GADGET

更新

【徹底レビュー】Fire HD 10はどんな人におすすめ?スペックやメリット・デメリットを解説

【徹底レビュー】Fire HD 10はどんな人におすすめ?スペックやメリット・デメリットを解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

Amazonから発売されているタブレット端末「Fire HD 10」。他社タブレットと比較すると、圧倒的なコスパのよさで人気を博しています。

購入を検討している人の中には、Fire HD 10の利用シーンや、「Fire HD 10 Plus」「Fire HD 10 キッズモデル」との違いが気になっている方も多いのではないでしょうか。

実際にFire HD 10を使ってみた筆者が、Fire HD 10はどんなシーンに向いている端末なのか、また詳細スペックやPlusモデルとの違いなどを徹底的に解説しました。

この記事を読めば、自分にとってFire HD 10が必要か否かがわかります。

Fire HD 10の購入を迷っている方、また、どのタブレット端末を買おうか決めかねている方もぜひ参考にしてください。

Fire HD 10を使うメリット・デメリット

まずは、Fire HD 10を使うことによって生じるメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

4つのメリット

まずは4つのメリットから見ていきましょう。

メリット1:本体価格が安い

Fire HD 10に限らず、Fire HDタブレットは「とにかくその安さ」が魅力です。

Fire HD 10は32GBのモデルが15,980円、64GBのモデルでも19,980と、タブレット端末としては破格の価格設定になっています。

Amazonのセール期間を狙えば、さらに低価格で入手できるという点も魅力的です。

メリット2:安いにも関わらず快適な使い心地

安さが魅力のFire HD タブレットですが、「安かろう悪かろう」ということでもないのがFire HD 10のすごいところ。

CPU性能は低いですが、Amazonサービスで使えるように最適化されている点が特徴。タブレットとして使う分には申し分ない性能だと感じました。

プライム会員の方であれば、AmazonプライムビデオやAmazon Musicなど、プライム会員限定のコンテンツを利用できるので、特におすすめです。

メリット3:1920×1080のディスプレイが綺麗

解像度は1920×1080のフルHDディスプレイとなっており、画像や動画のコンテンツも高画質で楽しむことができます。

実際に画像を表示してみても、細部まで綺麗に表示されていました。

メリット4:スライドでAmazonの主要なサービスにスムーズにアクセス可能

ホーム画面をスライドするだけで、KindleやAmazon Musicなどのサービスにアクセスができます。

ホーム画面から右スライドで「ライブラリ」タブの表示、ホーム画面から左スライドで「おすすめ」タブの表示が可能です。

「おすすめ」タブでは、映画や書籍のおすすめ情報を確認することができたり、プライムビデオなど中断したAmazonサービスを、中断したところから再度実行できたりします。

