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【価格別】おすすめの電子ピアノ7選!初心者から上級者向けまで紹介

おすすめの電子ピアノを価格ごとに紹介します。電子ピアノの種類や正しい選び方、価格帯ごとのタッチや音質の違いなどにも触れています。これからピアノを始める人も、すでにピアノを習っている人もぜひ参考にしてみてください。
【価格別】おすすめの電子ピアノ7選!初心者から上級者向けまで紹介

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楽器の演奏は、子どもから大人まで、どんな年代の方でも楽しめる趣味です。ギターやベース管楽器、弦楽器など様々な楽器がありますが、クラシックやジャスの王道・ピアノに挑戦するのはいかがでしょうか。

しかし、アコースティックピアノ(生ピアノ)は値段が高く、なかなか手が出しにくいものです。アップライトピアノやグランドピアノと比べて価格の安いデジタルピアノ(電子ピアノ)なら、初心者でも弾きやすく、きっと気軽に挑戦できるでしょう。

この記事では、電子ピアノの種類や選び方、価格帯の目安、おすすめ商品などを紹介します。「電子ピアノを選ぶのに何を基準にするべき?」「選んで間違いない商品はどれ?」など、購入を検討する際の参考にしてください。

電子ピアノとは

電子ピアノは、アップライトやグランドピアノなどのアコースティックピアノ(生ピアノ)を再現するように作られた電子楽器です。アコースティックピアノとの最大の違いは、電源があることです。

鍵盤の幅やタッチ、音色や音質など、実際の生ピアノを基に設計されているため、生ピアノのような質感や音色を楽しめます。さらに音量調整機能や音色変更機能などがついているのも特徴です。

また、ヘッドホンをつないで演奏できるものもあり、夜間や集合住宅でも騒音を気にせず練習できるのはメリットといえます。上位機種になればなるほどグランドピアノに近い音色を出せるため、グランドピアノの代用品とし使用する人も珍しくありません。

電子ピアノは生ピアノと同様、鍵盤に重みを出すためのハンマーがついています。そのため、電子ピアノ全体はかなりの質量になります。ケースに入れて背負ったり、肩に掛けたりして気軽に持ち運ぶのは難しいでしょう。

電子ピアノの種類は?

電子ピアノは、大きさや音色、タッチなどの違いによって様々な機種が販売されています。それぞれの特徴をつかんで自分に合ったものを選びましょう。

電子ピアノとキーボードの違いは?

電子ピアノと類似した楽器にキーボードがあります。キーボードとは、鍵盤楽器を手軽に楽しむために作られた卓上型の楽器のこと。グランドピアノやアップライトピアノの代用で使うというよりは、もっとカジュアルに楽しむイメージです。

キーボードの特徴はコンパクトなサイズ感と軽い鍵盤タッチです。多くの電子ピアノは生ピアノと同じ88鍵盤のタイプですが、キーボードは61鍵盤や32鍵盤など、サイズの小さい商品がたくさん展開されています。質量も軽いものが多いので、バックやケースに入れて持ち運びたい人におすすめです。

タッチは生ピアノのようにしっかりとした重みがあるわけでなく、触ったら音が鳴る程度の軽い鍵盤が用いられています。鍵盤にハンマーもついていないため、これからピアノレッスンを受ける人や、すでに重い鍵盤で弾き慣れている人は少々物足りなさを感じるかもしれません。

以下の記事でより詳しく電子ピアノとキーボードの違いをご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

電子ピアノはどう選ぶ?あると便利な機能や選び方

同じ電子ピアノでも、メーカーや種類によってそれぞれ特徴が異なります。ここでは、電子ピアノの比較に役立つ特徴や機能を紹介します。電子ピアノを選ぶ参考にしてくださいね。

