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【TOEICリーディング対策まとめ】高得点を取るための勉強法

【TOEICリーディング対策まとめ】高得点を取るための勉強法

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TOEICとは、英語の技能を測る試験です。日常生活やビジネスでのコミュニケーションを想定して、幅広い場面から問題が出題されます。

世界約160ヶ国で実施されているTOEICは、英語資格の中でも定評があります。就職や昇進昇格、海外赴任などの選考基準として使用する企業も数多くあり、キャリアアップを目的とした社会人の受験者が多いのが特徴です。

TOEICは年間を通して試験回数が多いのも特徴といえます。短いスパンで何度も受験でき、スコアアップが狙えるのもメリットでしょう。

今回はTOEICの中でも、「リーディング」セクションに絞って勉強方法をご紹介します。各パートの特徴と理想の時間配分、点数別の対策をおさえて高得点を目指しましょう。

「TOEIC Listening & Reading Test」とは

「TOEIC Listening & Reading Test」は、英語の4技能のうち、聞く力と読む力を測る試験です。リスニングとリーディングの2つのセクションで構成され、それぞれ100問ずつ、合計200問あります。

制限時間はリスニングが45分間、リーディングは75分間の合計2時間です。テスト形式はマークシート方式で、4つの選択肢から解答を選びます。結果は合格・不合格ではなく、10~990点の間でスコアが出されます。

【パート別】TOEICリーディングの特徴

リーディングセクションは、パート5〜7です。このセクションで高得点を取るためには、各パートの特徴を把握しておくことが大切です。

パート5:短文穴埋め問題

パート5は短い文にある空欄に英単語を入れる穴埋め問題で、30問出題されます。ここで必要とされるのは、単語力と文法知識です。

知っていれば数秒で解けますが、知らなければどんなに考えても解けないのがこのパートの特徴です。少し考えても思い出せない、わからないという場合には時間をかけず、次々と進んだ方がよいでしょう。

パート6:長文穴埋め問題

パート6には4種類の長文があり、それぞれに4ヶ所の空欄があります。パート5と同様、4つの英単語から適切なものを選び、長文中の文章を完成させます。ここで必要とされるのは、前後の文脈を理解する読解力です。

パート6の穴埋めは、空欄がある1文だけを読んでも正解を選べません。長文を最初から最後まで読み、前後の文脈から判断して空欄に入る選択肢を選ぶ必要があります。繰り返し読む時間はないため、一度でどれだけ正確に内容を理解できるかが重要です。

パート7:長文読解問題

パート7には長文が4つあり、それぞれの内容に関する設問が複数用意されています。合計54問あり、リーディングセクションの中で最もボリュームがあります。しっかりと時間配分をして、解き進めたいパートです。

パート7の問題は穴埋めではなく、内容把握が求められます。効率的に解き進めるためには、先に問題文を読み、その答えを探しながら長文を読みます。丁寧に読むことよりも、必要な情報を長文の中から探し出す能力が必要です。

【パート別】TOEICリーディングの時間配分と対策

リーディングセクションでは英語を読むスピードと内容理解の精度が重要です。各パートにどのくらいの時間をかけるべきかを決め、過去問などで繰り返し練習することでスコアアップが狙えます。

各パートの特徴からもわかる通り、長文読解のパート7が一番の難関です。ここに十分な時間をかけられるように、時間配分します。パート5、6を解く時間の目安はそれぞれ8分程度、パート7で50分以上を目安にしましょう。



パート5:短文穴埋め問題

パート5では、1問あたりの解答時間は約15〜20秒です。読むスピードと単語力の勝負です。スコアアップを目指すなら、パート5で満点を取れるように、英単語の知識量を増やすとよいでしょう。



パート6:長文穴埋め問題

パート6には4つの長文が出題されますが、1つの長文にかけられる時間は2分です。この2分間で長文を読み、4ヶ所の穴埋め問題を解かなければなりません。このパートの対策は、2分以内で長文を読み、内容を理解する訓練がおすすめです。



パート7:長文読解問題

パート7は15種類以上の長文を読み、その内容に関する54問の問題に解答します。最も問題数が多いため、このパートに50分以上の時間を残しておくのが理想です。そうすれば、1つの長文には3〜4分かけられます。

パート7は長文が続くので苦手と感じる人が多いかもしれません。しかし、長文に慣れることでこれを克服できます。

出題される長文のテーマには傾向があるので、より多くの練習問題を解くようにしましょう。頻出されるテーマに慣れておくと本番でも速く解けるようになります。

【スコア別】TOEICリーディング対策

リーディング対策をする前に、まずは現在の自分の英語力を把握しなければなりません。過去のスコアシートで、リーディングスコアを確認しましょう。まだTOEICを受けた経験のない人は、過去問を解くとおおよそのスコアがわかります。

