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テニスラケットの選び方とおすすめメーカー|バボラ・ヘッドなど人気ブランド紹介
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テニスのラケットには様々な種類があり、大きさやグリップの太さなどがプレーに影響をもたらすので、慎重に選びたいところです。
では、実際にどうやって自分に合ったラケットを見つけることができるのでしょうか。ラケット選びのポイントとおすすめメーカーをご紹介します。ラケット選びで悩んでいる人は必見です。
目次
テニスラケットを選ぶときのポイント
テニスラケットは、たくさんのメーカーから販売されていて、ラケットの種類も様々です。テニスの経験がなくても、これまでの運動経験や体格、筋力に応じて選ぶラケットも変わります。
ラケット選びは、テニスの上達への第一歩なので慎重に選びましょう。ここでは、テニスラケットの選び方のポイントを解説します。
自分に合ったラケットを選ぶ
テニスラケットは、自分のレベルや体格に合わせて選ぶことが重要です。長さや重さがいろいろありますが、自分に合ったラケットを見つけるためには、どうしたらよいのでしょうか。
レベルに応じて適したラケットがある
ラケットは、グリップ、フェイス面積、フレームの厚さ、バランス、重量の違いによって、全く違った性能になります。
初心者の場合は、最初は自分のレベルに応じたラケットを選び、上達したらラケットを買い替えてもよいでしょう。
プレイヤーの体格も影響する
俊敏性を要するスポーツでは、体重は軽いほうがよいことがあります。
筋トレや体重をコントロールする場合、あまりにも過大に筋肉をつけてしまうと、それ自体が重りとなって、パフォーマンスに影響を及ぼすこともあります。痩せすぎや筋肉の不足は、必要なパワーと持続力がそこなわれてしまいます。 長身の選手の方が「角度のあるサーブ」「高い打点による強打」は可能といわれています。
体格はプレイに影響しますが、手の大きさによってグリップの握りやすさが変わったり、握力や筋力によって扱いやすいラケットの重さも変わってきます。
プレースタイルから選ぶ
テニスは、サーブ、ストローク、ネットプレーの3つで構成されています。プレースタイルは大きく分けて4つあります。
- オールラウンドプレーヤ―…サーブ、ストローク、ネットプレーの3つ全てをこなすことです。
- サービス&ボレーヤー…「サーブ&ボレーを主体としたプレースタイル。「サーブを打ち、相手を崩して、ネットに詰めてボレーで仕留める」流れでサービスゲームを進めていきます。
- アグレッシブベースライナー…このプレースタイルを得意とするのが、錦織圭です。べースライナーとはベースライン上でのストロークをメインとしています。
- カウンターパンチャー…「耐えて、凌いで、仕留める」が、カウンターパンチャーのプレースタイルです。ラリーが続きやすいので、見ごたえのあるプレースタイルです。
強いプレーやコントロール重視のプレー、小回りを効かせたプレーなどのプレースタイルによって、ラケット選びも変化します。
自分に合わないラケットは怪我の危険も
自分の体格やプレースタイルに合わないラケットを使い続けると、必要以上の力がかかり、怪我や故障の原因に繋がります。
体格、体力、レベルに合うラケットを選べば、ミスが減りレベルアップに期待ができます。
試し打ちをしてから決める
テニスショップで、いきなり購入するのではなく、スポーツクラブのお試しのコースを利用してラケットの感触を確かめるという方法あります。
ラケットもレンタルで借りることができ、試し打ちができるので、自分に合ったラケットをインストラクターに相談してみるのもいいでしょう。
また、ラケットのレンタルサービスをしているスポーツショップもあるので、購入前に実際に打ってみると使用感が分かります。
デザインだけで決めるのは危険
スポーツは見た目から入るという人がいますが、デザイン重視やプロが使用しているモデルだからという理由で選ぶのはやめましょう。
プロ仕様はコントロール重視のラケットですので、ボールが極端に飛ばないということもあります。
自分のプレースタイルに合わなかったら、数万円が無駄になってしまう危険があるため注意しましょう。
ラケットのパーツごとの性能を知って自分に合うものを選ぼう
ラケットは重さや長さ、面のフレームの重さや厚み、グリップサイズ、フェイスの面積などのパーツで構成されています。パーツごとの性能をみていきましょう。
フェイスのサイズと形
ボールをとらえる面部分をフェイスといいます。フェィスはフレームで囲まれた丸い部分が面積です。4種類の大きさがあり現行モデルの規格は、約85~135平方インチです。
フェイスのサイズ
- MID(ミッド) 85平方インチ前後
