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ファンタジー小説のおすすめ25選!選び方についても詳しく解説

ファンタジー小説のおすすめ25選!選び方についても詳しく解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

非日常的な世界観に浸れる「ファンタジー小説」。気分転換にぴったりなジャンルです。

大人から子どもまで楽しめる作品が多く、様々なテーマが扱われています。これからファンタジー小説を読んでいきたい人は、どの本を選べばよいか迷うかもしれません。

そこで今回は、ファンタジー小説の選び方とおすすめの25作品を紹介します。

ファンタジー小説の選び方

ファンタジー映画の選び方を解説します。

映像化された作品を選ぶ

ファンタジー小説は、映像化されるケースが多くみられます。

そのため、映画やドラマは視聴しても原作は読んでいないこともあるでしょう。

原作を読むと、映像作品をより深く楽しめます。

シリーズものを選ぶ

一部のファンタジー小説は、シリーズとして何冊も出版されています。

シリーズものは、長く好きな物語に没頭したい人にぴったりです。

例としては「ハリーポッター」シリーズなどが挙げられます。

ファンタジーの種類から選ぶ

ファンタジーは、ハイファンタジーとローファンタジーに分類できます。

ハイファンタジーは架空の世界を扱い、ローファンタジーは現実の世界をベースにした作品です。

異世界を舞台に魔法やドラゴンが出てくるような物語が好きな人には、ハイファンタジーがおすすめ。

現実世界での日常生活に、魔法や不思議な生物が入り込んでくるような物語が好きな人には、ローファンタジーがぴったりです。

ブックライブ

ファンタジー小説のおすすめ25選

ファンタジー小説でおすすめの25作品を紹介します。

モモ(ミヒャエル・エンデ)

本作は1973年に刊行された児童文学作品で、翌年にドイツ児童文学賞を受賞しました。

主人公のモモは、人の話を聞いて自信を取り戻させる不思議な力をもっています。

そのような中で、灰色の男「時間どろぼう」が街に現れ、人々の時間を奪っていくのでした。

時間の大切さを再認識できる、大人にもおすすめの内容です。

モモをブックライブで読む

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(村上春樹)

1985年に発売された著者初の書き下ろし長編小説で、第21回谷崎潤一郎賞を受賞しました。

計算士として活躍する「私」が、自分に仕掛けられた謎を追求する「ハードボイルド・ワンダーランド」。

壁に囲まれた街で「夢読み」という仕事をする「僕」が、街の謎に迫る「世界の終り」。

2つの物語が同時に進行していきます。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドをブックライブで読む

光の帝国(恩田陸)

常野シリーズの第1作目で、NHKによってドラマ化もされた連作短編集です。

並外れた暗記力や近い将来を見通す力などの、不思議な力をもつ「常野一族」を描いています。

日常に中に溶け込む能力者が繰り広げる、やさしい物語。

続編の『蒲公英草紙』『エンド・ゲーム』もおすすめです。

光の帝国をブックライブで読む

獣の奏者(上橋菜穂子)

『鹿の王』や『守り人』の著者による作品。

「リョザ神王国」を舞台に、少女エリンを中心に人と獣のつながりを描いた物語です。

シリーズとなっており、講談社文庫からは全5巻が刊行されています。

2009年にはNHKにてアニメ化され、話題となりました。

獣の奏者をブックライブで読む

空色勾玉(荻原規子)

1989年に、第22回日本児童文学者協会新人賞を受賞しました。

日本神話をモチーフにしたファンタジー小説です。

神々が地上を歩く古代日本を舞台に、輝の一族と闇の一族が争う世界。

そのような中で少女・狭也は不思議な少年・稚羽矢と出会います。

シリーズ化されており、続編は『白鳥異伝』『薄紅天女』です。

空色勾玉をブックライブで読む

新世界より(貴志祐介)

本作は2008年に発行され、第29回日本SF大賞を受賞しました。

舞台は、人間が念動力を操る1000年後の日本です。

自然豊かな神栖66町では、周囲を注連縄で囲い穢れの侵入を防いでいます。

平和な生活の中で、あることをきっかけに日常が大きく変わることに。

漫画化・アニメ化もされた作品です。

新世界よりをブックライブで読む

床下の小人たち(メアリ・ノートン)

