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一人暮らしの光熱費を節約する方法を解説|光熱費の相場も紹介!

一人暮らしをする場合、光熱費などの電気代はさほどかからないと思われがちです。しかし、贅沢に使用しては電気だけではなくガスや水道も必然的に高くなります。節約意識を持つことで電気だけではなく、光熱費全体の節約ができ、無駄なくお得に利用できます。
一人暮らしの光熱費を節約する方法を解説|光熱費の相場も紹介!

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これから、始めて一人暮らしを予定している学生や新社会人の方は、光熱費について考えたことはあるでしょうか?今まで実家暮らしをしていた場合、「光熱費なんて深く考えず過ごしていた」という人は多いです。

そこで、一人暮らしでかかる光熱費を把握しておくことで、日々の電気やガス、水道の正しい使い方を意識するようになり、節約への意識も高まります。

ここでは、一人暮らしをする方に向けて、平均的な光熱費や節約方法などを詳しく掘り下げ解説していきます。

一人暮らしの平均的な光熱費

光熱費とは、電気、ガス、水道など、生活をするために必要なエネルギーを購入するためにかかる費用をいいます。一人暮らしで必要とされる平均値をみていきましょう。

電気代の平均

総務省統計局の家計調査によると、2017年の若者(34歳以下)の一人暮らし世帯の家計の電気代の平均額は年間38,060円で月に約3,000円が平均になります。

一人暮らしでも、広めの間取りを選ぶ場合、光熱費も平均より高くなります。

ちなみに、現在は一人暮らしだったけれども、いずれ二人暮らしを予定している場合、年間110,112円、月に9,176円が平均になります。一人暮らしと二人暮らしの場合でも光熱費に差が出るのでおおよその金額を把握しておくとよいです。

ガス代の平均

都市ガスかプロパンガスかで異なるが、一人暮らしの毎月の平均使用量は5㎡で、平均約4,500円です。あくまで平均なので、夏場はガス代は下がるが冬場は上がる傾向があるため、使い方によって差が出ます。

ガスは2種類あり、都市ガスの方がプロパンガスより安い特徴があります。平均使用量が5㎡では次のようになります。

  • 都市ガス:1,000円(基本料金)+130円(単位料金)×5㎡=1,650円
  • プロパンガス:1,900円(基本料金)+500円(従量単価)×5㎡=4,400円

このように、どちらのガスを利用するかによって、月々のガス料金が大きく異なります。アパートによっては、プロパンのみ契約となっているところもあるため、アパートを契約する前に確認しましょう。

水道代の平均

水道代は多くの地域で、2カ月ごとに請求がきます。2か月で、全体の平均が4,378円とされていますが、勤労者や勤労者以外、男性や女性によっても水道料金に変動があり、次の金額がそれぞれの平均になります。

  • 全体平均   4,378円
  • 勤労者    3,816円
  • 勤労者以外  4,802円
  • 男性     3,946円
  • 女性     4,758円

この平均金額より安ければ節約できている、高ければ使いすぎていると言い切ることはできません。水道料金は、地域によって料金格差があるため、一般的なおおよその金額として把握しておくとよいです。

電気代を節約する方法

少しでも電気代を安く抑えるためには、自分でできる節約法があります。次の3つのポイントを押さえ、日々の生活に取り入れましょう。

無駄な消費を抑える

基本的には日々の暮らしの中で無駄な電気を使用しないことです。

  • エアコンの設定温度に気を配る
  • 電気をつけっぱなしにしない
  • 冷蔵庫の開閉時間を減らす
  • 待機電力を減らす(コンセントをさしたままにしない)

など、今すぐできる節約があります。1日数円しか変わらないかもしれませんが、1カ月、半年、1年となると大きな金額を節約することにつながるので、続けて取り組むことが大切です。

契約アンペアを見直す

契約アンペア数が変わると基本料金が大きく変わります。自分が必要なアンペア数を考えて見直すとよいのですが、あまりに下げすぎてしまうとブレーカーが頻繁に落ちてしまい、生活しにくくなります。

自分の生活に合ったアンペアにするためにも、現在使用しているアンペアを把握することが大切です。

  • 冷蔵庫(1人用) 2.5A
  • 照明器具 2A
  • テレビ  5A

この3つを合わせると9.5Aになります。さらにエアコン6.5Aを加算すると15Aになり、電子レンジやドライヤーを使用する場合はさらに必要になるため、最低でも20Aは必要と考えましょう。

家に寝るだけ帰ってくるという方は15Aでもよいですが、それ以外だと20Aにしても問題はないでしょう。最初から30Aに設定されているところは、15Aまたは20Aに変更するとよいです。

電気の基本料金は次の通りです。

  • 10A  280円80銭
  • 15A  421円20銭
  • 20A  561円60銭
  • 30A  842円40銭

省エネの家電を購入する

一人暮らしを始めるにあたって家電を購入する人も多いが、省エネのものを選ぶとそれだけで電気代の節約につながります。例えば、LED電球に切り替えるだけでも節約効果は期待できます。

通常のアパートやマンションに備え付けられている電球は、40~60Wの電球です。これをLEDに交換しただけで5~10Wの電力で済み、10分の1の金額で抑えられます。