- MID PLUS(ミッドプラス) 90平方インチ前後
- OVER SIZE(オーバーサイズ) 100平方インチを超えるもの
- SUPER SIZE(スーパーサイズ) 120平方インチ以上
フェイスの形
テニスラケットには、縦糸と横糸が一番強く張られた「スイートスポット(最適な打球点)」と呼ばれる場所があります。そこにボールが当たると、体に負担のかからないショットになり、小さい手応えで打球が勢いよく飛んでいきます。フェイスの形も4種類あり、それぞれ特徴があります。
- 四角
- 丸型
- 楕円(下広がり)
- 楕円(上広がり)
四角のフェイスは、縦と横糸の一番長く張られた面積が他のラケットより多いので、スイートスポットが大きくなり初心者向きです。
飛びやすさに影響する大きさ
フェイスは大きいほどボールが当たりやすく大きく飛びます。フェイスが大きいオーバーサイズやスーパーサイズは、初心者向きです。
フェイスが小さいと当たる範囲が狭くなりますが、ブレが少なくコントロール性が高くなります。フェイスが小さいミッドやミッドプラスは、中級から上級者に向いています。
プレーに合わせた形
プレースタイルごとに向いているフェイスの形があります。
- ミッドサイズ…がんがん打つパワーヒッター、フルスイングの人向き。
- ミッドプラス…主流のフェイスサイズで パワーヒッター向き。
フェィスが小さいと、空気抵抗も少なくなるので振りやすくなります。ガットのたわみも少ないので、ボールが飛ぶという点では、大きいフェイスと比べて飛ばないので、力の弱い人には向かないでしょう。
- オーバーサイズ…オールラウンドプレイに向いている。
- スーパーサイズ…力が弱い、筋力が少ない人、コンパクトスウィングの人向き。
フェイスが大きい分、ガットのたわみができやすく、楽にボールを飛ばすことができます。ラリーを続けるなど、コントロール力をつけたい人におすすめです。
ボールを引き込むときに打球パワーを若干吸収してしまうので、ボールスピードが鈍くなりやすいです。スィートスポットから外れるとブレが大きいですが、パワーがあり、コントロール性の高いプレイヤーになると、攻撃的なショットを打つことができるでしょう。
ラケット本体の重さとバランス
ラケットが軽いと素早い動きができますが、強いボールが打ち込まれた場合、打ち返すことができません。
重いラケットは、腕力のある人なら強く攻撃的なショットを打つことができますが、ラケットが重たい分、扱いが難しく長期戦になると疲労がでやすくなります。
ラケットは自分の体に合ったプレースタイル、筋力、体力を総合的に考えて選ぶ必要があります。
初心者の専用コーナーにあるラケットで実際に持ってみて、無理のない重さのものを選びましょう。目安として、軽量タイプのラケットは245~280gです。男性の初心者は約270~280gのラケットをおすすめします。
フレームの厚さ
フレームは、ボールを受け止めるガットが張ってある丸い部分になります。
厚いものは約30mm、薄いものは約17mmです。フレームが厚いほどボールが飛びやすく、薄いほど飛とびにくいです。
ラケットの先端部分に厚みがあるフレームは、先端に重さがあるので、スウィングしたときに遠心力で強い打球になります。
スイートスポットに厚みがあるフレームは、適度な反発力と面の安定性があります。グリップに近く一番薄いフレーム部分のシャフトが細いとラケットがしなりやすいので、コントロール性が高くなります。
初心者は、厚めか中厚のものを選ぶとよいでしょう。
ガットの張り方
ガットはストリングスともいい、張り方をストリングパターンといいます。縦糸と横糸で本数を変えることによって、ボールの飛び方が変わります。「縦糸16×横糸18」または「縦糸16×横糸19」が一般的な本数になっています。
ストリングパターン
ストリングパターンが細かいと自分の思い通りに打ちやすく、ボールの飛びを抑えてコントロールしやすくなります。細かいストリングパターンは、中級~上級者向けです。
初心者は、粗いストリングスパターンがおすすめです。ボールの打球感がよくなり、ボールをしっかり捉えている感覚になります。
また、スイートスポットが広がり、スピンがかけやすくなります。難点は、ガットに負担がかかり、切れやすくなることもあるので注意が必要です。
ガットの張り上げテンション
ガットを張る強さをテンションといいます。自分に合ったガットのテンション選びは大切です。自分の筋力やプレースタイルに合ったガット選びをしないと、プレイにも影響がでます。
テンションの強さは、一般的に次のように分けることができます。
- 低いテンション(~46ポンド)
- 普通のテンション(47~52ポンド)
- 高いテンション(53ポンド~)
高いテンションだとラケットへの締付けが強くなるので、ラケットが壊れやすいという点があります。
