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サッカーボールのおすすめは?製法から選び方まで解説

サッカーをするためには、最低でもボールが必要です。ボールといってもその種類は多岐にわたるため、どれを選べばいいかわからない人もいるでしょう。この記事では、サッカーボールの選び方とおすすめのボールを紹介しています。
サッカーボールのおすすめは?製法から選び方まで解説

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サッカーをする場合、サッカーボールは欠かせません。そのため、スポーツショップなどをみてみるとたくさんのボールが販売されています。

この記事では、サッカーボールを選ぶ際の具体的なポイントとおすすめのボールについて紹介しています。

ボールは検定球であるかどうか、使用する人の年齢、土のグラウンドか芝のグラウンドか、など様々なポイントがあるのでぜひ参考にしてみてください。

ボールがなければサッカーは始まらない

サッカーは、ボールさえあれば、楽しむことができるスポーツです。

シューズもソックスもユニフォームがなくてもプレーはできますが、ボールだけは絶対に欠かすことができません。

そのため、これからサッカーを始めようとしている人は、ぜひボールを購入するようにしてください。

サッカーボールの選び方

ボールを購入する、といってもボールの種類は非常に多いため、お店に行ってもどれを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。

せっかく買ったボールがすぐに壊れてしまう、グラウンドに適していないといった事態になるのは避けたいところです。

そこで、ここではまずサッカーボールを選ぶ際のポイントについて解説します。

検定球であるかどうかチェック

サッカーボールには、検定球と呼ばれるボールがあります。これは、その名の通り、検定を受け一定の規格をクリアしているボールのことです。

そしてこの検定球には検定マークがつけられているので、ボールを購入する際はぜひチェックしてみてください。検定球であれば、ボールの質は確保されています。

検定球には、JFA(日本サッカー協会)の検定マークがついたものと、FIFA(国際サッカー連盟)の検定マークがついたものがあります。

それぞれどういったボールなのか、引き続き解説します。

JFA検定球

JFA検定球は、日本サッカー協会の定める規格をクリアしたボールのことです。

JFA検定球は、日本で行われるサッカーの公式戦で使用することが義務付けられています。

FIFA検定球

FIFA検定球は、国際サッカー連盟の定める規格をクリアしたボールのことです。

FIFA検定球には、大きく分けて「FIFA Quality PRO」と「FIFA Quality」の2種類があります。

「FIFA Quality」は、JFA検定球よりも厳しい規格をクリアしたボールのことで、「FIFA Quality PRO」は、それよりもさらに厳しい規格をクリアしたボールのことです。

