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『【推しの子】』の伏線を徹底考察!犯人や父親、謎の少女の正体は?

『【推しの子】』の伏線を徹底考察!犯人や父親、謎の少女の正体は?

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

赤坂アカが原作を、横槍メンゴが作画を務め、推しの子に転生した主人公の復讐劇を描く漫画『【推しの子】』。2020年から連載を続けている本作は、2023年にアニメ化もされ大きな話題となりました。

そんな『【推しの子】』で重要なのが、謎の数々と張り巡らされた伏線です。そこで今回は気になる『【推しの子】』の謎を、徹底考察していきます。

【星野アクア・ルビー編】『推しの子』の伏線を徹底考察

【星野アクア・ルビー編】『推しの子』の伏線を徹底考察

ここでは、『【推しの子】』の主人公である星野アクアとルビーに関する伏線を徹底考察しています。

アクアとルビーの父親の正体

星野アクアを殺した事件の黒幕は、アクアとルビーの実の父であるとされています。

現在、アクアとルビーの父親に関して判明していることは、以下のとおりです。

  • 芸能業界にいる
  • 劇団ララライのワークショップで星野アイと出会った
  • アイが当時16歳だったころの容姿が中学生くらい
  • 星野アイと父親は仲違いしたわけではない

様々な考察が飛び交う中、ついにアクアとルビーの父親らしき最有力候補が登場しました。

【死亡済み】姫川大輝の父・上原清十郎

アクアは片っ端から芸能界の怪しい人物のDNA鑑定をおこない、上原清十郎という人物が自分の父親だという情報をつかみます。上原清十郎は俳優・姫川大輝の父でもあり、アクアとは異母兄弟です。

しかし、姫川から上原清十郎がすでに自殺したことを知らされ、アクアの復讐が終わりを告げたと思いきや、大きな矛盾が発生しました。

星野アイが殺されたのは引っ越し後ですが、上原清十郎が自殺したのは引っ越し前です。死んだ人間が引っ越し先の住所を知る方法はなく、時系列的にありえません。

また、DNA鑑定については上原清十郎の妻が別の男性と子どもを作っていれば、アクアの父親でないことをが証明されます。

つまり、アクアやルビーの父親が上原清十郎とはなりません。

【最有力候補】カミキヒカルが父親の可能性

アクアとルビーの父親候補として現在最有力候補なのが、カミキヒカルです。

カミキヒカルは劇団ララライのOBで、現在は引退しています。見た目がアクアそっくりで、目に星を宿している特徴も重なっているので、父親の可能性は極めて高いです。

劇団ララライに所属していた頃の星野アイがカミキと接触していたり、アイが妊娠した当時は15歳の中学生だったりと、父親のポイントとよく被っています。

十中八九、アクアとルビーの父親はカミキヒカルでしょう。

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アクアとルビーに接触した謎の少女の正体

『推しの子』では、アクアとルビーの目の前に度々謎の少女が登場します。

この少女の正体は、未だ判明していません。しかし彼女は、アクアとルビーの転生や星野アイの転生がないことなど、知りえない情報を持っていました。

『【推しの子】』のキャラクターで、アクアとルビーが転生者であると知っているのは当人だけです。つまりそれを知り、ゴローが殺された当時の真相も知っている少女は、ただの人間ではない可能性が高いでしょう。

少女が初めて登場した宮崎県高千穂には、実際に芸能の神を祀る有名な荒立神社があります。芸能の神・アメノウズメは女神です。

ルビーが闇堕ちした際に、片目に宿っていた星が両目に出現していました。詳しくは後述しますが、目の星は芸能活動にも大きく関係していると思われています。

もしかしたら謎の少女の正体は芸能の神で、ルビーをより優秀な女優にするため、芸能界でのし上がらせるために闇堕ちさせたのかもしれません。

少女が連れているカラスの正体は?

