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スケボーデッキのおすすめと選び方[初心者向け]有名ブランドや種類も解説

スケボーデッキのおすすめと選び方[初心者向け]有名ブランドや種類も解説

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スケボーデッキといえば、足を乗せる板の部分で「スケートボードの顔とも」呼ばれている重要なパーツです。

スケボーデッキの種類やデザインは乗り味に直結するため、どのようなデッキを選ぶのかということはスケーターにとって最も関心のある事柄だといえるでしょう。

しかし、世の中に出回っているデッキの種類はあまりに豊富で、特に初心者の人は「どのデッキを選べばいいのかわからない!」なんて状況になりがち。

そこで今回は、スケボーデッキの選び方やスケーターなら知っておきたい有名ブランド、おすすめのデッキについてもご紹介します。

スケボーのデッキとは

スケートボードのデッキとは、ボードに乗ったときに足を置く板のことです。種類によって形状が異なります。

デッキをさらに前方・後方にわけて、前方の反った部分をノーズ、後方の反った部分をテールと呼びます。 一般的には、前方のテール部分が後方ノーズ部分よりも短く、キック(反りの角度)が強く作られています。

キックの強弱によって技の決め方にも変化が出ますが、デッキはデザイン面を重視して選ぶ方が多いです。おしゃれなデッキはインテリアとして飾っておくこともできるからです。

スケボーデッキの種類と特徴

スケボーデッキにはさまざまな長さのものがあり、種類やデザイン・サイズなどによって乗り心地が変わります。

ここでは、デッキの種類や特徴についてまとめてみたいと思います。「デッキの種類が知りたい」という初心者さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

ストリートデッキ

画像:Amazon

日本で発売されているほとんどの種類が、こちらのストリートデッキです。

デッキ前後の形が同じなので技をかけやすく、跳んだり板を空中で回したり縁石に乗り上げたりするライディングスタイルに最適。

幅7.5~8.25インチ(20cm)、長さは32インチ前後のサイズが主流です。

クルーザー

画像:Amazon

クルージングに適しているこちらのデッキは、技や坂でのライディングではなく「街中で気軽にクルーズを楽しむ」目的で作られたデッキです。

クルーザーは基本的にソフトウィールと組み合わせることが多く、長さは超ミニサイズからロングまで豊富に揃えられているのが特徴的です。

オールドスクール&プール

画像:Amazon

こちらのデッキは基本的にはストリートデッキと同じですが、それよりもやや幅がありひとまわり大きめのデッキデザインが特徴的です。

大きさがあるので細かな動きや技には不向きですが、速度がつきやすいので「パワーやスピード感を楽しみたい」という人におすすめです。

ハイブリッド

画像:Amazon

ハイブリッドデッキはストリートデッキより大きく、ロングボード デッキより短い中間的なサイズ感を持つデッキです。

ハードウィールで組めばスケートパークで楽しむこともできますし、ソフトウィールで組めばサーフスケートとして、もしくはダウンヒルスライドも難なくこなせる万能デッキ!