タッチ

キーボードと電子ピアノでは、タッチに大きな違いがあります。電子ピアノ同士でも商品によってタッチが微妙に異なります。注目すべきは、鍵盤の「深さ」と「重さ」です。

タッチの重さは、鍵盤に用いられている素材からある程度判断できます。樹脂製鍵盤は軽くて弾きやすいものが多く、木製鍵盤は生ピアノに準ずる重みがある傾向です。

木製鍵盤は鍵盤が沈む「深さ」も変えられます。生ピアノと同じように叩いたときの支点位置を鍵盤から遠くすることで、より生ピアノに近い鍵盤タッチを生み出しているのです。ピアノレッスンで使う人や、より本物のピアノに近いタッチを好む人は木製鍵盤を選びましょう。

音色

電子ピアノは、本物のアコースティックピアノの音を録音して整えた音色が搭載されています。メーカーや種類、価格帯などによって音色が異なるため、実際に試奏しながら好みの音を選んでみてください。

また、音色を数多く搭載したハイグレードな電子ピアノもあります。アコースティックピアノだけでなく、ローズピアノやジャズピアノ、アンビエントピアノ、オルガンなど様々な音を楽しめる製品もあり、曲作りに興味がある人やシンセサイザーの代わりとして使いたい人におすすめです。

鍵盤数・サイズ感

電子ピアノの多くは88鍵盤で作られており、横幅は1.4mほどです。しかし奥行きは30〜44cmほどと、商品によって幅があります。設置スペースが狭い場合は、どれくらいの奥行きなら設置できるのか、あらかじめ確認しておくと安心でしょう。

「もっとコンパクトなサイズが好み」「持ち運べるものがほしい」という人は、電子ピアノではなく小型のキーボードを検討してもよいかもしれません。

スピーカーの有無

電子ピアノの種類によっては、稀にスピーカーが搭載されていないものもあります。その際は別売りのアンプを接続し、音を出す必要があるので注意しましょう。

音作りに特化したシンセサイザーなどによくある設計ですが、音色にこだわらないのであれば、スピーカーを搭載した電子ピアノの方が使いやすいでしょう。スピーカーの数や質によって音質が異なるので、より高音質を望む場合は、4つ以上のスピーカーを搭載したモデルがおすすめです。

価格

電子ピアノの価格は、機能や音質などによって幅があります。ピアノ入門者に人気の5〜6万円モデルから、自宅でのピアノ練習でも使える10万円ほどのモデル、生ピアノメーカーが作る20万円前後のこだわりモデル、生ピアノに引けを取らない30万円前後のハイスペックモデルなどです。

15万〜20万円以上の商品から搭載スピーカーが4つになり、音質がぐんとアップします。マンションなどに住んでいて、ヘッドホンをつけて演奏する場合、音質には要注意です。音質が悪いと音の強弱がつきにくく、正しい演奏力が身につかない恐れもあります。

ヘッドホン利用の人は、音がクリアに聞こえるグレードの高い電子ピアノを選びましょう。試奏の段階からヘッドホンの状態で聴き比べ、より表現力を反映しやすいモデルを選ぶことが大切です。

おすすめ電子ピアノ7選!人気・定番モデルを紹介

おすすめの人気・定番電子ピアノをご紹介します。先ほど紹介した価格帯を目安に、自分に合ったモデルを選んでみてください。

【6万〜7万円】CASIO Privia PX-770

コストパフォーマンスの高さに定評がある「カシオ」の「Priviaシリーズ」。その中でも入門者におすすめなのが「PX-770」モデルです。

6万〜7万円で購入できるリーズナブルな製品ですが、重みのある鍵盤タッチや強弱の表現にも対応し、グランドピアノの弾き心地を追求しています。入門モデルでも十分にピアノのタッチを楽しめるでしょう。

【10万〜11万円】YAMAHA YDP-164WA

国内大手の楽器メーカー「ヤマハ」らしい癖のない素直な音色が特徴。「リーズナブルで万人受けする楽器がほしい」「定番の音色を安価で手に入れたい」という人におすすめです。

ヤマハ独自のセンサー機能「ダンパーセンサー」を搭載しており、グランドピアノのような表情豊かな弾き心地を楽しめます。コストパフォーマンスがよいので、こちらもピアノ入門の1台として人気です。