謎の少女は大量のカラスを連れており、それが神々しいといわれる1つの理由でもあります。上で解説したアメノウズメが登場する神話で、有名なのが「岩戸隠れ」です。

「岩戸隠れ」では天の岩戸に隠れた天照大神を、アメノウズメが踊りで誘い出したと語られています。そんな関係の深い天照大神には、遣いとして3本足のカラス「八咫烏」がいたのです。

そのため謎の少女の周りにいるカラスは、神の遣いなのでしょう。

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アクアやルビーなどの目に宿る星の意味

『【推しの子】』では、特定のキャラクターの目に星が宿っています。片目だけのキャラもいれば、両目に宿っているキャラもいます。

現時点で目に星を宿すキャラは、以下の通りです。

星野アイ 両目
星野アクア 右目→両目
星野ルビー 左目→両目
黒川あかね 両目
カミキヒカル 両目
片寄ゆら 右目

未だ目の星の意味については明記されていませんが、出現した状況やキャラクターの特徴から、以下の意味があるのではないかと考えられます。

目に宿る星はカリスマ性や感情の起伏を表している?

目に宿る星は、キャラクターのカリスマ性や感情の起伏を表現しているのではないでしょうか。

遺伝の可能性もあるアクアとルビーを除き、最初から星があった人物はカリスマ性があります。アイは伝説のアイドルでカミキヒカルはそんなアイが惹かれた人物、片寄ゆらは大女優でした。

そして特徴的なのが、目の星は数や色が変わる点です。

途中から片目から両目に星が変わったアクアですが、そのなかで彼の目の星は一度なくなっています。自分の父親がすでに亡くなっていると思い、復讐の終了を感じたシーンでした。このときアクアから、強い意志がなくなったように思います。

ルビーの星は、闇堕ちした次の瞬間に両目に増えており、色も黒くなっていました。

またあかねは演技によって、アイの星を再現しています。そのため心理的な理由で、星の色や数が変化するのは間違いないでしょう。

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アクアとルビーがおこなう復讐方法

アクアとルビーは、星野アイを殺した犯人に復讐しようと行動しています。

ルビーは単純に相手を追い詰めて殺そうとする単純な復讐ですが、アクアは一味違う復讐方法だと思われます。なぜなら、アクアは映画「15年の嘘」で復讐を遂げようとしているからです。

アクアがどんな復讐方法をとるのかは不明ですが、「世間的に殺す」「思考自体を否定する」あたりが妥当でしょう。

カミキヒカルは、価値ある命を奪って自分の命に重みを感じることを目的に、人を殺しています。おそらく、星野アイも同じ理由で殺したはずです。

アクアはそんなカミキヒカルの思考を否定し、生き甲斐を失うことで復讐を果たそうとしているのではないでしょうか。

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アクアが手にした復讐相手を追い詰めるカード

アクアは、復讐相手であるカミキヒカルを追い詰めるカードが揃ったと口にしています。

カードがどんなものなのか不明ですが、本来なら不可能だった計画が実現可能になったことを考えると、それなりの重要なものだと考察できます。

アクアは、映画「15年の嘘」で復讐しようとしています。言い換えると、映画「15年の嘘」は幼少期だと実現不可能で今は実現可能になったということです。

つまり、アクアが言う“カード”とは、人脈のことをを指しているのではないでしょうか。映画監督や役者など、公開できる算段がついたからこそ、実行に移したと思われます。

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アクアが有馬かなに執着している理由

アクアは、何かと有馬かなに執着しているシーンが多いです。

単純な考察だと、に有馬かながアクアの好みで、復讐について何も知らないからこそ気兼ねなく話せて居心地がいいと見て取れます。

復讐材料に利用しようと考えているケースもありますが、スキャンダルを起こさないよう徹底しているアクアの様子を見ると、復讐に巻き込む気はなさそうですね。

アクアが諦めていた役者の道を、有馬かなが引き戻してくれた経緯から、執着しているようにも思えます。いずれにせよ、何かしら特別な感情を抱いているのは確かです。

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アクアがアイのスキャンダルを公表した理由

『【推しの子】』105話にて、有馬かなのスキャンダルを隠すために、アクアは自分がアイの子供であることをマスコミに公表しました。

この事実にファンは驚き、ルビーから反感を買ったものの、スキャンダルを見事隠すことに成功しました。

ただ、アクアが事実を公表した真意は、他にあったようです。もちろん、かなのスキャンダルを止めたい気持ちもあったと思いますが、それ以上に復讐材料に情報の公開が必要だったと考察できます。

アクアは事実を公表したことでもう復讐の後戻りはできないと語っており、あかねも「もう止まらないんだね」と話していました。情報を公開したことで、アクアは非情な復讐の道しか選べなくなったのでしょう。

また、「お前(ルビー)がこの世界でやっていく為」という発言から、アクアがいなくなったあともルビーがアイドル活動を続けられるようにする意味もあったと考察できますね。