それぞれのスコアの確認ができたら、下記の対策を参考に、勉強を始めてみましょう。

リーディングスコアが100〜200点の人

TOEICの問題はビジネス英語が多いと思われがちですが、実は高校英語も多く出題されています。そのため、100〜200点の人は高校英語を勉強し直すといいでしょう。

時間内にすべての問題を解くことよりも、パート5、6の基本的な問題の正答率アップを目指します。そのためには、高校英語に加えてTOEICで頻出される単語や慣用句を暗記するのがおすすめです。

リーディングスコアが200〜300点の人

基本的な文法や単語はある程度把握できていると考えられます。しかし、やや高度な文法や単語を理解しておらず、パート5、6で点数を落としています。また、複雑な内容の長文を理解する力が足りず、パート7を最後まで解き終えられない傾向もあります。

まずは単語力と文法知識を強化し、長文に慣れる練習をしましょう。各パートに割く時間を意識しながら、練習問題や過去問に取り組むのも重要です。1問でも多く解けるように対策しましょう。

リーディングスコアが300〜400点の人

この点数の人は高度な文法や単語も理解しており、パート5、6においては80%以上の正答率があります。しかし、パート7の途中で時間切れになる傾向があります。この場合は何度も問題集を解いて、効率的に長文の中から問題の答えを見つけるコツを身につけるようにするのがポイントです。

リーディングスコアが400〜495点の人

パート5、6の正答率が90%以上あり、パート7も制限時間内に解けると考えられます。あとは細かいミスをしないように、いかに集中力を持続させるかがカギとなります。問題集を何度も解くのもよいですが、英語の本や雑誌を読んで、長時間英語に触れて集中力を養うようにしましょう。

おすすめの参考書・問題集

TOEICは問題数が多いですが、傾向がはっきりしているので、しっかり対策をすればその分スコアが伸びます。ぜひこれらの参考書や問題集を活用して弱点を克服し、高得点を狙いましょう。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。

久しぶりに英語を勉強する人は、まず高校で学ぶ英文法をおさらいするのがおすすめです。文法の解説の他に練習問題もあるので、学んだ内容の復習ができます。さらに英文の読み方がわかるCDがついているため、耳からも英語を覚えられるメリットがあります。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ

TOEIC600点を目指す人は、基本の頻出単語は確実に覚えて基礎を固めておきましょう。こちらの単語帳は、TOEICで頻出される単語1000語が凝縮されています。

1日10〜30分、この単語帳で勉強すれば、2ヶ月で1000語修得できます。そのための具体的な方法まで丁寧に解説しているので実践しやすいでしょう。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

銀のフレーズの上位版で、TOEIC600点以上を目指す人のための単語帳です。こちらには高得点を狙うために必要な英単語が1000語収録されています。銀のフレーズで基礎を固めたら次に手に取りたい1冊です。

TOEIC(R)L&Rテスト 本番そのままプラチナボキャブラリー

リスニングのパート1からリーディングのパート7まで、パート別に頻出する英単語3000語以上がまとめられた1冊です。単語を覚えながら各パートの問題形式も把握できるので、TOEIC初心者にも向いています。

公式TOEIC Listening& Reading問題集6

問題数が多く時間制限のあるTOEICは、問題自体に慣れることが大切です。また、リスニングも含めて2時間という長丁場で、集中力を切らさない訓練も必要でしょう。

こちらは公式から出ている問題集であるため、本番さながらの練習ができます。英語レベル問わず、受ける人は必ず問題集を事前に解いて、問題形式を把握しましょう。

TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+

TOEIC研究の第一人者である前田ヒロ氏が作った模擬試験の問題集です。模擬試験だけではなく、各問題を解説した動画がついており、より深く理解できます。解説音声も用意されているため、通勤や通学中の勉強にぴったりです。

TOEIC(R) L & Rテスト 究極のゼミPart 5 & 6

TOEICの問題集の中にはパート別のものもあります。こちらは穴埋め問題のパート5と6の正答率を上げることに特化した参考書です。巻末にはミニ模試がついており、そのミニ模試の解答を分析すると自分の弱点がわかるようになっています。

TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミPart 7

こちらは長文読解のパート7対策の参考書です。パート7はただ読むだけではなく、答えを探す力が試されるため、その解き方のポイントが紹介されています。問題文読み上げ音声が無料でダウンロードでき、復習にも役立ちます。

まとめ

TOEICのリーディングスコアを上げるためには、各パートの特徴を把握して、的確に時間配分することが重要です。現在のスコアによって強化すべき項目が異なるため、自分に合った教材で勉強を続け、正答率を少しずつ上げていきましょう。

TOEICでは文法知識や単語力、読解力、スピードの他に、問題形式に慣れておくことや集中力を切らさないことも大切です。過去問や参考書などで繰り返し練習をして、目標スコアに到達できるように対策していきましょう。

TOEICスコアアップにおすすめの参考書についてはこちらの記事を確認してみてくださいね。

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