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バスケのドリブルが上手くなるコツ|家でできる練習方法も解説

菅野辰則 / ビギナーズ編集部 ライター

ブックライブ
この記事ではバスケのドリブルの練習方法をはじめ、ドリブルのコツや技の種類について解説していきます。練習法に関しては、メニューを初心者から中上級者向けに分けてわかりやすく記載しているので、自分のスキルに合ったものから早速始めてみましょう。
バスケのドリブルが上手くなるコツ|家でできる練習方法も解説

ドリブルができなければ、いくらパスを遠くまで飛ばせたとしても、チームメンバーの思いがこもったボールをゴールまで導けません。そのため、バスケをするにはある程度のドリブル能力が必要となります。

ただしバスケの経験が少なければ、ドリブルの具体的な練習方法がわからなかったり、ドリブルをする際のコツを他の人にアドバイスしたりできませんよね。

そこで今回は、ドリブルの練習法をスキル別に分類して紹介していくとともに、ドリブルのコツや技の種類を詳しく解説していきます。

バスケ初心者向けのドリブルの練習方法

バスケを始めたら、まずはハンドリング(※)練習をしていくことになります。その際、最初から正しい練習方法を把握しておかないと、上達する速度を落としてしまうことにもなります。

ここからは、おすすめの練習方法を紹介していきます。これらはドリブルの基本的なスキルを養成する大切な練習法になります。

(※)ハンドリング:ボールの手さばきのこと

その場でボールを強く突く練習法

バスケを始めてすぐの方は、その場を動かずにボールを突く基本練習をすることをおすすめします。

強く突く練習をすることによりボールの移動速度が上がるので、できるだけ早く手にボールが戻るように力を入れるよう意識し、ボールを突くときは下を見ず前を見るようにしましょう。

初めのうちはボールが転がったりハンドリングミスをしたりするものの、それはしっかりとボールを強く突けているという証拠なのです。

ボールを左右に突く練習法

その場でボールを突く練習をクリアできたら、次はフロントチェンジの練習を行いましょう。フロントチェンジとは、右から左、左から右へと左右に連続してドリブルする方法です。

目安として、30~50回くらいを連続でできるようになることを目標にしましょう。

壁にドリブルをする練習法

こちらは、ボールを落とさず肩よりも少し高めの壁に打ちつけるドリブル練習です。この壁ドリブルを積み重ねると、手首のスナップや指先の動きをスムーズに行えるようになります。

最初はその場で動かずに練習してください。そして、利き手でリズムよくできるようになったら、反対側の手でも同様にリズミカルなドリブルができるまで練習しましょう。

また、顔を横に向けたままの状態でボールを見ずに行えば、ボール感覚をさらに磨くことができます。

こちらの記事では、初心者向けにバスケットボール練習方法についても解説しています。

バスケ中上級者向けのドリブルの練習方法

中上級者向けのドリブルの練習方法としては、次の2種類があげられます。

  • 2つのボールを同時に突く
  • ボールを足の下に通す
     

初心者向けのドリブル練習法でボールを上手く扱えるようになったら、ぜひチャレンジしてみてください。はじめは難しいと思いますが、繰り返して行えば必ずできるようになります。

とくにボールを足の下に通すドリブルは、ゲームの際自分のマークマンをフェイクする技にも使えるのでマスターしておきましょう。

2つのボールを同時に突く練習法

ボールを2つ用意し両手でドリブルを行う練習方法は、ボール1つのときとは違う感覚が養われます。こちらのメニューは、ドリブルのテクニックを磨け、さらに左右の得意不得意をなくすのにとても有効です。

「右手のドリブルはできるけど左手はダメ」といった悩みがある人は、ぜひこちらの2ボールドリブルを実践してみてください。

なお、2つのボールを同時に突くことができるようになったら、交互に突いたり前後左右に動かしたりしてみましょう。

ボールを足の下に通す練習法

自分の足の下にボールを通す「レッグスルー」の練習は、バスケ中上級者にぜひ行ってもらいたいメニューです。

やり方は次の通りです。

  1. 片足を前に出し縦に開き、腰を落とす
  2. 右手で股の真下にドリブルする
  3. 左手で受け取る
  4. 股を通して右手に送る
  5. 繰り返す
  6. 反対側の足でも行う