ガットのテンションを決めるときは、テンションによる打球への影響、使用しているガットの種類を考慮しましょう。打球は ボールの飛びやすさ、スピンのかかりやすさ、コントロールに影響があります。
低いテンションは、ボールがガットに当たった時にたわみが強くなるため、より反発しやすくなります。ボールがガットに接地している時間も長いため、スピンも比較的かかりやすくなります。
普通のテンションは、ボールが飛びやすさやスピン性能、コントロールのバランスがよいので、初心者の人は、普通のテンションを選択するのがよいでしょう。
高いテンションは、ガットの張りが強いと反発力が弱くなるため、ボールが飛びにくくなりますが、その分コントロールがよくなります。ストロークを力強く打ちたい人は、高いテンションでガットを貼るのがよいでしょう。
グリップの太さと握りやすさ
グリップとはラケットを握る部分のことです。日本で発売されているラケットのグリップの規格は「1」「2」「3」「4」で、数字が大きいほど太くなります。
グリップを太くするメリットは、手首の稼動域が狭くなり、無駄な動きが少なく、安定したストロークを打てるようになることです。
グリップを細くすると、手首の稼動域が広くなり、ドロップショットなどの繊細なショットが打てるようになります。一般的には、男性は「3」が一番多く、女性は「2」を使う人が多いです。
サイズは、グリップを握って指1本余るくらいが目安です。手の大きさも関係するので、人より手が大きいと思う人は太めを選び、手が小さい人は細めを選ぶとよいでしょう。
グリップ選びに不安があれば、少し細めを選んでグリップの上からグリップテープを巻くことによって、太さを調節することもできます。
ラケット本体の長さ
従来のラケットの長さは27インチ(約68.5cm)でしたが、それよりも0.5インチから1インチ(約2.5cm)長いラケットのことをロングボディ・ラケット、長ラケなどと呼ばれています。
体の正面に来たボールに対しては対応しにくいといったデメリットもありますが、日本人は小柄なため、長めのラケットが主流になっているので、27インチ以上のものを選ぶのが無難でしょう。
長ラケは、遠いところへ飛んだボールを打ちやすく、サーブのときに強いボールを打つことができ、高い打点でサーブを打ちやすくなるというメリットがあります。
ラケットメーカー別の特徴
テニスラケットを選ぶ場合、初心者の人はどのメーカーがよいのかわからないでしょう。最初のラケット選びには苦労すると思いますので、初心者におすすめのメーカーの特徴を解説しましょう。
プロも愛用するウィルソン
ウィルソンはアメリカ合衆国シカゴあるスポーツ用品製造企業です。
ウィルソンのテニスラケットの特徴は、扱いやすいテニスラケットが多く、フェース面積やウェイト、ストリングパターンなど組み合わせの種類が豊富にあります。
錦織圭やロジャー・フェデラーなどの有名選手も愛用しています。
レベルとしては初級から上級、プロ選手までどのようなレベルの人にも選びやすいのが魅力で、他メーカーと比べてもその品揃えの豊富さと基本をおさえた性能の高さに人気があるメーカーです。
日本メーカーのヨネックス
ヨネックスは、日本メーカーならではの技術力の高さがあり、特にバトミントン用品では世界トップレベルの技術力を活かしたものとなっています。この技術力で生み出されたカーボン成形は、他のスポーツ用品の製造にも応用されています。
ヨネックスのテニスラケットの特徴は、商品数も豊富で選びやすいです。
独特な卵型形状のフェースで、スイートスポットが縦に広く先端でのショットに優れ、大坂なおみやマリア・シャラポアなどの選手が好むほど、魅力的な性能を持つ形状となっています。
初心者から上級者まで使いやすい性能とデザインとなっています。自分に合ったプレイスタイルのラケットを見つけることができます。
初心者から上級者まで使えるバボラ
バボラはフランス・リヨンに本社を置く老舗のラケットスポーツ専門メーカーです。
初心者にも優しい設計で、振動や打球感を調整してくれるハイテクなテニスラケットといわれています。独自のウーファー機能で、全体が引っ掛かることなく自由にガットが動き、スピンもかけやすいので、スピン重視の人からも好まれます。
バボラは、初者向けのラケットとして有名で、優しさだけではなく、しっかりとした性能は広く知れ渡っています。ピュアドライブのシリーズは、初級者から上級者までそれぞれのレベルのプレイヤーが使いやすいのが特徴です。
ラケットに個性があるヘッド
世界的に有名なヘッドは、オランダのスポーツ用品、衣料メーカーです。テニス用品を取り扱うようになったのは1969年の老舗メーカーです。
ヘッド独自のマイクロジェルをフレームに採用し、強度としなりのある柔らかさを両立させ、ボールの食いつきがよく、ボールを押す感覚がはっきりと得られるため、コントロールもしやすく、プロテニスプレイヤーも多くの選手が愛用しています。
