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初心者必見!バードウォッチングガイド|道具・スポット・撮影のコツ

初心者必見!バードウォッチングガイド|道具・スポット・撮影のコツ

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

普段の生活にもカラスやスズメ、カルガモなど都会に生きる野鳥はいますが、直に観察したことはあるでしょうか?巣はどこに作っているのか、どのような習性を持っているのか。このように野鳥の生活に興味を持ち出したらバードウォッチングに一度、挑戦してみてはいかがでしょうか?

もちろんバードウォッチングといえば森のなかで野鳥の観察ができます。普段の生活とは違う自然を見てみたり、都会では遭遇することのない美しい色の鳥などを見ることができます。どこの国から飛んできてどのような生態で生きているのか興味を持って図鑑を開けばその鳥について調べることができます。仲間と共有することでさらに楽しみがさらに増えるでしょう。

この記事ではバードウォッチング初心者の方に少しでも興味を持ってもらえるようなバードウォッチングの魅力をご紹介していきます。

そもそもバードウォッチングって何をするの?

そもそもバードウォッチングって何をするの?

バードウォッチングの楽しみ方は何もひとつではありません。野鳥を見ること自体を楽しむ方もいれば鳥の鳴き声を録音したり、絵を描いてみたり、羽などを収集するのが楽しみな人もいます。自分に合ったバードウォッチングをぜひ、探してみてください。

多くの種類の鳥を観察してみる

日本に生息している野鳥の種類は日本鳥学会が2012年に発行した『日本鳥類目録』によると633種類が掲載されています。その人が生涯に見聞した鳥の種類をライフリストと呼びますがこのライフリストを作るのが好きでバードウォッチングしている方も多くいます。

バードウォッチングを始めたばかりの方はどんどん鳥の種類を追加していくことができますが長い期間続けていると中々新しい野鳥を見つけられないので見つけたときはとても嬉しいものです。生息地と時期を調べてその都道府県へ足を運ぶことも必要になってきます。

日本だけにとどまらず世界には9,000種類ほどの鳥類が生息しているので海外に行くことがあれば何匹見つけられるか一度、挑んでみたいものです。

カメラで野鳥の写真を撮る

実際に見た野鳥の写真を撮ることで帰った後で図鑑などで調べて考察することができますし、ライフリストにまとめることでオリジナルの図鑑を作成することもできます。また、実際に見たという証拠にもなりますので友達に見たことを話して疑いの目をもたれることもありません!

最近では若い人がバードウォッチングで撮った写真をインスタグラムなどのSNSに載せることも多くなりました。きれいな写真にこだわってバードウォッチングをするのもいい楽しみ方ではないでしょうか?

コレクター必見の羽収集!

羽を集める収集家もいます。でも実際、鳥の羽なんて落ちているの?と疑問に持たれている方もいるでしょう。そんな時は換羽の時期にその鳥が生息していける場所に行けばもしかしたら羽を見つけることができるかもしれません。

成鳥は少なくとも年1回、大半の鳥は繁殖期と繁殖後に古い羽が新しい羽に生え変わります。これが換羽です。もし、羽を採取したい場合は換羽の時期に鳥の生息地に行きましょう。羽を採集する際は細菌が付いていることもあるのでしっかりと消毒してから取りましょう。

バードウォッチングに持っていくと便利なもの

バードウォッチングに持っていくと便利なもの

双眼鏡や望遠鏡などは必ず最初に揃える必要はありませんが、野鳥をしっかりと遠くでも確認できるので必要だなと感じたタイミングで購入してみてください。その他、持って行くと便利なグッズを紹介します。

長靴|普段使いもできて人気急上昇中

バードウォッチングは山や川沿いがベストスポットとされていることが多いので、長靴を履くことをおすすめします。

中でも、『日本野鳥の会』のオリジナルブーツはバードウォッチングだけでなく、キャンプやフェス、もちろん雨の日でもおしゃれに履くことができるととても人気です。

実際に履いてみるとこのようなイメージです。素材が柔らかいのでゴワゴワせず、折りたたんで持ち運ぶこともできてしまいます。色や柄のバリエーションも豊富なので、ぜひお好みのデザインを選んでみてくださいね。

