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電気代を節約したい方必見!基本料金を抑える方法やお得な契約プランも紹介

「電気代を少しでも節約したい」と思ったのなら、実行するのは今がチャンスです。基本料金を節約するためにできる方法は2通りあります。ひとつは契約アンペアを変更すること。もう一つは契約電力会社を変更することです。電気代節約のコツを見ていきます。
電気代を節約したい方必見!基本料金を抑える方法やお得な契約プランも紹介

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電力会社からの明細書を見たときに、電気代が「基本料金+使用した電気の量」で決定していることが多々あります。多くの場合「あ、今月使いすぎた」と電気の使用量をみて反省するものの、毎月変わらない基本料金のところはスルーしているのではないでしょうか?

しかし節約上手な人は、固定費に目を向けています。固定費を安く抑えることができれば、毎月それほど苦労することなく節約することができるからです。

電気料金でいえば、それは基本料金にあたります。この記事では、電気代の基本料金について知り、契約アンペアや契約電力会社を変更することによって電気代を抑える方法をみていきます。

電気代の基本料金について

普段何気なく使用している電気の明細書を見直してみましょう。電気代の明細の多くが「基本料金」「電力量料金」「再生エネルギー賦課金」に分かれています。

電気代の基本料金の確認方法

まず電気代の基本料金は、何を見ればわかるのでしょうか。それは電力会社からの明細書を確認すればわかります。多くの電気代が、以下の式によって計算されています。

電気代=基本料金 + (電力量料金 ± 燃料費調整単価×使用量 )+( 再生可能エネルギー賦課金単価×電力使用量)

もう少し簡単に説明すると電気代=基本料金+使用した電気の量となります。

節約というと「こまめに電気を消す」「エアコンをできるだけ使用しない」などを思いつくかもしれませんが、その部分は「使用した電気の量」の部分になります。そのため、あまり基本料金を意識したことがない人が多いかもしれません。

基本料金は、従量電灯、契約アンペア数や電気使用量によって変わります。この部分をしっかりと理解していることが、基本料金を節約する上でとても重要になります。

また電力自由化以降、基本料金の無料を特徴として売り出している電力会社も出てきています。

全国大手電力会社の基本料金

ここでは東京電力や九州電力などのように、地域の中核をなしている大手電力会社の基本料金をいくつか見ていきたいと思います。

モデルケースとして、契約電力が40A、電力使用量を毎月平均400kWhという一般家庭を想定しています。

  • 北海道電力 従量電灯B 1,339.2円
  • 東北電力 従量電灯B 1,296円
  • 東京電力 従量電灯B 1,123.2円
  • 北陸電力 従量電灯B 950.4円
  • 中部電力 従量電灯B 1,123.2円
  • 九州電力 従量電灯B 1,166.40円

上記のように、地域によって基本料金は異なっています。また関西電力などいくつかの大手電力会社は、基本料金制ではなく最低料金制を採用しています。

基本料金制と最低料金制の違い

東京電力など東日本の大手電力会社は基本料金制をとっていますが、西日本の大手電力会社である関西電力、四国電力、中国電力、沖縄電力では、最低料金制を採用しています。関西電力の例を取り上げて見ていきましょう。

関西電力の場合は、最低料金(最初の15kWhまで)が1契約 334.82円です。電力量料金は、電力量によって電力量料金が3段階に分かれていて加算される仕組みです。

    関西電力料金単価
  • 最低料金(最初の15kWhまで) 334.82円
  • 第一段階(15kWh~120kWhまで) 19.95円
  • 第二段階(120kWh~300kWhまで) 25.33円
  • 第三段階(300kWh超過分) 28.76円

このように地域によっては、基本料金制ではなく、最低料金制を採用している大手電力会社があります。ご自身の電力会社がどのような制度に則っているのかは、明細の基本料金部分が最低料金となっているかどうかで見分けましょう。

基本料金制なら契約アンペアを変更

契約している電力会社が基本料金制を採用しているようならば、契約アンペアを見直すことで電気代を節約することができます。ここでは契約アンペアの見直すコツを紹介します。