【11万〜13万円】KAWAI CN29R

10万円前後で購入できる「KAWAI」の電子ピアノです。「コンサートグランドピアノSK-EX」と「フルコンサートグランドピアノEX」の2種類の音色を搭載しており、好みに合わせて使い分けられます。

タッチにこだわった製品で、鍵盤をゆっくり離したときに感じるクリック感までも表現しました。弱いタッチで演奏したときは軽い弾き心地を実現するなど、繊細な工夫が豊富に施されています。

【15万〜16万円】Roland HP702 LAS

「Roland」は、電子ピアノでは最も長い歴史を持つ電子音楽機器メーカー。こちらは15万円台で購入できるおすすめの電子ピアノです。ピアノ練習用はもちろんのこと、多彩な使い方ができると人気を集めています。

例えば、Bluetooth機能を搭載しており、スマホに入った音楽を電子ピアノのスピーカーから流せたり、400曲を超えるポップスやアニメソング、クラシックなどの音楽を内蔵していたりと、楽しく演奏できる工夫が盛りだくさんです。上手に活用すれば、小さい子どもでも飽きずに練習が続けられるでしょう。

【17万〜20万円】KAWAI CA49R

木製鍵盤を搭載した本格的な電子ピアノです。しっかりしたタッチ感と音質のよさに定評があります。ピアニストが弾くグランドピアノの再現を追求し、細かな強弱をつけやすいのがポイントです。また、4スピーカーシステム搭載で立体感のある音質を実現しています。

同じ価格帯の中では抜群の弾き心地を誇り、残響効果や音色の明るさなど、細かい演奏環境を自由に調整できる機能を搭載しているのも見逃せません。

【23万〜24万円】YAMAHA SCLP-7450 DA

全国売上台数No.1モデルの「YAMAHA SCLP-7450」。タッチのしっかりした木製鍵盤、スピーカーは4つ搭載と安心の高性能モデルです。重みのあるグランドピアノの引き心地を忠実に再現しており、子どもの練習用ピアノとしても人気があります。

厚みのあるサウンドが特徴で、細かな強弱もイメージ通りに再現でき、より表情豊かな演奏が可能です。ヘッドホンをしていても細かな音を聞き取れるため、マンションなどの集合住宅で練習をする人にもおすすめです。

【24万〜30万円】Roland LX705GP KR

「Roland LX705GP KR」はRolandと「島村楽器」のコラボ製品で、鍵盤・音色・スピーカーのバランスが優秀な電子ピアノです。4スピーカーが特殊な位置にあり、生ピアノの空気感を再現した豊かなサウンドが楽しめます。

奥行きは比較的薄く、強弱変化がつけやすいのも人気のポイントです。また、ヘッドホンを着用しても、まるで自然の演奏音を聴いているような立体感のある音色を奏でられます。通常モデルより多彩な内蔵曲や音色を搭載しているのも特徴です。

長時間弾いても耳が疲れないため、子どもでも安心して使用できるでしょう。

▼新しいピアノを購入後、古いピアノの処分方法を決めかねている方は売却をご検討ください。こちらの記事ではおすすめの電子ピアノの買取サービスや買取価格相場をご紹介しています。

まとめ

一言で電子ピアノといっても、メーカーや種類によって特徴は様々です。鍵盤のタッチ感・音色・サイズ・価格帯などを考慮し、自分に合ったものを選びましょう。

入門の1台としてリーズナブルなものを購入するなら6万〜10万円程度のものを、レッスン用に本格的なものを探しているなら10万〜20万円程度のものを選ぶのがおすすめです。

ヘッドホンをつけて演奏するなら、ある程度音質のしっかりしたものを選ぶようにしましょう。価格帯を目安に試奏などをしながら、好みの電子ピアノを見つけてみてください。

こちらの記事では、ピアノの独学練習方法や上達するポイント、楽譜の選び方を紹介しています。ぜひこちらの記事も確認してみてくださいね。

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