双眼鏡|湿地帯にいる野鳥も細かく観察

バードウォッチングの必需品といえば双眼鏡ですがたくさんの種類があるので他の仲間や先輩が使っている双眼鏡は何かなど聞いて自分自身に合ったものを購入することが大切です。

また、倍率は7~10倍の双眼鏡が適しているといわれています。倍率が10倍から50倍もあると見える範囲が狭まり、手ブレも大きくなってしまうので、あまり高い倍率の双眼鏡は選ばないようにしましょう。

双眼鏡はレンタルもできます。ReReレンタルではWEBで注文できるレンタルサービスです。注文すると宅配で双眼鏡が届きます。
ReReレンタルの特徴は宅配の往復送料が無料な点や、全国に対応している点があります。レンタル料金のみで安く使えるので嬉しいですよね。

双眼鏡のラインナップも豊富でビクセンやニコンはもちろん、SONYの録画できる双眼鏡も取り扱っています。3泊4日~レンタルができるので、初めてバードウォッチングをする方は特にReReレンタルを利用してみてはいかがでしょうか。

ReReレンタルで双眼鏡をレンタルする

野鳥図鑑|お気に入りの野鳥を見つけよう

最初は鳥の区別も大変なものです。実際に野鳥図鑑を用いて鳥の考察をすることで鳥に関する知識も深まります。また、図鑑のタイプにはイラストタイプと写真タイプのものがあるのでそれぞれの特徴を見てみましょう。

イラストタイプ

最初に買う図鑑はイラストタイプの野鳥図鑑がおすすめです。写真タイプの図鑑と違い、個体差に左右されずに野鳥の特徴を調べることができるのでおすすめです。

また、コンパクトなサイズのものも販売されているので持ち運びが楽にできます。

写真タイプ

バードウォッチングをする前にどのような鳥が生息しているのかを調べたり、事前に見たことのない野鳥をイメージすることができます。

ただ、実際に野鳥を見比べる際に鳥は個体差があるのでその写真が本当に今見ている鳥と同種類かを識別するのに不便な場合があります。

野鳥図鑑アプリ

野鳥図鑑は本だけではなくアプリにもなっています。本の図鑑は持ち運びづらいので、スマホで見ることができるアプリの図鑑は便利ですよね。

『日本の野鳥』という野鳥図鑑アプリには532種(亜種を含めると605種類)もの野鳥情報が収録されており、写真も2,300枚以上見ることができます。

また、アプリならではの機能として、205種の野鳥の鳴声データを聴きたり、自分のお気に入りの野鳥だけを登録できる『お気に入り』機能や、名前のわからない野鳥も期間や場所で検索できる『絞込み機能』こともできます。

3,500円の有料アプリではありますが、図鑑の機能とアプリならではの機能や持ち運びのしやすさを考えるととてもお得な内容です。バードウォッチングをするならぜひ持っておきたいアプリです。

フィールドスコープ|遠くの野鳥も間近で観察

フィールドスコープは望遠鏡の一種で双眼鏡と違い、スコープ本体と接眼レンズの倍率を変化させることでフィールドスコープ全体の倍率を変えて見ることができます。双眼鏡よりも遠くのものを見ることができ、基本的には止まっている野鳥を見ます。

カメラ|野鳥たちのベストショットを狙おう

カメラで撮りたい野鳥の写真を集めるのも楽しいものです。

野鳥を撮るのに人気なカメラが2014年10月に発売された『Canon SX60 HS』です。このカメラの特徴はカメラの機能を決める映像処理エンジンにDIGIC6が採用され、光学ズーム倍率が65倍になっています。木にとまっている鳥類をズームしてキレイに撮影することができます。

