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節水ってどうやる?知っておくと得をする節水の方法をご紹介

節水ってどうやる?知っておくと得をする節水の方法をご紹介

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定期的に水道代をチェックしていますか?「えっ!こんなにも高いの?」「じわじわ上がってきている…」など、いろいろな感想を持つことでしょう。

しかし、水道代を見たところで、他の家庭と比べて高いのか判断が難しいのではないでしょうか。そこで、どのくらいの料金が平均的なのかをご紹介します。

また、いつでも簡単にできる節水方法や節水グッズをお伝えしますので、ぜひ試してみてください。

1日にどれくらい、水の量を使っているの?

地球上の水のうち、私たちが使える水はわずか0.01%しかないといわれています。しかも、日本人1人あたりの水資源量は世界平均の3分の1程度で、大変貴重な資源です。

さて、私たちは、そんな貴重な水をどれだけ使っているのでしょうか。「国土交通省水資源部:平成24年度版日本の水資源」「東京都水道局生活用水実態調査」のデータを参考に見ていきましょう。

1人の場合

私たちは1人あたり1日に約233lの水を使っています。233lというと、浴槽1杯分の量です。お風呂やトイレ、炊事など、様々なシーンで水の恩恵を受けていることが分かります。この1日に使う量はこの40年で2倍近くに増えているので、節水の意識が必要ですね。

料金でいうと、地域によって差がありますが、上水道の約2,000円と下水道の約1,300円の合計約3,300円を2カ月に1回支払う計算です。

4人家族の場合

4人家族の場合だと、1日で何にどのくらいの水を使っているのでしょうか。平均値を表にまとめてみました。

日常の行動 4人家族の1日の水量
トイレ 約200l
シャワー 約160l
食器洗い 約100l
洗顔や歯磨き 約25l

水道代は、2カ月単位で請求されますが、1カ月で計算し直した水道代の平均値を紹介しましょう。

世帯人数 水道代
2人 4,000円
3人 5,124円
4人 5,816円
5人 6,570円
6人 7,890円

出典:総務統計局「家計調査年報(家計収支編)2018年(平成30年)」

参照リンク:https://www.stat.go.jp/data/kakei/2018np/index.html

お風呂は多くの水を使っているイメージがあると思いますが、トイレだけでも浴槽1杯分よりやや少ない量を使っているとは驚きですね。

とはいえ、トイレの回数を減らすことなんてできないですよね?そこで、いつでも簡単にできる節水方法をご紹介します。

いつでも簡単にできる節水方法

使っている水の量を把握できたところで、節水方法が気になってきたのではないでしょうか。少し意識するだけで、水道代を安くすることができます。自分でできる節水方法をご紹介します。

節水タイプの洗濯機を使う

洗濯機は1回まわすごとに80~150lの水を使うといわれています。最近では、節水タイプの洗濯機が売られているので、買い替えるタイミングで考慮するとよいでしょう。

他の洗濯機よりも、やや高価かもしれませんが、長期的な目で見ると、節約になるかもしれません。エコ意識が芽生えたら、節水タイプの洗濯機のことを思い出してみてください。

お風呂の水で洗濯をする

お風呂の水の再利用は有名なので、知っている人も多いですね。お風呂の残り湯を「洗い」「すすぎ(1回目)」のときに使うと節水することができます。

ただし、入浴剤を使っているときは、色が衣服に付着するかもしれないのでよく注意してください。入浴剤のパッケージに色うつりのことが書かれているのでチェックしましょう。

また、お風呂の水も限られているので、なるべくまとめて洗って洗濯回数を減らすというのがポイントです。大量の衣服を詰め込んでしまうと、故障のもとになるのでおすすめできませんが、可能な限りまとめ洗いをするといいですね。

ちなみに、今まで1日3回に分けていた洗濯を2回にすると、20~30円の節約です。

ところで、洗濯でお風呂の水を使いたくなったら、給水ポンプを使うと便利なことを知っていますか。その名の通り、浴槽に入っている水を洗濯機へ給水してくれます。

洗濯機自体に専用のホースがついていることもありますが、給水機能がついていない洗濯機の場合は購入することをおすすめします。ホームセンターにて3,000円ほどで売っています。

蛇口やシャワーの水をこまめに止める

すごく当たり前のことなのですが、蛇口やシャワーをこまめに止めると節水できます。小さなことからこつこつ実践していく気持ちが大切です。

ちなみに、1分間シャワーを流しっぱなしにすると、約12lが使われるようです。流しっぱなしにするのではなく、溜める意識が必要ですね。

例えば、歯磨きのときに水を流しっぱなしにするのではなく、コップの水で口をすすぐように心がけると、1回あたり約5.4lの節水です。水道料金代でいうと、1.3円の節約です。少額のように思われるかもしれませんが、先ほども言った通り、小さな積み重ねが節水の第一歩です。

節水タイプのシャワーヘッドを使う 

活用したい節水アイテムとして、「シャワーヘッド」があります。手元で水の出し止めができる節水タイプのシャワーを利用すると、流しっぱなしにする時間を短縮できるでしょう。家族が多ければ多いほど効果があります。