基本料金のアンペアとは

電気代の基本料金は、従量電灯や契約アンペア数、電気使用量によって金額が決まります。アンペアとは簡単にいうと、電力の単位であり、電気を一度に使用できる量のことです。

各家庭は電力会社との間で、どのアンペアを供給するかという「アンペア制」という契約をしています。もしアンペアを超えた電気を使うと、ブレーカーが落ちてしまいます。

それならアンペア数を多めに設定して契約すれば良さそうなものですが、実はアンペアが多いほど電気代の基本料金が上がります。ここに節約の秘密があります。

もしも現在何アンペアで契約しているのかわからない場合には、ブレーカーの色を確認してみてください。ブレーカーの色で現在契約中のアンペア数を確認できます。

<ブレーカーの色と契約アンペア数>

  • 10アンペア 赤
  • 15アンペア 桃色
  • 20アンペア 黄色
  • 30アンペア 緑色
  • 40アンペア 灰色
  • 50アンペア 茶色
  • 60アンペア 紫色

家電製品で必要なアンペアの目安

ブレーカーがギリギリ落ちない程度の契約をするのが節約する上でベストのようですが、それではどのようにアンペア数を決めたらよいのでしょうか。

ポイントは契約したアンペア数を超えてしまってブレーカーが落ちないこと。そのため家庭で所持している家電製品を再確認し、必要なアンペア数を把握する必要があります。

    家電製品のアンペア数
  • 照明 1A
  • ドラム式洗濯乾燥機 2A
  • 冷蔵庫(450Lクラス) 2.5A
  • テレビ(42型) 2.1A
  • エアコン 6.6A
  • 掃除機(強) 10A
  • ヘアドライヤー(強) 12A
  • 食器洗い乾燥機 13A
  • アイロン 14A
  • 電子レンジ 15A

どの家電がどのくらい電力を消費するのか知っておくことが重要です。そうすると、「アイロンと電子レンジは同時に使用しないようにしよう」など工夫ができ、それがひいては節約につながります。

季節や家族構成を考えてアンペアの見積もり

必要なアンペア数を計算する際によく勘違いしてしまうのが、家にある家電のアンペア数をすべて足してしまうことです。それではものすごく大きなアンペア数になってしまいます。

契約アンペア数を超えてブレーカーが落ちてしまうときは、多くの家電を同時に使用したときです。契約アンペア数を見積もるときに大切なのは、一番家電を使う時間帯をイメージし、そのときに使いそうな家電のワット数を合計してみることです。

「夏の夜、炊飯器でご飯を炊きながら電子レンジを使用。リビングではエアコン。娘がお風呂上がりにドライヤーを使う」といった感じです。このように家族構成と一日の流れで考えてみましょう。

またエアコンなどの季節家電は、使用する季節が決まっています。計算する際に抜けることがないよう注意が必要です。

契約アンペアを下げるだけなら工事無料

契約アンペアが思っていたよりも高いので下げたい、そんな場合は、契約している電力会社に電話で問い合わせたり、インターネットで変更できます。

また10~60アンペアの間での変更なら基本的に工事は無料です。また、最近はスマートメーターがついていることが多く、これがついている場合には通常10分ほどかかる工事も必要ありません。

使用するアンペア数を減らすポイント

現在の生活スタイルを見直して、使用するアンペア数を減らすこともできます。

特に家電製品を使いやすい洗濯、掃除、炊飯、料理などは使う時間を分散させましょう。その際には自分一人が努力しても難しい部分があるので、家族会議などを開いて事情を説明しておくと、家族の協力が得やすくなります。

食事の支度の時間帯は、電力を多く消費する電子レンジ(15A)、炊飯器5.5合炊き(13A)、食器洗い乾燥機(13A)、卓上IGクッキングヒーター(14A)、冷蔵庫(2.5A)などを使用するかもしれません。