また、価格も60,000円前後と一眼レフカメラと比べて安く購入することができるので野鳥を写真で集めたいという方におすすめのカメラです。写真も楽しみたいという方はカメラ選びにも失敗しないようにしてから購入するようにしましょう。

「どのカメラがいいかわからない」「一眼レフカメラは初心者」という方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

野鳥の撮影には三脚が必要です!最近のカメラには手ブレ補正が強化されていますが、限界があります。三脚があれば野鳥の素早い動きもブレずに撮影することができますよ。

こちらの記事でおすすめの三脚をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

ノート|観察記録をつけてオリジナル図鑑を作ろう

ノートはバードウォッチングの目的によって持って行くか、行かないかは分かれますが持っていくことでイラストを書き込んで生態を観察したりと図鑑に加えて、実際に自分で体験して得た知識を記載するのに役立ちます。

家で記録したことを振り返ることも楽しみの一つではないでしょうか?

バードウォッチングおすすめスポット20選

バードウォッチングができる場所は日本全国にあります。今回は関東、東日本、西日本のおすすめスポットを合わせて20箇所ご紹介します。

場所や季節によって観察できる野鳥が異なりますので、ぜひお休みの日にお出かけしてみてくださいね。

関東のバードウォッチングスポット8選

関東は東京でもバードウォッチングができます。都心からアクセスしやすい場所でバードウォッチングを楽しむことができるところもあるので、次のお休みの日のお出かけ候補としても検討してみてくださいね。

東京港野鳥公園(東京)

東京港野鳥公園は年間5万人ほど訪れる、大田区にある海浜公園です。敷地の広い園内には、たくさんの野鳥がいます。

初心者向けの観察会や公園探検会など月にイベントが数回開催されていたり、油で汚染された野鳥の洗浄講習会があり、環境についての勉強や洗浄体験ができたりもします。

都心から近い場所ですが、都会の喧騒から離れ、まったりとした時間を過ごすことができる公園です。

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東京港野鳥公園
所在地:〒143-0001 東京都大田区東海3−1
入園料:大人 300円 65歳以上・中学生 120円 小学生 無料

葛西臨海公園鳥類園(東京)

葛西臨海公園の園内にはバードウォッチングができる鳥類園という場所があります。

淡水池と淡水と海水の混在した汽水池の2つの大きな池があり、バードウォッチャーの方々がベストショットの撮影を狙っています。

また、中心部にはウォッチングセンターという野鳥観察所もあります。様々な資料や映像で野鳥のことを知ることができるという施設です。

葛西臨海公園には観覧車やバーベキュー広場、水族館など楽しむことができるスポットがたくさんあるので、お子様とのお出かけにも最適です。

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葛西臨海公園
所在地:〒134-0086 東京都江戸川区臨海町6丁目2−1
入園料:施設により異なる

清澄庭園(東京)

清澄永遠は東京都江東区にある、清澄白川が最寄の日本庭園です。東京都指定名勝に指定されている文化財でもあります。

入場料150円を払えば、敷地内の大きな池には様々な野鳥をゆったりと観察することができます。

綺麗な日本庭園と一緒に見る野鳥は、一段と風情を感じることができおすすめです。

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清澄庭園
所在地:〒135-0024 東京都江東区清澄三丁目3−10
入園料:150円

昭和記念公園(東京)

昭和記念公園には『バードサンクチュアリー』という人が踏み入れることのできない野鳥たちだけの住処があります。巣作りに適した環境管理をしているため、観察舎からは羽ばたいていたり、巣で眠っていたりと様々な野鳥の姿を観察することができます。

この公園では、野鳥ボランティアの協力により、『野鳥観察会』という園内散策、野鳥の見分け方、観察方法を学ぶことができるイベントを行っています。毎月第4日曜日に開催されているので、初心者の方でも参加しやすくなっています。

他にもバーベキューができたり、やうどん作り体験、ボタニカルアート教室など様々なイベントに参加したり、冬にはイルミネーションを見ることもできたりします。

お子様連れでも、ご友人・カップルでも1日中楽しく過ごすことができる公園でもあります。

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昭和記念公園
所在地:〒190-0014 東京都立川市緑町3173
入園料:大人 410円 小人 80円 シルバー 210円

