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ベースプリアンプおすすめ8選徹底比較!つなぎ方・選び方

ベースプリアンプおすすめ8選徹底比較!つなぎ方・選び方

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ベースを弾くことに慣れてくると、次のステップとして音作りのための機材が欲しくなるものです。

エフェクターやアンプ等様々な音作り用の機材がありますが、まずは何を揃えればいいのでしょうか?

本記事では、ベースの音作りにプリアンプが欠かせない理由や、絶対に外さない定番ベースプリアンプをご紹介します。

ベースの音作りに悩んでいる方や、手軽にプロのような音作りがしたい方はぜひ参考にしてください。

ベースプリアンプとは?

名前を聞いたことはあっても、プリアンプの役割を正確に把握している方は少ないのではないでしょうか。

この項では、ベースプリアンプの役割や種類、使用するメリットを解説します。

ベースプリアンプと種類

普段練習スタジオや自宅で使うベースアンプには、「プリアンプ」「パワーアンプ」「スピーカー」という3つの機能が搭載されています。

簡単に説明すると、プリアンプは音作りをする機能、パワーアンプは作った音を増幅させる機能、スピーカーは音を出す機能です。

べースプリアンプとは、ベースアンプの「プリアンプ」機能を取り出した物と考えていただいて問題ありません。

つまり、ベースプリアンプはベースの音作りをするために必要なのです。

ベースプリアンプには、上述の(1)ベースアンプ内蔵のプリアンプ、(2)ベース内蔵プリアンプ、(3)アウトボードプリアンプと大きく3つに分けられます。

(2)ベース内蔵プリアンプは、アクティブベースの中に入っている電池で動くプリアンプのことです。

アクティブベースについては、こちらの記事で画像と共に解説してます。

本記事では、(3)アウトボードプリアンプをプリアンプと呼び、詳しくご紹介していきます。

ベースプリアンプを使うメリット

わざわざベースプリアンプを使わずとも、アンプで音作りをすればいいじゃないかと思う方もいるでしょう。

確かに、自宅や使い慣れた練習スタジオであれば、それでいいかもしれません。

しかし、初めて行くライブハウスや練習スタジオでは、いつも使っているベースアンプが置いてあるとは限りません。

せっかく練習で満足のいく音作りができても、本番のアンプが違って音が変わってしまったら勿体ないです。

そこでベースプリアンプがあれば、アンプに左右されにくい音作りができます。

事前に作った音とほとんど同じ音というのは安心ですね。

ベースプリアンプの選び方

ベースプリアンプの重要性についてご理解いただけたかと思います。

この項では、実際にベースプリアンプを選ぶときのポイントや選び方についてまとめました。

プリアンプでどんな音作りをしたいか

まずは、自分がどんな音を出したいかによってベースプリアンプを選びましょう。

癖のないクリーンなサウンドがいいのか、パンクやロックらしい歪んだ音がいいのか。

中音域の温かみのある音がいいのか、ドンシャリ系の輪郭がはっきりした音がいいのか。

演奏する曲によって出したい音は違うかと思いますが、どういう傾向の音が好みか把握した上で探すと、好みのプリアンプが見つかりやすいです。

プリアンプ毎に音の得意・不得意があるので、自分の出したい音が出せるかどうかを第一優先で考えましょう。

欲しい機能がついているか

ベースプリアンプには、イコライザー(※)で音作りをする以外の機能を持った物も多いです。

例えば、DI(※)機能やエフェクターの機能を搭載したものもあります。

DI機能を簡単に説明すると、プリアンプで作った音をそのまま出力できる機能のことです。DI機能があれば、ライブハウス毎のアンプで音作りに悩まされる心配がありません。

また、オーバードライブ等のエフェクト機能があれば、プリアンプ1つで音作りが事足りる場合もあります。

既にプリアンプを持っている方は、今持っているプリアンプにはない機能を探してみるのもいいですね。

※DI…ベースから出力された信号をミキサーに送るための機材のこと。ベースアンプにDIが内蔵されているものも多い。

※イコライザー…周波数を変化させて音を変化させる音響機器のこと。具体的には、アンプやプリアンプに付いているTreble、Mid等のツマミや、40Hz、120Hz等のツマミのこと。

ベースプリアンプのつなぎ方

ベースプリアンプを使うときの、ベースやアンプとのつなぎ方も押さえておきましょう。

プリアンプやエフェクター全てに言える基本ですが、シールドはインプットからアウトプットへつなぎます。ベースがインプット側、最後につなぐベースアンプがアウトプット側です。

ベース・プリアンプ・アンプの3つをつなぐ場合は、ベース→プリアンプ→アンプの順につなぎます。

もし他のエフェクターをつなぎたい場合は、音の癖が強いものを最後(アンプ側)に繋いだ方がうまくいきます。

例えば、プリアンプと歪み系エフェクターをつなぐ場合は、ベース→プリアンプ→歪み系エフェクター→アンプといった具合です。

ただし、ベースプリアンプには、絶対にこれが正しいというつなぎ方はありません。

何通りかつないでみて、自分の出したい音に近い音が出せれば問題ないので、気楽に取り組んでみましょう。

ベースプリアンプおすすめ8選徹底比較!