これから家電を揃える場合、省エネや節電効果の高いものを選びましょう。

電力自由化とは

電力の自由化により、自分のライフスタイルに合った電気を利用できるようになりました。他にどのようなメリットがあるかまとめました。

自由に電力会社を選べる

2016年4月によって自由に電力会社を選べるようになり、今までよりも多くの企業や業種が参入し、安く効率よく利用できるようになりました。100社以上の電力会社から選ぶことができますが、エリアごとに大きく分けられています。

実績のない新しい会社なので停電したり、停電修理の対応が遅いということはありません。

マンションやアパート、地方では選べないイメージがありますが、どちらも選ぶことが出来るので自分の生活に適した電気を選べます。

競争によって電気料金が下がる効果がある

多くの企業が自由に参加し、値段設定も自由になったので、電力会社の間の競争から電気料金が下がる効果が出ています。自分に合った電気会社を選べば電気代の節約に繋がるため、今一度、電気会社の見直しをおすすめします。

また、多様な料金メニューが打ち出され、夏の昼間に価格が高くなる場合、その時間帯は価格が安くなるような料金メニューも増えています。

企業だけではなく一般家庭や一人暮らし向けなど、電力会社によってプランが異なるため、自分のライフスタイルに合った電力会社を選ぶことが大切です。

ガス代を節約する方法

一人暮らしだと、アパートやマンションではガスを設置しているところが多いです。ガスは利用の仕方を工夫するだけで節約効果が高くなります。すぐ実践できることなので、次のことをチェックしましょう。

都市ガスを選択する

一般的に、プロパンガスより都市ガスの方が値段が低いことを把握しておきましょう。プロパンガスは料金設定が自由なので、中には悪徳な会社も存在しています。

ただし、都市ガスは都市部しか使えないことも多いため、地方ではプロパンガスしか使用できず、選択すらできない所も多いです。

都市ガスが選べるなら都市ガスを選び、プロパンガスを利用する場合はその中でも安いプロパンガス会社を選ぶことが大切です。プロパンだからといって一律ではなく、安い会社もあるのですぐに契約せず情報を確認してから契約しましょう。

生活の中で一工夫しよう

シャワーの時間を短くしたり、お湯の温度を少し低く設定したり、強火を中火にするなど日々の生活の中で一工夫することでも節約効果が高くなります。

特にお風呂のシャワーですが、シャンプーや体を洗っている時間ずっとシャワーを出したままにしている方は、流すときだけ使用する使い方に切り替えるだけでガス代はもちろんのこと、水道代も節約できます。

日々の生活の中でも、今日から始められることなので、早速取り組み節約意識を継続させましょう。

ガスコンロをIHヒーターにする

IHヒーターであれば、ガス代はかからないのでガス代の節約になります。電気代が高いと思われがちであるが、ガスコンロより省エネです。IHヒーターを使用する場合、アンペアを15Aにせず20A以上にすることをおすすめします。

20Aでも、一度に使用する電力量が大きくならなければよいので、ドライヤーや電子レンジなど、瞬時に電力がかかる家電との併用は向いていません。

一人暮らしなので20Aでも十分です。ガスに慣れている方は、IHヒーターだと使用しにくく感じる人が多いです。しかし、節約効果が高いので、しっかり節約したいと考えている方は実践しましょう。

水道代を節約する方法

水道も、自分の工夫や取り組み方で節約効果を上げられます。次の2点にポイントを置き、節水も積極的に取り組みましょう。

洗濯はまとめて行いお風呂の残り湯を活用しよう

一人暮らしでは洗濯物の量が少ないので、できる限りまとめて洗うことで節約になります。洗濯の水は、おふろの残り湯を活用することで大幅な節水対策ができます。

残り湯を活用すれば、室内やトイレ掃除にも利用できるので捨てずにできる限り活用しましょう。洗濯物の量は少ないが明日使いたいという場合、手洗いをして脱水だけ洗濯機を活用する方法もあります。

さらに、洗濯物の量に合わせた水を入れることが大切です。洗濯物の量と水の量が合っていない場合、水が少ないと洗濯物の生地にダメージがかかるだけではなく汚れも落ちにくくなります。

多めに入れた場合は洗剤の量に注意しましょう。自分でお風呂の残り湯を入れる場合は、水の量に注意して洗濯をしましょう。

トイレの大小を使い分ける

トイレは大を使う習慣がついている人が多いので、きちんと大小を使い分けることで節水に繋がります。ここで注意したいことは、節水だからといって大をしても小のレバーを引いてしまうという事です。

これは詰まりの原因になり、いくら節水しているといっても、大小の適したレバーを引くことが大切です。

一般的に大は5.5L、小は4.5Lの水が流れます。きちんと流すことで綺麗なトイレを維持でき、衛生上もよくなります。トイレを詰まらせてしまっては、業者を呼ぶなどしてさらにお金がかかってしまうので、大小適したレバーを引き節水対策をしましょう。

節約術を活用して一人暮らしの光熱費を抑えよう

一人生活の光熱費は大してかからないと思われがちですが、注意しないと高くついてしまいます。自分でできる工夫や節約術を実践することで、限りなく無駄を抑えた光熱費になり、節約できたお金で違うことに費やせます。

節約は毎日の取り組みが鍵となるため、常に意識を持ち大切に利用しましょう。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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