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eスポーツの種類は何がある?種目別のおすすめタイトルも解説

eスポーツの種類は何がある?種目別のおすすめタイトルも解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

eスポーツは、オンラインゲームで順位を競うスポーツ大会です。そんなeスポーツにはどんな種類や種目があるのか、気になる人も多いでしょう。

本記事では、eスポーツの種目や種類、各デバイスの代表的なタイトルなどを解説していきます。

eスポーツの種類や種目を知って挑戦してみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

eスポーツとは

eスポーツとは

eスポーツとはオンラインゲームを使った大会のことです。

競技人口は世界に1億人以上いると言われており、アメリカや韓国、中国などを中心に発展しています。日本国内でも徐々にeスポーツが認知されつつあり、「RAGE」や「闘会議」といった様々なeスポーツ大会が開催されています。

ちなみに、どんなオンラインゲームでもeスポーツに公認されるわけではありません。たとえば一般社団法人日本eスポーツ連合・JeSUでは、「競技性があること」「3か月以上の稼働実績があること」など、4つの条件のクリアが必要です。

eスポーツについて詳しく知りたい場合は、eスポーツの概要・プロゲーマー・大会の賞金・種目などを解説した記事を参考にしてくださいね。

eスポーツの種目は主に10種類

eスポーツの種目は主に10種類

eスポーツの種目はたくさんありますが、代表的なのは主に以下の10種類です。

  • FPS(シューティングゲーム)
  • TPS(シューティングゲーム)
  • 格闘対戦ゲーム
  • スポーツゲーム
  • レースゲーム
  • パズルゲーム
  • RTS(リアルタイムストラテジー)
  • MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)
  • DCG(デジタルカードゲーム)
  • 音楽ゲーム

では、各eスポーツの種類の特徴について、順に確認していきましょう。

FPS(シューティングゲーム)

FPSは、First Person Shooter(ファーストパーソン・シューター)を略したシューティングゲームです。

画面上にプレイヤーキャラの腕と武器のみが表示され、一人称視点でプレイする特徴があります。まるで自分がゲームの中にいるような没入感が、FPSの魅力です。

敵と遭遇して倒すときの反射神経と操作スキル、動体視力などが重要で、主にチーム体制で戦って順位を競います。FPSのゲーム性を踏まえると、高校生などの若者に比較的有利といえるでしょう。

eスポーツ公認の代表的なFPS
  • エーペックスレジェンズ(Apex Legends)
  • ヴァロラント(VALORANT)
  • オーバーウォッチ(Overwatch)

TPS(シューティングゲーム)

TPSもシューティングゲームの一種で、Third Person Shooter(サードパーソン・シューター))の略です。

FPSと違ってプレイ画面が3人称視点で、プレイヤーキャラの身体全体と周囲の状況を視覚的に確認できます。ゲーム性はFPSとあまり変わりませんが、より戦略的な動きを求められやすいです。

eスポーツ公認の代表的なTPS
  • フォートナイト(FORTNITE)
  • 荒野行動
  • スプラトゥーン

格闘対戦ゲーム

格闘技を使い、相手を倒すゲームです。

繰り出す技の正確な入力に加えて、状況に応じた技選びなどが求められます。経験値が勝敗を大きく左右する、eスポーツ内でも人気の種目です。

eスポーツ公認の代表的な格闘対戦ゲーム
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ
  • ストリートファイターV
  • 鉄拳7

スポーツゲーム

サッカーや野球といったスポーツを題材にしたゲームです。

現実世界のルールと同じ条件で試合がおこなわれるので、初めてゲームをする人でも手を付けやすい特徴があります。

eスポーツ公認の代表的なスポーツゲーム
  • FIFA
  • ウイニングイレブン
  • eBASEBALLパワフルプロ野球

レースゲーム

車やバイクなどを操作して、1位を競うゲームです。

ハンドル型のコントローラーで同じ感覚で運転するのが特徴的で、ミスのない操作が求められます。

プロドライバーが実車に乗れないときの練習として使うほど、かなりリアルなレースゲームがeスポーツとして公認されてます。

eスポーツ公認の代表的なレースゲーム
  • グランツーリスモSPORT
  • WRC8 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ
  • F1(R)

パズルゲーム

パズルゲームは、画面上から落ちてくるブロックを消し続けて、得点や生き残りを競うゲームです。

頭の回転力が必要で、「落ちてくるブロックを組み合わせて大きな連鎖を狙うか」「少しずつ連鎖して短期決戦を狙うか」など、状況によって判断が異なります。

また、正しい位置へ素早く置けるスピード力と瞬発力も求められます。

eスポーツ公認の代表的なパズルゲーム
  • ぷよぷよ
  • パズル&ドラゴンズ
  • テトリス

RTS(リアルタイムストラテジー)

RTSはリアルタイムストラテジー(Real Time Strategy)の略で、リアルタイムで自身の駒を使いながら対戦相手を倒すゲームです。

ゲームの仕様把握はもちろん、状況に応じた正しい判断が問われます。また、事前の緻密な戦略も、勝敗を大きく左右します。

eスポーツ公認の代表的なRTS
  • スタークラフト2(StarCraft II)
  • クラッシュ・ロワイヤル
  • ウォークラフト3(Warcraft III)