普段からよくサービスを利用する方には嬉しい機能です。

4つのデメリット

使うことでたくさんのメリットを享受できるFire HD 10ですが、よい面もあれば悪い面ももちろん存在します。

気になる4つのデメリットについて見ていきましょう。

デメリット1:カメラの性能はいまいち

インカメラ、アウトカメラともにカメラ性能は低めです。写真・動画の撮影が可能ですが、ところどころ画像が荒くなっているのがパッと見でもわかりました。

Fire HDタブレットはコンテンツ消費のための端末と割り切り、写真や動画撮影にはスマホのカメラを使うことをおすすめします。

デメリット3:指紋認証、顔認証がない

Fire HDタブレットは指紋認証・顔認証には対応していません。

PIN(パスワード)設定によってロックをかけることは可能ですが、セキュリティを重視する方や、PINの入力が手間だと感じる人にとってはデメリットになるでしょう。

デメリット4:セルラーモデルがない

セルラーモデルのFire HDタブレットは販売されていません。そのため、タブレットを使う際はWi-Fi接続が必須となります。

自宅で使う分には、据え置き型のWi-Fiルーターで問題ありませんが、外出先でタブレットを使いたい場合は、ポケットWi-Fiやスマホのテザリング機能が必要です。

iPadはセルラーモデルも販売されているので、Wi-Fiのない場所でも使用できます。

Fire HD 10の2つの特徴

Fire HD 10は、独自のOSが採用されていたり、Amazonサービスとの親和性が高かったりと、特徴があります。

ここではそんなFire HD 10の特徴について、詳しく見ていきましょう。

1.とにかく安い

繰り返しになりますが、Fire HD タブレットの一番の魅力は価格の安さです。

例えば同じタブレットでも、iPadを買おうとすると最安モデルで39,800円~とお高めです。

Fire HD 10はFireタブレットのなかでも最新モデルにあたりますが、それでも価格は15,980円~とお買い得。

Amazonでは定期的にセールが開催されており、特にFire TV タブレットなどのAmazonデバイスが大幅に値下げされることが多いです。

2.プライム会員に特におすすめ

Fire HD タブレットは、Fire OSというAmazon独自のOSを採用しています。

Fire OSとは、AndroidをベースとしてAmazon仕様に改訂したもの。

Googleのアプリやサービスが使えないというデメリットはありますが、必要なアプリなどはAmazonのアプリストアからダウンロード可能なので、特に不便には感じませんでした。

Fire OSの特徴はAmazonのサービスに特化していることです。

通常のタブレットならアプリを立ち上げてからAmazonサービスを利用する必要がありますが、Fire OSの場合はAmazonサービスが常に立ち上がっている状態です。Amazonサービスをよく使う人にとっては嬉しいOSだと感じました。

プライム会員であれば、プライムビデオで見放題の映画を見たり、Amazon Musicで音楽を聴いたりできます。

プライム会員のメリットは他にもたくさんあります。Fireタブレットを使う以外の場面でも得するポイントが多いので、おすすめですよ。

Amazonプライムへの登録はこちら

Fire HD 10 Plusやキッズモデルとの違い

Plusモデルの違い
  • メインメモリ増量:RAMが3GB→4GB
  • 充電:ワイヤレス充電にも対応
  • 本体カラー:スレート (1色のみ)
  • 価格:3,000円アップ

RAMの容量が4GBになっていることもあり、操作性がよりスムーズになったPlusモデル。

作業中に画面が止まったり遅れたりすることもなく、使い心地の快適さがより改善されているようです。

キッズモデルの違い
  • 専用のキッズカバーが付属
  • キッズ向けコンテンツが豊富な「Amazon FreeTime Unlimited」を1年間無料で使える

スペックは普通のFire HD 10と変わらず。

「Amazon FreeTime Unlimited」は月額980円(プライム会員:480円)の有料コンテンツですが、キッズモデルの場合は1年間無料となります。

Fire HD 10のパッケージ

Amazonデバイスユーザーには馴染み深い、オレンジ色のパッケージで届きます。

パッケージ背面にはFire HD 10の説明書きも。

同梱物はシンプルです。

同梱物
  • fire HD 10 本体
  • USB 充電ケーブル
  • 電源アダプター
  • 説明書

Fire HD 10のインターフェース・大きさ

本体の大きさ・重量は以下の通りです。

本体サイズ
  • 大きさ:247 x 166 x 9.2mm
  • 重さ:465グラム

インターフェースはUSB-Cポート1つ、3.5mmステレオジャック1つが内蔵されています。

インターフェース

Fire HD 10のスペック

ここではFire HD 10のスペックについて詳しく見ていきます。

Fire HD 10のスペック
価格 15,980円~
本体サイズ 10.1インチ(25.654cm)
解像度 1920 x 1200 (224ppi)
作業用メモリ 3GB
容量 32/64GB
バッテリー 最大12時間
カメラ 2メガピクセルフロントカメラ、5メガピクセルリアカメラ
USBポート USB-C (2.0)

ストレージ

Fire HD 10タブレットの優れている点のひとつが、このストレージまわりです。

本体の容量は32GB/64GBと、iPadなど他社タブレットと比較すると少なく感じます。

しかし、Fire HD 10にはmicroSDカードの挿入部があります。

これはつまり容量を後から追加できるということです。Kindle本やプライムビデオなどのコンテンツを大量にダウンロードしたい方にとっては、嬉しいポイントでしょう。

またFire HD 10は一定期間使用されているコンテンツを自動的にクラウドに移動し、ストレージの空き容量を増やす「インスタントクラウド保存」という機能もあります。

