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電子書籍リーダーのKindleとKoboを徹底比較|それぞれの違いから特徴まで解説

皆さんは電子書籍リーダーを使ったことがありますか?電子書籍リーダーは電子書籍に特化した製品で、本のようにかさばらず、簡単に電子書籍を読むことができます。
そんな電子書籍リーダーの中でもKindleとKoboは大人気です。ですが、「KindleとKoboの違いがわからない!」という方もいるかもしれません。
今回はそんなKindleとKoboの違いや特徴を徹底比較していきます。ご自分に合った電子書籍リーダーを見つけてみましょう!
目次
KindleとKoboの違いはなに?

ここでは、KindleとKoboの違いを考えていきましょう。
スペックは後ほど比較表を用いてご紹介していきますが、端末のスペック的にはベーシックモデルそれぞれに特に違いはありません。ではKindleとKoboにはどんな違いがあるのでしょうか。
KindleとKoboの違いはズバリ、電子書籍を購入することができるサイトが違うということです。
KindleはAmazonの商品であり、Amazonが運営する「Kindleストア」で本を購入することができます。Koboは楽天の商品なので、楽天が運営する「楽天Kobo」にて本が購入可能です。
それぞれの端末はそれぞれのストアに独自のファイル形式でリンクしています。たとえば楽天ポイントでkoboストアの電子書籍を買って、それをkindle端末で読む、ということはできないのです。
この違いは大きく、それぞれのストアでは販売されている冊数やどのジャンルに強いかなど違いが出てきます。また、Amazonと楽天どちらを日常的に利用しているかなど、使いやすさの点でも好みが分かれるでしょう。
では、その重要なKindleストアと楽天Koboにはどんな違いがあるのでしょうか。
Kindleストアと楽天Koboの特徴

先ほどご紹介したとおり、KindleとKoboの大きな違いは電子書籍を購入するストア違うということです。
Kindleストアと楽天Koboの違いとは何でしょうか。簡単にまとめてみました。
Kindleストア

- 100万冊以上の品揃え
- 無料本・コミックも充実
- 冒頭部分の試し読みもできる
KindleストアはAmazonが運営する電子書籍サイトです。豊富な品揃えが魅力で、太宰治や芥川龍之介をはじめとした過去の名作などが無料で楽しめることも大きなポイントのひとつです。
さらには期間限定で無料コミックの配信も!作品の冒頭部分をためし読みすることもできるので、電子書籍の購入前にしっかりと内容を確認することもできますよ。
Kindle端末だけではなく、スマートフォンやパソコンにアプリをインストールすれば、お使いの端末で購入した作品を読むことができます。
楽天Kobo

- 600万冊の豊富な品ぞろえ!
- 楽天ポイントが貯まる!
- 毎週クーポンがもらえる
楽天Koboストアは楽天株式会社が運営する電子書籍ストアです。約600万冊の豊富な品ぞろえで、人気コミックやベストセラー小説など幅広いジャンルを取り揃えていることも特徴です。
楽天ポイントが貯まることもメリットで、楽天市場での買い物と同様に100ポイントごとに1ポイントの楽天ポイントが貯まります。楽天スーパーセールやお買い物マラソン(買い回り)の対象にもなり、お得です。
また、koboストアでは水曜をレディースデー、木曜をメンズデーとし、毎週割引クーポンが配布されます。割引価格で購入したい人には大きな魅力です。
Koboストアに関しても、Kobo端末がなくてもアプリをインストールすれば、スマホやタブレットなどの端末で購入した作品を読むことができます。
Kindleシリーズ製品を比較

