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【ゴルフ初心者入門ガイド】ルールや必要な道具類についても解説

この記事では、ゴルフ初心者にわかりやすいよう、プレーのルールや揃えるべき道具、基本的なフォームなどについて解説します。ゴルフは道具さえ揃えれば、誰でも気軽に始められるスポーツです。息の切れるような激しい動きは必要ないため、生涯を通じて楽しめるでしょう。
【ゴルフ初心者入門ガイド】ルールや必要な道具類についても解説

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ゴルフは決められたコース内で、いかに少ない打数でボールをカップに入れられるか競う競技です。サッカーやラグビーのようにコート内で激しぶつかり合うのではなく、アーチェリーや弓道のように、集中して的を射るスポーツに近いかもしれません。

ルールやペナルティが存在するものの、プレー中に審判がいないのも特徴です。その理由は「プレーヤーが他のプレーヤーに心を配り、規則を守るその誠実さに頼る」とルールにあるためで、初心者であれど紳士的な対応が求められます。

本記事では、ゴルフを始めたいと考えている方が、自信を持ってラウンドデビューできる情報をお届けします。ゴルフの基礎知識や必要な各種アイテム、基本となるフォームなどを紹介するので参考にしてみてください。

ゴルフとはどんなスポーツ?初心者にもわかりやすく解説

ゴルフでは、ピンポン玉サイズの硬球をクラブで打ち、直径10.8cmの穴(カップ)を目指し、カップに入れるまでの最少打数(ストローク)を競う競技です。

カップまでのエリア1つを「1ホール」として、18ホール(通常9×2)で「1ラウンド」のゴルフが完成します。大自然の中でのショットは爽快で、カートを使わなければ1ラウンドで10km程も歩く健康的なスポーツです。

ゴルフ場のつくり

プレーするゴルフ場は、広大な土地に芝を張っているのが一般的で、レイアウトはそれぞれ異なります。どのホールも「ティーグラウンド(最初に打つ場所)」とカップのある「グリーン」が設置してあり、グリーンは芝が短く刈られ見分けやすくなっています。

ホール内に設置されているのは、ティーグラウンド・グリーン・ラフ・フェアウェイ・バンカー、ペナルティーエリア(ウォーターハザード)です。フェアウェイやバンカー、ペナルティーエリアはホールによって設置されていない場合もあります。

規定打数(パー)の考え方

1ホールの長さによって3~5の規定打数(パー)が設定されています。18ホールの合計は72です。「100切り」や「パープレー(72)」などをよく耳にしますが、これらは18ホールの合計スコアを意味するゴルフ用語です。

規定打数でフィニッシュすれば「パー」、1打少なければ「バーディ」、2打少なければ「イーグル」となります。逆に多く打った場合は1打プラスで「ボギー」、そして1打増えるごとに「ダブルボギー」、「トリプルボギー」と続きます。

競技の種類

ゴルフ競技でポピュラーなのは「ストロークプレー」と「マッチプレー」です。ストロークプレーはプロアマを問わず最も採用されているゲーム形式で、1ラウンド、または複数ラウンドの合計スコアを競います。

マッチプレーは2人、または2組のチームが競う形式です。少ない打数でフィニッシュしたチームが1ホールを獲得します。ストロークプレーとは違い、打数は繰り越されません。

ゴルフ初心者が揃えるアイテムとは?

