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グリップでスコアが上がる?グリップのおすすめメーカーも紹介
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「弘法は筆を選ばず」とは言いますが、ゴルフにかぎっては道具選びがきわめて重要となり、特にグリップとの相性によってスコアが大きく左右されてしまいます。
ゴルフの場合、グリップは一種の消耗品であり、定期的に交換することによってクラブの性能を最高の状態に保ち、ショットごとにかかる手首から腕への負担を軽減することにつながります。
グリップの正しい交換方法と初心者向けのおすすめ商品についてお伝えしていきますので、プレイスタイル見直しの参考にしてください。
グリップの寿命とその影響
ほとんどのグリップはゴムでできているため、使用しているうちに徐々にゴムの部分が摩耗し、擦り切れるかたちで劣化していきます。
劣化したグリップをそのまま使いつづけていると、摩擦が大きくなるため体への負担が大きくなり、スコアにも少なからずネガティブな影響を与えます。
一般的に、グリップの寿命は1年程度だと言われており、毎週のようにホールをまわっている場合は半年に一度新品に交換する必要があるというのがメーカーの共通見解となっています。
- いつも握っている部分がへこんできた
- ゴムが硬くなっている
- 表面がつるつるしてきた、削れてきた
- ゴムにヒビが入ってきた
上記のような劣化が見られた際にはただちにグリップを取り換えることでクラブそのものの操作性が向上し、スコアもかなり改善される可能性があります。
グリップの種類と特徴を知っておこう
「ゴルフ用品なんて同じ価格帯であればどれも変わらない」と初心者の方は思われるかもしれませんが、それは大きな誤解です。
ゴルフクラブの性能の大部分を決めるのは実はグリップであり、握り心地の良い素材を選ぶことでクラブがより使いやすくなり、結果としてスコアもかなり良くなっていきます。
プレイスタイルと相性の合うグリップを選んで、休日のゴルフを何倍も楽しみましょう。
フィット感が高いラバーグリップ
グリップの中ではオーソドックスな素材となり、初級者からベテランまで幅広く愛用されているラバーグリップ。
天候によって握り心地が変わるという特徴があり、晴天の日には摩擦係数が高まるためフィット感がよりいっそう強まると言われています。
反対に雨天の場合は摩擦が極端に少なくなりますが、その点をクリアすれば握力の弱い女性にとっても使いやすいグリップであると評価することができます。
撥水性の高い樹脂系グリップ
ラバーグリップはきわめて汎用性が高く、初心者にとってもフィット感がつかみやすいというメリットがあります。
一方で撥水性が悪いという短所があり、雨や汗がしみ込むと次第にグリップの感覚が悪くなってしまうという弱点があります。
ラバーグリップのデメリットを補うために開発されたのが樹脂系グリップです。
合成樹脂が使われたこのタイプのグリップは化学的な素材でできているため撥水性が非常に高く、ラバーグリップのように雨天の日は使えない、ということにはなりません。
グリップ感を高めるコードグリップ
グリップ部分に糸を織り込んだものが樹脂系グリップです。
1本1本の糸が緻密に織り込まれているため、非常に滑りにくく作られています。雨天の日には握り心地が悪くなってしまうラバーグリップでは物足りない、という方におすすめです。
樹脂系グリップも広い意味ではラバーグリップのカテゴリに分類されますが、最近では両方の長所を取り入れた合成樹脂製のグリップも増えてきており、今後も主流になっていくだろうと見られています。
グリップを選ぶ際のポイント
ゴルフを最大限に楽しむためにはまず、道具選びがポイントになります。
グリップには様々な素材が用意されていますので、自分のプレイスタイルに合ったグリップを見きわめ、長いスパンで愛用することで使用感をなじませ、使いやすさをさらに向上させることができます。
グリップ選びにおいてはずしてはならない大切なチェックポイントを把握して、一生のパートナーとなるグリップを見つけましょう。
方向性と飛距離をコアサイズで微調整できる
グリップサイズともよばれるコアサイズはグリップの内側に記載されており、コアサイズによって方向性と飛距離をコントロールできるグリップはその分操作性も向上するため、初心者にも使いやすいグリップになると考えられます。
男性用でいう0.60インチはM60に相当し、女性用の0.58インチならL58、数時にRと表示されているものはパックラインのないラウンドタイプであることを意味しています。
コアサイズはコッキングのしやすさとも密接に結びついており、コアサイズが大きくなるほどコッキングが難しくなり、ヘッドが不足しやすくなってしまうというデメリットがあります。
その一方で、インパクトの方向性を安定させやすくなるというメリットがあり、方向性をコントロールしやすくするのであればコアサイズを太く、飛距離をさらに稼ぎたいのならコアサイズをあえて補足するのが基本です。
自分に合った重さを選ぼう
グリップの重量とボールの飛距離には深い関連性があります。
たとえば、比較的重めのグリップを装着した場合はヘッドの角度がつきやすくなり、握力がわりと弱い人でも1打ごとの飛距離をのばすことができます。
結果として操作性が多少損なわれますが、飛距離を最優先したい場合は重量のあるグリップをつけるのが基本と言えます。