上記の家電を同時に使用したらそれだけで57.5A、それに電気(1A )や、エアコン(6.6A)を併用したら65.1Aです。

しかし、炊飯器が動いている間は電子レンジを使用しないといった工夫ができれば、契約アンペア数内で納めることもできるでしょう。

基本料金の節約のため契約電力会社を変更

契約アンペア数を見直すことのほかに、契約している電力会社そのものを変更することで基本料金を節約することができます。電力自由化によりさまざまな特徴を持つ電力会社が出ていています。自分の家庭にふさわしい電力会社を選びましょう。

電力自由化で電力会社は選べる

これまでは東京電力、中部電力のように地域の電力会社としか契約が結べませんでした。しかし2016年の電力自由化以降、地域の電力会社以外の新業者とも自分自身で電力会社を選択して、契約できるようになったのです。

ただし、マンションやアパート単位で一括の契約を結んでいる場合は、電力会社の変更ができないことがあります。マンションやアパートの規約を読んだり、マンション・アパートの管理会社等に確認をしてみてください。

基本料金は0円まで節約できる

新しくできた電力会社では、従来の形態に寄らない料金設定があります。わかりやすい例が、基本料金0円をうたう電力会社です。使った分の電気代が請求されるというシンプルな点がわかりやすく、また従来より電気代が安い傾向があるので人気です。

しかし、それがお得であるとは言い切れない部分もあります。ネットのクチコミなどを見ると「基本料金がかからないからと移ったけれど、深夜割引がなくなったので請求書をみたら高くついてしまった」といった声もあります。

電力自由化により選択の幅は広まりましたが、自分自身のライフスタイルにあった電力会社を選ぶ必要性が出てきています。

基本料金を節約する電力会社の選び方

基本料金だけで電力会社を選ぶと、従来より使用量での電気代が上がり、かえって損をする可能性があります。また深夜割引などの特典がついていない電力会社もあります。

基本料金を節約することばかりを考えるのではなく、トータルの金額で従来の電力会社よりも電気代を安く抑えることを考えてみてください。それにはポイント還元やサービス内容も考慮する必要があります。

長く節約したいのならば、知名度が低く倒産のリスクが少ない電力会社を選択するとよいです。

基本料金節約におすすめの電力会社2選

基本料金を節約することを考えたときに、おすすめの電力会社を2つほどお伝えします。それぞれ特徴があるので自身のライフスタイルにあったものを選びましょう。

基本料金が割引される「HTBエナジー」

「HTBエナジー」のウリは、基本・従量料金の割引を行っている点です。地域によって割引率は異なります(東京は10%割引)。

また特徴的なのは、毎日2時間のみ電気代が無料になるサービスを行っている点です。これは3つの時間帯に分かれており、ミッドナイトママ得コースなら深夜22~24時、ママトクコースなら19~21時、朝ママトクコースなら朝6~8時から選択できます。

深夜割引があり、なおかつ基本料金を安く上げたいといった人に向いている電力会社だといえます。

HTBエナジー 電気料金プラン

0円の基本料金「Looopでんき」

「Looopでんき」の特徴は、全国どこでも基本料金が0円で、電気代が使用量だけで決まるところです。使った分だけを払えばよいというシンプルさが、わかりやすく便利です。

料金は地域によって異なります(21円~29円(税込)/kWh)。難しいことは考えず、電気をこまめに消すといった節約方法をとりたいといった人に向いています。

Looopでんき 料金プラン

トータルで電気代が節約できる契約を選択

電力自由化に伴い、自分自身で電力会社を選択できるようになりました。しかし、新規で参入してきた電力会社は数多くあり、どれを選択したらよいのか迷うことも多いかもしれません。

まずは現在使用している電力会社の明細をしっかり確認し、基本料金や契約アンペアの見直しを行いましょう。同時に使用する家電を減らすといった工夫でも、簡単に契約アンペア数をダウンさせることが可能です。

また基本料金0円などの文言につられず、自分自身のライフスタイルに即した電力会社のプランを選択することが重要です。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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