横浜自然観察の森(神奈川)

横浜自然観察の森は横浜スタジアム17個分の45ヘクタールもある広大な敷地です。季節によって様々な野鳥を見ることができ、その種類はおおよそ140種類といわれています。

日本野鳥の会のレンジャーと呼ばれるスタッフが常駐しており、環境管理や調査などのボランティア活動のコーディネートをしています。

フクロウ、カワセミ、ウグイスといった代表的な野鳥から、ノウサギ、タヌキ、オニヤンマなどの動物も見ることができます。

横浜自然観察の森
所在地:〒247-0013 神奈川県横浜市栄区上郷町1562-1
入園料:無料

武蔵丘陵森林公園(埼玉)

武蔵丘陵森林公園は東武東上線「森林公園」駅から車で約10分のところにある公園です。アカゲラやルリビタキ、アオサギ、ハクセキレイなどの野鳥を見ることができます。

2月には梅の花やフクジュソウ、7月-8月の夏季にはヤマユリやオオムラサキなど野鳥以外の動植物を楽しむこともできます。1月、2月、7月、12月には探鳥会の開催もありますので、ぜひお出かけの際は参加してみてください。

武蔵丘陵森林公園
所在地:〒355-0802 埼玉県比企郡滑川町山田1920
入園料:大人 410円 小人 80円 シルバー 210円

谷津干潟自然観察センター(千葉)

谷津干潟自然観察センターは千葉県習志野市にある東京湾最奥の干潟です。貝、魚、水鳥などの生き物がたくさん生息しています。

シギやチドリ類が多く、渡り鳥にとって大切な中継地になっており、関東圏では珍しい水鳥たちの楽園になっています。

レンジャーの方が常駐しているので、野鳥のことを学びながら観察することができ、お子様の教育にもおすすめな場所です。

谷津干潟自然観察センター
所在地:〒275-0025 千葉県習志野市 秋津5-1-1
入園料:大人 370円 小人 無料 シルバー 180円

井頭公園(栃木)

大きな池の周りに雑木林が発達した、典型的な森林公園です。

カモをメインとした水鳥を観察することができます。もちろん水鳥だけではなく、カワセミやシメ、トラツグミなどの野鳥を観察することもできます。

広大な敷地なので、お天気のいい日はのんびり野鳥の観察をすると気持ちがいいと思います。

井頭公園
所在地:〒321-4415 栃木県真岡市下籠谷99
入園料:無料

東日本のバードウォッチングスポット5選

日本は海に囲まれており、自然が豊かな場所もあるので渡り鳥の憩いの場が多く存在します。また野鳥たちを守ろうと人工的に湿地などを作り、今では野鳥たちの楽園になっているスポットもたくさんあります。

特に自然の多い東日本では、広敷地の広い公園が多いです。より自然に近い状態でバードウオッチングを楽しむことができるので、気になる場所があったら訪れてみてください。

根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター(北海道)

『春国岱(しゅんくにたい)』とは、風蓮湖と根室湾を分ける砂州で形成された『奇跡の島』とも呼ばれている湿地及び原生林のことです。

海岸、草原、湿地、広葉樹林、針葉樹林、湖沼・川、干潟、塩湿地と多様な環境が凝縮されています。例えば、高山帯に生息するルリビタキとカモメなどの海鳥が同居する多様な生態系を間近でみることができます。

これまで春国岱で記録されている野鳥の種類はおおよそ260種にものぼり、バードウォッチングの最大聖地とも言われる、根室市の観光スポットです。

ウトナイ湖サンクチュアリ ネイチャーセンター(北海道)

日本野鳥の会が1981年に日本で始めて開設したサンクチュアリ(外的から守られて安全な地域)です。日本でも屈指の渡り鳥の中継地点とされており、これまで約270種類の野鳥を確認できています。