FIFA検定球は、ワールドカップなどFIFAが主催する試合で使用することが義務付けられています。

レプリカボールとは

JFA検定球やFIFA検定球と同じデザインのボールに「レプリカボール」と呼ばれるものがあります。

これは、デザインこそ同じですが、検定球とは使用されているボールの素材が異なるため、ボールの質は全く違うものです。

そのため、公式戦などには使用することができないので注意してください。自主練習用、観賞用などの使用にとどめるようにしましょう。

ボールのサイズに注意

サッカーボールは、年齢に応じて使用するサイズが異なります。そのため、自身の年齢にあったボールサイズを選ぶ必要があります。

なお、ボールサイズは1〜5号球までの5種類が存在します。

1号球、2号球は、基本的に観賞やサインボールとして使用するのが一般的です。また、リフティングの練習に使用されるケースもあります。

加えて、3号球は幼稚園児などのキッズ向け、4号球は小学生向け、5号球は中学生以上向けとなっています。

引き続き、3号球、4号球、5号球について詳しく解説します。

3号球

3号球は主に幼稚園児などのキッズ年代を対象としたボールです。

競技で使われるボールとしては最も小さいサイズです。

また、ボール自体も重くないので、小さい子供でも扱いやすくなっています。

規格は以下の通りです。

  • 周囲:58〜60cm
  • 直径:19cm
  • 重量:300〜320g

4号球

4号球は、小学生年代を対象としたボールです。

小学生の公式戦ではこの4号球が使用されます。

これよりもさらに大きい5号球を早いうちから使用していると怪我に繋がる恐れがあるので、小学生の間は基本的に4号球を使用するようにしてください。

規格は以下の通りです。

  • 周囲:63.5〜66cm
  • 直径:20.5cm
  • 重量:350〜390g

5号球

5号球は、中学生以上を対象としたボールです。

プロもこのサイズのボールを使用します。

一般的にサッカーボールというところの5号球のことを指します。

規格は以下の通りです。

  • 周囲:68〜70cm
  • 直径:22cm
  • 重量:410〜450g

サッカーボールとフットサルボールの違い

サッカーボールと似ているボールにフットサルボールがあります。

両者の違いは重さと弾み具合にあります。

フットサルボールには、中に綿が詰められており、あまり弾まない仕組みになっています。

また、それに伴い重量も重くなっています。

一方でサイズに関しては、号球が同じであればサッカーボールと同じ大きさです。

サッカーの練習をするために、フットサルボールを購入する、というのはあまり適していないので、サッカーをするのであればサッカーボールを購入するようにしてください。

使用するグラウンド

サッカーボールと一言でいっても、使用するグラウンドに応じてボールは、「芝用」と「土用」に分かれます。

日本では芝のグラウンドが増えてきていますが、練習は土のグラウンドで行なっているチームも少なくありません。

そのため、グラウンドの状況に応じてボールを選ぶ必要があります。

芝用のボール

芝用のボールは、天然ゴムのラテックスチューブと呼ばれる素材を使用しているのが特徴です。ラテックスチューブは伸縮性があり、ボールが跳ねやすくなっています。

芝生の上は比較的柔らかくボールが跳ねにくいですが、ラテックスチューブを使った芝用のボールであれば、しっかりとボールがバウンドするでしょう。

一方で、土のグラウンドは固いので、芝用のボールを使用するとボールが跳ねすぎてしまうので注意が必要です。なお、芝用のボールは使用していくにつれて、ほんのわずかですが空気が抜けていきます。

そのため、使用する前には空気圧を確認し、空気が抜けているようであれば空気入れを行うようにしましょう。

土用のボール

土用のボールは、合成ゴムのブチルゴムやブチルチューブと呼ばれる素材を使用しているのが特徴です。

これらのゴムは衝撃に強いという特徴をもち、土のグラウンドのような固い場所でも衝撃をしっかりと吸収してくれるので、簡単には傷みません。また、ボールが跳ねすぎる心配もありません。

さらに、芝用のボールほど空気が抜けていくわけでもないので、メンテナンスは比較的やりやすいです。一方で、土用のボールを芝生のグラウンドで使用すると、ボールが跳ねないと感じることがあるでしょう。

このように、ボールを使用する場所を考慮して、土用のボールか芝用のボールか選ぶようにしてください。

耐久性

サッカーボールは、日々の練習で使用され、たくさん蹴られるため、使用すればするほど劣化していきます。そのため、少しでもボールの劣化を防げるように、耐久性のあるボールを選ぶようにしましょう。

では、どういったボールが耐久性を備えているのでしょうか。

耐久性に関しては、一般的に手縫い製法のボールが優れているとされています。そのため、購入時には手縫いのボールを探してみてください。

なお、製法に関しては手縫い以外の方法もあります。どのような製法があるのか引き続き解説します。

縫いボール

縫いボールは、ボールの表面のパネルを縫い合わせ、その中にチューブなどを入れる製法のことです。表面のパネルとチューブなどの中身は密着しておらず、それに伴いクッション性を備えています。

一方で、パネルを縫い合わせている部分は固いので、部分によってボールを蹴ったときの感触が異なります。

アセンテック

アセンテックは、パネルをチューブに熱接合しているのが特徴で、手縫いのように表面に継ぎ目が発生しません。

そのため、プレイヤーはボールのどの部分を蹴っても同じ感触で蹴ることができます。また、雨にも強く水を吸い込んでボールが重くなるといったこともないので、常に同じ状態です。

おすすめのサッカーボール

ここからは、おすすめのサッカーボールを3つ紹介します。

定番のボール、公式戦などで使用されるボールを取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。

ペレーダ5000

ペレーダ5000は、サッカーをしている人にとっては、定番ともいえるボールの1つです。

「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)」の公式試合球として使用されているなど、日本国内での使用実績は十分です。

また、サッカーボールらしい白と黒の色合いも特徴です。

AFC 試合球

AFC試合球は、「AFC U23 選手権大会」の試合球として使用されるボールです。

また、メーカーであるmoltenは、サッカーボールメーカーとしてお馴染みであるため、安心して購入することができるでしょう。

価格こそ高いですが、本格的なボールを購入したい人にはおすすめです。

TSUBASA

TSUBASAは、2020年のJリーグやFIFAの各種主催大会の公式試合球として使用されるボールです。FIFA U20女子ワールドカップでも使用されています。

TSUBASAという名前は、日本語の「翼」から採用されており、自由や大志を象徴しています。

まとめ

今回は、サッカーボールの選び方と、おすすめのボールについて解説しました。

サッカーボールは安いものから高価なものまで様々な種類が販売されています。

遊び感覚でサッカーをするのであれば、検定球を購入しなくても構いませんが、試合をする場合、プレーヤーとして上達したい場合などは検定球を購入するようにしましょう。

また、ボールを使用するグラウンドの状況も考慮してください。

こちらの記事では人気のサッカーメーカー・ブランドを紹介していますので、ボールと一緒にぜひチェックしてみてください。

Kzy Shibata /
ビギナーズ編集部 ライター

岡山県出身 フリーライター兼サッカー監督です。 「人間万事塞翁が馬」をモットーとしています。

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