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「AirPods」と「AirPods Pro」の特徴を徹底比較!スペックやデザインも解説
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各社様々なイヤホンを販売していますが、洗練されたミニマルなデザインと確かな性能で注目されているのがApple社のフルワイヤレスイヤホン「AirPods(エアーポッズ)」です。
新しいシリーズが発売されると、公式ショップやオンラインストアでも品薄状態が続く人気ぶりです。そんなAirPodsシリーズから、2021年10月26日に第3世代となるAirPodsが発売されました。
第3世代のAirPodsは、「AirPods Pro(エアーポッズ プロ)」をベースにし価格を抑えたモデルです。
今回の記事では、AirPodsとAirPods Proのスペックやデザインなどを比較してそれぞれの特徴について解説します。これから購入を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
AirPods(エアーポッズ)シリーズのイヤホン
Apple製のイヤホン「AirPods」シリーズは、機能性の高さとおしゃれなデザインで非常に人気のあるイヤホンです。現在、AirPodsシリーズは「AirPods Pro」、 「AirPods(第3世代)」、 「AirPods(第2世代)」 の3種類が展開されています。
ここでは、「AirPods(第2、第3世代)」と「AirPods Pro」の特徴をそれぞれ紹介します。
AirPods(エアーポッズ)とは
AirPodsは、Appleが開発、製造、販売しているフルワイヤレスイヤホンのエントリーモデルです。2016年9月の新作発表会で、iPhone 7と同時にAirPodsの発売も発表されました。2016年12月にAirPodsが初めて販売され、店舗では品薄になるほどの注目を浴びました。
2019年3月には、AirPods(第2世代)が発売されました。現在、販売されている中では最もリーズナブルな価格設定です。第1世代のAirPodsからは、「Hey Siri(ヘイ、シリ)」と呼びかけるだけでSiriを起動できるように進化しました。
さらに、2021年10月26日にAirPods(第3世代)が発売されました。第3世代は、デザインや機能性の高いAirPods Proをベースにしたモデルです。
第2世代から呼びかけでSiriを起動できる機能を、AirPods Proから音が多方向から聞こえる「空間オーディオ機能」や耐汗耐水性能を引き継いでいます。
AirPods Pro(エアーポッズプロ)とは
AirPods Proは、AirPodsシリーズで初めて「アクティブノイズキャンセリング機能」を搭載したフルワイヤレスイヤホンです。2019年10月28日に発売しました。
さらに、イヤホンを装着したままでも周囲の音を確認でき、会話ができる「外部音取り込み機能」も搭載されました。
こちらの記事では、AirPods Proの基本的な使い方から知っておきたい便利な使い方を詳しく解説しています。
AirPods(エアーポッズ)とAirPods Pro(エアーポッズプロ)の違いは?
AirPodsシリーズのイヤホンが気になる方の中には、AirPodsとAirPods Proのどちらを購入しようか迷っている方も少なくありません。それぞれがデザイン性、性能が高く迷ってしまいますよね。
ここでは、AirPodsとAirPods Proの違いを特徴別に詳しく解説していきます。自分に合ったイヤホンはどのモデルなのか、比較検討しながら選んでください。
イヤホンタイプの違い
ワイヤレスイヤホンは、「インナーイヤー型」と「カナル型」の大きく2つに分けられます。第2、3世代のAirPodsはインナーイヤー型で、AirPods Proはカナル型という違いがあります。
インナーイヤー型は、耳の奥ではなく入り口にイヤホンを引っ掛けて装着するタイプです。耳の穴の大きさに左右されずに使えて、長時間の使用でも痛くなりにくいメリットがあります。
しかし、遮音性はカナル型よりも劣るので音に集中したい方や音漏れが気になる方はカナル型がおすすめです。
カナル型は、イヤホンのイヤーピースを耳栓のように耳の奥に入れ込むタイプで高いフィット度を感じられます。密閉度が高いため、音漏れしにくく遮音性が高いので臨場感のある音の響きを感じられます。
フィット感が高いので、長時間付けていると圧迫による疲労を感じることもあるので、適度な休憩をしましょう。
本体デザインの違い
本体のカラーバリエーションは、第2、3世代のAirPodsとAirPods Proどちらもホワイト一色のみです。シンプルなデザインは、どのようなファッションにも合わせやすいですね。今後、ホワイト以外のカラーバリエーションが発売されるのか気になります。
AirPodsシリーズのイヤホンは、耳に装着する丸みのある部分を「ポッド」、ポッドから下に伸びている軸の部分を「ステム」と呼びます。
ステムはAirPodsシリーズの特徴的なデザインでもあり、AirPods(第2世代)はステムが長く、”耳からうどんが垂れている”と話題になりました。
AirPods Pro、AirPods(第3世代)はうどんと呼ばれていたステムは短くなり、とてもスタイリッシュな印象を受けます。ステムは顔に沿って斜めになっているため、髪への引っ掛かりも少なくなりました。
イヤーチップ
AirPods Proのデザインの特徴として、イヤーチップがあることが挙げられます。第2、第3世代のAirPodsにはイヤーチップがありませんので、高い密着度を感じたい方にはAirPods Proがおすすめです。
AirPods Proにはイヤーチップが3種類付属しているので、自分の耳に合ったイヤホンにカスタムできます。また、サイズが合えばApple製以外のイヤーチップの装着もできるでしょう。
