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【キャンプ初心者向け】キャンプでしてはいけない4つ注意点
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1つの行動で楽しいはずのキャンプが台無しになり最悪の場合、事故に繋がる事も。正しい自然の知識と道具の使い方を知ることで、トラブルを未然に防げるようにしておきましょう。
事例を挙げながらキャンプにおいての注意点とその対策についてご紹介いたします。
目次
キャンプ場での注意点
昨今のキャンプブームに伴いキャンプを楽しむ方が増えたことは喜ばしいのですが、マナーのない行動がキャンプ場を閉鎖に追い込む事例に発展する問題が相次いでいます。
特に焚き火をする方は注意が必要です。1つの行動でキャンプ場閉鎖、あるいは山火事に繋がることも。キャンプ場によってルールは違いますが、ほとんどのキャンプ場で共通する注意点をご紹介します。
直火は禁止
直火とは焚き火台を使用せずに地面の上で直接、焚き火をすることです。焚き火といえば直火!そんなイメージを持たれる方が多いですが、直火には2つのリスクがあります。
1つは、直火の下にいる土中の生物や植物が死滅してしまう事。もう1つは秋から冬にかけての乾燥期は周辺の枯れ葉へ着火するリスクが高い事です。山火事にもつながる危険行為なので、充分に注意をしましょう。
対策アイテム
焚き火をする方は絶対に持っておいてほしいアイテムが焚き火台です。自然を傷つけないようにするだけでなく、熱を吸収する地面と違い熱を反射するので燃焼効率がよく焚き火をより楽しむことができます。
値段も安く調理にも使えるので、必ず1つは持っておきましょう。
焚き火後の処理
キャンプ場を閉鎖に追い込む最大の問題となっているが、焚き火の後処理です。特に直火をした後にに多く見受けられる行為なのですが、焚き火をした場所に炭を放置したまま帰る方がいます。
灰は土の肥料にもなりますが炭は炭素という元素なので土に還る事はありません。つまり、手を付けなければ放置した場所に永遠に残るという事です。それが残り火だった場合、山火事のリスクも重なるとんでもない危険行為となります。
対策アイテム
キャンプ場には「灰捨て場」という場所があります。炭が熱を帯びてない状態にして捨てましょう。もう1つの対策は火消壺を持参し、余っている炭を壺に入れ家に持って帰る方法です。
1度焚き火に使った炭や薪は余分な水分が抜けていて次回の着火に大変役立ちます。片付けと次回の薪の準備ができる一石二鳥のアイテムです。
テント設営時の注意点
テントを設営する場所や入口の向きによって快適さが異なり災害のリスクも変わってきます。非日常を味わえるキャンプでは、非日常のリスクも考えながらテントを張るようにしましょう。
設営してはいけない4つの場所について事例を交えながら解説します。
川沿いは避ける
川沿いのテント泊で毎年発生するのが水難事故。キャンプ場やテレビでも注意喚起はしているものの毎年必ず起こる事故です。急な川の増水に対応できず、気付いたときにはテントと共に流され手に負えない事態に。
テント泊をしている場所の天候が変わっていなくても、急な川の増水は充分にありえる事なので川沿いでのテント泊は避けるようにしましょう。
風が強い場所は避ける
テントは基本的に風に弱いアイテムです。海辺や崖の上など風を遮るものが無い場所で設営するとテントが飛ばされてしまう危険があります。
ペグ打ちとロープをしっかり張ることである程度の風では飛ばされませんが、快適なキャンプ泊をするために環境を考え設営場所を決めるようにしましょう。
対策アイテム
テントの設営場所で最適なのは「木陰エリア」です。風の影響を抑え、直射日光や雨を軽減して水たまり問題も解決してくれます。
ただし木の種類によって樹液が垂れ、テントに付くことでシミになることも。タープを張っておくと樹液からテントを守り、雨が降っても快適に過ごす事ができます。
1本木の下は避ける
テントの設営場所で最適なのは「木陰エリア」ですが、それは林間サイトのような木が何本も映えている場所での事。1本しか生えていない場所で設営してしまうと落雷の危険があります。
