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ガス代を節約する方法とは?お風呂や給湯器がポイント!

ガス代を節約する方法についてまとめました。固定費を削減する方法を知り、家計の負担を減らしてはいかがでしょうか?
ガス代を節約する方法とは?お風呂や給湯器がポイント!

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「一人暮らしを始めてみたら、ガス代が高くて驚いた!」という経験を持つ人も少なくありません。しかし、平均的なガス代を知らないと、高すぎるのかどうかの判断に困りますね。

そこで、一人暮らしの場合はどれだけガス代がかかるのか、ガス代節約のために何ができるのか、という点をご紹介します。お風呂や料理、洗いものが注意するポイントです。

ガス代の節約方法をご紹介

まずは、ガス代の節約方法を知る前に、一人暮らしの平均的なガス代をご紹介します。自分のガス代は高いのかチェックしましょう。

一人暮らしの平均ガス代はいくら?

一人暮らしの1カ月の平均的なガス代はこちらです。

季節 平均的なガス代
約4,000円
約2,500円

なお、2人暮らしの場合は約6,100円、3人暮らしの場合は約8,300円かかっています。

(「一般社団法人プロパンガス料金消費者協会調べhttps://www.propane-npo.com/house/average.html 」)

平均的な使用量も合わせてチェックしましょう。

人数 平均的な1カ月の使用量 1人 3~7m3 2人 7~15m3 3人 13~23m3 4人 15~30m3

一戸建てかマンションかによって差があったり、冬場はこの使用量よりも多くなることがあります。 しかし、上記の表の使用量よりも大幅に多い場合は使いすぎの可能性があります。

ガスの種類と特徴

さて、ガスの種類としては、「プロパンガス」と「都市ガス」があることを知っていますか。それぞれの特徴をご紹介します。

プロパンガス

「プロパンガス」は、「LPガス」といわれるボンベを業者が運んできます。家に接するところに設置されているので、見かけたことがあるかもしれませんね。

プロパンガスのメリットはこちらです。

  • どんな地域でも使うことができる
  • 好きなガス会社を自由に選ぶことができる
  • 災害に強く、復旧が早い

一方、こんなデメリットがあります。

  • 料金が高め
  • 解約時に解約料がかかるケースが多い

プロパンガスというと、「料金が高い」というイメージが強いのではないでしょうか。実はプロパンガスは、ガス会社が自由に料金設定できることから、高い料金を設定しているケースもあるようです。

あまり使っていないのに、すごく高いということであれば、こちらのenepiのサイト(参照リンク:https://enepi.jp/)から料金の比較ができるようになっています。

都市ガス

「都市ガス」は、道路の下のガス導管を通じて、ガスメーターを経て各家庭に供給されます。

都市ガスのメリットはこちらです。

  • 比較的料金が安い
  • 電気よりは熱量が多い

一方、こんなデメリットもあります。

  • ガスが自由化されたが、参入企業が少ないため、ガス会社を選ぶのが難しい
  • 新築の場合、初期費用が高い

2017年に都市ガスも自由化されました。市場競争が活発になることで、今よりもお得なガス料金プランが発表されるかもしれませんね。大いに期待できます。

プロパンガスは都市ガスの2倍ほど高い

一般的にはプロパンガスのほうが1.8~2.0倍ほど高くなっています。しかし、適正価格化を図ることで、都市ガスの1.2~1.3倍程度の料金を実現することも可能なので、チェックが大切です。

これを踏まえて、オール電化に変えようという家庭も少なくないようですね。

  • どの地域でも電気が通っていれば使うことができる
  • ガス代がなくなり電気代だけになる
  • 開通のときや解約のときの立ち会いが必要ない
  • 好きな電力会社を自由に選ぶことができる

というメリットがあります。

たしかに、災害で電気が止まったときは混乱するかもしれませんが、ガスコンロを活用することによってしのげるのではないでしょうか。

ガス代が高くなるときと注意点

どんなときにガス代が高くなるか知っておくと、節約するときに役立ちます。お風呂や料理、洗いものが注意ポイントです。

お風呂

お風呂は、1カ月で使うすべてのガス代の半分以上を占めます。多ければ、8割にも及ぶ家庭もあるようです。お風呂の節約ができれば、多くのガス代を節約できます。

料理(鍋や火力の使い方)

次に、多くのガスを使うのは、料理です。全体の3~4割を占めているようです。キッチンを使わないわけにはいきませんが、電子レンジの活用といった工夫ができます。

洗いもの(給湯器)

洗いものをするとき、お湯を使うにはガスを使用します。1分間にガス代が約5.5円かかっているので、油汚れの付いたお皿は先に新聞紙であらかたの汚れを取っておくといった工夫をすると良いでしょう。

ガス代節約のためにできること3つ

注意ポイントを知ったところで、具体的に何をすると節約できるのかお伝えします。

お風呂のガス代を節約

お風呂では、以下のことを意識しましょう。

  • 追い焚きをしない
  • 浴槽に入れるお湯の量を減らす
  • シャワーを多く使わない
  • 節約グッズを使用する

追い焚きとシャワーは使った分だけガス代がかかるので、お湯を冷めさせない工夫をするといいですね。必須アイテムは100均で手に入る「保温シート」です。また、お風呂マットや浴槽のふたも役立ちます。

