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伊坂幸太郎のおすすめ小説25選|作品の魅力からあらすじまで紹介

伊坂幸太郎作品は知名度が高く、その多くが映画化されています。文庫本も多く出版されています。
そのような伊坂幸太郎の小説を読んでみたいという方は多いのではないでしょうか。しかし、作品数が多いため、どの小説を読めばいいか悩んでしまいますよね。
ここでは、これから伊坂幸太郎作品を読みたいと考えている方に向けて、魅力やおすすめの小説についてご紹介します。
目次
- 伊坂幸太郎作品の魅力
- 伊坂幸太郎のおすすめ作品
- オーデュポンの祈り(2000年)
- ラッシュライフ(2002年)
- 陽気なギャングが地球を回す(2003年)
- 重力ピエロ(2003年)
- アヒルと鴨のコインロッカー(2003年)
- チルドレン(2004年)
- グラスホッパー(2004年)
- 死神の精度(2005年)
- 魔王(2005年)
- 砂漠(2005年)
- フィッシュストーリー(2007年)
- ゴールデンスランバー(2007年)
- モダンタイムス(2008年)
- バイバイ、ブラックバード(2010年)
- マリアビートル(2010年)
- オー!ファーザー(2010年)
- アイネクライネナハトムジーク(2014年)
- PK(2014年)
- 火星に住むつもりかい?(2015年)
- 仙台ぐらし(2015年)
- AX アックス(2017年)
- ホワイトラビット(2017年)
- フーガはユーガ(2018年)
- クジラアタマの王様(2019年)
- 逆ソクラテス(2020年)
- まとめ
伊坂幸太郎作品の魅力

伊坂幸太郎作品の魅力は、全体の構成と会話にあります。物語の伏線回収や作品同士のリンクが特徴で、シリーズものではない作品も繋がっていることや、読めば読むほど面白さが増していく構成が魅力の1つです。
また、会話の内容自体も魅力的です。知的な面白さやユーモアのセンスが高く、心情や描写表現もユニークで定評があります。恋愛や青春系の作品はほとんどありませんので、そのようなジャンルが苦手な方にもおすすめです。
それでは、具体的な魅力について解説します。
巧妙な構成
『ラッシュライフ』では、新進の女性画家、独特の美学を持った泥棒、不倫中のカウンセラー、リストラされたサラリーマン、神に憧れる学生の物語が並行して進みますが、やがて話が繋がります。
『死神の精度』は、緻密なプロットが張り巡らされており、最後に伏線回収があります。パズルのピースがはまっていくような感覚が、読者にとっての楽しみになっています。
また、登場人物をしばしば他の作品の登場させる手法でも知られています。『チルドレン』の家裁調査官の武藤は、『砂漠』において西澤が高校時代にお世話になった担当者として登場します。
このような複雑に絡み合う世界観が魅力です。
スタイリッシュな会話
伊坂幸太郎の作品には、シリアスな状況でも軽妙さが漂うスタイリッシュさがあります。『オーデュポンの祈り』では喋るカカシや嘘しか話さない画家など、会話を巡る工夫が施されています。
『陽気なギャングが地球を回す』では、会話を中心に構成が組み立てられており、巧妙な伏線が隠されています。『重力ピエロ』では、「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」というセリフが印象的です。
『死神の精度』では、人間界のことをよく知らない死神が、話し相手の意図とは違う返答をするのが笑いを誘います。このようなシリアスさと軽妙さを利用したギャップが物語を引き立てています。
伊坂幸太郎のおすすめ作品

これから伊坂幸太郎作品を読み始めるような場合、どの本から読んだらよいのかわからない方も多いでしょう。そこで、ここでは伊坂幸太郎作品の中でも入門編としておすすめの作品を厳選し、年代順に25作品をご紹介します。
オーデュポンの祈り(2000年)
「オーデュポンの祈り」は伊坂幸太郎の処女作です。コンビニ強盗に失敗して逃走した伊藤が、「荻島」という島に辿り着きます。
その島は江戸時代以来、隔絶されています。島には嘘しか言わない画家や未来を見通せるカカシなど、変な人間ばかりです。
伊藤が島に着いた翌日に、カカシが殺されてしまいます。
未来を見通せるはずのカカシはなぜ自分の死を阻止できなかったのでしょうか。
非現実な世界観と洒落た会話、卓越した描写力を味わいたい方におすすめの作品です。
ラッシュライフ(2002年)