ゴルフには必要な道具が多く、服装のドレスコードも存在します。初心者向けに、最低限必要なアイテムをピックアップしました。

ゴルフクラブ

ゴルフクラブはシーンによって「ドライバー」「フェアウェイウッド」「アイアン」「ウェッジ」「パター」を使い分けます。正規のラウンドでは14本以内の所持がルールですが、初心者の場合は最低限必要なクラブだけを先に揃えるのもよいでしょう。

ドライバーは、ティーグラウンドで使う飛距離を伸ばすためのクラブです。初心者にはヘッドが大きめで、機能や素材がシンプルな製品の方が使いやすいでしょう。

フェアウェイウッドは、2打目の距離を稼ぐときに使用します。ロングホールをプレーするタイミングで用意しましょう。

アイアンは、ショートホールのティーショットやグリーンを狙うときに使うクラブです。ドライバーとは異なり、狙った場所に落とせるよう設計されています。基本は6本セットですが、初心者なら「7番・8番・9番アイアン」の3本で十分です。

ウェッジは、アイアンより短い距離を狙う際に使うクラブで、グリーンに乗せたいここ一番で活躍します。初心者はバンカーショットに使う「サンドウェッジ」と、ボールを高く上げてグリーンを狙う「ピッチングウェッジ」の2本を用意しましょう。

パターは、グリーン上でボールをカップに入れるときに使います。転がすことに特化したクラブで、様々な形状が存在します。初心者には、コントロールしやすい「ピン型」か「マレット型」がおすすめです。

プレーに必要な道具類

クラブやボール、ティーなどを入れて運ぶ「キャディバッグ」は、付属のスタンドと合わせる「スタンド型」と、地面に置いて直立する「カート型」の2種類があります。初心者のうちは、ハーフセットが入るカート型で十分です。普段練習場へ行く際にも使えます。

ゴルフボールは、OBになったとき毎回取りに行くのは大変なので、10個程度ストックしておきましょう。グリーンでボール代わりに置くマーカーは数個、ティーは折れたり紛失したりしやすいため、ロングとショート合わせて20本くらいあると安心です。

ゴルフウェア関連

ゴルフ場ではプレー中だけでなく、行き帰りの服装にもドレスコードが設定されています。道中はホテルのロビーと同様、ビジネスカジュアルを意識してみてください。以下ではプレー中に着用する服装のポイントについて解説します。

トップスとボトムス

トップスの基本は襟つきですが、ハイネックやタートルネックでも問題ありません。Tシャツや襟なしのタンクトップなど、ラフすぎる格好はマナー違反です。清潔感と適度な上品さを心掛けましょう。

ボトムスは、男性ならスラックスやチノパン、女性はロングパンツやショートパンツ、スカートが定番です。丈が短いと品位を損なうだけでなく、虫刺されや紫外線のリスクも高まります。女性はレギンスやタイツを合わせてコーディネートするとおしゃれにキマるでしょう。

小物

ゴルフ場ではゴルフシューズを履かなければなりません。シューズには「ソフトスパイク」と「スパイクレス」の2種類があり、ソフトスパイクなら街中で履き替える必要もなく、荷物も減らせるのでおすすめです。

ゴルフグローブは、着用するとグリップ力が高まり、クラブからボールに力が伝わりやすくなります。正しいフォームを身につけるために重要なアイテムであり、手指のケガやまめ防止にもなるため、フィット感を重視して選びましょう。

ゴルフ場には日差しを遮る場所が少ないため、ゴルフキャップを着用します。サンバイザーやハンチングなど、コーディネートに合わせてチョイスしてみましょう。また、直射日光が気になる時期は、スポーツサングラスを着用すると、プレー後の疲労感が軽減されます。

ゴルフ初心者が身につけるべきフォームのコツ

ここからは、ゴルフのフォームについて説明します。「グリップ(握り方)」「アドレス(構え方)」「スイング(振り方)」の3パートに分けて解説します。

グリップ(握り方)

グリップにはいくつかの種類がありますが、初心者には「スクエアグリップ」がおすすめです。

クラブは左手の小指から握ります。そのとき、親指と人差し指には力を入れすぎず、小指・薬指・中指の3本を意識しましょう。次に右手を被せ、右の手のひらと左の甲をターゲット方向に合わせます。

アドレス(構え方)

