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初心者のための電子ピアノの選び方 失敗しないポイント
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電子ピアノはさまざまな音色を楽しめるほか、ヘッドフォンを使用すれば夜間にも練習しやすいなど、アコースティックピアノにはない魅力があります。
ただ、各メーカーから多くのモデルが発売されており、初めて購入する場合は迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの電子ピアノをピックアップしてご紹介していきます。選び方も解説するので参考にしてみてください。
目次
電子ピアノを選ぶ4つのメリット
電子ピアノを買うことになった場合、どのようなことに気をつけて購入していいかわからないからが多いのではないでしょうか。まず、電子ピアノを選ぶメリットは主に4つ紹介します。
・音量調節ができ、ヘッドフォンが使用できる
・省スペースでピアノを練習できる
・アコースティックピアノやグランドピアノに比べて低価格
・調律などのメンテナンスが不要
ピアノを始めたいけど置く場所がない方や、マンションなどの集合住宅に住んでいるから練習できない!などとピアノを始めることを諦めていた方は、電子ピアノで悩みは解決してしまいます。
「夜しか練習できない」「近所迷惑にならないか心配」「生ピアノは高いし長続きしなかったら・・・」そんな悩みを解決し、気軽にピアノを楽しめるのが電子ピアノのいいところです。
生ピアノに近づけるため、本物のグランドピアノを使用して音やタッチを研究して作られているものが多く、ピアノを持っている方でも、サブピアノとして所有し、練習時間を確保しているほど、電子ピアノの性能は認められています。
また、生ピアノにはできない「楽しさ」があるのも、電子ピアノを選ぶメリットのひとつです。
多彩な音色やリズム、中にはレッスン曲の入ったモデルや、オンラインで曲や楽譜をダウンロードしたり、一人でアンサンブルが楽しめてしまうというモデルもあります。
このように様々なメリットがある電子ピアノですが、ここからより詳しく解説していきます。
音量調節ができ、ヘッドフォンが使用できる
ピアノを始める上でぶつかる壁の一つでもある騒音問題です。生ピアノですと音量小節ができない上に、最近では戸建ての家でも、地域によっては楽器使用時間が制限されているところが多くみられます。
時間を気にしていると、満足のいく練習ができなかったり、上達の妨げになってしまったりします。
そこで便利なのが、電子ピアノです。私も実際に電子ピアノが自宅に来てから練習量が明らかに変わり、上達も自分だけでなく、周りまで感じるほどになりました。
コンクールでも成績が残せるようになり、演奏者の方と話す機会が増え、練習方法の話をよくしていました。
確かに有名コンクール出場者の方は生ピアノを中心に練習をしていますが、学生や主婦や会社員など、趣味や職業の傍らでピアノを弾くとなると練習時間が限られてしまいます。
そんな中多かった練習確保の方法は、やはり電子ピアノを取り入れていました。電子ピアノのランクはピンキリですが、普段生ピアノを演奏している方でも、電子ピアノは重宝されているのです。
このようなことから、せっかくピアノを始めるならレッスン時間以外に、練習時間確保のためにも電子ピアノはおすすめです。
省スペースでピアノを練習できる
次にピアノを置く場所です。
ピアノはヴァイオリンや、トランペットなどの管楽器などの持ち運びができる楽器と違い、とても場所の取る楽器でもあります。
アコースティックピアノでも場所を取りますが、グランドピアノとなると、家庭用のサイズでもかなりの圧迫感となります。しかし電子ピアノとなると、その場所問題も解決してしまいます。
大きさはそれぞれですが、小さいものだと、カバーに入れて持ち運び、演奏活動までできちゃうコンパクトな者から、実際のアップライトピアノやグランドピアノのような一見生ピアノのようなデザインのものまで、品揃えがあります。