ウィールを組み替える手間はありますが、さまざまなライディングスタイルを楽しみたいという人にうってつけでしょう。

フリースタイル

画像:Amazon

こちらのデッキの長さは基本的に40インチ~50インチ位と長く、デッキの上でステップを踏んだりダンシングをしたりして優雅なライディングを楽しむことができます。

ロングボードに乗っているサーファーが陸トレ用として利用することもあり、スケーター以外からも人気を集めています。

このほか、「フリーライドデッキ」「ダウンヒルデッキ」などがあります。

フリーライド

フリーライドデッキは、フリーライドのダウンヒル用デッキ。

ハードウィールで組むことはまずなく、ソフトウィールで組んでダウンヒル(坂)のスピード感を楽しんだりカービングやスライドを堪能したりするのに最適なデザインです。

ダウンヒル

ダウンヒルデッキはその名のとおり、ダウンヒル(坂)で使用するデッキのことです。

こちらもハード―ウィールをつけることは基本的になく、ソフトウィールで組んでクルージングやダンシングも楽しむことができます。

ダウンヒルデッキはフリーライドデッキとの区別が難しく、同じカテゴリーにまとめられることも少なくありません。

関連記事:スケボーの種類解説|おすすめモデル選び方|目的や技に合ったおすすめもご紹介

スケボーデッキの選び方

スケボーと一口にいっても、選ぶデッキによってライディングスタイルも大きく変わっていきます。

ここでは、基本的なスケボーデッキの選び方についてまとめてみましょう。

ライディングスタイルから選ぶ

  • 空中回転などトリッキーな技を決めたい:ストリートデッキがおすすめ
  • 坂でスピードを出したい:フリーライドやダウンヒルがおすすめ

初心者からは「どのデッキを選べばいいのかわからない!」という声がよく挙がりますが、まずはデッキの種類やそれぞれの特徴を学ぶことが必要です。

その上で、自分はどのようなライディングをしたいのか?を考え、それに合ったデッキを選ぶと失敗も少ないはず。

「板を空中で回したり公園の縁石で技をかけたりしたい!」というトリッキーなスタイルが好きであれば、おすすめするデッキはストリートデッキ。

一方で「技にはあまり興味がない。とにかく坂でスピード感を楽しみたい!」という場合には、スピードがつきやすいフリーライドやダウンヒルが最適でしょう。

このように、自分がどのようなスケートをしたいかによって選ぶべきデッキは変わってくるので、自分が挑戦したいスタイルを明確にすることが重要です。

身長から選ぶ

好みのライディングスタイルが決まったら、次に考えるのは自分の身長に合わせたデッキのサイズ感。

身長や足の長さに対してデッキの長さを決めることで、乗ったときのスタンス(両足の位置)が極端に狭くなったり広くなったりしてしまうことを防ぎます。

現在の日本では、平均身長などの関係から「7.75(約19.7cm)〜8インチ幅(約20.3cm)、長さ32インチ」のデッキが中心に市場を展開させています。

人によって身長や足の長さは違うので一概にはいえませんが、トリッキーなスケートを楽しみたい人は上記のサイズ感がおすすめです。

また、ダウンヒルや板の上でステップなどを楽しみたい人には、長さが倍近くあるロングタイプのデッキも人気があります。

サイズ感に不安がある場合は、ショップに相談してみましょう。

デザインで選ぶ

デッキのデザインは数多くあり、好みのものを選ぶのも楽しいです。ブランドロゴがプリントされたものやコラボデザインなど、多数のデザインから選べば、個性をアピールできます。

また、お気に入りのデザインならたくさん触りたくなるので、練習や持ち出す機会も増えます。

初心者には「コンプリート」がおすすめ

コンプリートとは、購入したらすぐに乗ることができる「スケボーの完成版」です。

スケボーには「デッキ」「ウィール」「トラック」などさまざまなパーツがあり、各パーツの中にも豊富な種類が揃えられています。

数多いパーツの中から自分の好みに合わせてアレンジしていくことで「オリジナルのスケボー」が完成しますが、初心者の場合はどのパーツを選べばいいのかわからないことが多いでしょう。

コンプリートはデッキに合うウィールやトラックなどがあらかじめセッティングしてあるため、購入したらすぐに乗ることができるのでおすすめです。

スケボーデッキの有名ブランド

スケボーデッキを発売しているブランドやメーカーはたくさんありますが、ここでは「これを知らないとスケーターといえない!」というほど有名なブランドをご紹介します。

ELEMENT(エレメント)

エレメントはジョニー・シラレフが1992年に設立し、カリフォルニアを中心に全世界で愛されているスケートブランドです。

エレメントでは世界でも名だたる有名プロスケーターをライダーに持ち、スケボー界を引率する中心的なブランド。

エレメント独自のフェザーライトプレスによって開発されたデッキは、軽くて丈夫なので初心者スケーターにもおすすめです。

アパレル展開も充実しているので、横ノリ系のスタイルで決めればより一層スケボーが楽しくなるでしょう。

REAL(リアル)