基本的に実践では連続で行わないのですが、ここでは練習方法として取り上げているので、連続でできるように特訓していきましょう。

なお、練習時は顔を上げボールを見ないようにしましょう。そして、慣れてきたら細かく突いたり緩急をつけたりして、さらなるスキルアップを図りましょう。

自宅でもできるドリブルの練習方法

実は自宅でもできるドリブルの練習法は存在します。この章では、自宅で「ボールを突かずに」練習する方法を3つ紹介していきます。

ドリブルを上達させるにはボールの扱いが上手くなる必要があるため、できれば自宅でも練習に励み、ボールに触れる時間を増やしましょう。

指先の感覚を鍛える練習法

指先を使ってボールを細かく上下左右に動かすハンドリング練習のことを「フィンガーティップ」といいます。

ボールを落とさないように、そしてボールを見ないように、指先だけで力強くコントロールします。慣れてきたら、動かすスピードを少しずつ上げていきましょう。

ボールを身体周りで回す練習法

こちらは、ボールを両手で受け渡しながら、頭部から胴体、膝という流れで体の周りをぐるぐる回していくハンドリング練習です。頭周り、腰周り、足周りで各10回ずつを目安に行います。

ボールから手が離れている時間を少なくするためのレッスンなので、特訓すればドリブルのスキルが格段にアップすることは間違いありません。

右回りと左回りの両方を実践し、上手くできるようになったらできるだけ速く行えるように練習を重ねましょう。

股下でボールをキャッチする練習法

クロスキャッチと呼ばれるこちらは、足を大きく広げ、股下でボールをキープしながら前後互い違いに持つ手を入れ替える練習方法です。

ポイントとしては、ボールの位置をキープしながらなるべく手を速く動かすことがあげられます。

このメニューを行うとボールを触る手の感覚が洗練されていくので、自宅での隙間時間に行うよう習慣づければあっという間に「バスケが上手い人」に昇格できるかもしれません。

慣れない間はゆっくりでも構わないです。成功する回数が増えてきてから、ゆっくりとスピードを上げていってください。

バスケのドリブルのコツ

ドリブルをする際に押さえておきたいコツを、次にまとめました。これらのコツはすべてゲームでのプレイで生きてくることばかりです。

  • 下を見ないでドリブルする
  • ドリブルは強く突く
  • 両方の手で練習する
  • 重心を低くして練習する
  • ボールは手のひらで押しつけるように行う
  • 動画で自身のドリブルを確認する

この中で最初に意識しなければならないのは、「下を見ない」ことです。ゲーム中は、ドリブルをしながら自分のチームと敵チームの動きを見て、次のプレイをどうするかを考えなければいけません。

下を向いていると視野が狭くなってしまうので、ボールを見ながらドリブルするのは一番先に卒業するようにしてください。

下を見ないでドリブルする

ドリブルをする際は、どうしてもボールや足元の方を見たくなります。とくに、バスケ初心者がドリブルの練習を始めてからすぐの状態でボールを見ないようにするのは、簡単なことではありません。

しかし、できる限り早い段階で前を見ながらのドリブルに切り替えるようにすることをおすすめします。視野が広がり、敵方と味方の動きを把握できるからです。

一度、ゲーム中に自分がボールを保持している姿を想像してみてください。素早く次の動きを判断できるようにするには、前を向いてドリブルすることがいかに大切かがわかると思います。

なお、練習中は他の選手のプレーを見ながらドリブル練習をしてみてみるのも1つの有効な方法です。そうすることにより、初心者は勉強できると同時に、ボールを見ないドリブルを習得できます。

ドリブルは強く突く

ドリブルを突くときは、できるだけ強く突くクセをつけてください。

なぜなら、強く突くことで手から離れる時間が短くなるからです。そうすれば、ディフェンスにボールを奪われるリスクが軽減され、何よりもディフェンスに「カットしに行こう」とする気を起こさせないで済みます。