1952年に発表された児童文学で、イギリスのカーネギー賞を受賞しています。

ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作です。

イギリスの家の床下に住む小人の家族の生活を描いた作品。

人間から隠れて借りていましたが、ある日、人間に見つかってしまいます。

床下の小人たちをブックライブで読む

旅のラゴス(筒井康隆)

SF御三家の1人が描いた、1986年刊行のSFファンタジー小説です。

高度な文明を亡くした代償に、人間が超能力を獲得した世界が舞台。

主人公・ラゴスは生涯をかけて、この世界で旅を続けることに。

旅にはある目的がありました。

旅のラゴスをブックライブで読む

童話物語(向山貴彦)

1999年に単行本・2001年に文庫本が出版された、著者のデビュー作です。

世界の滅亡についての答えを出すために、人間界へ降り立った妖精・フィツ。

最初に出会った人間を観察して判断を下すことが使命です。

しかし、その人間は性格の悪い少女・ペチカでした。

本書は、上下巻で構成されています。

童話物語をブックライブで読む

夜市(恒川光太郎)

第12回日本ホラー小説大賞を受賞した、ホラーファンタジー小説です。

妖怪がものを売っている夜市。

子どもの頃に迷い込んだ裕司は、弟と野球の才能を交換します。

弟を引き換えにしたことに罪悪感を感じている裕司は、弟を買い戻すために夜市へ訪れるのでした。

夜市をブックライブで読む

しゃばけ(畠中恵)

2001年に、第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しました。

江戸時代を舞台に、体の弱い一太郎と妖怪が協力して事件の解決に乗り出します。

ミステリー要素を含んでおり、謎解きが繰り広げられる物語です。

ミステリー好きな人も、手に取ってみてはいかがでしょうか。

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ローワンと魔法の地図(エミリー・ロッダ)

本作は、1993年にオーストラリア最優秀児童図書賞を受賞しました。

「リンの谷のローワン」シリーズの第1作目です。

リンの村の川が枯れ果ててしまったため、水を取り戻すために竜の住む山頂を目指すことに。

魔法のかかった地図をもとに、弱虫のローワンもほかのメンバーに同行します。

烏に単は似合わない(阿部智里)

著者は大学在学中の2012年に、本作で松本清張賞を史上最年少で受賞しました。

人間の見た目をした八咫烏が住む世界「山内」を舞台に、若宮の后候補4人が競う中で事件が起こります。

「八咫烏シリーズ」として、現在もストーリーは継続中です。

漫画化もされています。

烏に単は似合わないをブックライブで読む

毒見師イレーナ(マリア・V・スナイダー)

本作は2005年にアメリカで刊行され、2015年に日本で発売されました。

ある事件を起こし絞首刑もしくは毒見役になるか線選択を迫られ、毒見役を選んだイレーナ。

そんな彼女には、過酷な試練が待ち受けているのでした。

続編も発売されているので、チェックしてみてください。

毒見師イレーナをブックライブで読む

裏庭(梨木香歩)

『西の魔女が死んだ』の著者による作品です。

本作は1996年に発売され、児童文学ファンタジー大賞を受賞しました。

荒れ果てたイギリス人一家の別荘にある「裏庭」に入り、少女が冒険の旅に出ます。

冒険の中で強く成長していく物語です。

考えさせられる内容なので、大人にもおすすめです。

図書館の魔女(高田大介)

本作は2013年に、第45回メフィスト賞を受賞しました。

鍛冶の里で育った少年・キリヒトは、最古の図書館にいる魔女・マツリカに仕えることになります。

恐れられている彼女は、声を出せない少女でした。

第4巻まで発売されているため、長く物語を楽しみたい人にぴったりです。

図書館の魔女をブックライブで読む

隣のずこずこ(柿村将彦)

