更新

サッカーの背番号の意味は? 特別な背番号についても解説

この記事では、サッカーの背番号の役割から由来、さらには背番号の意味などについて解説します。また、1〜11番以外にも特別な意味を持つ背番号についても取り上げているため、ぜひ参考にしてみてください。
サッカーの背番号の意味は? 特別な背番号についても解説

サッカー選手のユニフォームには背番号がついていますが、この背番号にはどのような意味があるのでしょうか。この記事では、サッカーの背番号が持つ意味について解説します。

また、背番号からどういったことがわかるのか、背番号の由来はどのようなものなのか、といった点についても取り上げているため、ぜひ参考にしてみてください。

背番号からなにがわかる?

ユニフォームに背番号がついていることは、もはや当たり前のことですが、そもそも背番号があることで何がわかるのでしょうか。

選手にとっては、背番号があることで、マークにつきやすくなります。例えばセットプレーの時、背番号がないと「そこの背の高い選手」「白いスパイクを履いている選手」「後ろにいる選手」など抽象的な指示しか出せません。

一方で、背番号がついていれば「6番」「9番」「18番」など番号を伝えるだけで、マークの指示を出すことができます。

また、観客にとっては、背番号があることで選手の判断を行いやすくなります。例えば、スタジアムで試合観戦をしていると、座席によっては選手から離れており、誰が誰か判断できない可能性があります。

一方で、背番号があれば番号から選手を判断可能です。どの選手がどこにいるのかがわかれば、試合観戦もより楽しむことができるでしょう。

背番号の始まり

サッカーにおける背番号の始まりは、1928年のイングランドだとされています。

この当時は、ゴールキーパーが1番をつけ、ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワードとポジションが前の方になるに連れて、背番号も大きくなっていくと定められていました。この当時の決まりは、現在の背番号にも影響を与えています。

背番号の意味とは?

ここでは、サッカーの背番号が持つ意味について解説します。先述の通り、背番号制度が始まった当時の名残りで、ポジションと背番号に関連があるケースが多くなっています。

1番はゴールキーパー

背番号1番はゴールキーパーが着用します。これは世界各国共通している部分です。

ちなみに、Jリーグには、選手の背番号に関して、0番は使用不可とし、1番をゴールキーパー、2番~11番 をフィールドプレーヤーとする、という規約もあります。

もちろん、ゴールキーパーの中には背番号1番以外の選手もいますが、多くのチームで、背番号1は正ゴールキーパーの証であるため、1番を着用できる選手は栄誉なことだと言えるでしょう。

2番~5番はディフェンダー

背番号2番、3番、4番、5番は主にディフェンダーの選手が着用します。

チームによって異なる部分もありますが、2番は主に右サイドバックが、3番は主に左サイドバックが着用します。また、4番と5番はセンターバックが着用し、中でも5番はディフェンスラインを引っ張るリーダー的な役割を担う人がつけるケースが多くなっています。

例えば、日本代表としても活躍し「ドーハの悲劇」でキャプテンを務めた柱谷哲二や2006年のドイツワールドカップでキャプテンを務めた宮本恒靖などが挙げられます。

このように、イングランドに端を発する背番号の始まりの影響を受け、今も小さい番号を後方の選手が着用するケースが一般的です。

しかし、中には日本代表で前線のポジションを務めた本田圭佑選手が4番をつけていたような例外もあります。

ビギナーズでは、サッカーのディフェンスの基本も紹介しています。

6番~8番はミッドフィルダー

6番、7番、8番は、主に攻撃の組み立てから中盤における守備などを担うミッドフィルダーが着用します。

その中でも、6番は主にボランチと呼ばれる中盤の底に位置するポジションの選手が着用するケースが一般的です。ただし、元ブラジル代表のロベルトカルロスが代表チームで6番を着用していたように、ほかのポジションの選手が着用するケースもあります。

また、7番や8番は主にサイドハーフの選手やウィングの選手など、ミッドフィルダーの中でも、より攻撃寄りの選手が着用するケースが多くなっています。代表的な例としては元イングランド代表のベッカムなどが挙げられるでしょう。

9番、11番はフォワード

9番と11番はフォワードの選手が主に着用します。日本代表でも活躍し、今もなお現役選手として活躍する三浦知良は11番、ブラジル代表やインテル、レアル・マドリードなどで活躍したロナウドは9番を主に着用していました。