キャンプサイトで1本しか生えていないという状況はあまりないですが、予備知識として覚えておくと万が一を避けることができます。
水がたまる場所は避ける
水が流れた後、溜まる場所は他の地面に比べて少し低くなっています。そういった場所にテントを張ってしまうと大雨が降った際に浸水する危険があります。
避けて設営することがベストですが、仕方がない場合はキャンプ場に許可を取りテント周りに溝をほり雨水の流れ道を作りましょう。テントの浸水や周辺のぬかるみを軽減することができます。
キャンプでよくある事故
キャンプで発生する事故の多くは「水難事故」と「火災事故」の2つです。特に火災系の事故が多く、毎年死者が発生しているので火のもとには充分な注意が必要です。
体を温め団らんを作り料理を美味しくしてくれる火のリスクを把握しておきましょう。
ヒーターをかけて寝る
冬キャンプではテント内でガスストーブをつけ、体を温める機会が多くあります。そこで注意して欲しい事が近年よく耳にする「一酸化炭素中毒」です。
一酸化炭素中毒の初期症状は「頭痛・吐き気・集中力の低下・眠気」で風邪の症状によく似ているため、注意していないと気付けません。気分が悪く眠いからと横になってしまうと、起き上がれなくなる一酸化炭素中毒には充分に注意しましょう。
対策アイテム
1番は使用しない事なのですが、冬キャンプではそうもいきませんよね。寒い冬の中テントで暖をとる至福を心置きなく楽しむには、センサーが必需品です。
一酸化炭素の濃度が基準値まで上がるとアラームが赤色に点滅し、警報音で知らせくれます。命を守る道具なので、冬キャンプを楽しみたい方は持っておきましょう。
テント火災
火が燃え広がらないよう工夫がされてあるテントは大事には至りませんが、ほとんどのテントは火に弱い素材で作られています。
蚊取り線香を付けたまま寝てしまったり、ガスコンロをテント内で使用してテントに火が付いてしまうとアッという間に火に囲まれる事態に。
火は思っている以上の速さで燃え上がり火災に繋がるため、テント内で火を扱う際は目を離さないようにしましょう。
キャンプ時は忘れ物に注意
チェアや寝具類など、コンパクトな物ほど値段が高いキャンプ道具ではよくある忘れ物が紛失に繋がる事がよくあります。特にカラトリー類は他の人と被っている事もあり、炊事場に置いていたが故に間違って持って帰られたという事も。
キャンプに行ってショックな出来事が起こらないよう、キャンプ準備での使える小ネタをご紹介します。
出発前にチェック
キャンプ場について道具がない!なんて事はよくある話ですが、せっかくの休日が存分に楽しめなくなるのは勿体ないですよね。前日の夜に準備し、出発前に簡単なチェックをするだけで忘れ物を防止できる便利アプリをご紹介します。
アプリで対策
キャンパー専用の忘れ物防止アプリ「CAMP NOTE」は無料で使えるiPhone専用アプリです。
自分の持っているキャンプ道具を一覧で保存する事ができ、場面に合わせた持ち物リストを作成することで管理が劇的にしやすくなります。いちいち紙に書いたりメモを作成する必要がない便利アプリです。
チェックがしやすい収納方法
収納上手なキャンパーさんは一目見ただけでどこに何があるか分かる工夫がされています。シンプルに道具をジャンル別けしてボックスや袋に収納する小技を使い、忘れ物&紛失を防ぎましょう。
ボックス収納で対策
こちらのコンテナボックスはただ収納できるだけでなく、重ねられるようになっているので車や倉庫に収納する際にも効率よく積める事ができます。
また、ボックスの横が開き道具が取りやすく作られています。ボックスはテーブルの代わりにも使用でき道具の管理もしやすくなるのでおススメです。
まとめ
キャンプは自然の癒しを楽しめる遊びですが、日常にはない危険も多くあります。最低限のマナーと注意点を抑え事故のないキャンプライフを送れる事をお祈りしています。
また、こちらの記事ではキャンプの1日の流れと最高に楽しむための3つの方法について解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
こーき /
ビギナーズ編集部 ライター
自然と焚き火を愛する男、旅火人ライターこーきです!日本半周ツーリングキャンプ経験者。ブッシュクラフトアドバイザーの資格を持っています。キャンプとナイフと焚き火の事ならお任せください。