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バイオリンのチューニング方法|初心者でもすぐできる!写真付でやり方を解説

バイオリンのチューニング方法|初心者でもすぐできる!写真付でやり方を解説

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バイオリンのチューニングはバイオリン奏者にとって、正確な音程で弾くために必要な工程です。

バイオリンのチューニング方法はややこしく、初めての方は難しく感じると思います。 誰もが初めは苦戦してしまう工程なので、自分だけではできないのでは…と不安になることもあると思います。

しかし、チューナーを用いてチューニングするコツさえ学べば誰でも簡単に行うことができます。

今回はすぐにできるチューニングの方法やコツ、注意すべき点をご紹介します。これからバイオリンのチューニングをしようと思っている方はぜひ参考にしてください。

初心者の方にもちろん、チューニングが苦手という経験者の方にもおすすめです。ぜひ普段の自分のチューニング方法と照らし合わせてみてください。

バイオリンのチューニングの目的を知る

バイオリンのチューニングを行う目的は、各弦の音を正しい音に合わせることです。日本語では、調弦とも言われます。

弦を支えているペグの部分が少しでも動いてしまったり、バイオリンを数日置いておくだけでも、音が外れてしまう可能性があるので、チューニングは練習する度に必要です。

音程が違うと左手を押さえる場所さえ変わってしまい、外れた音で演奏すると気持ちよくバイオリンを弾くことができません。

チューニングが苦手という方もよく聞きますが、慣れてしまえば全く難しくありません。コツを覚えて、できるだけ手早くチューニングすることを目指しましょう。

手軽にチューニングできるチューナーを使う

小さい頃からバイオリンを習っている方は、正しい音程を耳で覚えているので、音を聴いて正しい音に調整してチューニングを行います。

絶対音感がある方も同じく、音の確認をするだけでチューニングをするようですが、絶対音感を持っている方は滅多にいません。

優れた音感を持っていなくても、簡単にチューニングできるのがチューナーです。

チューナーを使えば、誰でも簡単にバイオリンのチューニングをすることが可能です。

チューナーは弦の音を弾くと、その音を聴き取って、正しい音程であるのかを表示してくれるので、音を確かめながらチューニングすることが可能です。

針がまっすぐ上を指すとそれは正しい音程であることを示します。チューナーの使い方は次の章で詳しくご説明します。

人気のチューナー3選

どのようなチューナーを選べばいいかわからない方に人気のチューナーを3つご紹介します。
基本的に1,000円~2,000円前後で販売されています。チューニングする度に、毎回必要になるので、バイオリンを始める方は1つは持っておくといいでしょう。

クリップ式|Flanger FT-12C

FlangerのFT-12Cのチューナーは1,080円と比較的安く、気軽に購入することができます。また、クリップ式なので、楽譜台などにはさんで使うことができ、コンパクトに使いたい方におすすめです。

ベーシックな形|KORG TM-50

KORGのチューナーTM-50は人気のモデルで愛用者も多いモデルです。機能はもちろん、スタンドや電池の蓋も改良され、さらに使いやすくなっています。

安定のモデル|YAMAHA TDM-75

他のモデルに比べても価格は高いですが、使用者の多いYAMAHAのTDM-75のチューナーです。コンパクトでメトロノーム機能もついており、1つ持っておくと練習にも役立ちます。ミッキーとミニーのデザインも可愛いですね。

チューナーを使ったチューニングの方法|手順を写真でわかりやすくご紹介

チューナーを使ったチューニング方法をご紹介します。

チューナーの箇所でもご説明したとおり、チューナーは演奏した音程を表示してくれます。

あとはペグを回して音の高低差を調整して、針の表示を確認しながらチューニングをしていきます。

通常、チューニングはA線→D線→G線→E線の順に行っていきます。A線から順番にチューニングしていきましょう。

チューニングの手順

それでは実際にチューナーを使ってチューニングをしていきましょう。

1.チューナーの設定を442Hzにする

新しいチューナーを日本で買った場合は、基本的に初めから442Hzで設定されていますが、使用する前に確認し、設定するようにしましょう。

2.ペグを回して弦を緩める

まずはペグを回し、弦を緩めることで弦が切れてしまうことを防ぎます。

3.弓で弦を弾く

まずはA線を弓で弾いてみましょう。弦を弾くと、チューナーに、対象の線の名称が表示されます。

写真を見ると右上に「A」と表示されています。これはA線を弾くとこのようにチューナーが音を聞き取って表示してくれます。

この場合は針が左に寄りすぎているので、音が低すぎることを表します。

4.ペグを回して音を調整する

何度が弾いてみて音程を合わせていきます。

先ほどは音が低すぎたので、音を高くするようにペグで調整します。ペグを回しながら音を弾くと微調整ができます。

ペグを回しすぎると、写真のように針が右に振れ過ぎてしまいます。この場合だと音が高すぎることを意味します。

もう一度ペグを回して音を調整しましょう。針がまっすぐになるまで3と4を繰り返していきます。

5.針がまっすぐ上を向いたらチューニングは完成

この写真のように針がまっすぐの0を指すとチューニングは完了です。

正しいAの音が鳴っていることを表します。

6.A線が終わったら、D線→G線のチューニングを行う

A線のチューニングが終わったら、D線とG線も同じようにチューニングをしていきます。

7.E線のチューニングを行う

E線の場合、ペグを巻くだけでは、音の微調整が難しいため、初めからアジャスターを使ってチューニングしていきます。
左に回すと音が低くなり、右に回すと音が高くなっていきます。

同じようにアジャスターを回して音を調節しながら、チューナーの表示に従ってチューニングしていきます。

8.最後に4つの線の音を確かめる

4つの線の音が正しくチューニングされたことを確認したら、バイオリンのチューニングは完了です。

チューニングのコツ

チューニングをするときのコツとしてペグの回し方が挙げられます。

ペグを回すときはペグボックスに押し込むようにしてペグを回すと、硬くて動かないペグもスムーズに回ります。

ペグのすべりが硬すぎる場合は、ペグコンポジションを使ってすべりをよくするようにしましょう。

ペグは弦を変えるときに必ず動かすので、ペグコンポジションは持っておくことをおすすめします。消耗品ではありますが、1つ持っておけば最低でも10年は使える程、長持ちします。

失敗例から学ぶ!チューニングをするときの注意点

チューニングのときに気をつけておきたい注意点をご説明します。

初心者がよくやってしまう失敗例を挙げてお話しするので、これからチューニングをする方はぜひ参考にしてください。

ペグを回しすぎて弦が切れてしまった!

ペグを回すことで弦の張りを強めたり、緩めたりする機能があるので、ペグを勢いよく回すと、弦が切れてしまうことがあります。

チューニング手順の1でご説明しましたが、チューニングを始める前に、ペグを緩めることで、弦が切れてしまうことを防ぐことができます。

特にペグが固くてスムーズに回せない場合は力を入れてしまいがちなので、気をつけましょう。

 

チューニングする度に駒が倒れてしまう!

ペグを回しすぎると駒が傾いてしまったり、倒れてしまうことがあります。

駒が倒れてしまうと、いくらチューニングしても正しい音が鳴らない場合があります。

チューニングをするときはペグの回しすぎに注意し、駒の角度も見ながら調整しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 初心者の方でもわかりやすいチューニングの方法をご紹介しました。

チューニングはバイオリンを弾く方にとって必須の工程なので、コツをつかんでスムーズにできるようにしましょう。

毎回チューニングをする度に、A線の音程はこれ、G線の音はこれと意識して音を聴くと音感も鍛えられるのでおすすめです。

ビギナーズ編集部 /
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