ピアノはお部屋にあったサイズを探すのは大変ですが、電子ピアノは様々なサイズのものがありますので、比較的希望通りのサイズのものが見つかりやすくなっています。
アコースティックピアノやグランドピアノに比べて低価格
生ピアノは中古でも新品でも電子ピアノに比べると高価なものです。メンテナンスをしていれば半永久的に使える楽器ではありますが、初心者の方にはハードルが高いと思います。
続かなかったらどうしよう・・・などと思い、なかなか簡単に購入できる価格帯ではないかなぁ〜と思います。
しかし、電子ピアノとなると機能や性能を選ばなければ、6万円〜とかなり手の届きやすい価格帯になります。
ピアノを始めてみたいけど、続くか不安な方、独学でいいからピアノを始めたいという方など、初めての方には特におすすめです。
調律などのメンテナンスが不要
ピアノを購入した後、何もしないで半永久的に使えるというわけではありません。
年1回の調律などのメンテナンスが必要になっていきます。生ピアノは常に同じ音のでる電子ピアノと違い、弾いていると少しずつ音がずれていきます。
そのため、調律や弦の張り替えなどをしていく必要があり、その際もまたお金と時間がかかってきます。
電子ピアノの場合、そのメンテナンスもする必要がなく、湿気がひどい日でも関係なく、常に搭載された音色を響かせることができます。
電子ピアノを購入した後はお金も時間もかからず、気にすることなくピアノを練習できるのはいいですよね。
電子ピアノ選び《鍵盤のタッチ重視で選ぶ場合》
今の電子ピアノは大体がグランドピアノの音を元に、再現されており、タッチの研究の元になっているグランドピアノの鍵盤にはこのような特徴があります。
・低音域➝重い
・高音域➝軽い
ハンマーの大きい低音域側は鍵盤を押すときに重く、逆に小さい高音域側は軽くなるというのが特徴です。
強弱の付けやすさ=表現の幅。タッチの強弱と音量は大きく関わっています。
実際にプロのピアニストに試奏してもらい、グランドピアノ独特の重みや弾き心地の再現を目指して各メーカーは研究に研究を重ね、より生ピアノとのギャップが生じないよう、毎シーズン進化しています。
そして重要なのは、表現力をつけるための強弱やニュアンスを感知するセンサー部分です。実は価格帯によってセンサーの数やその細やかさは変わってきます。
こちらの機能に関しては、正直お値段が高いほどいい機能が搭載されている場合が多いです。ここからはタッチ重視で選ぶ方にぴったりな機能や特徴を解説していきます。
連打でわかる!センサーの性能
例えば、10万円以下のモデルと10万円以上のモデルで比較し、連打をしてみると・・・・。
- 10万円以下モデル➝素早い打鍵に反応できず、ぽつりぽつりと音が出る。
- 10万円以上モデル➝連打したほぼすべての打鍵に反応でき、強弱の変化もつけやすい。
このようにタッチの差が連打をすることで明らかに出てきます。
そのこともあり、生徒の親御さんたちから、電子ピアノの購入の相談を受けた際には、まずは、10万円以上のものから選ぶようにしましょうとお話ししています。
グランドピアノに近いタッチを実現!グランドタッチェス鍵盤
グランドピアノの鍵盤は、ゆっくりと優しく弾いたときには軽く、強く激しく弾いたときにはしっかりとした手ごたえを感じるタッチで演奏できます。
グランドピアノの弾き応えを再現したグランドタッチ-エス鍵盤が搭載されていると、ピアニッシモからフォルティッシモまで多彩に表現できます。
ぜひ皆さんも楽器店に行ったら、購入する、しないに関わらず、グランドタッチェス鍵盤を体験してみて下さい。価格帯が上がれば上がるほど、自然なタッチ感等もプラスされてきます。じっくり試してみてください。
電子ピアノの鍵盤の違い
電子ピアノの鍵盤は大きく分けて2種類あります。「樹脂製鍵盤」と「木製鍵盤」です。
その名の通り、素材が違います。鍵盤の素材の違いで、弾いたときのタッチ感も変わってきます。樹脂製の鍵盤は、木製鍵盤に比べて軽く感じる方が多いです。