少し変わったところでいうと、保温のための「遠赤セラミックボール」がおすすめです。電子レンジで加熱してお湯に入れるだけで保温できる優れものなので、毎日活用したいですね。

ちなみに、東京ガスによると、お風呂を沸かす際や入浴後にふたをすると17.6m3のガス代が節約できるとされています。ガス代でいうと、2,418円の節約です。

また、追い焚き回数を1日に1回少なくすると、年間13.2m3のガス代が節約できるようですね。年間1,813円を節約できるというわけです。お風呂は、冷めないうちに入るようにしましょう。

キッチンのガス代を節約

キッチンのガス代もきちんと節約したいですね。ガス代を安くするための方法をいくつかご紹介します。

  • ふたや落しぶたを利用する
  • 1つの鍋でいくつか調理する
  • ゆで汁を再利用する
  • 炎を逃さないように大きめの鍋を使う
  • 鍋底の水滴はふき取ってから火にかける
  • 野菜の下茹では電子レンジを利用する
  • 冷凍ものは事前に自然解凍か冷蔵庫解凍しておく
  • 料理に使う水は常温を使う
  • なるべく油ものは作らない
  • 電気ケトルを活用する

こまかくいろいろお伝えしてみました。小さなことだと思われるかもしれませんが、「ふたや落しぶたを利用する」だと年間3,434円、「1つの鍋でいくつか調理する」だと年間1,371円安くなるとされています。

上記のことをすべて実践すると、毎月のガス代を節約できるのではないでしょうか。キッチンは、毎日使う人も多いと思うので、少しずつ意識してみましょう。

給湯器のガス代を節約

また、給湯器のガス代を節約する方法をご紹介します。なるべく給湯器を使わないという一言に尽きるのですが、どうすれば良いのか、というところをまとめてみました。

  • 給湯器のスイッチをこまめに切る
  • 冷たいときはゴム手袋をつける
  • 溜め洗いやつけおき洗いをする

少し古い型の給湯器だとスイッチをこまめに切ることで1カ月に約500〜1,000円節約することができます。 給湯器はスイッチが入っているだけでガスを消費することを知らない人も多いみたいですね。

テレビやレコーダーなど電化製品は、電源をオフにしていてもコンセントがささっていると待機電力が発生するのと同じ原理です。

ガス代を下げるテクニック

それでは、最後にガス代を下げるテクニックをご紹介します。意外と、基本料金と従量単価のことを知らない人もいるようですね。

基本料金・従量単価に注目する

ガス代は、基本料金と従量単価で算出されていることを知っていますか。

「基本料金 + 従量料金( 従量単価 × 使用量 )= 請求金額」という計算式で成り立っています。「使用量」の減らし方は先ほどご紹介したので、今度のポイントは「基本料金」と「従量単価」です。

平均的な基本料金と従量単価をみていきましょう。

プロパンガス 都市ガス
平均的な基本料金 1,890円 1,000円
平均的な従量単価 523円 300円

もし、従量単価が530円以上であれば対策が必要だといえるでしょう。対策とは、ガス会社の乗り換えです。

ガス会社を乗り換える

ガス会社を乗り換えることもガス代を安くする一つの手です。より安いガス会社に乗り換えることで、使用量は変えずにガス代金を安くすることができます。ぜひ乗り換えも検討してみてください。

支払い方法をクレジットカードにする

あと、簡単テクニックとしては支払い方法をクレジットカードにすることをおすすめします。他にも、現金支払いやコンビニ支払いなどがありますが、クレジットカード支払いにするとポイントがつくというメリットがあります。

クレジットカード会社にもよりますが、下記が目安です。

月あたりのガス代 年間ポイント獲得数
一人暮らしの目安 3,000円 360ポイント
2人暮らしの目安 5,000円 600ポイント
3人暮らしの目安 8,000円 960ポイント
4人以上暮らしの目安 10,000円 1,200ポイント
床暖房やガス給湯などを使ったときの目安 15,000円 1,800ポイント

その他の料金もクレジットカード支払いにすると、年間1万円以上の節約につなげることができます。

とはいえ、実はクレジットカード支払いできないガス会社もあるのです。基本的に首都圏に住んでいれば問題なくクレジットカード支払いできることが多いですが、事前にクレジットカード支払いができるかどうかをガス会社に問い合わせてみるといいでしょう。

  • 東京ガス
  • 大阪ガス
  • 東邦ガス
  • 北海道ガス
  • 東日本ガス

などは、クレジットカード支払いできる会社の例です。

ガス代を節約して生活に余裕を

一人暮らしのガス代は、冬だと約4,000円、夏だと約2,500円です。お風呂や料理、洗いものなどで多くのガスを使うので気をつけましょう。

とりわけお風呂は多くのガスを消費するので、「追い焚きをしない」「浴槽に入れるお湯の量を減らす」「シャワーを多く使わない」などのことを意識するといいですね。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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