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泣ける小説のおすすめ20作品を紹介!魅力と選び方についても解説

泣ける小説のおすすめ20作品を紹介しています。泣ける小説とはいっても、どの作品を選べばよいか悩んでしまうでしょう。そこで、泣ける小説の魅力や選び方についても解説しています。読書を趣味にしたい人は、泣ける小説から試してみるのもおすすめです。
泣ける小説のおすすめ20作品を紹介!魅力と選び方についても解説

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泣ける小説のおすすめ20作品を紹介しています。

泣ける小説とはいっても、どの作品を選べばよいか悩んでしまうかもしれません。当記事では、泣ける小説の魅力や選び方についても解説していきます。

泣ける小説の魅力

泣ける小説の多くは、読者が感情移入できるよう描かれています。映画やドラマを観て、涙する機会があるかもしれません。

小説の場合は視覚的な情報が少なく想像力を掻き立てられるため、より深く感動できることもあります。

物語を楽しみつつ、泣くことで精神的なリラックス効果を期待できるのも魅力です。

泣ける小説の選び方

数々の泣ける小説が発売されている中で、どの本を選べばよいか迷う人もいるでしょう。

本のテーマやジャンルによっては、共感できず泣けない可能性もあります。そのため、自分の目的に合った本を選ぶことが大切です。

そこで、ここでは泣ける小説の選び方を紹介します。

テーマ・ジャンルから選ぶ

泣ける小説は恋愛をテーマにした作品が多くみられますが、家族や復讐など様々なテーマが扱われます。

あたたかい話から悲しい話まで、ストーリーのバリュエーションは豊富です。ジャンルによってもテイストが異なるため、選ぶ際の基準となります。

泣ける小説は、恋愛や青春ジャンルのものだけではありません。ミステリーやSFなどにも存在します。

短編・長編から選ぶ

様々な泣ける話を楽しみたい人には、短編がおすすめです。

長編は短編よりも読み終えるまでに時間がかかるため、短期間で複数の作品を堪能したい人にはあまり適していません。

一方で、長編は物語の世界観に没頭しやすい点が特徴です。泣ける展開まで時間がかかるケースもありますが、それだけ深く感動できるでしょう。

メディアミックスから選ぶ

漫画・映画・舞台化など、原作とは違った形で楽しめるのがメディアミックス作品の醍醐味です。

原作とは設定が異なるケースもみられ、別の視点から物語を堪能できます。映画や漫画から作品に触れた人は、原作の小説を手に取ってみるのもおすすめです。

泣ける小説のおすすめ20選

おすすめの泣ける小説20作品を紹介していきます。

古典的なものから現代的なものまで、幅広い作品を時系列にピックアップしました。

泣ける小説選びの参考にしてみてください。

アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)

1960年にヒューゴー賞短編小説部門を受賞し、1966年に長編小説としてネピュラ賞を受賞しています。

知的障害のあるチャーリイが、脳の手術を受けて天才になるものの苦悩する姿を描いた物語です。世界的な人気を博し、日本では山下智久さん主演の連続ドラマが放送されました。

人間の本質に迫った作品を読みたい人にぴったりです。

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たったひとつの冴えたやりかた(ジェームズ・ティプトリー)

1986年に発売された3つの短編を収録している作品です。

表題作は宇宙を舞台に、16歳の少女・コーティーの愛や勇気を描いた物語。表題作のほかに「グッドナイト、スイートハーツ」「衝突」の2作品が含まれています。

壮大な世界観に浸りつつ泣きたい人にうってつけです。

夏の庭 THE FRIENDS(湯本香樹実)

1992年に刊行され、海外でも出版されている作品です。

1人暮らしの老人と、死について考える小学6年生が過ごした一夏の物語。

儚くもどこか懐かしさを感じられる仕上がりです。

1994年に公開された映画では、神戸を舞台に全編神戸弁で演じられています。子どもから大人まで、幅広い年齢層におすすめです。

西の魔女が死んだ(梨木香歩)

1994年に出版され、日本児童文学者協会新人賞や新美南吉児童文学賞を受賞した作品です。

不登校になった主人公が、西の魔女と呼ばれるおばあちゃんと自然の中で暮らします。心が成長していく過程を描いた作品です。

2008年には実写映画化されました。人間関係に疲れ、やさしい気持ちになりたい人にもってこいです。

壬生義士伝(浅田次郎)

2000年に発行され、2002年に渡辺謙さんの主演でドラマ化されました。

2003年には中井貴一さんの主演で映画化を果たし、翌年に第27回日本アカデミー賞を受賞しています。南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組隊士の吉村寛一郎が主人公の時代小説です。

歴史が好きな人は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

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流星ワゴン(重松清)

2002年に刊行され、2015年にはドラマ化を果たし話題となりました。

仕事を失い家庭が崩壊している中で、死を考える38歳の主人公。そんな彼は、5年前に交通事故で亡くなったある父子と出会います。

人生の分岐点へと導かれ、立ち直っていく姿を描いた物語です。仕事や家庭環境に悩んでいる人は、チェックしてみてください。

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半落ち(横山秀夫)

2002年に発売され、2003年週刊文春ミステリーベスト10で1位にランクインした作品です。

2004年に映画化され、2007年にはドラマ化を果たしています。

アルツハイマーの妻を殺害した現職警察官は自首したものの、殺害から自首までの空白の2日間を語らないミステリー。泣けるミステリー小説を探している人にぴったりです。

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いま、会いにゆきます(市川拓司)

2003年に発売され、翌年には映画化されました。2005年にはドラマ化も果たした作品です。

主人公は1年前に妻の澪を亡くし、6歳の息子と2人で暮らしています。雨の季節に亡くなったはずの澪が2人のもとに現れ、奇妙な共同生活がはじまることに。

大切なパートナーや家族がいる人におすすめです。

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風が強く吹いている(三浦しをん)