グリップの重さは、同じ口径のものであれば素材を変更したり、二重構造を採用したりすることでコントロールされています。
クラブの重さと操作性のバランスを変えずに飛距離をのばしたい場合は、重量の近いグリップに交換してみるのもひとつの方法です。
硬さはトルクも考慮して選ぼう
ゴルフではシャフトのねじれやすさをトルクという指標によって表しています。
トルクとグリップの握りやすさとの関係はデータによってきっちり表され、飛距離や操作性の目安として利用することができます。
トルクサイズはヘッドスピードに比例し、同じサイズだったとしてもヘッドスピードが速くなればトルクも相対的に小さくなっていくことになります。
なお、スチールシャフトとカーボンシャフトの比較では、スチールシャフトではおおよそトルク2、カーボンシャフトの場合は3から6が平均的な数値と言えます。
バックラインはスタイルに合わせてお好みで
ゴルフクラブのグリップには、バックラインとよばれる楕円形の突起がついているタイプがあります。
バックラインがつけられていることによってグリップを握る時の目印となり、握るたびにポジションが変わってしまう、ということがなくなります。
バックラインつきのグリップを使用するメリットは、スイングの際にいつも同じポジションを握れるということです。
グリップポジションを同じにすることでスイングの力を腕からインパクトポイントにかけてダイレクトに伝えることができ、効率よくスコアアップをめざすことができます。
一方、ドローボールなどのショットの場合はバックラインが邪魔になる場合があり、フェースを開きにくくなるため上級者にとってはかえってバックラインのないグリップの方が使いやすいことがあります。
グリップカラーは黒だけではない
グリップカラーはブラックがオーソドックスではありますが、最近ではカラーバリエーションが豊富になっており、レッドやブルー、オレンジなど、遠目から見てもオシャレに見えるグリップカラーが多数ラインナップされています。
色とりどりのグリップカラーを組み合わせることでゴルフのモチベーションも高まりますが、色彩心理学の理論が応用されており、パターではブルーのグリップを選ぶことで心理的に落ち着いて成功率が高まるなど、メンタルへの影響も考慮したうえでカラーをセレクトすることによりスキルの向上につながります。
おすすめ各社から自分にあったものを探してみよう
グリップ選びのポイントと重要性がわかったところでメーカーごとの商品を比較してみると、どのタイプのグリップが自分に合っているのかを的確に判断することができます。
プロも使用しているおすすめグリップについて具体的に御紹介していきます。
プロ使用率が圧倒的なGolf Pride
世界的に活躍しているプロゴルファーも愛用しているこちらの「Golf Pride」。
グリップとしての握り心地はもちろんのこと、トルクとシャフト、そしてヘッドスピードのバランスに徹底的にこだわり抜き、プロフェッショナルから初級者まで無理なく使いこなせる一流パーツに仕上がっています。
グリップのトルクに着目したIOMIC
イオミックは「グリップこそがゴルフの生命線である」と考えました。
特に、インパクト時のトルクにフォーカスをあてることで、より操作性が高いプロ仕様のグリップを生み出すことに成功しました。
イオミックの緻密なリサーチの結果、通常のゴム素材ではなく新しく開発された「エラストマー」とよばれる樹脂をグリップに配合することで抑制効果を高め、アマチュアからプロまで使える画期的なグリップを開発しています。
皮革グリップの先駆けLAMKIN
皮革グリップのパイオニアとも言われている「LAMKIN」です。
合成素材のユーザビリティに徹底的にこだわり抜き、性別、年齢、キャリアを問わず幅広いプレイヤーに愛用される皮革グリップを多数世界に送り出しています。
メイドインジャパンにこだわるNO1-Grip
オーソドックスなゴム素材をあえて使用せず、独自に開発した特殊樹脂を配合したグリップによって安定した操作性を追求しているのが「NO1-Grip」です。
「NO1-Grip」ではプロ・アマを問わずあらゆるプレイヤーのグリップポジションを収集し、コンピュータによって科学的に分析したうえで誰にとっても使いやすいグリップの開発につなげています。
交換は信頼できるクラフトマンに依頼しよう
グリップは消耗品であり、半年から1年のスパンで新品に交換することでクラブの操作性をキープし、スコアを安定させることができます。
グリップの交換にあたってはスキルの確かなクラフトマンに依頼することでパーツを的確にメンテナンスできますので、劣化が進んでいるグリップがあるのならすみやかにクラフトマンに持ち込み、交換を依頼しましょう。
スコアに不調を感じたらグリップを交換してみよう
フォームは乱れていないはずなのにどうもスコアが安定しないと感じたら、まずはグリップを交換してみましょう。
シンプルにグリップが劣化しているのかもしれませんし、そもそも素材との相性が合っていないのかもしれません。
日本国内だけでも使いやすいグリップが多数リリースされていますので、初心者のうちはとにかくたくさんの種類のグリップを試し、お気に入りの1品を見つけましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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