ゴローの死体が長年見つからなかった理由

ゴローは星野アイの出産日当日、アイのストーカーによって刃物で刺されて崖から突き落とされ、殺されています。ただ、ゴローの死体はアクアとルビーが16歳になるまで、つまり16年間誰にも見つけられていません。

病院内でもゴローは特に嫌われている様子もなく、産婦人科医として仕事をこなしています。そんなゴローが長期無断欠勤をして、心配しない人は少ないでしょう。

考察として最も有力なのは、誰かが死体を移動させた説です。発見場所が違うので、おそらく犯人がゴローの死体を移動して見つけづらくしたのでしょう。

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【星野アイ編】『推しの子』の伏線を徹底考察

【星野アイ編】『推しの子』の伏線を徹底考察

ここでは、アクアとルビーの推しであり、母親であるアイドル・星野アイに関する伏線を徹底考察しています。

犯人が星野アイを殺した理由

星野アイを殺した犯人は、熱狂的なファンのリョースケです。リョースケは星野アイが妊娠したことを知り、逆上して殺害を実行しました。

実行犯はリョースケですが、「星野アイが妊娠していること」「別の自宅へ引っ越ししたこと」などは世間に公表していません。つまり、リョースケに情報を提供した真犯人がいるということです。

アクアはこの真犯人を父親だと考え、現在最有力候補のカミキヒカルに復讐しようと奮闘しています。

カミキヒカルが星野アイを間接的に殺した理由は、おそらく自分の生き甲斐を実感するためです。才能ある命を奪って自分の命の重さを知る、そんな生き甲斐を感じようと、カミキヒカルは星野アイを殺したのだと考察できます。

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アクアとルビー宛に残したDVDについて

星野アイは、アクアとルビー宛にDVDを残しています。

このDVDが非常に不可解で、現状以下のことが判明しています。

  • アクアとルビー用に2枚残した(内容は別)
  • 五反田泰志にDVDを託した
  • アクアとルビーが15歳になってから見せるよう伝えた

このDVDを見て、五反田泰志は映画「15年の嘘」を撮る気になり、アクアも復讐をやり遂げる決意をしています。

また、アクアがルビーを庇って何かを1人で背負い込もうとしている様子を見るに、DVDの内容はかなり重要な情報が隠されているのでしょう。

おそらく、父親のことやB小町に関することが伝えられていると考察できます。

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【黒川あかね編】『推しの子』の伏線を徹底考察

【黒川あかね編】『推しの子』の伏線を徹底考察

ここでは、劇団ララライのエース・黒川あかねに関する伏線を徹底考察しています。

黒川あかねの死亡フラグ

黒川あかねには、様々な死亡フラグが立っています。初登場エピソードでは自殺を図ったり、歩道橋から突き落とされたような描写があったりなどです。

また、黒川あかねはカミキヒカルに白いバラを贈られています。才能のある命を奪うのがカミキヒカルの生き甲斐なので、黒川あかねは命を狙われている可能性が高いです。

おそらく、カミキヒカルは狙った人物に白いバラを贈っているのでしょう。実際、星野アイが殺されたときも、リョースケは白いバラを持っていました。

犯人に近づきすぎたせいなのか、単純に才能が買われたのかはわかりませんが、どちらにせよ死亡フラグが立っていることには変わりありません。

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黒川あかねが星野アイの生まれ変わり説について

目に星を宿した経緯から、黒川あかねは星野アイの生まれ変わりだという説が出ていました。

しかし、謎の少女が「アイの魂は既に消滅している」と言及していたので、黒川あかねが星野アイの生まれ変わり説はないと思われます。

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映画「15年の嘘」インタビュー映像に黒川あかねがいない理由

『推しの子』1巻で映画「15年の嘘」インタビュー映像が登場しますが、出演者であろう黒川あかねが登場していません。そのため、黒川あかね死亡説が浮上しています。

星野アイ殺害の真実を知りすぎたために殺されて、黒川あかねがいない可能性が考察できます。有馬かなが「天才だってナイフで刺されたらお陀仏」と言っており、黒川あかねを指しているのではないでしょうか。