基本のアドレスは7番アイアンを使って練習します。足を肩幅に開き、ボールの位置が左足のかかとからクラブヘッド1個分内側になるよう立ちます。ボールを飛ばす方向に対して垂直に構え、お尻を少し突き出して前傾姿勢をイメージしてください。

スイング(振り方)

スイングは「テークバック(振り上げ)」「ダウンスイング(振り下し)」「インパクト」「フォロースルー(振り抜き)」の4パートに分けられます。これら一連の動作は上手く体重移動しながら、グリップと両肩で腕の三角形を保つことが重要です。

まず肩の力を抜き、クラブの遠心力で正しい位置にボールを当てることに集中しましょう。ボールを遠くに飛ばすには、インパクトからフォロースルーにかけ、重心を左足に移動させます。フィニッシュ時、右足は地面に接しているだけで十分です。

練習できる場所とそれぞれに合った練習方法

ゴルフ道具を揃えたり、レッスンでフォームをマスターしたりすると、実際にボールを打つ練習がしたくなるでしょう。ゴルフが練習できる場所と、それぞれに合った練習方法を解説します。

打ちっ放しゴルフ場(練習場)

打ちっ放しゴルフ場に持っていくクラブは5~6本で十分です。練習用のバンカーやグリーンがなければ、サンドウェッジやパターを除いてください。小さめのゴルフバッグがあれば、仕事帰りに立ち寄ることも可能です。

ゴルフ練習場は、時間や打った球数で料金が決まります。限られた時間とスペースで練習するため、場内を走ったり、大声で騒いだりなどの行為は絶対にやめましょう。クラブを振るときは周囲を確認し、打席以外でのスイングは避けてください。

打ちっ放しゴルフ場では、実戦を意識して練習するのがおすすめです。たとえば、同じクラブを使い続けるのではなく、ドライバーやフェアウェイウッド、アイアンを1回ずつ交換し、実際のコースに出たときと同じ順番で打ち分けてみましょう。

また、打つ前のルーティンを身につけると、本番でもリラックスして自分のリズムでスイングできる確率が高まります。

最初はボールに当たらなかったり、練習場にクラブを投げてしまったりと思わぬハプニングも発生します。ただ、練習場は実際のコースと異なり、傾斜や高低差、風などを気にせず集中できるため、スキル磨きに専念できるでしょう。

自宅(庭・室内)

練習場に通うのが難しい場合は、自宅や室内でも練習できるよう環境を整えてみましょう。「ドライバー練習器具」があれば場所を選ばずスイング練習が可能です。ある程度広い庭があれば、「ゴルフネット」を設置して、アプローチの練習にもチャレンジできます。

室内なら「パターマット」がおすすめです。フックとスライスの傾斜角度が変更できるタイプだと、より実践的な練習ができます。また、毎回ボールを取りに行くのが面倒な場合、少し値段は高くなりますが、電動オートリターン機能つきの製品を選びましょう。

パットは、打ち出されたボールの方向である「出玉」がなにより重要です。練習では、出玉がラインに乗るコツを身につけましょう。パターのヘッドもライン上をフォロースルーすることと、なるべく頭を動かないことが上達の鍵です。

練習方法としては、「10回入るまで終わらない」や「3回連続で成功させる」など、ルールを作ると緊張感が高まります。スマホで撮影すれば、頭が動いていないかなどを見返すのに便利です。

まとめ

ゴルフはたとえボールを遠くに飛ばせても、コントロールがなければスコアになりません。シンプルなルールながら、様々なテクニックが要求される奥深いスポーツです。そして、コースはいつも快晴とは限らず、風や雨など自然に影響を受けるのも特徴です。

スイングは練習時と異なり、地形や傾斜に大きく左右されます。初心者のうちは、思った通りにプレーすることは難しいでしょう。しかし、こうした経験を重ねることにより、予測できない状況にも面白さを感じられるようになります。

また、こちらの記事では初心者向けゴルフレッスンおすすめを紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。

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