ヘッドは、ラインナップごとにコンセプトが異なり、個性がはっきり出るためプレースタイルに合わせた選び方ができ、中級者や上級者などレベルの高い人向けのラケットです。
初心者が使えないことはありませんが、テニスラケットの性能を活かしきれない可能性もありますので、上達してから考えた方がいいでしょう。
持っておきたいラケットバッグ
ラケットの使用後は手入れをして、適した場所に保管しましょう。大事に扱うことでラケットの性能を維持することができます。
また、ラケットを保護するラケットケースも重要になってきます。ラケットの持ち運びにはラケットバッグが便利なので用意しましょう。
ラケットを保護するためにも必要
ラケットを保護するためには、ラケットケースやラケットバッグが必要です。ラケットを保護することで性能を損なわずに使い続けることができます。
基本的にテニスラケットに寿命はありませんが、消耗・劣化し、ヒビなど入ってしまうと、修理しなければ使えなくなります。使用時に違和感を感じるようになると、本来のパフォーマンスを維持できていないことから、ラケットを交換する必要があります。
ラケットを長く使っていきたいと思うなら、テニスラケットの手入れをしましょう。テニスラケットの寿命を少しでも延ばし、常に高い性能を維持し続けるためには、使うたびに手入れをし、ヒビなどを発見すれば、すぐに修理に出すことで劣化を防ぐことができます。
持ち運びの利便性が上がる
移動が多い場合は、ラケットケースやラケットバッグに入れておくと持ち運びに便利です。
ラケット以外にタオルや着替えなど他に荷物もあります。合宿などの参加する場合などは大きなバッグがあるとよいでしょう。
荷物量や移動手段に応じたラケットバッグ
ラケットの本数やラケット以外の荷物の量や移動手段に応じて、ラケットバッグを選びましょう。ラケットは、すぐガットが切れてしまうような人はラケットを複数本持っている必要があります。
トートバッグタイプ
普通のトートバッグと変わらないくらいのサイズ感で、ラケットは1~2本ほど収納可能です。
ある程度の荷物とテニスラケットを持ち運べるので、気軽にテニスを楽しむ程度であれば十分使いやすいでしょう。
トーナメントタイプ
トッププロテニスプレーヤーが試合遠征に持っていく肩に掛けるタイプですが、最近は、小ぶりのもので普段使いも出来るデザインのものが増えています。
バッグの中では最も容量が大きく、テニスラケットは複数本入り、シューズや着替え、ペットボトル、ボールなどを入れても十分な容量を持っています。
リュックタイプ
ラケットがそのまま入る形で、 ラケットは6〜15本収納できるタイプまであります。
シューズや着替え、タオル、ペットボトルなどを入れることができるので、家や通勤場所から練習場所を行き来する程度であればこれで充分でしょう。
両肩に掛けるので、両手が自由に使え、電車移動でも邪魔になりにくいメリットがあります。
バックパックタイプ
ラケットは1〜2本の収納で、リュックタイプほど荷物を入れる必要がなく、ラケット、シューズが収納できる大きさでいいなら、バッグパックタイプがおすすめです。
見た目も普通のリュックと変わらないものが多いので、普段使いのバッグとしても使え、会社帰りにテニスをする場合でも使えます。
自立式タイプ
自立型はリュック型より大きく、トーナメント・ツアーバッグより小さく、中間程度の大きさです。
1~2本のテニスラケットが入りシューズや着替え、タオルなどを入れることができます。メリットは自立するのでキャリーケースのように立ち、テニスラケットの出し入れが便利です。
また耐久性や撥水性が高いものが多いので、テニスラケットの保管用のバッグとしても利用できます。自立式タイプは様々あって、リュック型のものもあります。
自分に合ったラケット選びは上達への一歩
錦織圭選手、大坂なおみ選手と日本人選手が世界の舞台で活躍し、テニスは空前のブームです。テニス観戦していると、自分もテニスをやってみたいという人も多いのではないでしょうか。
仲間づくりやコミュニケーションのきっかけにもなるテニスは、少人数でも多人数でもできるので、試合、練習、健康維持などシーンに応じて、いろいろな楽しみ方ができることも魅力の一つです。
テニスは上達すればどんどん面白くなります。自分にあったラケットを見つけましょう。こちらの記事では美人テニスプレイヤーをご紹介しています。憧れの選手を見つけて、どんなラケットを使っているのか、どのようなデザインがあるのか参考にしてみましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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