本作は、2017年に日本ファンタジーノベル大賞を受賞しました。

突然姿を現した狸とあかりさんは、1ヶ月後に村を焼き払い村人を全員呑み込むといいます。

中学生の「はじめ」は抗おうとしますが、予想外の展開に突入。

果たして村と村人を守れるのかが見どころです。

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月の影 影の海(小野不由美)

本作は1992年に発表された「十二国記シリーズ」の第1作目です。

女子高生の陽子は、ある日「ケイキ」という男に異界へ連れていかれます。

しかし理由もわからないまま1人になった陽子は、出会った人に裏切られたり妖魔と戦ったりすることに。

元の世界へ帰ることを望みに、必死に生きていきます。

宵山万華鏡(森見登美彦)

『夜は短し歩けよ乙女』や『有頂天家族』の著者による、2009年に発表された連作短編集です。

京都の祇園祭宵山の1日に起こる、不思議な出来事を描いた6編。

ホラー要素も含まれたファンタジー小説です。

独特の世界観に没頭したい人は、手に取ってみてください。

宵山万華鏡をブックライブで読む

どろぼうの神さま(コルネーリア・フンケ)

チューリヒ児童文学賞・ウィーン児童文学賞を受賞した作品です。

ある少年兄弟は、「どろぼうの神様」とベネチアの廃墟になった映画館で暮らしていました。

2人を引き離そうとした伯母夫妻から逃げるためです。

そんなベネチアには、子どもは大人に、大人は子どもになる伝説のメリトーゴーランドがありました。

霧のむこうのふしぎな町(柏葉幸子)

本作は、第15回講談社児童文学新人賞・日本児童文学者協会新人賞を受賞しています。

映画「千と千尋の神隠し」に影響を与えた本です。

小学6年生のリナは、夏休みに1人で不思議な街へ旅に出ます。

人々と交流しながら成長していく物語。

大人が読んでも癒される内容なので、リラックスしたい人におすすめです。

霧のむこうのふしぎな町をブックライブで読む

カラフル(森絵都)

本作は、第46回産経児童出版文化賞を受賞しました。

2000年に実写映画化され、2010年にはアニメ映画化されています。

主人公は一度死んだものの、天使業界の抽選に当たったことで前世の罪を償うチャンスを獲得。

自殺を図った真という少年の体を借りて、生前の過ちを思い出そうとします。

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時生(東野圭吾)

推理作家として有名な著者による、SFファンタジー小説です。

2002年に発行され、2004年にはドラマ化されました。

息子が病で最期を迎えようとしているときに、その父は、20年以上前に出会った不思議な少年との出来事を思い出します。

その内容を妻に語り始めるのでした。

時生をAmazonで読む

ムゲンのi(知念実希人)

医師としても活動する著者による、2019年に発売されたミステリーファンタジー小説です。

眠りから目覚めなくなる病気「イレス」の患者を救うべく、医師の識名愛衣が霊媒師・ユタの祖母に相談。

祖母の助言に従い、愛衣は夢幻の世界へいき魂の救済を試みます。

ムゲンのiをブックライブで読む

黄金の王 白銀の王(沢村凛)

2007年に発売された和風ファンタジー小説です。

長きに渡って争ってきた2つの氏族の王は、義兄弟でした。

彼らは葛藤したうえで、国の未来のために共闘の道を選択します。

困難な道を着実に進んでいく2人に注目です。

黄金の王 白銀の王をブックライブで読む

ビギナーズでは様々なジャンルの小説もご紹介しています。ファンタジー小説以外にも気になる方は、ミステリー・推理小説を紹介しているこちらの記事を参考にしてください。

ファンタジー小説のおすすめを読んでみよう

今回は、ファンタジー小説のおすすめ25冊と選び方について紹介しました。

これからファンタジー小説を読んでいきたい人は、自分に合いそうな本を探してみてください。

こちらの記事では、小説が読めるおすすめの電子書籍サービスを紹介しています。小説を電子書籍で読みたい方はぜひ参考にしてください。

ヒロキタナカ /
ビギナーズ編集部 tanaka

大学院を修了後、IT業界を経て独立。選書サービスやWebメディアを運営する傍ら、ライターとしても活動しています。趣味は読書やサウナです。

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