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【比較表で解説】TOEICとTOEFLの違いとは?受験がおすすめの人は?

英語力を測るテストにはいろいろな種類がありますがTOEICとTOEFLどちらのテストを受けたらいいかわからないときはありませんか?そんな人のために今回はTOEICとTOEFLを徹底比較し、これらのテスト受験がおすすめの人を紹介していきます。用途に合わせて選んでみましょう。
【比較表で解説】TOEICとTOEFLの違いとは?受験がおすすめの人は?

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有名な英語力を測るテストといえば、TOEICとTOEFLですよね。2つのテストを受けたことがない人はどちらのテストを受ければいいか迷うことがあるかも知れません。

そんな人のために今回はTOEICとTOEFLの比較やそれぞれのテストの違い、そして受験をおすすめしたい人など様々な観点から両テストを徹底比較していきます。さらにその他の英語テストも紹介していきますよ。

今の自分に必要な英語テストを知ることから始めてみましょう。

TOEICの概要

TOEICは日本では国際ビジネスコミュニケーション協会が実施する英語力を測定するテストです。

TOEICには「聞く・読む」の英語力を測る「TOEIC Listening & Reading Test」(以下TOEIC L&R)と話す・書く英語力を測る「TOEIC Speaking & Writing Tests」(以下TOEIC S&W)の2種類のテストがあります。

一般的なTOEICと言われているテストはTOEIC L&Rのことを指します。なので、今回は一般的なTOEICテストと言われるTOEIC L&Rについて紹介していきます。

TOEICは基本的にビジネスや日常生活で使用される英語を中心に出題されます。日常的な英語力を測るテストと考えてもいいのではないでしょうか。

また、試験内容はリスニングとリーディングの2技能なので、TOEFLに比べると勉強がしやすいことも特徴的です。

TOEFLの概要

TOEFLはETSが行う「読む・聞く・書く・話す」の4技能の英語力を測るテストです。

TOEFLには「TOEFL iBT」と「TOEFL ITP」の2種類のテストがあり、一般的なTOEFLテスト呼ばれるのは「TOEFL iBT」のことです。

TOEFL iBTは150カ国以上で行われているテストであり、学習や仕事、留学のためなど様々な用途で受ける人が多いことが特徴なテストです。先程述べたように、4技能の英語力を測るテストなので、総合的な英語力が必要となってきます。

特にTOEICとの違いはスピーキングとライティングセクションがあることで、ライティングではもちろんライティングをしなければいけないので、「書く」英語力が必要となってきます。

その点、TOEICと比べると難易度も高いテストと考えても良いでしょう。受験費用もTOEICと比べると高いことが特徴であり、米ドルで235ドルです。(2020年9月現在)

TOEICとTOEFL比較表

TOEIC(L&R)とTOEFL iBTの情報を比較表でまとめてみました。早速見ていきましょう。

TOEIC(L&R)とTOEFL iBT比較表

TOEIC(L&R) TOEFL iBT
測れる英語力 聞く・読む 読む・聞く・書く・話す
試験時間 約2時間 約3時間
試験内容 リスニングとリーディングの2技能を測定 4技能を測定
問題の傾向 ビジネスシーンに関わる問題が多い 会話や講義系の問題が多く専門的な英語も使用されている
問題数 リーディング 100問
リスニング 100問
リーディング 30~40問
リスニング 28~39問
スピーキング 4問
ライティング 2問
受験料 6,490円(税込) 235ドル
スコア L&Rどちらも450点満点合計990点満点 各30点満点
合計120点満点
受験者数 約240万人(2019年度) 全世界合計約3500万人以上(過去を含む)

※2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトを御覧ください。

TOEICとTOEFLの違いとは

ではTOEICとTOEFLの違いとはなんでしょうか。

TOEIC(L&R)とTOEFL iBTを比較すると、試験の形態がとても異なる事がわかりますよね。試験時間の長さだけではなく、問題の傾向もTOEICとTOEFLでは違います。

TOEICは「聞く・読む」の英語力を測ることができますが、TOEFLでは「読む・聞く・書く・話す」の総合的な英語力を測ることができます。総合的な英語力を測りたい人はTOEFLを受けることをおすすめします。

一方、TOEICはビジネス・日常会話に使われる問題が出題されるので、一般的なビジネスなどに活用できる英語力を測りたい人におすすめしたいテストです。

さらには受験料の面で見ても、TOEICは6,490円(税込)なので手軽に受けることができますが、TOEFLは235ドル以上ということで、受ける際にはしっかりと勉強していないと受けることがもったいないと感じるレベルの値段ですよね。

TOEICは様々な世代の人が受けるテストであり、就職・転職を目指している人には特に英語力を証明するテストとして浸透しています。

TOEFLは世界的な認知度が高く、留学を目指している人や、海外赴任を控えている人などの総合的な英語力を測るといった目的で受験する人が多いことが特徴です。

TOEICは日本で英語力を示すテストとして認知度が高く、TOEFLは海外で認知度が高いため、留学や海外赴任などで英語力を必要とする人に最適なテストと言えるでしょう。

TOEIC受験がおすすめの人は?