ここからは多くのベーシストに支持される、人気のベースプリアンプを厳選してご紹介します。

プリアンプ毎の性能や音色を比較してみたので、選ぶ際の参考にしてください。

Aguilar / Tone Hammer

元々アクティブベースに内蔵されていたOBP-3という人気プリアンプを、アウトボード用に発売したのがこの商品。

バンドアンサンブルで重要と言われる中音域を得意とし、細すぎず太すぎない丁度良い音を出してくれます。

様々なジャンルの楽曲を演奏するベーシストも、このプリアンプが1つあれば、大分カバーできるでしょう。

また、イコライザーの効きが良いと評判で、ツマミ調整で色々な音に変化してくれます。

ベースの元々の音を活かしながら、幅広い音作りが楽しめるベースプリアンプです。

AMPEG / SCR-DI

AMPEGは、1960年代からアンプを制作している老舗メーカーです。

アンペグサウンドと呼ばれる、長く愛され続けるベースサウンドを簡単に作ることができます。

通常のBass、Mid、Trebleのツマミに加え、Ultra Lo(ウルトラ・ロー)、Ultra Hi(ウルトラ・ハイ)という2つのボタンを装備。

Ultra Loをオンにすると超低音域を、Ultra Hiをオンにすると超高音域を増幅させることができ、豊かなサウンドメイクが可能です。

また、Scramblerという歪み系の機能が付いており、オーバードライブ等のエフェクターとしても使えるのも魅力です。

DARKGLASS / Microtubes B7K Ultra

DARKGLASSは、ベーシストDouglas Castroが2009年に設立したメーカーです。

創設者がベーシストということもあり、ベース用のアンプやエフェクターを中心に発売しています。直接プリアンプを見ていただければわかりますが、豊富なツマミで細かな音の調整が可能です。

Microtubes B7K Ultraの特徴は、DISTORTIONという歪みペダルがある点。

ペダルを踏めば、エフェクターのように演奏中でも歪み系サウンドに変えることができます。

歪み系サウンドが好きなベーシストにおすすめのベースプリアンプです。

EBS / Micro Bass II

ベースアンプで有名なEBSから出ている、人気のベースプリアンプです。

正面右にはA・Bという2つのインプットが付いており、ペダルによって切り替えることができます。正面左のMUTEペダルは、押すと文字通り音が出なくなる仕組みです。

Micro Bass IIが大きく評価されているのは、他のプリアンプにはあまり見ない、50Hz~2kHzの音域調整ができる点です。

手持ちのプリアンプでは理想の音が出せないと感じている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

EDEN / WTDI

つなぐだけで良い音になると言われるEDENのベースプリアンプです。

1音1音はっきりと輪郭のある音になるので、安定したクオリティのサウンドが手に入ります。

有名なTECH21 Sansamが歪み系の独特なサウンドになるのに対し、EDEN WTDIはあくまでクリーンなサウンドなのがポイント。

また、2万円~3万円台のベースプリアンプが多い中、1万円台で手に入るのも嬉しいですね。

コストパフォーマンスに優れた、初心者ベーシストにもおすすめできる1品です。

HAO / BASS LINER

オーロラブルーのボディが印象的な、HAOのBASS LINERです。

原音重視のプリアンプで、ベース本来の音を活かしつつ、上げたいポイントだけを上げることができます。

加えて、音色を変えずに音圧を上げる、ブースターとしての使い方もあります。

STRAIGHTENERの日向秀和や、THE BACK HORNの岡峰光舟といったプロベーシストも愛用しているプリアンプです。

MXR / M80 BASS D.I.+

TECH21 Sansampと合わせてベースプリアンプの2大巨頭とされる、大人気のベースプリアンプです。

中音域をカットした、いわゆるドンシャリと呼ばれる音域を得意としています。

TECH21 Sansampに比べると、歪みが少ないクリーン寄りのサウンドであることがわかります。

もちろん、DISTORTIONペダルを踏めば歪み系のサウンドにも対応。手頃ながら文句なしのコストパ最強ベースプリアンプです。

TECH21 / Sansamp BASS DRIVER DI V2

通称サンズと呼ばれる、ベースプリアンプの大定番です。

初心者からプロまで愛用者が多く、簡単にプロ仕様のロックなサウンドが作れる優れもの。

ドンシャリの中でもダークな音色が特徴的で、一度聴いたら虜になること間違いなしです。

ただし、どのベースに繋いでもSansamp独特の音になってしまうので、楽曲によっては使い分けが必要かもしれません。

ベースプリアンプで多彩な音作りを!

いかがでしょうか。

ベースプリアンプの役割とおすすめモデルをご紹介しました。

どれも多くのベーシストに愛用されている人気プリアンプなので、あとは実際の音を聴き比べて選んでみましょう。

ベースプリアンプを活用して、色々な音作りを楽しんでくださいね!

また、こちらの記事ではベース用ヘッドアンプのおすすめモデルを紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

Reika Sato /
ビギナーズ編集部 ライター

大学時代は軽音サークルでベースを担当。カフェラテの摂取量に定評のあるカフェイン中毒。趣味はグルメ漫画とミステリー・SF映画鑑賞。

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