「ラッシュライフ」は新進画家の志奈子、泥棒の黒澤、神を崇拝する河原崎、失業者の豊田、不倫している心理カウンセラーの京子が主な登場人物です。
仙台で連続バラバラ殺人事件が発生している中で、それぞれのストーリーが交差したときに、何が起こるのかが見どころです。
会話の中に、伏線が張り巡らされています。そのため構成だけではなく、キャラクターも楽しみたい方におすすめです。また本作は2009年に映画化されました。
陽気なギャングが地球を回す(2003年)

「陽気なギャングが地球を回す」では、どんな嘘でも見抜く成瀬、巧みな演説で人々を翻弄する響野、正確な体内時計を持つ雪子、スリの天才である久遠の4人が、銀行強盗を行います。
銀行員や客を傷つけることなく金を奪って逃げますが、想定外の事件が発生します。逃走中に、現金輸送車襲撃犯に金を横取りされてしまうのでした。
久遠が盗んだ免許証をもとに4人は奪還に動きます。主人公4人すべてが特別な能力を持っており、キャラクターが魅力的で、まるで映画を観ているような感覚に陥ります。
2006年に映画化されましたので、こちらもおすすめです。
重力ピエロ(2003年)

重力ピエロでは、主人公である泉水の会社が連続放火の被害に遭います。落書きを消す仕事をしている弟の春は、被害現場の近くに必ずグラフィティアートがあると言います。
そこで泉水は、落書きとDNAの関係性を見出し、暗号を解読します。家族の辛い出来事を振り返っていましたが、そこで泉水が直面する衝撃の事実とは一体。
重いテーマを扱っていますが、最後は爽やかな読後感があります。家族のあり方を考えさせられる小説で、2009年に、映画化されました。
アヒルと鴨のコインロッカー(2003年)

「アヒルと鴨のコインロッカー」では主人公である大学生の椎名が、一人暮らしを始めたアパートで、隣人の河崎という青年に出会います。河崎は「一緒に本屋を襲わないか」と椎名を誘います。
同じアパートで引きこもっている留学生に、広辞苑をプレゼントしたいとのことでした。椎名は断りますが、決行の夜、なぜかモデルガンを持って書店の裏口の見張り役をします。
小説のタイトルが独特ですが、読み進めていくと理解できます。現在と過去の時間軸が異なる物語が並行して進みますが、話が繋がっていきます。2007年に、映画化されました。
チルドレン(2004年)

次のような短編から構成されています。ユーモア溢れる物語が好きな方におすすめです。
- 銀行強盗の人質である盲目の青年永瀬と、憎めない大学生陣内が出会う「バンク」
- 時間が止まったように見える公園の謎を永瀬が解き明かす「レトリーバー」
- 銀行強盗から1年後、陣内のアルバイト先で起こる出来事を描いた「イン」
- 家裁調査官になった陣内の後輩武藤の視点で描かれる「チルドレン」「チルドレンⅡ」
それぞれ時系列がバラバラですが、緩く繋がっており、長編小説として捉えることもできます。陣内のキャラクターが際立っており、生き生きしています。
本作は2006年に映画化されました。
グラスホッパー(2004年)

本作では、妻を殺された主人公である元教師の鈴木は、犯人が経営する会社に潜入します。しかし、正体を見破られたうえに、犯人が目の前で車に轢かれてしまいます。これは「押し屋」という殺し屋による犯行でした。
鈴木は、「復讐」を横取りした押し屋を追います。その一方で、自殺に導く殺し屋「鯨」とナイフ使いの殺し屋「蝉」も押し屋を探します。
殺し屋同士の戦いの結末はどうなるのでしょうか。非日常的な殺し屋の世界観に引き込まれます。
キャラクターがただの殺し屋ではないところが、伊坂幸太郎らしい作品と言えます。本作は2015年に、映画化されており。アクションシーンを楽しみたい方は映画もおすすめです。
死神の精度(2005年)

「死神の精度」の主人公、青い空を見たことがない死神の千葉は、対象の人間を1週間調査し、死を実行するかどうか判断する仕事をしています。
千葉は「ミュージック」が好きで、仕事中にしばしば視聴しています。
そこで、クレーマーに怯えるOL、昔ながらのヤクザ、吹雪の洋館に訪れる男女、向かいのマンションに住む女性に恋する青年、母親を刺して逃走した若者、美容室で働く老女に出会います。
重いテーマのようですが、軽快に物語が進んでいくのと、死神の千葉がどこか抜けていて、人間味があります。
癒されたい方におすすめの小説で、2008年に、映画化もされました。
魔王(2005年)

