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電気代はコンセントを抜いて節約になる?待機電力で損をしない方法を解説

家電製品のコンセントを電源にさしているだけでも、待機電力として電気代を消費してしまいます。しかしほんのひと工夫でこの無駄な電気を削減し、年間で10,000円以上節約できます。この記事では電気代を少しでもお得にする方法をご紹介します。
電気代はコンセントを抜いて節約になる?待機電力で損をしない方法を解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

電気代を節約したいと思っていても、具体的にどのようなことを行えばよいのか分からない人も多いと思います。

電気代を節約するには待機電力をできるだけなくす方法を考えていかなくてはなりません。早速どのような節電方法があるのかを見ていきましょう。

待機電力を知って電気代を節約

電気代を節約する前に、待機電力の仕組みなどを知る必要があります。電化製品によって待機電力の大きさが異なります。ここでは、テレビやエアコンなどの待機電力について解説していきます。

待機電力の特徴

待機電力とは、コンセントをつないでおくだけで消費する電力のことを言います。言い換えると、テレビやパソコン、電子レンジ、エアコンなどを使用していなくても消費している電力のことです。待機電力がかかる主な理由は、以下のようなものがあります。

  • メモリや時計、モニター表示を内蔵しているものに電力を消費
  • テレビやエアコンなどリモコンによる指示待ちのために電力を消費
  • コンセントをつないでおくだけで、わずかでも電力を消費

このようにスイッチを切っていても、電力が消費されてしまうのです。

電化製品の個々の待機電力

一般的な電化製品の一日にかかる待機電力が多いものをまとめました。普段よく使用するものから、あまり使用しないものまであります。

  • 外付けモデム・ホームゲートウェイ(光回線など) 約4.7円/7.34kWh
  • ガス瞬間湯沸かし器 約4.6円/7.05kWh
  • パソコンネットワーク機器 約5.92円/3.8kWh
  • FAXつき電話 約2.2円/3.43kWh
  • 充電式掃除機 約1.8円/2.82kWh
  • 充電式電気シェーバー 約1.5円/2.34kWh
  • エアコン 約1.1円/1.74kWh

このように一つずつ見ると、それほどかかっていないように思えます。しかし、ホームゲートウェイなどは1日あたり、約4.7円もかかることがわかります。月で計算すると141円となり、年間だと単独で約1,700円もの待機電力がかかってくるのです。

年間平均消費電力量との比率

電力の年間平均消費量の、約5%が待機電力によって消費されていると言われています。電気代が月に8,000円だったとすると、そのうち400円が待機電力として使われていることとなります。年間に換算すると4,800円かかるのです。

さらに大家族だと電気代が多くなり、待機電力の金額も高くなってきます。日割りで見ればなんでもないようなことでも、年間で通してみるとかなりの金額になってしまうのです。しかし、この待機電力というのは節約ができます。対策を行えば4,800円も電気代を下げることができます。

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コンセントを抜くだけでは節約にはならない

電気代を節約するために、ただ単にコンセントを抜くだけと思っている人は多いです。しかし電化製品のものによっては、逆効果となるものもあります。電気をつけたり消したりするよりも、付けっ放しが良いということもあるのです。

起動時は電力消費が大きくなる

電化製品は起動時に消費電力が大きくなるため、頻繁な抜き差しは良くありません。目には見えませんがコンセントを挿すだけで、電気回路に電流が流れるのです。

これを繰り返してしまうと、通常よりも電気代が高くなってしまいます。そのため、コンセントを挿したままのほうが良い場合もあるのです。これは、どの電化製品にも共通していえることです。

頻繁な抜き差しで故障するものもある

冷蔵庫やデスクトップパソコンなどは、コンセントの抜き差しが故障の原因となる可能性があります。テレビなどで「コンセントを抜いたほうが節電になる」ということが広まり、なんでもかんでもコンセントを抜いてしまう人が続出しました。

しかし、起動する時に大きな電力がかかるため、少なからず電化製品に負担はかかってきます。冷蔵庫も待機電力はかかり、コンセントを抜くことで電気代は節約できます。

しかし大型や昔のタイプの冷蔵庫は、電源を入れると大きな電力を必要とします。冷蔵庫内の温度が上がってしまい、一から電力を使って冷やさなくてはならないのです。これを繰り返していくと、故障の原因となって余計な出費がかさんでしまいます。

電気代を節約する方法

今日から始められる簡単な節電方法がたくさんあります。無理のない程度に行い、習慣化することが大切です。

長期間使わないものはコンセントを抜く

使わない時期にエアコンなどコンセントを抜いておくと、待機電力の削減となります。春や秋などは季節的にもちょうど良い時期なので、エアコンが必要なければコンセントを抜いておきましょう。

また1カ月以上使用していないエアコンを使うときは、コンセントを挿してすぐに稼働させると故障の原因となるので、数時間待ちましょう。説明書にもそのように書いてあることが多いです。

節電タップを利用する

コンセントをそのつど抜き差しするよりも、節電タップのほうが便利です。コンセントの差込口は壁についており、わざわざ外しにいくのが面倒です。そのため、節電しようと思ってもその都度抜き差しをしても長続きしません。節電タップであれば、スイッチ一つで電化製品をオンとオフに簡単に切り替えられます。

節電タップを切ることで電源が通らなくなり、タコ足回線よりも安全です。節電タップは個別スイッチのものを選び、消し忘れのないようにしてください。節電タップは、日頃使用する頻度の高いものにつなげることをおすすめします。

省エネ家電に買い替える

古い家電を省エネ家電に替えることで節約となります。新しい家電に替えると当然費用もかかりますが、長い目で見たら、新しく買い換えるほうがお得な場合が多いでしょう。

買い替えることで年間で5,000円以上節約できることもあります。古い家電製品を捨てるのがもったいないからといって、いつまでも使っていると電気代がかなり高くなってしまうのです。