RTSについて詳しく知りたい方は、RTSのおすすめタイトルをまとめた記事を参考にしてください。

MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)

MOBAはオンラインストラテジーゲームの1つで、チームで敵陣の拠点を破壊するゲームです。

RTSとの共通点が多いですが、MOBAは戦略性とチーム力と攻守のバランスがより求められます。

賞金額が比較的高めに設定されていることもあり、数あるeスポーツの種類の中でも人気があります。

eスポーツ公認の代表的なMOBA
  • リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)
  • ドータ2(Dota 2)

DCG(デジタルカードゲーム)

DCGは、オンラインでカードゲームをおこないます。

環境に強いデッキや得意とするデッキなど、構築テーマの幅広さに特徴があります。どのようにして戦況を打破していくか、緻密な戦略性が魅力的です。

eスポーツ公認の代表的なDCG
  • シャドウバース(Shadowverse)
  • ハースストーン(Hearthstone)
  • 遊戯王デュエルリンクス

音楽ゲーム

音楽ゲームは、リズムに合わせてボタンを押して精度や得点を競うゲームです。

画面をタップするものから、実際に身体を動かすものまで、様々な種類があります。

eスポーツに認定されている音楽ゲームの種目は少ないものの、日本国内では少しずつ大会が開催され、プロの音ゲーマーもいます。

eスポーツ公認の代表的な音楽ゲーム
  • ビートマニア2DX(beatmania IIDX)
  • プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
  • BEMANI
ファンタシースターオンライン2ニュージェネシス

【デバイス別】eスポーツの人気おすすめタイトル

【デバイス別】eスポーツの人気おすすめタイトル

eスポーツには様々な種類・種目があり、それぞれ特徴や魅力が異なります。

ここでは、eスポーツの人気おすすめタイトルをデバイス別に解説します。

Switch(スイッチ)でできるeスポーツの人気おすすめタイトル

Switch(スイッチ)でeスポーツのゲームをしたい人は、以下3つのタイトルをおすすめします。

  • スプラトゥーン
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ
  • ポケモンユナイト(Pokèmon UNITE)

スプラトゥーン

インクを使って勝敗を決める、TPS系のシューティングゲームです。

「より多くのインクを塗る」「相手陣地にやぐらを動かす」など、様々な種類のルールがあり、シンプルながら奥深いゲーム性に魅力があります。

国内では、スプラトゥーンの日本一を決めるeスポーツ大会「スプラトゥーン甲子園」を、任天堂株式会社が開催しています。

大乱闘スマッシュブラザーズ

“スマブラ”の略称で世界的人気を誇る格闘対戦ゲームです。

マリオやピカチュウ、クラウドといった有名キャラを使って、相手を一定回数倒します。キャラクターごとに特徴があり、幾度となく発生する読み合いがおもしろいです。

賞金額も比較的高く、過去にパリで開催されたeスポーツ大会「Ultimate Wanted 4」では優勝賞金が15,000ユーロ(約215万円)に設定されていました。

ポケモンユナイト(Pokèmon UNITE)

ポケモンを操作して5 vs 5のチーム戦で試合をするMOBA系のゲームです。

時間内に多くの得点を取ったチームが勝利するルールで、試合中にポケモンが成長・進化します。ポケモンによって得意・不得意分野があり、チームと連携しながら得点を重ねるゲーム性が魅力的です。

大会も数多く開催され、中には賞金総額約6,000万円の「ワールドチャンピオンシップスシーズン2022」という大規模な大会がおこなわれたケースもあります。

PS4でできるeスポーツの人気おすすめタイトル

PS4でeスポーツのゲームをしたい人は、以下3つのタイトルをおすすめします。

  • ウイニングイレブン
  • ストリートファイター
  • ぷよぷよ

PS4でできるeスポーツゲームは、ほかにもたくさんあります。

こちらの記事では、PS4で楽しめるおすすめのeスポーツをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

ウイニングイレブン

“ウイイレ”の略称で特に日本人から愛されている、サッカーを題材としたスポーツゲームです。

現実のサッカーを意識した操作性に特徴があり、現実味のあるプレイを楽しめます。選手1人1人の再現度も高く、細部までこだわって作られています。

世界的にも人気が高いタイトルゆえに、大会数も多めです。賞金額も比較的高めで、2022年に開催された「eJリーグ eFootball 2022シーズン」は賞金総額2,000万円でした。

ストリートファイター

名前を知らない人はいないとされるほど、世界的に有名な格闘対戦ゲームです。

個性的なキャラクターが揃い、コマンド入力で技を繰り出す特徴的なシステムに魅力があります。

大会に関しては、本ゲームを開発したカプコンが主催の「カプコンプロツアー」を2013年から開催し続けています。

2023年には、ストリートファイター6の発売記念で賞金額を100万ドル(約1億3000万円)とするなど、大きな盛り上がりを見せています。

ぷよぷよ

フィールドの×印に積み上げないよう、落ちてくる同じ色のブロックを4つ以上並べて消していくパズルゲームです。

相手と自分のフィールドの状況に合わせて、考えながらブロックを対処するゲーム性におもしろさがあります。

eスポーツ大会も、株式会社セガが「ぷよぷよファイナルズ」を度々開催しています。参加条件が緩く、賞金額も100万円など比較的高めです。

スマホでできるeスポーツの人気おすすめタイトル

スマホでeスポーツのゲームをしたい人は、以下3つのタイトルをおすすめします。

  • シャドウバース(Shadowverse)
  • クラッシュ・ロワイヤル(Clash Royale)
  • フォートナイト

スマホで遊べるeスポーツ開催アプリをもっと知りたい人は、アプリで楽しめるeスポーツを徹底解説した記事もご覧ください。

シャドウバース(Shadowverse)

“シャドバ”の略称で、主に日本国内でプレイされているDCG系のスマホアプリゲームです。

「相手の体力を先に全部削った方が勝ち」というシンプルなルールながら戦略性が奥深く、いつでも逆転できるスリリングな試合展開を楽しめます。

開催されている大会は、国内から海外まで多岐にわたります。賞金額も高く、「Shadowverse World Grand Prix 2021」では総額2億8000万円に設定されていました。

クラッシュ・ロワイヤル(Clash Royale)

各陣地にあるタワーの破壊数を競う、RTS系のスマホアプリゲームです。略称は“クラロワ”で、2チャンネル開設者で人気のひろゆきさんもプレイしています。

短時間で攻守をおこなうスピード感と、目まぐるしく変わる試合展開がおもしろいです。

プレイ人口も多く、毎年eスポーツ大会「Clash Royale League」がおこなわれています。2022年開催の大会では、賞金総額100万ドルと設定金額も高いです。

フォートナイト

100人のプレイヤーが一斉に島に降下して1人になるまで生き残りをかけた、TPS系のスマホアプリゲームです。

一般的なバトルロワイアル方式に加えて、建築要素が採用されています。何もない場所に建築して、高さの優位をとったり攻撃を防いだりと、独自の戦術で戦えるところが魅力的です。

フォートナイトは世界的に人気で、色々な大会が開催されています。賞金額も高く、たとえば「FORTNITE CHAMPION SERIES グローバルチャンピオンシップ2023」の賞金総額は1,000万ドル(約13億円相当)です。

パソコンでできるeスポーツの人気おすすめタイトル

パソコンでeスポーツのゲームをしたい人は、以下3つのタイトルをおすすめします。

  • エーペックスレジェンズ(Apex Legends)
  • リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)
  • ドータ2(Dota 2)

エーペックスレジェンズ(Apex Legends)

3人1組の60人、つまり20チームで勝利を目指すFPS系のeスポーツゲームです。

試合展開の速さに特徴があり、ギミックを駆使して部隊を倒すゲーム性に、多くのゲーマーが魅了されています。3人全員が倒されるまで蘇生できるシステムで、初心者でも始めやすいです。

世界大会が開かれるほどの人気ぶりで、2022年には賞金総額500万ドル(約5.5億円)の「Apex Legends Global Series」が開催されました。

リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)

5人ずつのチームに分かれて、相手陣地にある本拠地を落とすMOBA系のゲームです。“LoL”などと略されています。

キャラクターごとの特性を活かして、役割を分担しながら本拠地の破壊を目指すシステムがおもしろいです。「eスポーツのゲームと言えばこれ」と言われるくらい人気で、競技人口1億人超え、世界中でプレイされています。

大会も各地で開催されており、賞金総額も桁違いです。たとえば「League of Legends World Championship」の賞金総額は、2018年が約7億円、2022年が約2億6000万円でした。

ドータ2(Dota 2)

Dota 2はLoLと同じMOBA系のゲームで、5人1チーム同士の対戦で相手陣地の本拠地の破壊を目指します。

「クーリエ」と呼ばれるペットを操作できたり、レベルに応じて特殊パッシブスキルを得られたりと、LoLにないシステムが多数存在します。戦況判断が重要で、奥深いゲーム性となっています。

日本での認知度はまだ低いですが、世界のプレイ人口が多く賞金もかなり高額です。実際、2021年開催時の「The International 10」の優勝賞金は18,208,300ドル(約20億円)でした。

まとめ

今回は、eスポーツの種目や種類、各デバイスの代表的なタイトルについて解説しました。

eスポーツと一口で言っても、種類や種目は多種多様です。eスポーツの種類によって、大会数の多さや規模感も上下します。

自分の得意種目や興味のある種類を選んで、eスポーツのゲームに挑戦してみてくださいね。

こちらの記事では、おすすめのeゲームスポーツをまとめています。eスポーツをやってみたい人は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

ゆりかご /
ビギナーズ編集部 ライター

アニメ・漫画好きのフリーライター。 学生時代は軽音楽部に所属し、ドラムを中心にギターやベースを経験しました。 現在はインスタでファッション系インフルエンサーとして奮闘中。 色々なことに挑戦することが大好きです。

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