アコースティックピアノの鍵盤はもちろん木製なので、よりアコースティックピアノに近いタッチ感を求めるなら、木製鍵盤のモデルを選ぶことをおすすめします。
また、樹脂製と木製ではタッチの他に演奏強弱の幅や、指圧も問題、ペダル奏法に関しても練習できる幅も関係していきます。
始めたばかりだからまずはこれくらいでいいやという選び方ではなく、後悔しないようにこだわりを持って選んでいきましょう。
タッチ重視の方のおすすめの電子ピアノ
値段より性能を重視してピアノを選びたいという方に特におすすめの商品をご紹介していきます。
まず一つ目のおすすめは、電子ピアノにも種類があり、タッチや、グランドピアノの特徴である、アクション機能が搭載されている「ハイブリットピアノ」です。
ハイブリットピアノにするとなると、そんなに種類ないので、あとはデザインやメーカーによって微妙に違う多いきさなどを見てスムーズに決めることができると思います。
ただし、中には中古のアコースティックピアノの方が安かったりするくらいの価格帯となっています。
Yamaha NU1
アップライトピアノの鍵盤タッチで演奏できる『アップライトピアノアクション』が搭載されています。アップライトピアノと同じ自然なタッチで、細かい表現を絶妙に表してくれます。
見た目はアコースティックピアノと同じデザインになっており、高級感のある見た目です。
ハイブリットだからこその奥行463mmのコンパクトサイズでお部屋のスペースを取らないのもこの楽器の良さです。
CASIO GP-310BK
電子ピアノの製造に長年携わってきた日本の電機メーカー「カシオ」が世界的に有名な歴史あるドイツ・ベルリンのピアノメーカー「C.ベヒシュタイン」とコラボレーションして開発したピアノです。
鍵盤はベヒシュタインのピアノと同じ良質なオーストリア産のスプルース材を使用しており、グランドピアノと同じ乾燥・加工を施しています。
グランドピアノの弾き応えを再現するために、力学的に同じ構造のアクション機構を開発(ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤)。
指先のニュアンスをより敏感に伝え、トリルや同音連打、フォルテシモからピアニッシモまで細やかな表現が可能になっています。
電子ピアノ選び《価格重視で選ぶ場合》
電子ピアノの価格は生ピアノと比べるとそんなに高くないとお話ししましたが、電子ピアノだけで価格を見てみると、少し高く感じてしまうと思います。
また、ただの趣味で始めるようになっただけだから、とりあえず安いものでいいから買って、ゆっくりレッスンをしたいという方もいるのではないでしょうか。
このように予算を一番気にしているのに、いきなりハイブリットピアノを選ぶことはそんなにないと思います。まず楽器店に行ったら、購入を考えていることと、試弾させてくださいということを店員さんに話してみたりします。
そして選択肢をどんどんなくしていき、できるだけ少数で悩むようにしましょう。
価格で選んだ場合のおすすめ電子ピアノ
低価格のものだと機能的に不安や物足りなさを感じるとイメージですが、もちろん低価格のものでも目的によってはとても便利なものもあります。
実際に私も、持ち運び用として電子ピアノの中で低価格のものを持っており、とても重宝しています。値段の割にとても柔らかい音色で、外出先にも持っていきやすく、持ち運び用の台も別で購入すると、どこでもピアノを楽しむことができます。
そこでここからは低価格でおすすめの電子ピアノをご紹介していきます。
CASIO PX-770
私も愛用している、カシオの大人気シリーズ、Priviaです。私の先生も愛用しており、もともとは先生のおすすめで購入しました。
椅子もピアノ台もセットでこの価格はコスパ抜群です。音色もグランドピアノの音源が搭載されているので、美しく、柔らかい音が出せるのが特徴です。
ただし、表現は少しつけにくく、高度な表現を求める方、タッチ重視で選んでいる方には少し物足りない機能になります。