両方の手で練習する

自分が右利きである場合、左手でも練習を行うようにしましょう。ゲームでの実戦を考慮すると、どちらの手でも器用にボールを扱えるスキルが必要になります。

そのため、ドリブルを練習する際は得意・不得意を作らないよう、利き手だけでなく利き手ではない方の手でも同じように練習することを心がけてください。

このことは、ドリブルだけでなくハンドリング全般において言えることです。

右手でドリブル練習をしたらその次は左手も、右回りでボール回しを行ったら左回りもというように、どちらか一方に偏らないよう万遍なく練習しましょう。

重心を低くして練習する

ドリブル練習は、重心が低めになるように意識して行ってください。重心を低くするとは、腰を落とすということです。

重心を低くしたドリブルは相手がカットしにくく、さらに前傾姿勢になるので、足に力を入れて蹴り出しやすくなります。実は重心を低くするだけで、マークマンとの一対一に勝てる可能性が一気に高まるのです。

最初は辛いですが、足腰に筋肉がついてくると次第に低位置が定着していくので、あきらめずに練習に励みましょう。

慣れてきたら、腰を低くして片足を軸にし、ドリブルでターンをするピボットの練習も行ってみてください。

ボールは手のひらで押しつけるように行う

ドリブルは手のひらで弾くのではなく、押しつけるような感覚で床に強く弾ませましょう。そして、ボールの返りに合わせ、手のひらを若干引き気味にしながら受け止めます。

その際、手首のスナップだけに頼らず、腕全体を使って上下動させるように意識するとよいです。そうすることにより、ボールと手が離れている時間が短くなり、手のひらに吸いつく感覚が身につけられます。

ちなみに、手のひらを使っていない人は、総じてシュートフォームが汚くスリーポイントシュートが届かない傾向にあると言われています。なぜなら、それらの人は指先に力が入れづらい人達だからです。

力を入れづらいと、「どうにかしてシュートを届かせよう」と力みが生じます。すると、フォームが乱れてシュートの飛距離が出なくなってしまうのです。

ただし、一般論として手のひらは付けても付けなくてもよいとされているので、自身のやりやすい方法を選ぶようにするとよいです。

動画で自身のドリブルを確認する

スマホ等で動画を撮り、どんな感じで動いているのか確認すると客観的に動きを見ることができます。

体は自分が思ったように動いていないことが多いので、撮った動画をチェックして上手な人との違いを比較しましょう。

そして、「どこが違うのか」「どこを修正すべきか」などと分析しながら練習するようにしてください。

なお、その動画を監督や先輩に見てもらうのもおすすめです。自分が動画を確認しても気づかなかった点に対しての指摘は、想像以上にグサッと胸に突き刺さります。

しかし、そのことをしっかりと受け止め、どうすればできるようになるかと前向きに考えていく姿勢は、バスケだけではなく、これから先の人生を歩んでいく上での大きな糧となるはずです。

バスケのドリブル技の種類を紹介

バスケのドリブル技には、次のようにたくさんの種類があります。

  • 基本技の「フロントチェンジ」
  • 股の間を通す「レッグスルー」
  • 身体を回転させる「ロールターン」
  • 相手を前後に揺さぶる「ロッカーモーション」
  • テクニックが必要な「クロスオーバー」

それでは、基本のドリブル技から格好よい上級者のドリブル技までを一気に見ていきましょう。

そしてこれらを確認していくと、実はこれまで見てきた「ドリブルの練習方法が技の1つ1つを形成している」ということがわかるはずです。

基本技の「フロントチェンジ」

ドリブルの技として最もシンプルで基本的なのが、フロントチェンジと呼ばれるドリブルスタイルです。

その名の通り、ディフェンスの手前で左右の手を使ってドリブルチェンジしながら、目の前でディフェンスをかわす技になります。

右から左へ切り返したり、また左から右に切り返したりとドリブル自体はとてもシンプルなのですが、ドリブルをより鋭くし、そこに体重移動していくことにより効果が倍増します。

クリアしやすい技なので、バスケを始めたばかりのプレイヤーが技の練習をする場合には、まずこちらから試してみてください。

股の間を通す「レッグスルー」

レッグスルーとは、ボールを足と足の間(股の下)に通すことをいいます。レッグスルードリブルは、足を壁にして相手のスティール(※)からボールを守りながら、左右に切り返すのが主な目的です。

最初のうちは、ボールを受け取れなかったり足にぶつかったりすることが少なくありません。

難しいように思えますが、体の重心を落として低い体勢を保ちながら片脚を大きく踏み出し、開いた両足の中心を狙ってボールをバウンドさせるようにすると上手くいきます。「V字」を意識するようにしましょう。 