2006年に発売され、舞台・実写映画・テレビアニメ化も果たした作品です。

箱根駅伝を目指す2人の主人公を中心に、仲間と切磋琢磨しながら成長していく姿が描かれています。個性豊かなキャラクターが多く登場するのも魅力です。

箱根駅伝が好きな人や、仲間との絆を描いたストーリーに浸りたい人は手に取ってみてください。

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八日目の蝉(角田光代)

2007年に刊行され、檀れいさんの主演で2010年にドラマ化されました。2011年には、井上真央さんの主演で映画化されています。

第2回中央公論文芸賞を受賞し、映画は第35回日本アカデミー賞を受賞しました。

不倫相手の赤ちゃんを誘拐した女性の逃亡ストーリーです。

母性をテーマにした小説で泣きたい人は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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夏美のホタル(森沢明夫)

2010年に発売され、2016年に映画化された作品です。

大学生の主人公・慎吾と恋人の夏美が、山里に住む親子と触れ合いながら成長していく姿が描かれています。

映画では夏美が主人公に変更され、女優の有村架純さんが演じました。

ノスタルジックな気持ちになりたい人は、要チェックです。

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ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)

2012年発行の本作は、2017年に日本だけではなく中国でも映画化され話題となりました。

様々な悩みや相談に乗る不思議な雑貨店での過去と現在を行き来する手紙交換は、どんな人にも寄り添います。パズルのピースがはまっていくように、伏線が回収されていく展開に引き込まれるでしょう。

心動かされる作品を読みたい人におすすめです。

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世界から猫が消えたなら(川村元気)

LINEに配信する初の連載小説として発表された作品で、2012年に発売されました。2013年には、本屋大賞にノミネート。

ラジオドラマ・映画・漫画化も果たし、本としては中国・韓国・台湾で翻訳されています。映画オタクで猫と一緒に暮らしている郵便配達員が主人公の物語です。

ファンタジーが好きな人は、手に取ってみてください。

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僕の妻と結婚してください(樋口卓治)

2012年に刊行され話題となった、家族愛を描いた物語です。

余命宣告を受けた放送作家の主人公が、妻と息子に幸せな未来を残すべく放送作家らしい企画を考え奮闘します。

舞台・ドラマ・映画化されるなど、一躍人気となりました。笑って泣ける作品が好きな人におすすめです。

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旅猫リポート(有川浩)

2012年に発売され、第4回ブクログ大賞(小説部門)を受賞。2018年には、福士蒼汰さんの主演で映画化されました。

主人公のサトルは、ある事情から拾った野良猫・ナナを手放すことになります。人間の言葉を理解できる猫と、やさしい青年との絆を描いたストーリーです。

猫が好きな人や、やさしい気持ちになりたい人はチェックしてみてください。

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君の膵臓をたべたい(住野よる)

2015年に発行され、翌年に本屋大賞の2位にランクインした作品です。

主人公と、病気をもつ桜良との交流が育まれる中で表題へとつながっていきます。

2017年に実写映画化され、2018年にはアニメ映画化を果たし話題を集めました。生きる意味を考えてみたい人におすすめです。

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マチネの終わりに(平野啓一郎)

2016年に発売された本作は、第2回渡辺淳一文学賞を受賞。2019年には福山雅治さんの主演で、映画化されました。

天才ギタリストの主人公・蒔野と国際ジャーナリストの洋子は、お互い愛し合いながらも一緒になることは許されない関係でした。

グローバリズムや生と死など、様々なテーマが重なりながら進んでいくストーリーです。

美しくも切ない物語に浸りたい人は、手に取ってみてください。

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スタフ staph(道尾秀介)

『カラスの親指』などで知られる著者が、2016年に発表したミステリー小説です。移動デリを経営しているアラサーでバツイチの主人公が、事件に巻き込まれていきます。

想像を超えるラストに、衝撃を受けるはず。エンタメ要素の強い泣ける物語を読みたい人にぴったりです。

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かがみの孤城(辻村深月)

2017年に発行され、翌年に本屋大賞を受賞した作品です。

不登校で引きこもりの主人公・こころが、鏡の向こうの城で同じような境遇の中学生6人と出会い冒険する物語。

登場人物が抱える問題は現実的なので、すぐに作品の世界に入り込めます。生きづらい世の中に救いを求める人に、おすすめです。

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罪人が祈るとき(小林由香)

2011年に『ジャッジメント』で第33回小説推理新人賞を受賞した著者による、2018年に発売されたヒューマンミステリーです。

ある街を舞台に、3年連続で同じ日に自殺者が出たことから「十一月六日の呪い」が噂されていました。

いじめに遭っている主人公は、この日に相手を殺害して自殺しようと考えます。

そんなときにピエロが現れ、殺害をサポートしてくれることに。

復讐をテーマとした感動作を読みたい人は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

罪人が祈るときをブックライブで読む

こちらの記事では、面白い小説をジャンル別に厳選紹介しています。純文学や青春、恋愛ものなどジャンル別に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

泣ける小説のおすすめを読んでみよう

泣ける小説の魅力・選び方とおすすめの20作品を紹介しました。

これから読書を趣味にしたい人は、心動かされるような泣ける小説から試してみるのもおすすめです。

気になった小説があれば、チェックしてみてください。

ビギナーズでは小説が読めるおすすめの電子書籍サービスも紹介しています。サービスの特長を比較しているので、ぜひ参考にしてください。

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ヒロキタナカ /
ビギナーズ編集部 tanaka

大学院を修了後、IT業界を経て独立。選書サービスやWebメディアを運営する傍ら、ライターとしても活動しています。趣味は読書やサウナです。

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