スケートの聖地LAで、トミー・ゲレロを中心に設立したスケボーブランド。

カリフォルニアのスケート文化だけではなく、アートや音楽的センスを融合させたオリジナリティー溢れるデザインが魅力的です。

エレメントと並び、スケートブランドで最も有名といえるほど名が知れ渡っているブランドなので覚えておきましょう。

デッキは色鮮やかでアートセンスの伺えるデザインが多く、パーク内でも目立ちそう!

GIRL(ガール)

ガールは1994年、プロスケーターであるリック・ハワードや映画監督やグラフィックアーティストの3人が設立したスケボーブランドです。

今までのスケート業界の常識を覆すような、ポップでファニーなアートワークが注目されています。

「GIRLに認められたら間違い無い。」という認識が業界全体で広まっていることから、人気・実力ともにNo.1スケートブランドであるといえるでしょう。

SANTA CRUZ(サンタクルーズ)

初めはサーフブランドとして設立されたサンタクルーズですが、現在では「サーフ」「スノー」「スケート」と活動の場を広げている人気ブランド。

ジムフィリップスがアートワークを手掛けていることから、ミュージシャンやアーティストからも絶大な支持を受けています。

デッキはアーティスティックで遊び心たっぷりのデザインが多く、ハードでロックテイストなスケートを後押ししてくれるようです。

chocolate(チョコレート)

chocolateは、1994年GIRL(ガール)の姉妹ブランドとして誕生したデッキブランドです。

ポップなデザインと、デッキのキックが弱めでコンケーブが強めな点が特徴です。回転系のトリックがしやすいため、技を磨きたいけど見た目にもこだわりたい人におすすめです。

関連記事:これを知らなきゃスケーターと言えない?超有名スケボーブランド

スケボーデッキのおすすめ7選

ここでは、上記でご紹介した有名スケボーブランドの中から、注目度の高い人気ストリートデッキをご紹介します。

初心者は、デッキ前後の反り返り部分である「キック」の角度や、デッキ中央部分にある凹み「コンケーブ」の状態に注目してみましょう。

chocolate|ALVAREZ ORIGINAL CHUNK

ロゴと背景色のコントラストがクールなデザイン。カラー展開も幅広いです。

コンケーブは強めになっているため、トリックで使用しやすい設計。安定感のある太めのサイズで、初心者でも乗りこなしやすいです。

chocolate|CRUZ NICE DREAMS DECK

8.2インチのYonnie Cruz(ヨニー・クルズ)プロのシグニチャーモデルです。

平均的でクセが少ない乗りやすい形状。ストリートやパークなどオールマイティに使えます。

GIRL|タイラーパチェコ

定番のGIRLトイレマークデザインがユニークなタイラーパチェコ。

デッキ前後の形が同じで、技をかけやすいストリートタイプです。インチも8/7.75inchのため、安定感があります。

SANTA CRUZ|SCREAMING HAND TAPER TIP DECK

8.0/8.2/8.3/8.5インチから選ぶことができるこちらのモデルは、サンタクルーズ独特の世界観が表現されたデッキデザインが特徴的。

ジム・フィリップスの名作アイコンでもある「スクリーミングハンド」が描枯れているため、サンタクルーズと一目でわかります。

キックは平均的ですがコンケーブがやや弱めの作りになっているため、スタンスチェンジを行いやすく初心者にもおすすめです。

しなやかな滑りを楽しむことができるモデルなので、リラックスしたフリーライディングにもうってつけ!

ELEMENT|FEATHERLIGHT RIVER RATS SEAL

出典:element

極薄のカエデを使用したこちらのモデルは、7枚の層と深みのある凹凸面を組み合わせることでより頑丈な強度と軽さを実現させたデッキです。

とても丈夫な作りになっているので壊れにくく、初心者でトリックに挑戦したいという人にもぴったり!