四季によって観察できる野鳥や動物が変化するので、一年間のうちその季節に行っても新鮮さが感じられます。日本野鳥の会のレンジャーが常駐しており、ウトナイ湖の保護活動に力を入れています。

休憩室や展望室もあるので、ゆったりとバードウォッチングを楽しむことができます。

ウトナイ湖サンクチュアリ ネイチャーセンター
所在地:〒059-1365 北海道苫小牧市植苗150-3
入園料:無料

加賀市鴨池観察館(石川)

石川県加賀市にある鴨池観察館は、その名の通り様々なカモ類を見ることができる場所です。中にはキジやオオタカなどカモ以外の鳥類に出会うこともあります。

観察館内では、定時物やクイズラリーがあり、お子様も楽しみながら野鳥について知ることができるので、ご家族でのお出かけスポットしてもおすすめです。

加賀市鴨池観察館
所在地:〒922-0564 石川県加賀市片野町子2-1
入園料:大人 310円 75歳以上 150円 高校生以下及び障害をお持ちの方 無料

福島市小鳥の森(福島県)

福島県にある小鳥の森には自観察路が3コーとネイチャーセンターがあります。年間で約120種類の野鳥を観察できるバードウォッチングスポットです。

珍しい冬の野鳥も雪が積もる前に訪れると、観察しやすくおすすめです。かつでは薪炭林として利用されていた林で、小さな沼や水田があり、谷戸の面影を感じることができます。

バードウォッチングだけでなく、里山文化体験もできるので様々な楽しみかたができる場所です。

福島市小鳥の森
所在地:〒960-8202 福島県福島市山口宮脇98
入園料:無料

愛知県弥富野鳥園(愛知県)

弥富野鳥園には、サンクチュアリがあり、芝地と草原、樹林地、葦原と2つの池があります。このサンクチュアリには探鳥会での見学のみでしか立ち入ることができないので、訪れた際は探鳥会に参加をしてバードウォッチングを楽しむことをおすすめします。

もちろんサンクチュアリに入らずとも小公園では身近に野鳥観察ができます。資料館も充実しており、ジオラマや剥製展示、展望室など野鳥のことを学ぶことができる場所でもあります。

イベントも毎月豊富に企画されており、一眼レフカメラを使った野鳥撮影の方法を学ぶ「野鳥撮影教室」、野鳥を自宅に招くための「巣箱・えさ台作り教室」などバードウォッチングを趣味にしたい人には嬉しい内容が盛り沢山です。

愛知県弥富野鳥園
所在地:〒498-0067 愛知県弥富市 上野町2-10
入園料:無料

西日本のバードウォッチングスポット7選

西日本ではレジャー施設と融合したバードウオッチングスポットが多くあります。一日中楽しむことができる施設なので、ご家族やご友人と訪れてみてはいかがでしょうか。

もちろん珍しい野鳥が集まる場所は数多くあるので、バードウオッチングを本格的に楽しみたい方にもおすすめです。

大阪南港野鳥園(大阪)

大阪南港野鳥園は、大阪湾岸一帯に生息する水鳥を中心とした野鳥の保護を目的として設置されました。南港一帯は渡り鳥の重要な生息地となっています。

人口干潟を展望塔から見ることができます。展望塔は無料で利用ができ、建物内はイスやカウンターがあるので、窓越しに見ることができます。天気の悪い日でも快適に観察ができますね。

大阪南港野鳥園の周囲にも様々な鳥たちがいるので、バードウォッチャーにはたまらないスポットとなっています。

大阪南港野鳥園
所在地:〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北 3-5-30
入園料:無料

ハチゴロウの戸島湿地野鳥観察棟(兵庫県)