クラウドに保存されているデータは、ホーム上の[設定]画面の[ストレージ]から確認可能です。

Fire HD 10のディスプレイ仕様

  • ディスプレイ:10.1インチ 1080pフルHD
  • 解像度:1920 x 1200 (224ppi)

ディスプレイは10.1インチのフルHDを採用。

大きめの画面と解像度の高さは、映画などの動画コンテンツを楽しむのにぴったりです。

Fire HD 10の バッテリー持ち・駆動時間

端末の設定、使用方法、コンテンツのダウンロードなどの条件によって異なりますが、最大12時間の使用が可能。

また、端末の充電にかかる時間は、9W充電アダプタで約4時間です(同梱されているUSB-Cケーブルを使用した場合)。

Fire HD 10のスピーカー性能

Fire HD 10には2箇所にスピーカーが配置されています。Dolby Atomos対応ステレオスピーカーを採用しているようですが、このタブレットは音質に特化したものではないため、あまり期待しすぎないようにしましょう。

音質にもこだわりたいという方に関しては手持ちのイヤホンを使用したり、別途高性能のスピーカーをBluetooth接続したりするとよいのではないでしょうか。

Fire HD 10のカメラ性能

カメラはインカメラが200万画素、アウトカメラ(背面カメラ)が500万画素となっています。

カメラの性能は正直言っていまいちです。写真や動画の撮影はスマホのカメラを使った方がよいでしょう。

Fire HD 10におすすめの利用シーン5つ|コンテンツ消費がメイン

Fire HDタブレットは動画や読書など、コンテンツの消費向けに作られているので、主にエンターテイメント目的でタブレットを利用したい方には非常におすすめです。

デフォルトの状態で主要なAmazonサービスのアプリがホーム画面に配置されており、これらを利用し、様々なコンテンツを楽しめます。

以下で具体的なおすすめ利用シーンを紹介します。

動画鑑賞

Fire HD 10では「プライムビデオ」で様々な動画を視聴可能です。

1万本を超える動画コンテンツを楽しむことができ、個人的には、fire HD 10の利用用途の中でも要となる部分だと思っています。

プライムビデオを100%楽しみたい場合は、プライム会員になる必要があります。
プライム会員になることで2つの特典が受けられ、この特典によって無料で視聴できる作品の幅が大きく広がります。

プライム会員特典
  • Prime帯付きの作品が見放題に
  • Amazonのオリジナル作品が見放題に

また、Fire HD 10ではYoutubeの視聴も可能です。

fire HD 10でYoutubeを見る方法は以下の2つ。

  • ブラウザで見る
  • アプリを利用する

AmazonのアプリストアにはYoutube公式アプリがありません。そのため、第三者が提供しているアプリを使用しないといけない点には注意が必要です。

読書

Fire HDタブレットは、デフォルトの状態でKindleのアプリがホーム画面に配置されています。

そのため、Kindleストアで購入した電子書籍をタブレット端末で読むことができます。

スマホなど小さな端末で電子書籍を読む場合、字が細かくて読みにくかったり、目が疲れやすかったりしますよね。

Fire HD 10は画面のサイズが大きめなので、読書も快適です。日頃からKindleをよく利用している方にはおすすめです。

音楽再生

デフォルトでインストールされているAmazon Musicのアプリを使って、音楽鑑賞が可能です。

歌詞表示やシャッフル再生、リピート再生など、基本的な機能は全て搭載されています。

もちろんバックグラウンド再生も可能なので、音楽を聴きながらネットサーフィンをする、といった楽しみ方もできます。

ゲーム

アプリストアでゲームアプリをインストールすれば、ゲームもできます。ディスプレイが大きいので、スマホでプレイする時とはまた違った感覚を味わえるかもしれませんね。

しかし、GooglePlayと比較してしまうと、どうしても品揃えの微妙さを感じます。

やりたいゲームが見当たらない場合は、諦めてスマホのアプリを探した方がよいでしょう。

ブラウジング

Fire HD 10は、Silkブラウザというちょっと珍しいブラウザを採用しています。

これを使ってちょっとした調べ物をしたり、Webサイトを観覧したり、PCやスマホと同じようにブラウジングすることが可能です。

その際に、外付けのキーボードがあるとネットサーフィンが捗りそうです。ちなみにAmazonでは、専用キーボード付きカバーが付いたお得なセットも販売されているので、気になる方はチェックしてみてください。

Fire HD 10には不向きな用途は?