こういった選手の例を見てもわかるように、この2つの背番号はチームの攻撃の要となる点取り屋が着用するものです。

10番はエースがつける

サッカーにおける背番号10番は、非常に特別な意味を持ちます。10番は主にチームの中心選手として、プレー面はもちろん精神面でもチームを支えるエースが着用します。

また、アマチュアチームなどの中には、キャプテンが10番を着用するケースも少なくありません。10番をつけている選手は背番号の並びからミッドフィルダーを務めることが多くなっていますが、それ以外のポジションの選手がつけることももちろんあります。

いずれにしても、背番号10番をもらえるということは、栄誉なことだと言えるでしょう。もちろん、その分相手選手からも警戒されます。しかし、チームのエースである以上、そういった警戒すらも跳ね返すくらいの実力が求められます。

ほかにもある背番号の意味

ここまでは、1〜11番までの背番号の意味について解説しました。しかし、サッカーにおける背番号はこの11個だけではありません。

ここでは、1〜11番以外で特別な意味を持つ背番号について解説します。背番号の意味がわかると、サッカー観戦もより楽しいものとなるため、ぜひ参考にしてみてください。

12番はサポーターの番号

サッカーにおいて、背番号12番はサポーターが着用する番号として扱われています。これは、特にJリーグでよく見られるものであり、背番号12はどの選手も着用しない、となっているケースは少なくありません。

なぜ12番がサポーターなのかというと、サポーターは12番目の選手と呼ばれているためです。サッカーは11人で行うスポーツであり、この11人以外は得点を奪うことも体を張って守備をすることもできません。

しかし、サポーターは声を出し、応援歌を歌うなどして選手を鼓舞することができます。そして、サポーターからの声援は選手の大きな力になります。

例えば、Jリーグの浦和レッズのホームゲームは、スタジアムがユニフォームからの赤に染まり、サポーターによる大声援が送られます。このような環境下でのプレーとなると、対戦相手の選手はいつもの力を発揮することが難しくなるでしょう。逆にレッズの選手にとっては非常に心強いものとなるはずです。

こういった点から試合に直接関与することはないものの、選手と一丸となって戦うため12番目の選手と呼ばれ、背番号12が与えられているケースが多くなっています。

14番はあの偉大な選手がつけた背番号

背番号14も、サッカーにおいては、特別な扱いを受けることが少なくありません。これは、20世紀を代表する選手の一人であり、オランダ代表、バルセロナなどで活躍したヨハン・クライフが着用していたためです。

ワールドカップでは、オランダ代表を準優勝へと導き、指導者としても多くのタイトルを獲得しています。また、サッカーの試合で見かけることの多い「クライフターン」は、クライフが行っていたターンであることから、本人の名前からつけられています。

このように、偉大な選手であるため、14番に憧れを持っている人、特別な背番号として扱う人は少なくありません。

ちなみに、高校サッカーの強豪として有名な群馬県の前橋育英高校では、背番号14番がエースの番号として扱われています。14番をつけることで、全国のライバルチームからはもちろん、高校サッカーファンからの注目も集めることになります。

縁起を意識した背番号も

背番号1〜11番がレギュラーが着用する番号と考えている人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。高い実力を持ち、チームの中心として活躍する選手の中には、12番以降の大きい番号をあえて着用するケースも見られます。

例えば、初心を忘れないようにするために、自身が若手選手の頃につけていた背番号を着用するケースや、自分や家族の誕生日や自分の生まれ年など縁起のいい番号を選ぶケースは決して珍しくありません。

また、背番号28を選んで「2+8=10」として、10番を意識している選手も見られます。

大きな背番号を着用している選手の中には、何かしらの理由があってその番号を選んでいるケースもあるため、そういった理由を調べて見るのも面白いかもしれません。

背番号通りにならないケースは多い

ここまで紹介してきたように、サッカーの背番号は1番〜11番がレギュラー番号となっていますが、背番号通りにならないケースは少なくありません。背番号とポジションの関係はあくまでも目安の1つとして考えておくといいでしょう。


まとめ

今回は、サッカーにおいて背番号はどのような意味を持つのか解説しました。もともと背番号はポジションと関連のあるもので、その傾向は今も見られます。

また、1〜11番以外にも特別な意味を持っている背番号もあります。試合観戦の時などは、ぜひ今回の内容を参考に背番号もチェックしてみてください。

こちらの記事では、初心者の方向けにサッカーのポジションや名前、役割、番号の意味について詳しく解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

Kzy Shibata /
ビギナーズ編集部 ライター

岡山県出身 フリーライター兼サッカー監督です。 「人間万事塞翁が馬」をモットーとしています。

ビギナーズTOPページ