日本では1971年に絶滅したとされている特別天然記念物コウノトリの野生復帰事業の一環として湿地設備が進められてきた施設です。

人口巣塔ではコウノトリのヒナが実際にかえったりと順調にコウノトリは数を増やし、野生復帰へと向かっています。

湿地水面に浮かぶ野鳥観察棟では、湿地に舞い降りるコウノトリなどの水鳥を間近で観察することができます。

珍しいコウノトリを生で見てみたいという方は、ぜひ足を運んでみてください。

ハチゴロウの戸島湿地野鳥観察棟
所在地:〒669-6103兵庫県豊岡市城崎町今津1362
入園料:無料

広島県立広島緑化植物公園(広島)

広島森林公園と隣接する広島緑化植物公園内には、広大な敷地に学習展示会やレストハウス、ふれあい広場など様々な施設があります。

緑が豊かな公園なので、多くの野鳥が訪れるバードウォッチングスポットです。レストハウスでは野鳥観察記録が設置されているので、ぜひ珍しい野鳥を見つけたら情報を記録しにいきましょう。

また、バードウォッチングだけではなく、わんちゃんたちをノーリードで遊ばせることができる『わんこひろば』があります。お子様連れでも愛犬と一緒でも楽しめる公園です。

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広島県立広島緑化植物公園
所在地:〒732-0036 広島県広島市東区福田町10166-2
入園料:無料

海の中道海浜公園野鳥の森(福岡)

海の中道海浜公園は、博多湾と玄界灘の2つの海に囲まれた国営公園です。百道浜からフェリーでアクセスできるので、移動も楽しい公園です。

この公園の野鳥の森という場所では、2ヶ所の観察舎から野鳥を観察することができます。森という名前ですが池もあるので、様々な種類の水鳥もいます。海沿いなのでカモメも多いですが、珍しいセグロカモメやアトリ、ミソサザイといった野鳥が集まる場所です。

また海ノ中道海浜公園には動物園や水族館もあるので、レジャー施設として一日中遊ぶことができる場所です。動物が好きな方には特におすすめの公園です。

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海の中道海浜公園
所在地:〒811-0321 福岡県福岡市東区西戸崎18-25
入園料:大人 410円 シルバー 210円 小人 80円 小学生未満 無料

東与賀海岸(佐賀)

東与賀海岸二設置されてい双眼望遠鏡を覗くと『東よか干潟』に集まる野鳥やムツゴロウ、トビハゼなどを観察することができます。

東よか干潟は国際的に重要な湿地としてラサール条約湿地に登録されており、渡り鳥のシギ・チドリ類の日本一の飛来数を誇ります。

クロツラヘラサギ、ズグロカモメ、ツクシガモなどの絶滅が危惧されている希少な野鳥も多く飛来するので、バードウォッチングを趣味としている方なら一度は訪れたい場所です。

また、東与賀海岸はシチメンソウ群生地としても有名なので、紅葉の季節にはぜひお出かけしてみてください。

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東与賀海岸
所在地:〒840-2221 佐賀県佐賀市東与賀町大字下古賀 2885-2
入園料:無料

江津湖(熊本県)

江津湖年間を通して水温を保ち、野鳥たちにとって餌となる魚類や水生生物が豊富であることから>年間約130種類の野鳥が集まる場所となっています。

主にサギ、カモ、クイナ、シギ・チドリ、タカ、カイツブリなどの水鳥、カワセミなどの小型種を観察できるので、訪れる度に新しい発見ができるスポットです。

特にタカ江津湖にダイブして魚を捕る様子がバードウオッチャーの中で人気です。迫力があるシーンなのでぜひカメラに収めたいですよね。

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江津湖
所在地:〒862-0906 熊本県熊本市東区広木町935-1
入園料:無料

漫湖水鳥・湿地センター(沖縄)

沖縄には様々なバードウォッチングスポットがありますが、湖水鳥・湿地センターはラサール条約登録湿地の1つです。那覇の中心街からほど近くアクセスしやすい場所にありますが、水鳥たちが多く集まっています。