KORG 88鍵盤B2SP
コルグは最近人気で生徒の中でも購入した方がいます。コルグは低価格ですが、電子機器メーカーなだけあって、音色にこだわりがあります。
アコースティックピアノのタッチを再現した鍵盤に、12種類のサウンドが内蔵されています。
グランドピアノの音を搭載されている電子ピアノが多い中、コルグはよりクラシカルに聴こえるアコースティックピアノの音を使用しています。
また機能面でも、各種ソフトウェアや音楽データとの連携を可能にする接続端子を備えており、演奏するだけでなく、デジタル・ピアノの新しい使い方として他社と差をつけています。
KAWAI CN29LO
こちらはこの価格帯でハンマーアクションが搭載されているというお得さの電子ピアノです。
見た目も高級感があり、美しく、グランドピアノの音色が搭載されています。ペダルも3つついており、初心者の方におすすめの一番シンプルな電子ピアノです。
必要最低限の機能にプラスアルファで高級感や機能面の充実さから、迷ってしまったらこれが間違いない!といえるほど、スタンダードな商品です。
電子ピアノの選び方《素材で選ぶ》
最高級グランドピアノの鍵盤には、しっとりと指に吸い付く手触りの素材が使用されていて、白鍵は象牙、黒鍵は黒壇(高級な硬い木の種類)が最良とされています。
電子ピアノでも、象牙や黒壇に近い素材の研究が進み、新素材鍵盤というものが開発されています。
・アイボリーフィール
・アイボリータッチ
・象牙調、黒壇調仕上げ鍵盤
などメーカーによって名前は変わりますがどれも新素材鍵盤の名称です。新素材鍵盤には4つのメリットがあります
・感触に暖かみがあり、弾き心地が良い
・吸水性に優れ長時間の演奏で指が汗ばんでも滑りにくい(上画像)
・吸音性もあり。打鍵時の爪などが接触してもノイズが少ない
・帯電性が少なくホコリが付きにくい
このメリットから自分の探す電子ピアノ選びに欠かせない項目がありましたら、こちらを重視に決めた方が後悔しないのではないかと思います。
電子ピアノの選び方《サウンドで選ぶ》
サウンドで欠かせないスピーカーから見る電子ピアノ。
価格帯の分かれ目に大きく関わってくるところはスピーカーです。カタログの後ろの方にあるスペック表を見てもいまいちわからないことが多いですが、スピーカーの部分だけでも、ぜひ見てみて下さい。
価格帯によって差は歴然です。値段が上がるほどスピーカーの個数は増え、質やワット数も変わります。
スピーカーが多くても、別に大きい音を出したいわけじゃないし・・・と思う方もいるかもしれませんが、スピーカーが多いといい理由はそれだけではありません。
パンフレットを見てもいまいちピンとこないという方は、いい音を聞分けるおすすめの方法をしてみて下さい。
- まず椅子に座ってリラックス!いつも練習するときと同じ状況にしましょう
- 低音から高音まで一音ずつ弾いてみたり、デモ曲を流してみたりしましょう
- スピーカーの配置や数などの違うピアノで是非聞き比べをしましょう
座って聞くことによって、スピーカーの配置による立体感がすごくわかりやすくなります。
押さえておきたい電子ピアノ鍵盤の比較ポイント
ここでは内面的な比較ポイントを解説していきます。鍵盤システムの違いと、センサー機能の違いがメーカーによって大きくでてきます。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、たくさんある電子ピアノの大事な違いになってきますので、しっかり理解することをおすすめします。
押さえておきたい電子ピアノ鍵盤の比較ポイント【スタンダード鍵盤システム】
スタンダードシステムとはグランドピアノ同様バネを使用しないといった特徴のある鍵盤システムです。
・ハンマーの重みによる、弾いた時の沈み具合の再現
・指を離した時の自然な鍵盤の戻りを再現
・アップライトを凌ぐとも言われている連打性能
大体15万円程度のモデルには、グランドピアノ特有の鍵盤のクリック感を再現する機能がついています。ぜひ店頭でそのクリック感!カクッと感を試してみてください!