「魔王」では主人公である会社員の安藤が、自分の頭の中で唱えた言葉を、他人の口を借りて話せる「腹話術」の力があることに気付きます。
その力で、大きな勢力に対抗しようとする「魔王」と、その5年後を描いた「呼吸」の中編2つからなる小説です。また、ほかの小説とは毛色が異なり、メッセージ性が高いです。
『魔王』の50年後の世界を描いた『モダンタイムス』へと話が引き継がれます。
砂漠(2005年)

「砂漠」は2005年に出版された作品で、青春小説の新たな名作ともいわれる伊坂幸太郎氏の長編小説です。伊坂ワールド全開の青春小説で人気を集めています。
大学で出会った5人の男女がボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決などを通じて互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく物語です。
自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代が爽快に描かれています。
フィッシュストーリー(2007年)

本作は次のような短編から構成されています。不思議な世界観を味わいたい方におすすめです。
- 動物園の元飼育員の不可解な行動の真相を描いた「動物園のエンジン」
- 人里離れた村の風習の謎を解く「サクリファイス」
- 売れないロックバンドの楽曲が世界を救う「フィッシュストーリー」
- 不遇なプロ野球選手を助けるために奮闘する泥棒を描いた「ポテチ」
本作では『重力ピエロ』と『ラッシュライフ』で登場した黒澤が出てきます。「フィッシュストーリー」は2009年に、「ポテチ」は2012年にそれぞれ映画化されています。
ゴールデンスランバー(2007年)

本作では首相が凱旋パレード中に爆殺されます。容疑者として元宅配便ドライバーの青柳が濡れ衣を着させられます。
そこには警察も含んだ大きな陰謀が裏にありました。無実の青柳は逃げますが、市民を守る名目で設置された監視システムに追い詰められていきます。
スピード感のある展開を楽しみたい方におすすめです。2010年に、映画化されました。
モダンタイムス(2008年)

本作は上下巻あります。また、『魔王』から50年後の世界です。
主人公のシステムエンジニア渡辺が働く会社で、上司が突然消息を絶ちます。
さらに、その上司が解析していたプログラムに隠されたキーワードを検索した者に、次々と不幸が襲います。
渡辺は、仲間とキーワードに関係のある会社や事件を調べていきます。
『魔王』と同様に、メッセージ性が高く、情報社会や監視社会のあり方について考えさせられる作品です。
作中で女好きの小説家「井坂好太郎」も登場し、遊び心もあります。
バイバイ、ブラックバード(2010年)

太宰治の未完のまま絶筆になった小説『グッドバイ』から着想を得た作品です。
借金を抱える星野は、2週間後に〈あのバス〉で連れていかれます。
監視役の身長190cm、体重200kgの繭美を連れて、5人の恋人に順番に別れを切り出します。
個性豊かな恋人たちとの出会いから別れまでを、ユーモアを交えて描いています。
笑いたい方におすすめの小説です。
マリアビートル(2010年)

『グラスホッパー』に続く殺し屋の物語です。
酒浸りの生活で身を崩した木村、双子に見える殺し屋の蜜柑と檸檬、いつも運が悪い七尾、木村の息子をビルから突き落とした王子が主な登場人物です。
木村は王子に復讐するため、蜜柑と檸檬は人質と身代金を盛岡の有力者に送り届けるため、七尾は金の入ったトランクを盗むため、東京発盛岡着の東北新幹線に乗り込みます。
到着までの2時間半に繰り広げられる出来事にハラハラさせられます。
『グラスホッパー』と同様に、スリリングで映画を観ているような感覚に陥ります。
オー!ファーザー(2010年)

伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%ともいわれる伊坂幸太郎の長篇小説です。
高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件に次ぐ事件。
多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、読者の眼前に姿を現します。家族小説や、おもしろい伊坂幸太郎作品を読みたい方におすすめの1冊です。
アイネクライネナハトムジーク(2014年)

本作は次のような短編から構成されています。優しさに溢れた小説を読みたい方におすすめです。
- 街頭アンケートで女性と出会う「アイネクライネ」
- 電話での声しか知らない相手と恋する「ライトヘビー」
- 運転免許センターで出会う女性から今後のヒントを得る「ドクメンタ」
- ファミレスと駐輪場での出来事が交差する「ルックスライク」
- 元いじめっ子に復讐を企てる「メイクアップ」
- 各話の登場人物のその後や繋がりを描いた「ナハトムジーク」
伊坂幸太郎作品では珍しい恋愛がテーマになっています。「アイネクライネ」は、ミュージシャンの斉藤和義からの依頼で書き上げられました。
さらに、その短編をもとに斉藤和義が作った歌が「ベリーベリーストロング~アイネクライネ~」です。
2019年に、映画化されました。
PK(2014年)