年間で約200種類の野鳥を見ることができ、日本列島や朝鮮半島等の東北アジアと台湾、フィリピンなど東南アジアをつなぐ渡り鳥の重要な中継地となっています。

例えば、世界的に気象とされているずぐろかもめやクロツラヘラサギなどにも出会うことができるかもしれません。

野鳥だけでなく、夏の暑い時期に干潟を埋め尽くすカニも見応えがあります。

漫湖水鳥・湿地センター
所在地:〒901-0241 沖縄県豊見城市豊見城 982
入園料:無料

野鳥を観察するときのコツ

野鳥を観察するときのコツ

最初は野鳥を確認することも難しいものです。見つけられたとしても何の鳥か分からなければせっかくのバードウォッチングを楽しむことができません。そんな失敗をしないためにも野鳥を見つけるコツと見分けるコツをご紹介します。

意外と難しい!初心者が野鳥を見つけるコツ

初心者がバードウォッチングで一番難しいのは野鳥を肉眼で確認することです。山で野鳥を観察しようとするときその鳴き声は聞こえるものの肉眼で確認しようとしても木の葉っぱなどに隠れて見えずらかったり、警戒心が強いので逃げられてしまうことがあります。

まずは、慎重に声の聞こえるほうに向かいます。野鳥の声が聞こえなくなると警戒しているということなので静かに身を潜めて再び鳴き始めるのを待ちましょう。鳴き声が聞こえたら、肉眼で鳥を視認します。その後、双眼鏡などを使って鳥を観察するようにしましょう。

観察がより楽しくなる野鳥の見分け方のコツ

初めは図鑑のイラストや写真を見ても、出会った野鳥が何かを判断するのは難しいのでスグに分からなくても心配しないで下さい。

まずは、季節や地域で見分ける

図鑑の解説や分布図からその時期にいる野鳥かどうかをチェックすることで種類を絞り込むことができます。

「その地域でしか見ることができない」など特定の地域に生息している野鳥も多いので種類を絞り込むことができます。ただし、春や秋などの渡りの時期には普段とは違う地域で休んでいる場合があるので必ず絞り込めるわけではありません。

大きさ・形・色で見分ける

野鳥の大きさを観察し、カラスやスズメなど身近な鳥と比較してみましょう。比較することで観察している鳥のポイントを押さえることができます。

大きさをチェックしたら次に体型をチェックしてみましょう。見つけた野鳥が体型を観察することで何の種類の仲間かを考察することができます。

最後に観察するべきポイントは色です。顔・胸・翼の部分の模様や色を確認しすることで種類を絞り込むことができます。その鳥の最も特徴的な部分を確認するようにしましょう。

まとめ

まとめ

ここまで初心者にバードウォッチングの魅力と楽しみ方について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?何だか自然の中に飛び出して鳥を探し出すのはまるでポケモン図鑑を揃えているような楽しさがあると感じるのは私だけでしょうか。

バードウォッチングは仲間と楽しむことももちろんできますし、探鳥会などに参加して同じ趣味の人と仲良くなるのもいいでしょう。ぜひ、これを機にバードウォッチングに興味を持っていただければ幸いです。

バードウォッチングに必要な双眼鏡やカメラはレンタルすることもできます。初心者の方で一度やってみたい、趣味として続けられるか不安という方はまずレンタルしてみてもいいと思います。

カメラと双眼鏡のレンタルについては以下の記事にどこでレンタルするのがお得なのか比較をしていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

双眼鏡はバードウォッチングに必要不可欠です。種類もたくさんあるので、自分に合ったモデルを選んでみてくださいね。

カメラは双眼鏡よりさらに悩むと思います。せっかくのシャッターチャンスをよいカメラで撮影したいですよね。カメラ初心者の方でもわかりやすくレンタルサービスの比較とおすすめモデルについてご紹介をしています。

ReReレンタルで双眼鏡をレンタルする

*バードウォッチングの際には日焼け止めを塗ることをおすすめします。
人気の日焼け止めについては、こちらで詳しくご紹介しています。

タイチ /
ビギナーズ編集部 ライター

食べること、旅行に行くことが大好きで週末には良くお出かけしています。ビギナーズでも趣味を通して伝えたいことをたくさん記事にしていければと思います。

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