メーカーによってクリック感を再現する機能の名称が違うのでぜひ頭の片隅に置いておくと役に立つかもしれません。
・ヤマハ・ローランド➝エスケープメント
・カワイ➝レットオフフィール
木製鍵盤
木製鍵盤は、グランドピアノと同じシーソー式鍵盤を使用している鍵盤システムです。シーソーは端に座るほど簡単に動いて、真ん中に座るほど動かすのが大変になると思います。シーソー式鍵盤はこの原理を使って動いています。
さらに木製鍵盤の特徴を見てみると・・・
・本物らしいしなりやグランドピアノらしいタッチ感
・打鍵後の鍵盤戻りが早い、自然な感触
電子ピアノではありますが、鍵盤の素材も生ピアノの真似をすることで、だいぶタッチ感が合ってきます。安ければいいや!ではなく10年使うと思ってしっかり自分の求めるタイプの電子ピアノを選べるようにしましょう。
押さえておきたい電子ピアノ鍵盤の比較ポイント【センサー】
10万円クラス以上のモデルは2~3点の高精細センサーを搭載しています。センサーが多いことによるメリットがありますので、こちらも覚えておくといいと思います。
・数が多いほど強弱のキャッチがより本物のピアノらしくなる
・連打性能が上がる
・微妙なニュアンスやコントロールをより細かく再現できる
こちらのメリットに関しては、ピアノを本格的な趣味としてやっていきたいという方には特に妥協してほしくないところです。
初心者で始めたときはセンサー機能が充実していない電子ピアノで満足しても、ソナタソナチネレベルや、最近ではJ-POPを弾くにしても難しい曲が増えてきていますので、しっかり見極める必要があると思います。
安くていいや!ではなく、自分がなりたいレベルとしっかり相談して決めましょう。
わかりやすくメーカー別に3センサー方式の電子ピアノを簡単にご紹介します。
・カシオ➝全機種
・ヤマハ➝YDP-164/YDP-S54/CLPシリーズ全機種
・カワイ➝全機種
・ローランド➝全機種
ハイブリットピアノは特殊で、非接触型というより良いセンサーを使用していて、キーセンサーとハンマーセンサーという2つのセンサーで微妙なニュアンスを表現できるようにしています。
いい鍵盤を感じるおすすめの方法があります。これを参考にぜひ楽器店で試弾してみて下さい
- まずは椅子に座ってリラックス!練習する時と同じ状態にします
- 人差し指から小指までそろえて、ゆっくり鍵盤を押す
- 強弱をつけたり、連打して弾いてみたり、クリック感や抵抗感を感じてみます
店頭にピアノ椅子もたくさん配置してありますので、ぜひ座って試してみて下さい
アコースティックピアノと電子ピアノ
そもそもピアノを行う上で電子ピアノとアコースティックピアノの違いは何なのか、レッスンではアコースティックピアノだが自宅の練習では電子ピアノじゃダメなのか等様々な意見を耳にします。
まず前提としてピアノを習う上で練習に適しているピアノは何のか。それはグランドピアノです。プロでもないのにグランドピアノなんか必要ないと思われるお客様がほとんどだと思います。
しかし、アップライトピアノも電子ピアノも全てグランドピアノをもとに作られています。そして今販売してあるほとんどの電子ピアノがグランドピアノ仕様となっています。
アコースティックピアノは楽器の中に貼られた鉄の弦をフェルトのハンマーで叩き、音が楽器の中で反響することで音が鳴ります。
電子ピアノは鍵盤の先にセンサーが取り付けられており、センサーが弾いた強さや場所を検知することでスピーカーから音が鳴ります。
ピアノは演奏者の弾き方でほぼ無制限に表現できるのに対して、電子ピアノはセンサーの性能の限りでしか表現ができず、鍵盤を弾く感覚も異なります。
そのため電子ピアノを選ぶ際もしっかりと試奏を行い、聞こえ方やタッチを聴きながら購入することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?今回は初心者の方向けに失敗しない電子ピアノの選び方を解説してきました。楽器選びは大変ですが、妥協は絶対にしないようにしましょう!せっかくピアノをやると決めたのに、安いという理由で決めるのは少し違うと思います。
それがもし、置く場所に困るから一番コンパクトなものがいいという方はその人に合ったものとなりますが、選び方はそれぞれです。
まずは自分がどのレベルまで頑張りたいか、また、高いものが一番いいというわけでもないので、好きな音色か、鍵盤のタッチやデザインは自分の好みのものかなど、さまざまな視点から見てみるようにしましょう。
ぜひこれらを参考に自分に合った電子ピアノを探してみて下さいね!
伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!