ここからはTOEICの受験がおすすめの人を紹介していきます。どんな人にTOEICはおすすめなのでしょうか。

就職・転職活動中の人

先程紹介したようにTOEICは多くの企業で英語力を証明できるテストとして、指標とされています。企業の中には募集要項に「○○○点以上必須」など、採用条件として記載されている職種もあります。

なので、就職活動中の大学生の方は、就活に入る前にしっかりと勉強をして受けておくことで、自分の英語力を証明する資格として履歴書やエントリーシートに記載することが可能です。

また転職活動中の人もキャリアアップを目指して、より高い得点を取得するというのも1つの手と言えるでしょう。

自分の英語力を知りたい人

自分の英語力を知りたいと考えている人にもTOEICはおすすめです。

英語系のテスト初心者の方にもTOEICはTOEFLと比べると受けやすいテストでもあり、難易度の面で見ても優しいテストです。自分の英語力がどれくらいあるかを確かめてみたい方はぜひ一度受験してみることをおすすめします。

TOEFL受験がおすすめの人は?

続いてTOEFLの受験がおすすめの人を紹介していきます。どんな人がTOEFLを受験するべきなのでしょうか。

留学をしたいと考えている人

現在高校生や大学生で将来的に留学をしたいと考えている人にもTOEFLはおすすめしたいテストです。

なぜならTOEFLは大学生の場合、所属している大学での交換留学先などで留学する大学によって必要となるスコアはTOEFLのスコアを基準としているからです。そのスコアによって留学できる大学の範囲が決まってくる場合が多いです。

そのため、留学をしたい人は留学先の範囲を広げるために受けることをおすすめします。

総合的な英語力を知りたい人

さらにTOEFLは総合的な英語力を測りたい人にもおすすめしたいテストです。

TOEFLには「読む・聞く・書く・話す」4技能の英語力を測ることができるので、「聞く・読む」のみの英語力を測るTOEICに比べると総合的な英語力がどれくらいかということを確かめることができます。

さらに出題される問題傾向も実用的なものも多く、ビジネスや日常会話に関する問題が出題されるTOEICに比べると、より専門的な出題傾向となっています。

受験料も高いこともあり、その分しっかりと勉強しておかないとなかなか受験しづらい側面もありますが、受けておいて損はないテストです。

TOEICとTOEFLテストその他の種類

最後に今回紹介しているTOEIC L&RとTOEFL iBT以外TOEICとTOEFLのテストを紹介していきます。TOEIC L&RとTOEFL iBT以外にも知られていないテストがあるのです。

TOEIC Speaking & Writing Tests

「TOEIC Speaking & Writing Test」(以下TOEIC S&W)は「話す・書く」の英語力を測るテストです。

実際のビジネスシーンに即した問題を中心に出題され、スピーキングのテストもあることから、難易度が高めのテストとなっています。

受験料は10,450円(税込)となっていて、TOEFL iBTの半分以下の受験料なので、受けやすいことが特徴でコミュニケーション力を測りたい人などにおすすめしたいテストとなっています。

TOEFL ITP

TOEFL ITPは大学や企業などの団体向けに行われるTOEFLテストです。大学などで受けたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

難易度的にはTOEFL iBTよりも優しい傾向にあり、マークシート方式で行われ、ライティング問題がないことも大きな違いです。

ですが、過去問が使用されたり、公式認定証が発行されないという点から、企業によっては履歴書などに記載してもスコアが認められず就職・転職には適さない場合もあります。

まとめ

今回はTOEICとTOEFLの違いについて様々な面から徹底的に比較してきました。

どちらのテストも英語力を測るテストであることは間違いないですが、就職・転職活動や留学など受ける目的によってTOEICとTOEFLのどちらを受験するか選択してみることをおすすめします。

どちらを受けるにもしっかりと出題傾向など対策をして勉強をしておくことを忘れずに、事前に準備万端で試験に挑んでいきましょう!

TOEICとTOEFLを受験して、自分の英語力を測って様々な用途に役立ててみてくださいね。

短期間でTOEICのスコアアップしたい方におすすめのスクールについてはこちらの記事を確認してみてくださいね。

ひろこがね /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味は映画を観ることと、パソコンをいじることです。柴犬が大好きです。アメリカにはたまに足を運びます。

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