エンターテインメント端末としては非常に優秀なFire HD 10ですが、ビジネスシーンでの使用はおすすめしません。

ビジネス目的でFire HD 10を使う場合、Googleのサービスの利用に制限がある点が大きな問題になってきます。

企業の多くが仕事でGoogleのサービスを使っているかと思いますが、GoogleのサービスはFire HD 10で使用することができません。

理由として、Fire HD 10のOSがAmazon独自の Fire OSであることが挙げられます。

また、SlackやChatworkなどのチャット系サービスについても非対応です。

そのため、Fire HD 10は個人的に使用する範囲に留めるのがベストでしょう。

ビジネスシーンで利用するならやはりPCの利用が安心です。PCの使用用途とスペックについてはよく調べてから購入するようにしましょう。

選ぶのが難しくという方は、初心者におすすめのノートパソコンや、有名メーカーのPCをチェックしておきましょう。

Fire HD 10の口コミ

Fire HD 10はどんな人におすすめ?

おすすめしたい人
  • プライム会員の方・プライム会員を検討している方
  • エンターテインメント目的でタブレットを使いたい方

結論、アマゾンプライムに加入していて、動画やKindle本などのコンテンツを楽しみたい方は買いです。

そのなかでも特に、プライムビデオをよく利用する方は持っておいて損はないでしょう。
10インチの大画面で見る映像は迫力も申し分なく、かなり見応えがありました。

【QOLが上がる!】Fire HD 10を購入するなら購入すべき5つのアイテム

ここからは、あると便利なFire HD 10の周辺機器を紹介していきます。

必須ではありませんが、これらを揃えることでFire HD 10を快適に使用できるのでおすすめです。

専用ケース

Fire HD タブレットは、iPadなどとは本体の質感が異なり、プラスチックのような素材でできています。そのため、本体に傷などが付きやすいです。

専用ケースを買うことで、本体を傷つける心配がなく、安心してFire HD 10を使うことができます。

保護フィルム

保護フィルムはデバイス周辺機器の定番ですよね。

ディスプレイに指紋がついたり、傷がついたりするのを防げます。本体とあわせて購入しておくとよいでしょう。

MicroSDカード

Fire HD 10には、32GBモデルと64GBモデルがあります。これはiPadなどの他社タブレットと比較すると少なめです。

そのため、容量が心配な方はMicroSDカードをひとつ持っておくと安心です。

タッチペン

入力のミスを減らしたい人や、タブレットでイラストを描きたい方は、タッチペンがあると便利です。

また、ネイルをしている方にもおすすめです。

ワイヤレスキーボード

文字の入力がスムーズになるので、よくWEBで調べ物をする方や、ブラウザを使う機会が多い方などはあると便利です。

まとめ|Fire HD 10は「プライム会員向けのエンターテイメント端末」

以上からも分かるように、Fire HD 10は「プライム会員でコンテンツ消費を主な目的とするユーザー」にぴったりのタブレット端末です。

プライム会員の中でも、特に「プライムビデオ」をよく見るという方は、持っておいて損はないでしょう。

ビギナーズ編集部では、他にもFire HDタブレットに関する情報を発信しています。Fireタブレットのセール情報Fireタブレット端末全機種・iPadとの比較記事などもぜひチェックしてみてください。

ビギナーズ編集部 /
ビギナーズ編集部 beginners

趣味を探すメディアサイト「ビギナーズ」編集部です。様々な趣味をご紹介していきます。

ビギナーズTOPページ