利き目の調べ方
始めに数メートル離れたもの、例えば壁にかかった時計などをよく見ます。
そして見続けた状態でその対象物を指さして下さい。
この時点で眼の焦点は合っていないため指は2重に見えていますが、この状態のまま片目を交互に開けたり閉じたりしてみましょう。
すると、どちらか片方の目は対象物から少しずれており、もう一方の目はしっかりと対象物を指をさしているはずです。後者の方が自身の利き目という事になります。
利き目が右の人
利き目が右の場合「右手のひら」を意識するのがポイントです。
右手のひらをドライバーのフェースに見立てグリップを意識したままスイングして下さい。そうすることでインパクトをスクエアに保つのが容易になります。
その時、右手のひらでボールを打つイメージを持つようにしましょう。
これらの要点を踏まえることでミート率(エネルギーを効率よくボールに伝えている)の向上が期待できます。
利き目が左の人
利き手が左の場合「左手の甲」を意識するのがポイントです。
左手の甲をフェースに見立て握るようにしましょう。そうすることにより、体に近い感覚でスイングすることができます。
ポイントはボールがクラブフェイスに当たる瞬間、ボールに対して左手の甲がスクエアになるよう意識しながらスイングすることです。
こちらもミート率を上げる事に役立つので押さえておきましょう。
目印を見つけてスクエアに構えよう
初心者が誤りやすいミスに、スタート時点から「別の方向を向いている」という事が挙げられます。
解決策としては、まずターゲットに向かってスクエア(ボールと目標を結んだラインに対してクラブフェイスを直角にすること)に構える事が重要です。
しかし、いざゴルフコースに出ると練習場とは勝手が違い、景色や傾斜の影響でスクエアに構える事が難しく感じられるものです。
そこで1mほど先に生えている草や、地面にできた傷など目印を見つけて、ボール・目印・ターゲットを直線で結び、真っ直ぐにアドレスする事を意識するようにして下さい。
力まず遠心力を利用して振り抜こう
ドライバーが扱いづらい理由に、シャフトの長さとヘッドの大きさが挙げられると、これまでにも述べてきました。
それらが原因で、バックスイング時に「慣性モーメント」(遠心力・向心力)が起こりやすくなるのが難しさの理由です。
まともに当たらなかったり意図した方向にクラブが動かないことから、力任せにコントロールしようとすると、ますます明後日の方向に飛んでしまうという初心者が多くいます。
しかし、誰でも発生するこの慣性モーメントを逆手に取り、遠心力を利用することで正確に振り抜くことができるようになります。
インパクト前後でヘッドスピードを弱めず加速させ、慣性モーメントに身を任せるように、振り子の原理でしっかり振り払うように打つのがポイントです。
しっかりと上体を回転させよう
ドライバーの飛距離が出ない原因の一つに「手打ち」が挙げられます。
飛距離を出すには「手打ち」の様な小手先の動きではなく、バックスイング時に下半身をしっかり踏ん張り、上半身をねじった時に生まれる捻転を利用すると飛距離アップにつながります。
静止した状態からバックスイングする際、初心者の多くは違和感を感じる事でしょう。体がねじられて少々苦しい状態に。
しかし、その若干つらい体勢が飛距離を生み出すバックスイングの理想なのです。
上半身がうまく回らないと感じる場合は、右肩を背後にひくイメージを持つのがポイントです。すると左肩も自然に回転して十分な捻転が生まれます。
腕の無駄な振り幅を無くそう
ドライバーはアイアン等と違い、シャフトの長さ故どうしてもヘッドが遅れてくる傾向があります。
さらにドライバー使用時は「飛距離を出したい」という心理がより強まることから、腕のふり幅が大きくなりすぎることも。
すると、さらにヘッドが遅れスライスしやすくなるという悪循環にはまってしまいがちです。
そのような場合、トップの位置をアイアンより低めにして腕の無駄なふり幅をなくすのがポイント。
トップの位置は個人差があり、体の柔軟性でも相違はありますが、その人の無理のない最大トップ位置が10とするなら、その6~7割程度で十分です。
手首の返しをイメージしてスイング
リストターンと呼ばれる「手首の返し」は、クラブフェイスがボールに当たる瞬間に手首を回す状態を指します。
この手首の使い方を意識することで、ヘッドスピードが向上し飛距離や打球の方向も安定。手首の返しが上手くなると様々な場面で有利に働くようになります。
ドライバー使用時、シャフトがねじれてフェースが利き手の方向に向いてしまう現象がよく起こります。そのため、ダウンスイング時は手首の返しが重要です。
手首をしっかり返す事によってボールの方向が定まり安定につながりやすくなります。
手首を返すというと、どこか窮屈なスイングになってしまうという方もいるかもしれません。
そこで、手首を返すというより「回す」というイメージを持つと、もっとスイングが楽に感じられるはず。手首の骨を回転するようなイメージでスイングするのがコツです。
目線の向きは一定に保とう
バックスイングからインパクトまで、目線の向きを一定に保つことはボールを真っ直ぐ打つための大切なポイントです。
目線の向きが定まっていないと上体が開き、ミスショットを誘発する原因に。
真っ直ぐ飛ばすためにはトップスイングをコンパクトにまとめ、目線を一定に保ちながら上体を残すことが重要です。
まっすぐ飛ばないと感じたら目線の向きを意識してみましょう。
そうすることで右肩が突っ込むことも無くなり、球があらぬ方向に飛んでしまうという事も防ぐことができます。
基本のアドレスで力まず真っ直ぐ飛ばすことが大事
ゴルフの醍醐味といってもいいドライバーショット。
どんなスポーツでもそうですが、ゴルフ上達のカギは正しいアドレスをマスターすることです。
比較的難しいと言われるドライバーでも、ポイントをしっかり押さえて練習を重ねることで、初心者でも力むことなく真っ直ぐ飛ばすことが可能になります。
まずは焦らず基本のアドレスを習得することが、ゴルフを楽しむための第一歩といえるでしょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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