ここからはKindleシリーズ製品をご紹介してきます。
Kindle
- 174gと軽くて使いやすい
- 目に優しいフロントライト方式
- 長時間バッテリー
Kindleは、数千冊の本がこの一台で楽しめる電子書籍リーダーです。価格も1万円以下で、重さも174gと軽量です。
本体をWi-Fiにつなぐだけでいつでもどこでも本を買うことができ、本の購入もとても簡単です。ダウンロードも早いですよ。
タップするだけでハイライトや辞書やウィキペディア検索など、さまざまな便利な機能を簡単操作で使うことができます。
直接目を照らさないフロントライト方式なので目に優しく、長時間の読書でも快適です。バッテリーも長時間駆動なので、一度の充電で数週間読書を楽しむことができます。
Kindle Paperwhite
- 6インチの300ppiの高解像度のディスプレイ
- 防水機能搭載
- コスパ良し!機能と価格のバランスが良い
Kindle Paperwhiteは、本物の紙のような読み心地のe-inkスクリーンを搭載し、6インチの300ppiの高解像度のディスプレイを採用しているので、小さな文字までくっきりきれいに表示してくれます。
さらにはIPX8等級の防水機能を備えているため、お風呂などでも読書を楽しむことができます。真水で水深2メートルまで最大60分耐えられるので、水に落としてしまっても大丈夫です。
機能面も充実していて、検索機能をタップするだけで、辞書とウィキペディア検索もできます。価格も15,000円未満で、上質な読み心地と防水性もあるので、コスパの良い1台です。
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション
- Kindle端末初 ワイヤレス充電が可能!
- 6.8インチの300ppiの高解像度のディスプレイ
- 防水機能搭載
2021年11月10日に発売が予定されているKindle Paperwhite シグニチャー エディション。
Kindle Paperwhite シグニチャー エディションは、Kindle端末ではじめてのワイヤレス充電が可能の端末です。専用のワイヤレス充電スタンドは別売です。
フラットで300ppiの6.8インチ高解像度ディスプレイで、小さな文字もくっきり綺麗に読むことができます。大きく、紙のような読み心地のディスプレイで、反射を抑えているから目に優しいのもいいですね。
明るさの自動調節機能も付いており、なんといっても32GBの大容量が魅力的です!ワイヤレス充電スタンドを使った一度のフル充電では、最大10週間もの利用が可能ですよ。
Kindle Oasis
- 色調調節ライト搭載
- 7インチの大画面!
- スクリーン設定をカスタマイズできる
Kindle Oasisは、Kindle史上最高の7インチ大画面スクリーンを採用した電子書籍リーダーです。
色調調節ライトを初搭載していて、ホワイトからアンバーに色の暖かさを調節することができるので目に優しいです。
薄さ3.4mmで、Kindle Paperwhiteの薄さ(8.18mm)よりさらに薄くなり、重さも188gと軽い点も特徴的です。300ppiの高解像度ディスプレイなので、詳細までしっかりと絵を見たいマンガ好きな方にもおすすめです。
防水機能搭載(IPX8等級)搭載で、お風呂で快適な読書タイムを楽しめます。価格は約3万円と高めですが、機能が充実しているので、高性能を求める方にはおすすめです。
kindleの種類を比較した記事も参考にしてみてくださいね。
Koboシリーズ製品を比較

続いてKoboシリーズ製品をご紹介してきます。Koboには4種類あり、forma・libra・clala・Niaです。ここでは、Kobo Nia以外の製品をご紹介します。
Kobo Niaは低価格ですが、Kobo Clara HDの方がエントリーモデルとして進化を遂げています。kindleやKoboを初めて使う方は、まずKobo Clara HDと比較してみると良いでしょう。
Kobo Clara HD
- コンパクトで軽い!
- 高解像度ディスプレイを搭載
- 専用アクセサリーでおしゃれに楽しめる!
Kobo Clara HDは、重さ166gとKoboシリーズ製品の中でも特に軽量なモデルです。電子書籍リーダーを持ち歩くなら、軽量は大きなメリットです。
6インチディスプレイを搭載した本製品は、楽天Kobo初の8GBメモリを内蔵しているので、小説なら約6,000冊分、コミックなら約150冊分を持ち歩くことが可能です。
画面解像度は300ppiとなっており、小さな文字までくっきりで紙の書籍と同じような感覚で読むことができます。
機能も充実していて、「ComfortLight PRO」や「高速ページめくり」などKoboならではの特徴的な機能を楽しめます。「ComfortLight PRO」「高速ページめくり」は上位モデルにしか入っていなかった機能なので、15,000円ほどで高機能を実現した1台です。
機能性とデザイン性を兼ね備えたカバーもセットで購入すれば、よりKoboを楽しめそうですね。
Kobo Libra H2O
- 片手での操作も簡単!
- 見開きで表示ができる!
- 防水機能も搭載
Kobo Libra H2Oは、片手での操作も簡単で、スワイプだけでなく物理ボタンでの直感的な操作が可能です。ディスプレイの向きに合わせて画が切り替わるので、通勤ラッシュ時や寝ころびながらでも、持ち方を変えて好きな向きで閲覧できます。
さらには見開きで表示ができるため、マンガなどを読む際、2ページに渡る臨場感あふれるシーンも紙のコミックと同じように読むことができます。
IPX8 規格準拠の防水機能も搭載しているので、濡れた手でも操作できて安心です。ホワイト・ブラックの2カラーからお好きな色を選べます。
Kobo Forma
- 見開きで大画面が楽しめる!
- 32GBの大容量モデルも登場
- 片手での操作も簡単
Kobo Formaは、見開き8インチの大画面なので、紙のコミックと同じ感覚で電子書籍を読むことができます。
使いやすさを追求した新しいデザインで、片手での操作も簡単。物理ボタンではページめくりなどの操作をすることができます。
防水機能を搭載していて、さらには32GBモデルも再登場したため、より多くの電子書籍を持ち運ぶことができます。
KindleとKoboのおすすめモデル比較表