デザインもエレメント独自のクール感が出ているので、スケーター気分を思う存分味わえるでしょう。

GIRL|CONTEMPORARY OG DECK

出典:Amazon

GIRL所属のプロライダーであるBIEBEL・KENNEDY・MALTO・WILSONのモデルデッキが登場!

8.1インチの商品です。

こちらの「CONTEMPORARY OGシリーズ」は、オーソドックスで素直なシェイプなので誰にでも乗りやすく、滑る場所を選ばないところが特徴的です。

キックやコンケーブともに角度が緩くなっているので、乗りやすく初心者にもおすすめです。

REAL|OVAL BURST FADE PP DECK

出典:skateshop.gr

7.5/7.7/8.5インチから選ぶことができるこちらのモデルは、プロスケーターが厳選した海外直輸入のもの。

リサイクルウッド製のお手頃価格モデルで、木目を生かしたグラフィックが印象的です。

キック・コンケーブともに平均的な作りなので初心者にも扱いやすく、コンプリートにも対応してくれるのだそうです。

【初心者向け】おすすめコンプリートデッキ

デッキ選びに迷ったら、コンプリートがおすすめです。ここでは、人気スケボーブランドからおすすめのコンプリートをご紹介します。

また、初心者の方でも貼りやすいデッキテープもあわせてピックアップしました。

ELEMENT|コンプリート 8.0インチ

ELEMENTのSECTION 8.0インチデッキとベンチャー、ウィールがセットになったコンプリートモデルです。

デッキは人気のELEMENT SECTION。メイプル材を使用し、硬さと耐久性を合わせ持ったコストパフォーマンスの良い「THRIFTWOOD」デッキ仕様です。初心者の方におすすめ!

REAL|コンプリート 7.7インチ

カラフルなデザインが目を惹くREALのコンプリート。日本人の好みに合わせた7.7インチサイズで、滑り出しが快適なやや柔らかめの95Aウィールを使用しています。

安定したターン性能と滑りができるので、初めてスケートボードに触れる方や再スタートの方におすすめです。

関連記事:スケボー初心者必見!コンプリートの特徴とおすすめモデル厳選18デッキ紹介

おすすめ!スケボーデッキテープ・スケートシューズ

スケボーデッキに貼るテープや、スケボーに適したシューズをご紹介します。

周辺アイテムにもこだわってみましょう。

おすすめのデッキテープ

滑り止めの役目を果たしてくれるデッキテープのおすすめ商品をご紹介します。

JESSUPオリジナルデッキテープ

こちらはアメリカで歴史のあるJESSUP(ジェサップ)のオリジナルデッキテープです。

適度な荒さと絶妙なグリップ感が魅力で、初心者でも貼りやすいと人気のアイテム。世界のプロスケーターからも定評があります。

おすすめのスケートシューズ

スケートシューズは、スポーツブランドから選ぶとおしゃれさと機能性を確保できます。

NIKE SB Delta Force VULC

こちらのNIKEのSB Delta Force VULC(デルタ フォース ヴァルク)は、ローカットスニーカーです。

アッパー部分に天然レザーを使用しているため、足元に高級感をプラスしてくれます。普段使いもできるデザインです。

厚底のゴムソールはグリップ力が高いため、スケートの際も安定感を与えてくれます。

スケボーデッキを変えて自分好みに仕上げよう!

スケボーデッキだけを購入する場合は、その他のパーツ「ウィール」「トラック」などの購入も合わせて考える必要があることを忘れないようにしましょう。

どのパーツを組み合わせたらいいのかわからない場合は、完成品である「コンプリートモデル」を選んでみるのもおすすめです。

自分はどのような滑りを楽しみたいのかについてしっかりと考え、それに合わせたデッキデザインを選ぶようにしてください!

関連記事:本気でおすすめするスケートシューズ!人気ブランドと選び方まとめ

白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

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