なお、シャワーヘッドを選ぶときのポイントを3つご紹介しましょう。

  • 節水力が高い
  • 手元に止水ボタンがある
  • グリップが持ちやすい

散水板をチェックして、シャワー穴が小さく、一部に密集しているものを選ぶといいでしょう。また、柄が少しカーブしていてグリップが安定すると使いやすさを感じます。毎日使うものなので、こだわって選んでください。

油汚れは拭き取ってから洗う

炊事シーンでいうと、ソースといった油分が多いものを洗うときは、先に新聞紙やティッシュペーパーで拭き取ってから洗うことをおすすめします。食器についた油汚れは、洗うときに多くの水を必要とします。拭き取ってからだと、べたつきが抑えられるので面倒ではありません。

トイレでは必要以上に流さない

トイレでは、「大」と「小」を使い分け、必要以上に流さないように意識しましょう。「大」と「小」では、水量が約20%変わります。例えば、TOTOの新しいモデルでは、「大」で4.8l、「小」で3.4l使うようです。

あと、音が気になり2度流す人がいますが、水のことを考えるともったいないですね。最近のトイレだと音消しが設置されています。こだわるなら「携帯音消し」が販売されていますので、活用してみてください。

節水コマって節水できるの?

ところで、「節水コマ」のことを知っていますか。「節水コマ」とは、東京都だと水道局の各営業所で無料配布されているもので、一般用蛇口(13mmの単水栓)に取り付けることができます。

節水コマは、通常のコマよりも流量を少なくする働きがあるので、同じ時間水を使っても、水の使用量を少なくできます。

近年普及してきたレバー式水栓には構造上付けることができなくて、給湯用の蛇口は、既に流量調整されているので、節水コマの取り付けは必要ありません。

東京水道局のデータによると、蛇口を90度開いた状態の1分間では、通常のコマだと水量が12lなのに対して、節水コマを使うと水量が6lとなり、半分の使用量に減らすことができます。

節水機器の導入を検討してみよう

節水コマの紹介をしたところで、節水機器にも着目したいと思います。例えば、蛇口用の節水機器があります。厨房や洗面台などの蛇口に設置すると、少ない水量でも勢いやボリューム感がアップするように設計されており、1個の装置で吐水量を9通りに調節できるという優れものです。

他には、シャワー用の節水機器をホテルやスポーツジムなどのシャワーに設置すると、特殊ノズルからスパイラル状に空気を取り込み、ジェット水流を作り出します。勢いがあるので、肌に触れる感覚が気持ちいいでしょう。

節水機器のメリット

「Bubble90(バブル90)」や「エコタッチ」、「JET-S」といった節水機器のメリットは3つ挙げられます。

  • 使用水量を抑えられるので水道代を削減できる
  • 外気を小さな気泡として水中に取り込むので水圧がアップする
  • 水量の調整が可能になる

つまり、少ない水で水圧がアップするので、洗浄力が落ちないということです。水圧が弱いシャワーで、不便さを感じたことがある人もいるでしょう。「Bubble90(バブル90)」や「エコタッチ」、「JET-S」なら、その心配はありません。

節水機器のデメリット

節水機器のなかでも、「節水シャワーヘッド」を使いたい人は、水圧が弱くなるデメリットを考慮したほうがいいでしょう。

レンタルもできる

商業用に限りますが、「エコタッチ」と「JET-S」はレンタルできるようになっています。「Bubble90(バブル90)」は、家庭用の販売への動きが見られるようなので、いずれ「エコタッチ」と「JET-S」も個人宅への設置サービスがあるかもしれませんね。現状では、なんともいえませんが、期待はできます。

節水のための300円以下便利グッズ

「節水機器の家庭用はまだまだ進んでないんだな…」とがっかりされた人のために、節水のため300円以下便利グッズをご紹介しましょう。何も、大きなことをしなくとも、日々の積み重ねで水道代に差が生じてきます。

お風呂の水をきれいに「おふろネット」

お風呂の水を洗濯に使うにしても、お湯の上に浮いている髪の毛やゴミなどが気になりませんか。そこで使いたいのが、湯あかや髪の毛などをすくい取るのに便利な「おふろネット」です。

ゴミをすくったらひっくり返して、玉をつまんで、パッチンとするだけでゴミが捨てられます。 簡単にできるので、手間には感じないでしょう。

水を貯める「たためるシリコンコップ」

また、どうしても歯磨きするときに水を流しっぱなしにしてしまう…という人におすすめしたいのが、「たためるシリコンカップ」です。上から押さえるだけで平らにたためるので、収納場所に困りません。エコ意識の高い人が増え、外出時に持ち歩く人も増えています。

節水をして財布にも環境にも優しく

今まであまり水道代を意識してこなかった人も、節水を心がけると料金が変わってくるのではないでしょうか。1回、何円削減という世界なので、1度に大きな成果は期待できませんが、月単位でみると、数百円から数千円の差が生じるのではないでしょうか。

何よりも無駄を省くのは、環境にいいことです。環境問題が取り上げられている昨今、できることからこつこつ始めてみませんか?

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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