  • 照明器具をLED照明に買い替えた場合、年間約713kWhで約18,500円節約
  • 15年前のエアコンを買い替えた場合、年間約709kWhで約18,400円節約
  • 10年前の洗濯機を買い替えた場合、年間281kWhで約7,300円節約

それぞれが新しい家電にするだけで、数年間経てばすぐにもとが取れるのです。

エアコンは効率を考えて利用しよう

扇風機との併用やこまめな掃除、室外機周りの片付けなどエアコンの効率を上げることが節約につながります。エアコンを節約するために、知っておいたほうが良いものをまとめました。

  • 1時間くらいの外出なら、エアコンはつけっぱなしのほうが電気代はかからない
  • 暖房は20〜22、冷房は28度がベストで、風向きは床に当てるようにして循環させる
  • サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させる
  • フィルターが汚れていると空気を通さないため電気代がかさむ
  • 室外機の上にものを置くと動きが悪くなり消費電力が上がってしまう

このようにエアコン代を節約するのにも、たくさんの方法があるのです。

テレビは見ないなら消そう

テレビを見ないときは消したり、明るさや音量を下げることで節約できます。例えば、40型テレビの場合、1日つけていたら約50円電気代がかかり、1カ月だと1,500円ほどかかってきます。年間だとテレビ代だけでも18,000円もかかってきてしまうのです。

そこからさらに4Kのテレビとなると画面のクオリティも上がり、当然消費電力もアップしてしまいます。テレビは一旦つけると、そのままになってしまいがちです。本当に見たいとき以外は、つけないようにすることが節電につながります。

冷蔵庫もひと工夫すれば節約できる

適切な温度調整や詰めすぎず、開閉回数を減らしたりすることで節約できます。冷蔵庫は常にずっと電源を入れないと意味がないため、節約するのにひと工夫が必要です。冷蔵庫内の温度設定を季節ごとに変えていきます。

冬場の場合は「強」から「中」にするだけで年間に約61kWh節電でき、約1,600円節約できます。また冷蔵庫の中のものを詰めすぎたり、扉の開閉を繰り返すと、中の冷気が回らなくなり、冷えるまで時間がかかります。冷蔵庫の中のものと扉の開閉を少なくすれば、年間に約44kWh節約でき約1,100円お得になるのです。

電気料金そのものを見直してみよう

電気代を節約するのにも限度があり、もともとの料金設定も見直す必要があります。今使用している会社の電気プランを、今一度確認して見てください。

電力の自由化により様々な会社から選べる

今までは決まった会社のみでしか契約ができませんでしたが、今では、自由に電力会社を選ぶことができるようになりました。東京では60社の中から251プランもの種類を自由に選べられます。

それぞれの家庭のライフプランに合わせて決められます。昼間は仕事でいない人は、昼が高く夜が安いプランなどが良いでしょう。

従来の電力会社よりも安くなる可能性がある

新電力では従来の電力会社の料金よりも安くなる可能性があり、割引セットプランも用意されています。セットプランにはガスやスマートフォンの組み合わせ、ポイントサービスなどに対応しています。

また新電力会社の停電など、トラブルが気になる人も多いようです。新会社は地域の電力会社に料金を支払っているため、停電が起きたとしても地域の電力会社から電気を利用できます。

電力会社を切り替える流れ

まずはどの電力会社にするかを決めることから始めます。

新しい電力会社へ申し込みをする

申し込みをするのにはサイトのホームページか電話、窓口などがあります。今契約している電力会社は、切り替え先の電力会社が手続きを行うことができるため申請してください。ほとんどの場合は、インターネットで簡単に申し込みができます。

スマートメーターの交換

次世代型のスマートメーターが設置されていない場合は、 切り替え先の電力会社へ依頼をして交換工事が必要です。交換の費用は基本的にかからず、立会いも不要な場合もあります。通知された使用開始日を迎えると通常通り電気を使用できます。

おすすめの電力会社

電気代の節約には「Looopでんき」がおすすめです。

「Looopでんき」では、電気代の基本料金が無料です。使った電気の分だけ支払えばいいので、他の電力会社よりも安くなることがあります。どれだけ安くなるか気になる方は、公式ホームレージ内で料金シュミレーションができるので、一度やってみてください。

いつ解約しても解約金が発生しないので、気軽に始めることができるのも、おすすめのポイントです。電気代を節約したい方は「Looopでんき」に乗り換えてみてはいかがでしょうか?

またLooopでんきではガスのサービスも提供しています。これらをセットで乗り換えることで、さらにお得に電気とガスを利用することができますよ。

電気とガスのセットで乗り換えることで、2つの支払いを1つにまとめることができ、支払いも楽になります。加えてメリットはこれらだけではありません。

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待機電力と節電方法を知ってこまめに実践してみよう

待機電力は年間にすれば意外とかかってくるものです。今までなにも考えずに電気を使用してきた人は、かなりの損をしているかもしれません。

電気代を節約するには、ほんの少し工夫をすれば良いだけです。習慣になっていない人にとっては難しいかもしれませんが、徐々に節電の癖をつければ問題ありません。

電気代は1日分を見るのではなく、年間を通して見ることで、どのくらい電気を消費していたかが分かります。そして何十年も積み重なっていくものなので、長い目で見て節約していくことが大切なのです。毎日の生活の中で電気代を節約する癖をつけて、余分な出費を増やさないようにしましょう。

待機電力を節電する方法や注意点についてはこちらの記事で解説しています。ぜひ、確認してみてくださいね。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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