サイズや重量
シリーズ | 高さ | 幅 | 厚さ |
---|---|---|---|
第2世代 | 40.5mm | 16.5mm | 18.0mm |
第3世代 | 30.79mm | 18.26mm | 19.21mm |
イヤホン本体の重量は、AirPods(第2世代)が4g、AirPods(第3世代)が4.28g、AirPods Proが5.4gと大差はありません。軽くてコンパクトなデザインを求めているなら、AirPods(第3世代)がおすすめです。
イヤホンケースのサイズは、AirPods(第2世代)はカナルが長いため、やや縦長設計になっていて、AirPods(第3世代)とAirPods Proは横長設計という違いがあります。どちらも手のひらに収まるコンパクトなサイズ感なので、持ち運びに便利なのは間違いありません。
イヤホンケースの重量は、AirPods(第2世代)が40g、AirPods(第3世代)が37.91g、AirPods Proが45.6gです。大きな違いはありませんが、毎日持ち歩くという方はサイズ感や重量も気にされてみてはいかがでしょうか。
アクティブノイズキャンセリング機能
AirPods(第2、3世代)とAirPods Proの機能面での大きな違いは、やはり「アクティブノイズキャンセリング機能」が搭載されているかどうかです。
アクティブノイズキャンセリング機能は、イヤホン内外に装備されたマイクによって外部から騒音が入ってきたときに、内側マイクから騒音に音を当てて騒音をかき消す機能です。
ノイズキャンセリング性能は非常に高く、外の音がほとんど聞こえないくらいの密閉空間で音楽に没頭できるのがAirPods Proにしかない魅力です。
イヤホンを使用するシーンの中には、電車や車の音など外部音を感知したいときもあるでしょう。そのようなときはノイズキャンセリング機能から「外部音取り込みモード」に切り替えて使うとよいでしょう。
こちらもAirPods Proだけに搭載された機能で、完全に外部の音を遮断することなく外部音を取り込みながら音楽を楽しめます。
ノイズキャンセリング機能も外部音取り込みモードも、ステムを長くつまむだけで起動するので面倒な操作なく好きなタイミングで切り替えられます。
操作性
AirPods(第2世代)は、ポッド部分をタップすると音の再生や一時停止、Siriの起動などを行うことができます。一方、AirPods(第3世代)とAirPods Proは、ステム部分をつまむ動作でこれらの操作が可能です。
AirPods(第2世代)のポッドをタップする動作は、イヤホンを耳に押し当てるような感覚で耳が痛くなるケースもありました。AirPods(第3世代)とAirPods Proは、ステムをつまむ動作なので操作時の耳への負担が少なくなりました。
音質
イヤホンを選ぶ上で大切なポイントの1つが音質です。音質は、AirPods(第2世代)よりも「空間オーディオ機能」が備わったAirPods(第3世代)やAirPods Proのほうが優れています。
空間オーディオは、前後左右から音が立体的に流れてくる機能です。まるで映画館のような臨場感のある音を楽しめます。
AirPods(第3世代)も空間オーディオに対応していますが、空間オーディオ機能が最大限発揮されるのは騒音の少ない密閉空間なので、より音にこだわりがある方はノイズキャンセリング機能のついたAirPods Proを選ぶとよいでしょう。
充電方法やバッテリーの持続性
AirPods(第3世代)とAirPods Proはワイヤレス充電に対応していますが、AirPods(第2世代)は対応していません。ワイヤレス充電は、通常のワイヤレス充電器のほか、iPhone 12/13シリーズ用のMagSafe充電器にも対応しています。
イヤホン本体のバッテリー持続時間は、AirPods(第2世代)とAirPods Proは最大5時間、AirPods(第3世代)は最大6時間の再生が可能です。また、イヤホンとケースを合わせるとAirPods(第2世代)とAirPods Proは最大24時間以上、AirPods(第3世代)は最大30時間です。
バッテリーの持続性が高いのは、AirPods(第3世代)と言えます。どのモデルも急速充電に対応していますが、バッテリー持ちの良さを重視するならAirPods(第3世代)を検討してみてください。
耐汗・耐水機能
AirPods(第3世代)とAirPods Proは、「あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない」 レベルのIPX4の耐汗・耐水性能を搭載しています。AirPods(第2世代)には、この性能がありません。
そのため、雨や汗などが気になるスポーツシーンやアウトドアでの利用が多い方は、AirPods(第3世代)とAirPods Proがおすすめです。完全防水機能は備わっていないので、お風呂場での使用や雨の日に長時間使用するなどは避けましょう。
まとめ
この記事では、AirPods(第2、3世代)とAirPods Proのデザインやスペックなどを比較して紹介しました。それぞれ特徴が異なるので、自分のライフスタイルに合わせてイヤホンを選んでみてはいかがでしょうか。
iPhoneやMacBook、iPadなど日常的にApple製品を使う方は、AirPodsシリーズのイヤホンは非常に相性が良く、使いやすいのでぜひ試してみてください。
嵯峨駿介 /
ビギナーズ編集部 ライター
23歳でベース専門店Geek IN Boxを立ち上げ。海外ブランドとの取引経験が豊富でアメリカ、ヨーロッパ、中国などの主要ギターショウに参加。ベースマガジンなどの専門誌や、ウェブメディアなどへの寄稿多数。※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しております。所属するベーシック株式会社及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません。