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【登山初心者向け】春登山におすすめの低山!ツアー・コース情報について

【登山初心者向け】春登山におすすめの低山!ツアー・コース情報について

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

登山初心者の方は、春の登山に向けてどんな準備をしたらよいのか悩むでしょう。季節的にもあたたかくなってきたので軽装で大丈夫だろう、そう思って出発すると登山途中で体調不良にもなりかねません。

春登山に初心者が挑戦しやすい標高や高さ、その他登山の知識、事前準備など気をつけるべきことがあります。

この記事では、初心者向けの標高や登山時間目安、持ち物・服装、初心者におすすめのツアー情報などを解説していきます。

この記事を読んで、登山に必要な知識を身に着けて準備を行い、美しい春の登山に臨みましょう。

春の登山で初心者が気をつけるべき8つのポイント

ひと口に山に登山に行くといっても、山の難易度はさまざまです。高低差が数百メートル程度しかない難易度が低い山から、本格的な登山の訓練をしないと登れない2,000m級、3,000m級の山もあります。

春の山に初めて挑戦する登山初心者がいきなり高い山は難しいので、どのくらいの標高の山に挑戦するのがいいのでしょうか。まずは登山初心者が確認するべきポイントについてみていきましょう。

1.春の登山は低山がおすすめ

登山初心者が春の山に登るときには、標高差は1,000m以下の低山がおすすめです。できれば平地にある数百メートル程度の低い山から登り始めて、徐々に経験を積んでいくのがベストでしょう。可能なら50mから100m単位で山の難易度を考えて、登る山を選ぶとよいかと思います。

春山の登山のベストシーズンは4月から5月ですが、4月では地域によっては標高500m程度の低山でも雨が雪に変わることもあります。

天候の変化なども考慮に入れて、初心者はとにかく無理なく登れる山を選ぶことが大切です。

2.登頂時間に注意して山を選ぶ

登山計画を立てるときには、登頂時間に注意して山を選びましょう。登山初心者は特に自分自身の体力がどれくらあるのかは理解できていません。

また、歩くスピードもどれくらいでいけるのかも理解ができていないため、ガイドブックやインターネットに所要時間が書かれていたとしてもその時間通りに歩けるとは限りません。

登山をする場合は、早朝には出発することが基本になります。早起きはつらいですが、出発が早いと歩くのが少し遅くても時間に余裕が生まれます。お昼頃から登ると登頂時間が夜遅い時間になりかねませんので、できるだけ早朝に出発をすることをおすすめします。

普段からウォーキングなどで体力をつけている人でも、傾斜を登る登山は体力の消耗が思ったよりも激しいです。初心者はガイドブックに書いてある所要時間よりも、時間が掛かってしまうことも。

登るだけではなく頂上で休憩する時間と、下山する時間も考慮しなくてはいけません。

まずは、登山初心者はガイドブックに書いてある所要時間が1時間以内の軽めの山を選びましょう。自分で責任をもって登って下山する、これができそうにないような山を選んではいけません。

3.人気が高い登山ルートを選ぶ

登る山を決めたら、次に登山ルートを選びます。できればネット検索に頼らず、山の専門家が執筆している登山地図やガイドブックを購入して、計画を立てたほうがいいでしょう。

ほとんどの山には、登山ルートが1本しかない、ということはありません。初心者向けから上級者向けまで、低山と言えども登山者のレベルに応じてルートを選ぶことができます。

初心者におすすめな登山ルートは、登山道が整備されていて、多くの人が訪れる人気の高い登山道です。多くの人が通るということは、それだけ歩きやすいということの表れです。初心者は無理をしないで登れるルートを選ぶことが大切です。

4.時間に余裕を持った登山計画を立てる

登山ルートが決まったら、具体的な登山計画を立てましょう。歩行時間だけではなく、途中の休憩時間も考えた計画作りが必要です。

トイレの場所なども事前に確認しておきましょう。バスや電車で行く場合には、最寄りの駅やバス停からの発車時刻も調べて、間に合うように下山できる計画を立てることが重要です。

疲労が溜まっている下山は、脚の筋肉の使い方が登りと変わるので、トラブルも出やすくなります。下山の休憩時間も計算に入れて、余裕を持った登山計画を立てましょう。

5.出発と下山を早めの時間に設定する

登山は早めに出発して、早めに下山するのが基本です。早朝に家を出て、必ず暗くなる前に下山を完了します。

日が長くなってくる季節なので夕方は油断しやすいものですが、山の日は平地よりも早く陰るものです。天気予報の日の入りの時刻よりも30分から1時間前には山の中は暗くなると考えていいでしょう。

日が落ちて暗くなると、深い山の中では道に迷いやすくなるります。明るいうちに必ず下山するようにしましょう。

また、天候が悪化したら速やかに下山することも大切です。500m級、800m級という低山でも意外にも毎年数件の死亡事故も起きています。初心者向けの山だといって決して甘く見てはいけません。

6.登山に慣れている人に同行してもらう

登山に始めていく場合には、慣れている人に同行してもらうようにしましょう。初心者向けの山だからと言って、初心者だけでは万が一のことがあった場合に対処できないこともあります。経験豊かな人に同行してもらうことで、登山のマナーや注意するべきことなどを教えてもらうことが大切です。

周りになれている人がいなければ、山の専門家のガイドが案内してくれるツアーなどに参加するといいでしょう。事前に準備するものなどを教えてもらえますし、事前の訓練があるツアーもあります。専門家から教わることでより安全に安心して登山を楽しむことができます。

7.登山届を提出する

登山口に登山届を出すポストが設置されている場合には、必ず登山届を投函してから登るようにしましょう。山によっては、QRコードを利用して、スマホからインターネットで地元の警察署に登山届を出すことができるようになっている場合もあります。

「登りたい山の名前 登山届」と検索すると、登山届の提出が必要な場合には、提出方法がわかるので事前に調べてみましょう。

登山届を提出しておくことで、万が一のことがあった場合に創作の初動が早くなり、早く救助される可能性が高まります。また、家族や友人などに登山に行くことを伝えておき、携帯電話で連絡を取れるようにしておきましょう。

8.天候が晴れの日に登る

雨が降ると、足元が滑りやすくなり危険が増すだけではなく、低体温症の危険性が高まります。春の登山の事故の原因で多いものが、低体温症になってしまい、動けなくなってしまうことです。

雨が降ると、レインコートを着ても、完全に濡れるのを防ぐことは難しいものです。気温も下がり、体力も奪われやすくなります。

標高が100m高くなるごとに気温は0.6℃低くなります。500m登ると3℃、1000m登ると6℃平地よりも気温は低くなります。4月の東京の最高気温は19℃くらいなので、500m登ると16℃、1000m登ると13℃になってしまいます。

ここに天候の悪化による気温の低下や濡れたことでの体力の消耗が加わると、実際の体感温度はこれよりも低くなってしまいます。特に登山初心者は万が一の場合に対処できないこともあるので、天候が悪いときには思い切って登山を中止することも考えておきましょう。

春の登山で初心者におすすめの持ち物と服装

登山をするときには服装や装備が重要です。服装や装備がしっかりとしていれば、何かあっても持ちこたえることができます。

反対に初心者向けの山を気候のいい春に登るからと装備をおろそかにしたことで、重大な事故につながった例も過去にあります。

春の登山をするときでも、服装や装備などはしっかりとそろえたいです。こちらでは春の登山の装備品や服装についてみていきましょう。

必ずそろえたい基本的な装備品

春の登山で必ずそろえたい装備品には次のものがあります。

レインウェア

山の天気は変わりやすいです。朝の天気予報で1日中晴れの予報が出ていても、標高が高い山の上だけ積乱雲が発生してにわか雨に降られる、ということも少なくありません。

また雨が降らなくても、霧がかかっても湿気で体温が低下するので体力を奪われてしまいます。

山に行くときには必ずレインウエアは必要です。ジャケットとパンツの上下に分かれているものを必ず購入しておきましょう。寒くなってきたときには、防寒着として羽織ることもできます。

登山靴

軽めの山だとスニーカーで登る人も少なくありませんが、登山をするのなら登山靴を購入しましょう。登山靴にはスニーカーにはないすべり止めが付いていて、足元がぬかるんでいても滑りにくくなっています。また、靴底がスニーカーよりも厚いので、長く山道を歩いても疲れにくくなります。

登山道はアスファルトで整備されていない道なので、スニーカーだと靴の中に小石が入りやすくなり危険です。ハイカットの登山靴を履くことで、小石の侵入も防ぐことができます。

ザック

日帰りの登山であれば、必要な荷物は飲み物と非常食、レインウェア、万が一の場合の着替え程度です。登山用の本格的なザックを購入する必要はありません。家にある普通のザックで十分です。

何度か初心者向けの山を登ってみて、本格的に装備を整えていきたくなったら、自分に合ったザックを用意するようにしましょう。

服装は重ね着が基本

登山の時の服装はレイヤリングが基本です。レイヤリングとは重ね着という意味です。高低差を移動する登山では、麓と山頂の気温差は少なくとも5度以上あると思っていいでしょう。歩くことで体温も上がり、汗もかきやすくなります。

重ね着をして、脱ぎ着できるようにすることで、こまめな体温調節をできるように整えておくことが登山の服装の基本になります。

普段着で活用できるものと購入したいもの

登山を続けるかどうかわからない最初の登山では、できるだけ手持ちのものを利用することを考えましょう。登山を本格的に続けていきたいと思ったら、登山に向いた服装を徐々にそろえていきましょう。

しかし、どうしても登山で使ってはいけない素材があります。それは綿のものです。綿は汗をかいても乾きにくく、体を冷やしやすいので、綿でできた下着や服は登山の時には身に着けないようにしましょう。

ワークマンプラスは、アウトドア・スポーツ・レインウェア専門店で、普段着でも活用できるものが多いのでおすすめです。

下着はポリエステル素材にする

登山をするととにかく汗をかきます。気温が低くても、歩き続けることで体温が上昇してかなりの汗をかいてしまいます。しかし、休憩時間や頂上について動きを止めると一気に汗が引いて体温が下がります。

そこで、下着は汗を吸い取るものではなく、かいたそばから乾きやすいポリエステルのものを選びましょう。靴下も綿やウールの厚いものではなく、登山向けの乾きやすく防寒性も高いものを選ぶことをおすすめします。足へのフィット感や歩きやすさが登山用の靴下では全く感覚が違ってきます。

薄手のフリースや長袖シャツ

春の登山の服装は、ポリエステルの下着の上は、速乾性のあるシャツやポロシャツに、軽めのジャケットを羽織るのが一般的です。体温が上がってきたら、ジャケットを脱いだり、シャツの前ボタンを外したりして、体温の調整をこまめに行います。

この他に防寒着も1着ザックの中に入れておきましょう。春登山の防寒着としておすすめなのは、長そでシャツか薄めのフリースです。休憩時間に体を冷やさないために1枚羽織るだけで、体力の無駄な消耗を防ぐことができます。

春の登山で初心者におすすめのツアー

初心者だけで登山をすることはおすすめできません。経験者が周りにいないときにはツアーへの参加がおすすめですが、どんなツアーがいいのでしょうか。

mont・bell というサイトでは、地域や経験度、体力に応じた様々なトレッキングツアーを開催しています。公認山岳ガイドが開く講習会も行っていて、登山初心者の人が登山の基本を学ぶこともできます。

百名山を歩くといったツアー企画も行われているので、自分に合ったツアーをこちらのサイトから見つけてみてはいかがでしょうか。

また、アソビュー!でも「登山・トレッキング」カテゴリーから全国で探すことができます。中には半日以上の本格的なものもありますが、ガイド付きなので安心でしょう。

夏に向けてトレーニングを

この記事では初心者が春の登山をするときの注意点やおすすめツアーについてご紹介しました。春にしっかりと登山の経験を積んだら、夏には富士山などの本格的な山に挑戦するのもいいでしょう。

夏になると登山できる山も増えてきます。夏に向けてしっかりと春山登山で経験を積んでトレーニングしましょう。

こちらの記事では夏登山におすすめの山を全国から厳選しています。初心者向きのため、春に登って経験を積むのもおすすめです。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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