ただ、インタビューでMEMちょもうつっていないので、単純に黒川あかねが主役級の演者から外れた可能性もありますね。

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ブックライブ

【その他】『推しの子』の伏線を徹底考察

【その他】『推しの子』の伏線を徹底考察

ここでは、『【推しの子】』全体に関する伏線を徹底考察しています。

映画「15年の嘘」の内容

「15年の嘘」は、アイの人生を現代の役者で再現するドキュメンタリー映画です。

最初は攻めすぎの内容に難色を示していた製作陣ですが、企画にアクアも関係していると知り肯定的になりました。

台本を読んだ不知火フリルは、文字からアクアが映画で父親を殺そうとしていると感じます。それほどまでに、アクアの復讐心が込められた映画のようでした。

製作陣、監督、役者とそれぞれの思惑が交錯する「15年の嘘」で、犯人役を演じるアクアがどのような行動を取るのかに注目です。

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映画「15年の嘘」インタビュー映像について

1巻では各話の冒頭に、「15年の嘘」に関するインタビュー映像が描かれていました。

「15年の嘘」の内容も明かされていなかったなかでのインタビュー映像ですが、多くのキャラクターの発言と言動に気になる点がありました。内容をまとめると、以下のとおりです。

発言
星野ルビー 女優初挑戦の意気込み
斉藤ミヤコ アクアとルビーについて
ドルオタ 星野アイについて
五反田泰志 映画「15年の嘘」について
有馬かな 女優としての評判
不謹慎+あーくん発言
幼稚園職員 アクアとルビーの幼稚園児時代について
斉藤壱護 星野アイについて
星野アクア 「演じることは復讐」と公言
星野アイ アクアとルビーに向けたビデオレター

「15年の嘘」の想定キャストには、黒川あかねの名前がありました。しかしインタビュー映像がなかったため、キャスト決めから公開までに、死亡したのではと考えるファンも多いです。

またインタビューにて、有馬かなは「天才だってナイフで刺されればお陀仏」と発言しています。

かなは不謹慎だと言っていたこの発言は、アイに対する言葉でしょう。しかしあかねの不在を考えると、このセリフは暗にあかねの状況を示している可能性もあります。

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タイトルに【】が付く理由

『【推しの子】』のタイトルには「【】」がついており、正式にはこの括弧は二重になっています。

原作者の赤坂アカは過去のインタビューにて、『【推しの子】』には2つの意味が込められていると語っていました。それが「アイドルを推す人間」と「推しの子供になる」という意味です。2つの意味があるため、「【】」は二重なのでしょう。

また「【】」が付く理由に関しては、今後演出で使用する予定があると語っていました。

「【】」は「隅付き括弧」と呼ばれる括弧です。タイトル以外で隅付き括弧が使用されたのは、役者を「【役者】」と表記した際と、インタビューで役職を表記した際でした。

隅付き括弧は、強調をする際に使用されます。そのため今後重要な要素になるのは、間違いないでしょう。

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ストーリーの最終結末

ストーリーの最終結末ですが、どんな形であれ、アクアの復讐は果たされるでしょう。

ただ、アクア自身は医学部受験も視野に入れていたことから、芸能界を引退して前世の夢だった外科医の道へ進む可能性が高いです。アクアが有馬かなと黒川あかねのどちらと付き合うのかも見逃せませんね!

ルビーに関しては、夢だったトップアイドルを目指し続けると思われます。もしかしたら、ドーム公演を果たすかもしれません。

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『推しの子』の伏線や考察を知ったうえで漫画を読もう

『推しの子』の伏線や考察を知ったうえで漫画を読もう

『推しの子』の伏線や考察を知ったうえで漫画を読むと、違う視点から物語を楽しめます。また、細かい部分までチェックすれば、新しい伏線が見えてくるかもしれません。

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こちらの記事では、『推しの子』が読めるおすすめ漫画アプリをまとめています。ぜひあわせてチェックをしてみてくださいね。

まとめ

ダークな復讐劇が見どころの『【推しの子】』ですが、復讐に至るまでにはまだまだ謎があります。展開を予想しながら物語を楽しめるのも、本作の魅力です。

伏線を考察しながら、すべての真実が明かされるときを心待ちにしましょう。

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こちらの記事では、おすすめの漫画読み放題サブスクをまとめて紹介しているので、ぜひチェックしてください。

青木 圭介 /
ビギナーズ編集部 Aoki Keisuke

エンタメ系ライターとして活動している、青木圭介と申します。好きなマンガ不動の一位は『金色のガッシュ!!』です。

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