NBAなどハイレベルなバスケになると、パスのときやダンク前に使用するなどファンへのアピールとして披露されるテクニックです。

この技を覚えると「上手い人」との認識を一気に高められるので、練習し甲斐があります。

(※)スティール:ディフェンスのプレイヤーがオフェンスのプレイヤーからボールを奪う行為のことです。  

身体を回転させる「ロールターン」

ロールターンは、相手のディフェンスがこちらに立ちはだかってきた場合に、クルっと反転して相手を抜きさるドリブルテクニックです。

ボールをディフェンスのいない逆サイドに運ぶための「フェイク」として使います。片手で跳ねたボールを取り込み、手首を柔らかく使いながらターンする姿をイメージしてみましょう。

ボールとディフェンスの間に体が入る技なので安全な切り替えができるのですが、回転するため視野がゴール方向から失われ、ターン後の状況把握が難しい技だとも言えます。

ロールターンを行う際のポイントを次にまとめました。これらを1つずつ丁寧に消化していけば、必ずスムーズにこなせる日がやってきます。

  • ドリブルしていない方の手でディフェンスをしっかり抑える。
  • 頭の高さを一定にする(上下するとバランスを崩す)。
  • 回りたい方向を素早く見て、首に体が引っ張られている感覚で回転する。
  • 回転したら、即座にフロントコートへの視野を確保する。

相手を前後に揺さぶる「ロッカーモーション」

こちらは左右ではなく前後に相手を揺さぶる技で、切り込むのか切り込まないのかを相手に悟られずに行う一種のフェイクです。

ドリブルを急に止めたように見せかけてマークマンの動作を止め、その瞬間に勢いよくドライブを仕掛けて振り切る自分を想像してみましょう。

技術としてはさほど難しいわけではない上、相手の動きをよく観察しながら行えば大きな効果が得られるドリブルテクニックなのです。

そして、フェイクとして相手の心理を揺さぶるには、上半身の動きとステップの変化が必要になります。

ドリブルで前進しているときにマークマンが横についた場合、ドリブルをキャンセルしたかのように思わせる小さいバックステップを取り入れると、相手の動きをさらに止めやすいです。

また、その際に上半身を起こすことにより、相手はプルアップ(※)を警戒して重心を高くしてくることも予測されます。その瞬間を見逃さずに、再度前傾姿勢で一気にドライブで抜き去りましょう。

(※)プルアップ:ドリブル中にストップしてジャンプシュートに持ち込むプレイのことです。

テクニックが必要な「クロスオーバー」

左右前後、そして緩急の動きでディフェンスを揺さぶるのが、クロスオーバーと呼ばれるドリブルです。

ボールを左右に素早く切り替える「フロントチェンジ」や、相手を前後に揺さぶる「ロッカーモーション」などが融合されており、ドリブルテクニックの最高峰とも言われています。

ディフェンダーを振り切るのに最も効果的な技術なので、当然高度なテクニックが要求され、さらにボディーバランスと俊敏さが必要です。

NBAプレイヤーでは、コービー・ブライアント選手やマヌ・ジノビリ選手、ドウェイン・ウェード選手らのクロスオーバープレイが目立っています。

とくにジノビリ選手は、片手のドリブルで左右に揺さぶりをかける高度なテクニックを披露しているので、一度チェックしてみてください。


練習を続けてバスケのドリブルを上達させよう

これまで、初心者向けや中上級者向けのバスケのドリブル練習方法などを解説してきました。自分のスキルに適応させながら、ゆっくりと実践していってください。

さらに、下を見ないでするように心がけたり、力を入れて強く突くようにしたりなどのコツを踏まえながら効率よく練習していけば、ドリブルはどんどん上手くなります。

地道に練習を続けていくと、知らないうちにドリブルの色々な技を体得していることに気づくでしょう。このように、正しく行う練習法は各種の技を磨くことにつながっているのです。

ドリブルはバスケにおいて、最高のパフォーマンスを披露できるプレイだといっても過言ではありません。繰り返してたくさん練習し、人から一目置かれるドリブルができるようになりましょう。

こちらの記事では、バスケットボールでのシュートの打ち方のコツや種類を解説しています。

菅野辰則 /
ビギナーズ編集部 ライター

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