続いて、KindleとKoboのおすすめモデルを比較した表を見ていきましょう。Kindle PaperwhiteとKobo Clara HDをピックアップしています。
Kobo Clara HDは、約15,000円で性能も申し分ないので、シリーズの中でおすすめモデルです。
上記の画像は、Kindle PaperwhiteとKobo Clara HDとiPhoneSE初代の大きさを比較したものです。大きさ的にはそこまで変わりがないことが画像でもわかります。
Kindle Paperwhite | Kobo Clara HD | |
---|---|---|
ディスプレイ | 6インチ反射抑制スクリーン | 6.0 インチの Carta E Ink HD タッチスクリーン |
解像度 | 300ppi | 300ppi(1448 x 1072) |
ストレージ | 8GB | 8GB |
バッテリー持続時間 | 数週間 | 数週間 |
ライト | LED 5個 | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) |
サイズ | 167 x 116 x 8.18 mm | 157 x 111 x 8.3 mm |
重さ | 182 g | 166 g |
防水 | ○ | × |
スペック的に見ていくと、Kindle Paperwhiteの方が防水機能がある点で軍配が上がります。それほどサイズや重さでも違いはないので、どちらのストアがより使い慣れているかなど、電子書籍の購入しやすさで比べてみることをおすすめします。
KindleとKoboはどんな人におすすめ?

最後にKindleとKoboはどんな人におすすめなのかを見ていきましょう。
Kindleがおすすめの人
ここでは、Kindleがおすすめの人を解説します。
Amazonをよく利用する人
Amazonをよく利用するという人には、Kindleを強くおすすめします。というのも、使い慣れているということももちろんですが、さまざまなサービスを使い分けすると、一貫性がなくなって結局使わなくなってしまうことも多いからです。
同じサービスで統一することで、継続的な利用をしやすくなるのではないでしょうか。
コスパを重視する人
コスパを重視する人にもKindleがおすすめです。
Kindleはベーシックモデルが1万円以内と、Koboなど他の電子書籍リーダーに比べると安く、性能もあまり変わらないためコスパを重視したい人にはぴったりと言えるでしょう。
Amazonプライム会員であれば、プライムデーに割引価格で出品されるなど、よりお得に購入できることもあります。
kindle端末のおすすめについては、こちらの記事でご紹介しています。
Koboがおすすめの人
ここでは、Koboがおすすめの人を解説します。
楽天をよく利用する人
Kindleと同じく、楽天をすでに日常的にお使いの方にはKoboがおすすめです。サービスを統一することで、使いやすさももちろんこと、使い続けやすくなるからです。
ポイントを貯めたい人
Koboの電子書籍は楽天Koboで購入することとなりますが、楽天Koboでは電子書籍を購入する際、楽天ポイントを貯めることが可能です。楽天ポイントを貯めたいという方にはKoboがおすすめですね。
まとめ
今回はKindleとKoboの違いや特徴を比較解説してきました。
どちらの製品も魅力的で、それぞれ特徴が機能面など異なるので、本・マンガどちらをより読むかなどご自分に合った製品を選んでいくことをおすすめします。
電子書籍リーダーで快適な読書生活を楽しみましょう!
また、こちらの記事では電子書籍のおすすめ読み放題サービスを紹介しています。ご自身に合った電子書籍リーダーとサイトで、読書を楽しんでくださいね。

ひろこがね /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味は映画を観ることと、パソコンをいじることです。柴犬が大好きです。アメリカにはたまに足を運びます。