表題作と「超人」「密使」3編の中編が繋がる、こだわりとたくらみに満ちた伊坂幸太郎作品です。様々な年代や出来事が描かれた作品です。
落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立ちます。
勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくります。
三つの物語を繋ぐものは何なのか。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がるストーリーで読みごたえがあります。
火星に住むつもりかい?(2015年)

「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまいます。
不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。
伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれた、ジャンルの枠を超越する傑作です。
仙台ぐらし(2015年)

震災で都市機能がマヒしてしまった体験を持つ仙台。そこに暮らす、ちょっと心配性で、ちょっと自意識過剰な作家の軽妙で味わい深いエッセイです。
日常のすきまの希望をつづって、読後感も爽やかです。短編小説「ブックモビール」も収録されています。
伊坂幸太郎の人となりを知りたい方におすすめの作品です。
AX アックス(2017年)

本作は『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く殺し屋シリーズです。
主人公である恐妻家のサラリーマン三宅は、超一流の殺し屋「兜」です。兜は、結婚してから人並みの幸せに気付き、殺し屋を引退したくなりました。
しかし、手切れ金を支払うために殺し屋を続けざるを得ません。ある日、仕事の依頼を受けますが対象は友人でした。兜は迷った挙句、ある選択をします。
妻には頭が上がらないという人間味溢れる兜のギャップに惹かれます。
伊坂幸太郎のほかの殺し屋シリーズと同様に、どこか憎めない魅力があります。
ホワイトラビット(2017年)

本作の主人公で誘拐ビジネスをしている兎田は、妻が犯罪グループに誘拐されてしまいます。妻を返してほしければ、「オリオリオ」を探して差し出せと言われます。
兎田が捜索していると、ある一軒家にたどり着き、籠城事件へと発展していきます。『フィッシュストーリー』や『重力ピエロ』に登場する泥棒の黒澤も本作で活躍します。
誘拐という重いテーマですが、軽妙洒脱な伊坂ワールドが冴え渡っています。
フーガはユーガ(2018年)

「フーガはユーガ」は、風我と優我、双子の男性を主人公に据えた、SFエンターテインメントの長編小説です。2019年の本屋大賞にノミネートされました。
双子の兄弟が誕生日の当日、2時間おきに体ごと入れ替わるという設定が大きな特徴の作品です。
伊坂幸太郎史上もっとも切なく、でも、あたたかい作品となっています。小説を読んで心あたたまりたい方にはおすすめの1冊です。
クジラアタマの王様(2019年)

菓子メーカーに勤める岸、議員の池野内、アイドルの小沢ヒジリの3人が夢の中で出会い、現実世界とリンクしていきます。
夢の中で一緒に敵と戦い、勝利すれば現実でも状況が好転するというファンタジー要素のある物語です。
これまでにない困難が立ちはだかったとき、どのように切り抜けるかが見どころです。
挿絵が世界観を引き立てており、RPGが好きな方にもおすすめです。
逆ソクラテス(2020年)

本作は次のような短編から構成されています。
これまでにない伊坂幸太郎の小説を楽しみたい方におすすめです。
- 「僕はそうは思わない」と言える安斎が活躍する「逆ソクラテス」
- 運動音痴の司がリレーに挑む「スロウではない」
- 生徒を叱らない新任の先生の秘密を描いた「非オプティマス」
- 小学校時代のミニバスケチームの5人が事件に遭遇する「アンスポーツマンライク」
- 学校を休む靖の状況を確認するためにゲームセンターへと向かう「逆ワシントン」
全5編全ての主人公が小学生という一風変わった短編集で、全体を通して先入観への抗いが描かれています。
小学生の話ですが、大人がハッとさせられる内容です。
まとめ
伊坂幸太郎の小説は、物語の構成や会話が洗練されており、どの作品も唯一無二の魅力があります。一度読むと、「伊坂ワールド」にハマること間違いなしですよ。
気になった小説があれば手に取ってみて、伊坂幸太郎作品の雰囲気を存分に味わってみてください。
こちらの記事では、小説が読めるおすすめの電子書籍サービス紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

ヒロキタナカ /
ビギナーズ編集部 tanaka
一橋大学大学院修了後、国のIT機関を経て独立。Webライターとして活動しつつ、オンライン古書店や選書サービスを運営しています。本、音楽、ガジェットが好き。